最終面接で志望動機を聞かれないと内定がもらえない?理由と対策方法を解説

志望動機はよく聞かれやすい質問だからこそ、最終面接で志望動機を聞かれないと不安になるものです。本記事では、志望動機を聞かれないときの企業の意図や、事前にできる対策について解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

目次

最終面接で志望動機を聞かれないこともある

質問の代表格ともいえる志望動機だからこそ、最終面接で聞かれなかった時に不安になる方もいるでしょう。

しかし、志望動機を聞かれなかったから不採用とは限りません。面接当日に志望動機を聞かれずに動揺してしまわないように、企業の意図を読み取り事前に対策しておくことが大切です。

最終面接で志望動機を聞かれないときに考えられること

企業によっては最終面接で志望動機を聞かないこともあります。その場合に考えられることについて6つ紹介します。

1. 時間がなかったから
2. 質問リストになかった
3. カジュアル面談形式だった
4. 採用・不採用が決まった
5. 書類やほかの質問ですでに志望動機が分かっていた
6. 話のなかで熱意や適性が伝わっていた

事前に把握しておき、当日の面接に臨みましょう。

【1】ほかの質問で時間が経ってしまい聞けなくなってしまったから

まず、ある質問で深掘りしたことで1つの質問に長時間かかり、志望動機を聞く時間がなくなってしまったことが考えられます。

次の面接を控えている可能性も高いため、ほかの質問で志望動機を聞かれなかったとしても気にしないようにしましょう。

【2】もともと質問リストになかったから

ほぼ意思確認のみの最終面接の場合は、そもそも志望動機を聞くこと自体がリストにない可能性があります。

その場合でも、質問への受け答えや人柄はしっかりと見られているため、自分の魅力が伝わるよう事前に対策しておきましょう。

【3】カジュアル面談形式だったから

ベンチャー企業などで多いカジュアル面接の場合、志望動機を聞かないどころか、定番の質問自体もしてこない場が考えられます。

カジュアル面談も面接であることには変わりはありませんが、どういった選考スタイルなのか、情報を共有できる場があれば事前に活用しておくと良いでしょう。

【4】採用・不採用が決まったから

ほかの質問で採用・不採用が決まった場合、志望動機が聞かれない可能性があります。採用・不採用が決定するタイミングは企業によってさまざまで、面接の最中もあれば、面接後にじっくり吟味することもあるようです。

面接の最中に早々に合否が決まった場合は、その場で切り上げて終了になる可能性が高いです。

【5】書類やほかの質問ですでに志望動機が分かっていたから

エントリーシートや履歴書、ほかの質問ですでに志望動機が深く分かっていた場合は、志望動機を聞く必要がないため質問はされないでしょう。

「志望動機は何ですか?」という直接的な質問でなくても、例えば「5年後のキャリアビジョンについて教えてください」といった将来像を尋ねるような質問で、志望動機を図っている可能性があるため対策が必要です。

【6】話のなかで熱意や適性が伝わっていたから

最終面接で志望動機を聞かれない理由では、話のなかで熱意や適性が伝わっていたことも挙げられます。ほかの質問への回答や雑談を通し、面接官が応募者を「自社に合う人間である」と判断した場合は、「あらためて志望動機を聞く必要はない」と考える場合があります。

とくに最終面接では役員や経営層が担当するシーンが多いため、志望動機以上に「この人と一緒に働けるか」や「会社にどのように貢献してくれるのか」を重視する傾向に。一次面接や二次面接ですでに熱意が伝わっているからこそ、限られた時間をほかのやり取りに充てたいと考えます。

志望動機が聞かれない最終面接で見られていること

次に、最終面接で志望動機を聞かれなかった時に、何を見られているのかについて解説します。志望動機を聞かれなかったとしても、熱意が伝えられるように事前対策しておきましょう。

企業の方向性にあった人物か

企業が採用するうえで大切なのは「長く働いて企業の利益に貢献してくれる人物」に入社してもらうことです。せっかく採用したのに、すぐに辞められては企業にとってマイナスになってしまいます。

