一次面接すら通らない理由は?印象が良くない原因と対策を解説

一次面接で何度も落ちていませんか?ESは通るのに面接で毎回お祈りメールが届く、という悩みを抱えている就活生は少なくありません。実は一次面接では「印象」が合否の55%を決めています。この記事では一次面接すら通らない理由を、印象が悪くなる原因と改善策も含めて解説していきます。

AIを活用した就活サービスをお探しの方にはREALME」の活用がおすすめです。

目次

一次面接すら通らない理由は印象が良くないから

一次面接では、社会人としての基本的なマナーを含めた「印象」を見られています。

特に応募者が多い大企業の一次面接では、限られた時間で多くの学生を評価する必要があります。なので、個人を深堀する質問よりも、印象で判定が下されます。

印象と言うと見た目だけのように思ってしまいますが、そうではありません。清潔感を含めた身だしなみや話し方、態度なども「印象」を構成しています。

つまり、どんなに素晴らしい自己PRを準備していても、印象が良くなければその内容は相手に届きません。一次面接で落ち続ける人の多くは、この「印象」の部分で損をしているのです。

一次面接で印象が悪くなる原因

一次面接で印象が悪くなる原因は、身だしなみや基本的なマナーの不足だけではありません。コミュニケーションの取り方や志望動機の伝え方など、さまざまな要素が複合的に影響しています。

ここでは、多くの就活生が陥りやすい、印象が悪くなってしまう原因を5つに分けて詳しく解説します。

身だしなみができていない

身だしなみは第一印象を決定づける最も重要な要素です。

メラビアンの法則によれば、視覚情報が相手に与える影響は55%にも及びます。つまり、面接室に入った瞬間から、あなたの評価の半分以上が決まってしまうのです。

具体的にチェックすべきポイントは以下の通りです。

  • 髪型:前髪が目にかかっていないか、寝癖はないか、清潔感のあるスタイリングができているか
  • 服装:スーツやシャツにシワはないか、ネクタイは曲がっていないか、ボタンは正しく留められているか
  • 靴:汚れや傷はないか、かかとはすり減っていないか
  • 身だしなみ全般:無精髭はないか、メイクは派手すぎないか、爪は短く切られているか
  • 姿勢:背筋は伸びているか、だらしない印象を与えていないか

特に見落としがちなのが、控室での待機時の姿勢です。面接官が入室する前から、すでに評価は始まっています。椅子に深く腰掛けすぎたり、足を組んだりしていると、だらしない印象を与えてしまいます。常に背筋を伸ばし、両足を揃えて座ることを心がけましょう。

社会人としてのマナーがなっていない

一次面接では、社会人として当然身につけるべき基本マナーができているかが厳しくチェックされます。

まず押さえるべきは挨拶です。面接官に会ったら、明るく「よろしくお願いいたします」と目を見て挨拶できているでしょうか。声が小さかったり、目が泳いでいたりすると、自信のなさが伝わってしまいます。

また、5〜10分前行動は社会人の基本です。交通機関などのトラブルがあったとしても間に合うように、余裕を持った行動を心がけましょう。しかし、早すぎる到着も企業側の準備の妨げになってしまいます。当然、遅刻は決してしてはいけません。ですが、万が一遅刻しそうな場合は、判明した時点で速やかに連絡を入れましょう。

言葉遣いも重要なポイントです。まず、「〜っす」「マジで」といった学生言葉は厳禁です。また、敬語の使い方も間違えないようにしましょう。「させていただく」の濫用や、「了解しました」(正しくは「承知いたしました」)などの誤用に注意しましょう。

そして、控室や廊下での振る舞いも評価対象です。スマホをいじる、大声で話す、社員とすれ違っても挨拶しない、といった行動でも、不採用の決定打になることもあります。

コミュニケーション能力が低い

一次面接では、基本的なコミュニケーション能力が最も重要視されています。これは単に「話が上手い」ということではなく、相手の質問を正確に理解し、的確に答える「会話のキャッチボール」ができるかどうかを指します。

面接官が見ているのは以下の四つです。

  • 結論ファーストで簡潔に話せているか
  • 用意してきた文章をそのまま読み上げていないか
  • 何を聞かれたか理解できているか
  • 表情が堅くないか

まずは話し方です。よくあるのは、質問に対して、だらだらと経緯から話し始めてしまうことです。「学生時代に頑張ったことは?」と聞かれて、「大学1年の時に友達に誘われて…」と時系列で話し始めると、面接官は「で、結局何を頑張ったの?」と感じてしまいます。まず「〇〇を頑張りました」と結論を述べてから、詳細を説明する習慣をつけましょう。

