就活では平均何社落ちるもの?落ちる原因と対策を解説

本記事では、就活では平均何社くらい落ちるものなのか、何社受けるのがベストなのかを解説します。落ちてしまう原因や対策もあわせて紹介するので、事前に確認しておきましょう。就活で平均何社落ちるものなのかを把握して、冷静に選考に臨みましょう。

もくじ

就活では平均15社程度落ちる

就活生は平均15社程度、選考に落ちるといわれています。実際にエントリーした企業数は平均20〜30社、そのうち内定がもらえるのは平均2〜3社と言われているため、エントリーした企業のうちほとんどの企業に落ちているということです。

しかしこの数字はあくまでも平均の数値であるため「平均より落ちた数が多いから自分はダメなんだ」と落ち込みすぎる必要はありません。

人によってエントリー数も異なるため、あまり落ちた企業数に囚われすぎず、自分が今やるべき対策を考えるようにしましょう。

就活では何社受けるのがベスト?

就活では平均15社程度落ちるとわかったところで「じゃあ何社くらい受けるべきなの?」と悩む就活生もいるでしょう。そこでここからは、何社エントリーするのがベストなのかを解説します。

就活生は平均20〜30社程度応募している

前述した通り新卒の就活生は平均20〜30社程度、エントリーをしていると言われているため、この数を目安に自分に合う企業を絞っていくとよいでしょう。

受ける会社が多すぎると企業研究に時間が割けなかったり、逆に少なすぎると不採用だったときに困ったりと、どちらに偏ってもデメリットが生じるおそれがあります。そのため、自分にとってバランスのよい数に絞ることも大切です。

文系と理系の平均数

文系か理系かによって、内定状況は違います。10月1日時点の内定状況は文系が93%前後に対し、理系は男子が90.6%、女子が96.7%と大きな差がありました。また、前年度と比較すると、文系・理系ともに上昇しています。

また、エントリー数も文系と理系で違います。

2023年7月時点の文系男子の平均エントリー数は29.6件、文系女子の28.1件です。一方、理系男子は17.7件、理解女子は19.4件です。このことから、理系学生は文系学生と比較して10件も少ないことが分かります。

理系学生のエントリー数が少ない理由は、文系学生と比べて専門性が特定の業界や職種に絞られているため、志望企業が限られることも影響しています。

出典:2025卒・10月1日時点の就職活動調査  ~キャリタス就活2025 学生モニター調査(2024年10月)

選考段階ごとの通過率

新卒採用は、複数の選考ステップを重ねて内定者を決めます。選考段階ごとの通過率は以下の通りです。

 ・書類選考・ES:約50%

 ・Webテスト:40〜50%

 ・一次面接:30〜50%

 ・二次面接:40〜50%

 ・最終面接:約50%

書類選考では、全応募者のなかから企業に合う人材や志望度が高い人材に絞ります。多くの応募者が集まる大手企業は、書類選考やESの通過率が低い傾向にあります。

Webテストは、書類選考後または書類選考と同時に実施される試験です。テストの結果だけではなく、書類選考やESの結果を反映しながら合否を決める企業がほとんどです。

最終面接は、意思確認の場として落ちることはほぼないと思う人もいますが、約50%の確率で落ちます。面接官は役員や社長が多く、「内定を承諾してもらえそうか」「入社後活躍しそうか」などを見ています。

選考段階ごとの落ちる原因と対策

ここからは選考段階ごとの落ちてしまう原因と対策について紹介します。いつも同じところで不採用通知をもらってしまうという方は、落ちた原因を分析し、しっかりと対策を考えていくことが重要です。

1. 書類選考・ES

書類選考やES提出の段階でいつも選考に落ちてしまう方は、志望度の高さや自己PRがうまく伝わっていないおそれがあります。

そのため「自分の強みが入社後にどう活かせるのか」「企業の求める人材とどのようにマッチしているのか」「なぜその企業でなければいけないのか」という点をアピールする文章に書き直してみましょう。

また大手企業ほど書類選考に受かる可能性は低くなるため、中小企業やベンチャー企業にも目を向けてみることも大切です。

2. 適性検査

適性検査で落ちてしまう方は、問題数の多さや問題形式に慣れていないのかもしれません。そのため参考本や模擬試験などを活用して、十分に対策しておくことが重要です。

しかし適性検査だけで落ちるというよりは、履歴書やESの内容を踏まえて合否が判断されているかもしれません。そのため、適性検査の対策だけでなくESの内容も見直しておきましょう。