志望動機以外の質問で、その人が企業に定着しそうかを見極めていると考えておきましょう。

人柄やコミュニケーション能力

仕事は、社員と円滑にコミュニケーションを取りながら進めていくものです。面接では、その人物が現在企業で働いている社員と一緒に滞りなく業務を行えるかを見ています。

自身の人柄が企業にマッチしていることを効果的に伝えられるように、自己分析は入念に行っておくのがおすすめです。

面接中の態度

最終面接で志望動機が聞かれない場合でも、面接中の態度はしっかりチェックされています。とくに「基本的なビジネスマナーが守れているか」や「面接官の質問に対してどのように対応するか」などは、厳しく見られている可能性が高いでしょう。

表面的な言葉だけではなく、声のトーンやアイコンタクト、表情などもチェック対象です。もちろん「少し目線が泳いでいた」や「緊張でやや声が上ずることがあった」程度では落ちる理由にはなりにくいですが、不安が過度に態度に出る場合や、明らかにマナー不足である場合などでは、印象を下げてしまうでしょう。

過去の実績やスキル

過去の実績やスキルも、最終面接では評価対象になります。たとえば「過去にどのようなプロジェクトに取り組んだことがあるのか」や「どのようなスキルを持っているのか」などは、履歴書上の資格や学歴以上に重視されるケースがあるでしょう。

「どのようにスキルを向上させてきたか」も、応募者の熱意や人柄、非認知能力を知る上で重要な要素です。一貫性のある実績やスキルは、面接官にとって「入社後にどのように活躍してもらうのか」をイメージさせる役割も持ちます。

最終面接で志望動機が聞かれない場合の対策法最終面接での準備と心構え選

最終面接で志望動機を聞かれない場合にできる対策を5つ紹介します。志望動機を聞かれないからといって何もしなければ、ほかの就活生と差をつけられません。アピールできるポイントがないか考えながら対策を進めていきましょう。

【1】質問回答時に志望動機をアピールする

直接志望動機を聞かれなくても、ほかの質問をされた時に志望動機をアピールできます。ただ質問に答えて終わりではなく、自分の熱意や適性を正確に伝えることが面接では大切です。

そのためには、自分が将来どんな姿になっているかを具体的に考え、そこに企業のビジョンがどのように当てはまっているのかを自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

【2】将来のビジョンを伝える

企業に入社後、どんな仕事をしたいか、仕事を通してどんな自分になりたいかを真剣に伝えることで企業に熱意を伝えられます。

具体的に将来を考えていることが分かるので、企業について深く研究していることも伝えられるだけでなく、入社後のミスマッチを防げるという効果もあるでしょう。

【3】自己PRなどほかの回答の精度を高めておく

志望動機が聞かれないということは、その分ほかの質問を深掘りされる可能性が高いと考えて良いでしょう。

自己PRや学生時代に頑張ったことなど、定番の質問を今一度振り返り、深掘りされても動揺せずに答えられるように対策しておくことが大切です。

【4】自信を持って笑顔で対応する

最終面接で志望動機が聞かれないときにも、自信を持って笑顔で対応するように努めましょう。不安な表情は、自信の無さや自己肯定感の低さ、熱意の低さなど、多くの「ネガティブな印象」を与えます。

若干の不安を感じている場合でも、せめて表面上はハキハキと答えることが大切。面接では非言語的態度(声色・表情・目線・姿勢・抑揚など)からも、熱意や志望度の高さをチェックされます。とくに目元や口元の動きを意識しながら、相手の目を見て明るく対話を続けましょう。

【5】面接のフィードバックを求め成長意欲を見せる

最終面接で志望動機を聞かれない場合は、自分から成長意欲を見せることも重要です。とくに効果的な手段として、逆質問が挙げられます。逆質問で面接官にフィードバックを求めることで、学習・成長への意欲や情熱をアピールできます。

さらにフィードバックに対して真摯に受け止める姿勢を見せれば、素直さ・誠実さ・柔軟性・改善意欲などもアピール対象に。とくに入社後に関する逆質問は、企業への入社意識の高さも伝えられるため好印象を与えられます。