また、暗記してきた文章をそのまま読み上げていると、変な目線になってしまったり、想定外の質問に対応できなくなってしまうので、これも絶対に避けましょう。

質問に対して正確に答えることが一番大切です。例えば、「なぜ弊社を志望したのですか?」という質問に対して、自己PRを始めてしまうと、きちんと質問に答えることはできていません。緊張で頭が真っ白になることもありますが、分からない時は「〜ということでよろしいでしょうか?」と確認することも大切です。

最後に気を付けるべきなのは、表情や目線などの態度です。人柄や人間性は表情から伝わります。終始無表情だったり、目線が合わない状態だと「この人と一緒に働きたくない」と思われてしまいます。笑顔を作る必要はありませんが、相手の目を見て話すことや、相槌を入れること、適度に表情を変化させたりすることを気を付けると、豊かなコミュニケーションが可能になります。

志望動機が浅い

志望動機の浅さも一次面接で落ちてしまう原因の一つです。「御社の理念に共感しました」「成長できそうだと思いました」といった抽象的な内容では、本当にその企業で働きたいのか疑われてしまいます。

これは、業務内容や企業理念を理解できていない場合に良く起こります。一次面接で通らない多くの学生が、企業のホームページを軽く見ただけで面接に臨んでしまっているのです。しかし面接官は「なぜ同業他社ではなく、うちなのか」を知りたがっています。業界内でのポジション、強み、今後の事業展開など、深い企業理解なしに説得力のある志望動機は作れません。

また、最近はChatGPTなどのAIツールで志望動機を作成する学生も増えています。しかし、AIで生成した志望動機だと、深掘りされる質問に答えられなかったり、受け答えの整合性が取れなかったりして結局のところバレてしまう場合も少なくありません。AIは参考程度に留め、必ず自分の言葉で語れるようにしておきましょう。

逆質問が無い

面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」という逆質問の時間に、「特にありません」と答えてしまうのは致命的です。逆質問は、企業に関心があることを示す貴重な機会で、ここで何も聞かないことは「興味がない」「志望度が低い」と判断される大きな要因となります。

企業研究をしっかり行っていれば、自然と疑問や知りたいことが出てくるはずです。「御社の〇〇事業において、今後どのような展開を予定されていますか?」「入社後はどのような研修や教育制度がありますか?」など、企業の将来性や自分の成長に関わる質問を準備しておきましょう。

ただし、ホームページを見れば分かることや、給与・残業時間などの待遇面ばかりを聞くのは逆効果です。仕事内容や企業の方向性に関する、前向きな質問を心がけましょう。

一次面接を通過するための対策

ここまで、一次面接で印象が悪くなってしまう原因を解説しました。

ここからは、具体的な対策に取り組みましょう。ポイントは「誰でもできる基本的なこと」を確実に実行することです。特別なスキルは必要ありません。身だしなみ、マナー、そして自分の軸をしっかり持つことで、一次面接の通過率はグッと上がります。

身だしなみ・マナーの徹底

  • 身だしなみやマナーの徹底は誰でもできることなので、必ずやる
  • 髪型や服装だけでなく、声の大きさや姿勢にも気をつける

身だしなみとマナーの徹底は、今すぐに、そして誰にでもできることです。これらは「やるかやらないか」の問題であり、能力や経験は関係ありません。

【面接前日のチェックリスト】

  • スーツのクリーニング、アイロンがけ
  • 靴磨き、かかとの確認
  • 爪の手入れ
  • 髪色の確認
  • カバンの中身の整理

当日はまず、 面接会場に到着したら、必ずトイレで最終チェックを行いましょう。髪の乱れ、ネクタイの位置、シャツの襟、メイクの崩れなど、鏡を見ながら丁寧に確認します。

挨拶は相手の目を見て、はっきりとした声で行います。面接官だけでなく、対応してもらった人全てに行いましょう。椅子に座る際は背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして座ります。手は軽く膝の上に置き、女性の場合は足を揃えましょう。

 受付での対応、エレベーターでのすれ違い、控室での待機態度、すべてが評価対象です。スマートフォンはできるだけ電源を切るかマナーモードにし、カバンにしまっておきます。社員とすれ違ったら必ず挨拶をし、控室では静かに待機することを心がけましょう。

就活の軸を持つ

  • 志望動機が浅い、逆質問がないのは、就活の軸がないから

⎿「なぜこの業界・業種を選ぶのか」

⎿「自分がどうなりたいのか」

⎿「自分の何を活かしたいのか」

  • 軸がないと聞かれたことに対しても支離滅裂な回答をしてしまう
  • 履歴書に書いた内容を読み上げる発表会ではないと理解する

志望動機が浅い、逆質問ができないといった問題の根本原因は、「就活の軸」が定まっていないことにあります。就活の軸を見つけるためには、「なぜこの業界・業種を選ぶのか」「自分はどうなりたいのか」「自分の何を活かしたいのか」を考えてみましょう。