3. グループディスカッション

グループディスカッションで選考に落ちてしまう方は、セミナーやインターンシップに参加して場慣れしておくことが重要です。

グループディスカッションでは協調性やコミュニケーション能力、リーダーシップ、創造力などさまざまな点が見られています。

企業によって判断基準が異なるため一概に正解があるわけではないですが、何度か場数を踏むことで自分にとって最適な役割や進め方が見つかってくるはずです。

4. 一次面接

一次面接で落ちてしまう方は、一般的なマナーが身についていなかったり、コミュニケーション能力が不足していたりする場合があります。

まずは面接をするときの基本的なマナーをおさらいし、聞かれた質問の意図をしっかり汲み取って受け答えができるように練習しておきましょう。

5. 二次面接

二次面接で落ちてしまう方は、自己分析や企業研究を深掘りできていないかもしれません。二次面接では自己PRや志望動機を深掘りして質問されます。

そのため一貫性のない答えをしてしまうとよい印象を与えられません。説得力のある自己PRや志望動機を伝えるためには、自己分析や企業研究を十分に行って就活の軸を明確にしておくことが重要です。

6. 最終面接

最終面接で落ちてしまう方は、入社意欲の高さや将来のキャリアビジョンをうまく伝えられていない場合があります。また一次面接や二次面接と矛盾した回答をしてしまうのも、落ちる原因となるため注意が必要です。

「入社したらどのように活躍したいか」「その企業が第一志望である」ということをしっかりアピールできるようにしておきましょう。

選考に落ちたら取るべき行動

選考に落ちるとネガティブな気持ちになるものの、落ち込むのではなく次に向けて以下の行動をしましょう。

・これまでの選考を振り返る

・リフレッシュする

・次の準備をする

それぞれについて詳しく解説します。

これまでの選考を振り返る

これまでを振り返り、反省と改善点を見つけましょう。自己PRは適切にできていたか、身だしなみやマナーは問題なかったかなど、反省点を見つけて改善します。

また、自己分析をし直して希望業界を見直すことも一つの手です。改めて自己分析をすると、自分にマッチした業界が見つかったり、働きたいと思える企業に出会えたりする可能性があります。

リフレッシュする

選考に落ちると、ネガティブになる人は少なくありません。しかし、その気持ちを引きずってマイナス思考に陥ってもよいことはありません。

落ち込んだ時には、気分転換をすることも大切です。一度就活のことは忘れて、好きなことをしたり好きな場所に行ったりするなど、リフレッシュをするための時間を作りましょう。

リフレッシュをすることで気持ちが切り替えられて、次の選考に向けて前向きな気持ちになれます。

次の準備をする

気持ちをリフレッシュしたら、気持ちを切り替えて次の準備に進みましょう。

一つの企業に落ちたからといって、就活が終わったわけではありません。次の選考に向けて準備を進めて、万全の体制で選考に臨むことで内定に近づけます。

就活セミナーやイベントへの参加、友人との情報交換などもおすすめです。今まで目を向けなかった企業に出会えたり、知らなかった情報を知れたりなど、今後の就活に役立ちます。

「REALME」で全ての就活対策ができる!

就活が思うように進まないときや、なかなか内定をもらえないとお悩みの際は、REALMEを利用しましょう。REALMEは、AIを活用して就活対策ができるツールです。

ここからは、REALMEの機能について詳しくご紹介します。

AI面接で志望企業の内定判定が確認できる

REALMEに登録したあとは、20〜30分程度のAI面接を受けます。面接の結果と、過去の合格ラインの学生のデータを比較して、志望企業の内定判定が一覧化されます。

内定判定を見ることで、自身に合った業種の把握が可能です。複数社で迷っている際に内定率の高い企業を選択したり、最適なエントリータイミングが分かったりと、効率よく就活を進められます。

AI分析で客観的な自己分析ができる

面接後は、14項目のフィードバックが受けられる点もREALMEの特徴です。

フィードバックの結果から客観的な自己分析ができ、改めて自身の強みや弱みが分かります。今まで気づかなかった自身の強みやアピールポイントが分かることもあります。

合格ラインの就活生データが確認できる

自身のデータだけではなく、志望企業の合格ラインにいる就活生のESや面接回答を閲覧できる機能もあります。自身のデータと比較できるため、不足部分が分かります。

自分に足りていない点が分かれば、事前に補えて内定率の向上が可能です。

就活で何社も落ちてしまうのは当たり前!切り替えて次の選考の準備をしよう

就活では平均15社程度落ちると言われているので、もし仮に落ちてしまったとしてもまだチャンスはあると気持ちを切り替えることが重要です。落ちてしまった原因を冷静に考え、適切な対処方法を実践することで内定獲得を目指しましょう。

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