志望動機が聞かれない最終面接の準備と心構え

ここでは、志望動機が聞かれない最終面接での準備や心構えについてご紹介します。いわゆる「面接あるあるの質問」が聞かれないと、「自分は期待されていないのでは?」と不安を抱いてしまいますよね。どのようなシチュエーションにも対応できるように、自信につなげるための準備を始めましょう。

一次・二次面接での回答を振り返っておく

志望動機が聞かれない最終面接では、一次・二次面接での回答を振り返る機会を持つことが大切です。なぜなら最終面接では、今までのやり取りにおける一貫性が求められるからです。

一次・二次面接で話した志望動機・キャリアプラン・仕事観・自己PRなどを振り返り、ブレがないかどうかを確認しておきましょう。過去の面接と矛盾した発言は、大きなマイナスポイントになる可能性があります。自分の話す内容に責任を持ち、矛盾した発言をしないように心がけましょう。

カジュアル面接の対策をする

企業によっては、最終面接でもフランクな雰囲気で進む場合があります。雑談のような流れが特徴的な「カジュアル面接」の対策をすることで、どのようなムードでも気を抜かずに受け答えできるでしょう。

カジュアル面接であっても、面接官は応募者の人柄や態度、価値観をしっかりとチェックしています。最低限の緊張感を担保しつつ、柔軟で自然体な受け答えをすることが大切です。ビジネスシーンであることを忘れず、礼儀や敬意を崩さぬよう、「丁度いい塩梅のカジュアルさ」をイメージしておきましょう。

企業分析・自己分析を深めておく

最終面接で志望動機が聞かれない場合でも、企業分析や自己分析を深めておくことが大切です。志望動機が聞かれない=内定濃厚とは限りません。企業文化や、企業が求める人物像と合致しない場合は、最終面接まで進んでも落とされる可能性があります。

企業のミッションやビジョンなどをリサーチしたうえで、自分の強みや弱みと照らし合わせ、「入社後ならではの将来の目標」を定義しておきましょう。「なぜこの会社なのか」「なぜ今なのか」を明確にしておけば、面接全体を通して自然なアピールが可能になります。

リラックスした心構え

リラックスした心構えで臨むことも、志望動機が聞かれない最終面接で重要なポイントです。志望動機を聞かれなくても、必要以上に不安を感じる必要はありません。心を落ち着かせながら、面接全体の雰囲気や流れをつかみ取る姿勢を持ちましょう。

緊張をして一貫性のない回答をしたり、慌てて表面的な言葉を並べたりすると、精神力の弱さを見抜かれてネガティブな印象を与えてしまいがちに。「聞かれなかったらどうしよう」とリスクを考えるのではなく、用意してきた回答を正確に答えることに集中しましょう。

堂々とした姿勢でいる

志望動機が聞かれない最終面接では、堂々とした姿勢でいるように努めてください。一つひとつの質問に自信を持ち、はっきりと受け答えすることが大切です。積極的な姿勢や意欲を伝え、声のトーンや表情にも気を配りましょう。

最終面接では能力や経歴だけではなく「自信を持って入社できる人か」もチェックされています。表情ひとつでも、面接官に与える印象は大きく変わるもの。志望動機が聞かれなくても、話し方や態度から覚悟や本気度を伝えられます。

もしも最終面接がうまく行かなかったと感じたら?

入念に準備して挑んだ志望度の高い最終面接。もし不採用になってしまったら引きずってしまいます。せっかく頑張って挑んだからこそ引きずるのは仕方がないですが、就職活動は待ってはくれません。

どこかで見切りをつけて、切り替えることも大切です。不採用となってしまった面接を振り返り、次回に活かせることを反映させていきましょう。

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最終面接で志望動機を聞かれない場合でも十分な対策で本番に挑もう

たとえ最終面接で志望動機を聞かれない場合でも内定をもらえる可能性はあります。ただし、対策を怠っていては志望度が企業に伝わらず残念な結果につながるかもしれません。事前に入念に対策をして自信を持って最終面接に挑みましょう。

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