【就活の軸を見つける3つの問い】

  1. なぜこの業界・業種なのか
    単に「興味がある」ではなく、自分の価値観や経験と結びつけて考えましょう。
    例)「学生時代の留学経験から、日本の技術を世界に広める仕事がしたい→商社・メーカーの海外営業」
  2. 自分はどうなりたいのか
    5年後、10年後の理想の姿を具体的に想像しておきましょう。
    例)「専門性を身につけてその分野のプロフェッショナルになりたい」「マネジメント経験を積んで組織を動かす立場になりたい」
  3. 自分の何を活かしたいのか
    これまでの経験や強みを分析し、仕事でどう活用できるか考えておきましょう。
    例)「部活動で培ったリーダーシップを営業チームで発揮したい」

就活の軸が明確になれば、どんな質問にも一貫性のある回答ができます。志望動機も「私は〇〇をしたい/××になりたいと考えていて、御社はそれを実現できる環境があるから」と論理的に説明できますし、深堀りをされても、逆質問の時間にも対応できます。

模擬面接で経験値を積む

ここまで色々と説明してきましたが、一次面接を通過するための最も効果的な方法は、とにかく練習を重ねることです。いくら頭で理解していても、本番の緊張感の中では思うように話せません。模擬面接を通じて場慣れすることが大切です。

客観的に身だしなみ、マナー、志望動機、コミュニケーション力など、自分の癖や改善点を指摘してもらうことで、自分では気づけないことにも気づけ、よりブラッシュアップされます。

身近な練習相手としては、友人、キャリアセンターのスタッフ、就活仲間、エージェントなどが挙げられます。それぞれにメリットがあります。

  • 友人:気軽に何度でも練習できる、率直な意見がもらえる
  • キャリアセンター:プロの視点でアドバイスがもらえる、本番に近い緊張感
  • 就活仲間:お互いの良い点・悪い点を学べる、情報交換もできる
  • エージェント:業界別の傾向を教えてもらえる、企業目線のフィードバック

対人での練習が難しい時は、AIを活用した模擬面接も効果的です。24時間いつでも練習でき、客観的な分析データが得られます。特にREALMEは、実際の企業で聞かれた質問で練習でき、内定者のデータと比較した評価も受けられるので、より効率的に対策することができます。

一次面接を通過するための模擬面接なら「REALME」

一次面接の対策には、何度も練習を重ねて、そして客観的に評価をしてもらうことが不可欠です。AI面接練習ツール「REALME」なら、いつでもどこでも本格的な模擬面接が可能になります。REALMEには企業の過去問が20万問収録されていて、内定者データとの比較分析により、あなたの面接力を格段に上げることができます。

自己分析機能でブレない就活軸を作成できる

REALMEには自己分析機能があります。REALMEの自己分析機能は、いくつかの質問に答えるだけで、就活の軸を言語化してくれるので、まだ就活の軸が良く分からないという人にピッタリです。この軸をもとに志望動機を固めていくと、どんな質問にも一貫性のある回答ができるようになり、面接官に好印象を与えることができるようになります。

志望企業で過去に質問された内容で模擬面接できる

REALMEの最大の強みは、実際の企業で過去に出題された質問データベースを保有していることです。志望企業を選択すると、その企業の面接で実際に聞かれた質問で練習できます。「最近体験した良いサービスを教えてください」といった企業独特の質問にも事前に準備できるので、本番で慌てることがありません。さらに、質問への回答に対してAIが追加質問をしてくるため、深掘りへの対応力も身につきます。

エントリー前に内定判定を確認できる

REALMEは、これまでの就活生のデータを基に、受け答えを評価、現時点での内定可能性を数値化してくれます。この時、同時に模範解答例も提示してくれるので、自分の回答と照らし合わせてどんどんブラッシュアップしていくことができるのです。方向性の間違った回答の変化を行うリスクを下げられ、効率的に対策することができます。

一次面接すら通らないときは印象を上げよう

一次面接で評価されるのは、高度なスキルや専門知識ではなく、社会人としての基本的な「印象」です。身だしなみやマナーを整え、就活の軸を明確にし、練習を重ねることで、必ず突破できるようになります。

印象の改善は、一人では難しい部分もあります。友人やキャリアセンター、そしてAIツールなど、使えるものはすべて活用してブラッシュアップを続けていきましょう。特に客観的な評価が得られる第三者の視点は大切です。REALMEのようなAI面接ツールを使えば、24時間いつでも練習でき、データに基づいた改善点が分かります。一次面接で落ち続けていると落ち込んでしまいますが、必ず改善することはできます。まずは自分の現状を分析するところから始めてみてください。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
読み込みエラー! :
目次