ガクチカが聞かれる意図
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の通称です。企業がガクチカについて聞く理由は、学生のスキルや価値観、考え方などを知るためです。また、実際の取り組みや努力について知ることで、入社後に活躍してくれそうかどうかも判断しています。
ガクチカを作成する際は、この企業意図を理解した上で作成することが重要です。
ガクチカの締め方は構成全体から考えよう
ガクチカの締め方は、構成全体から考えるとわかりやすいです。まずは、構成の流れを押さえておきましょう。ポイントは、「結論」「理由」「具体例」「締め」の流れにすることです。
1. 結論
まずは結論から述べるようにしましょう。「私は在学中、〇〇に力を入れました」といったように結論を最初に話すことで、自分の伝えたい内容が相手に伝わりやすくなります。
また、自分の意図が相手に伝わることで、論理的な文章であると感じてもらえるでしょう。
2. 理由
なぜその内容に取り組んだのか、どのような背景がきっかけとなったのかを伝えます。取り組むことになった「課題」を意識するとわかりやすいでしょう。
書き方の例
結論:私は在学中、バスケットボール部のキャプテンとしてチーム育成に力を入れました。
理由:大会での順位が最下位だったため、自分の代では少しでも順位を上げたいと考えました。
3. 具体例
理由の後に、課題に対して自分が取り組んだ行動や内容を掘り下げて記載します。結果を裏付けるエピソードはガクチカ全体の中でも特に重要なポイントなので、読み手へしっかり伝わるように書きましょう。
書き方の例
結論:私は在学中、バスケットボール部のキャプテンとしてチーム育成に力を入れました。
理由:大会での順位が最下位だったため、自分の代では少しでも順位を上げたいと考えました。
具体例:新入生の教育とチームメンバー内の交流を深めることに注力し、トレーニング内容のアップデートやメンバー間でのフィードバックを導入しました。
4. 締め
最後に締めを書きます。ポイントとしては、自分の取り組みや行動に対する結果を伝えることです。また、経験を通して得た学びと、文字数があれば活躍イメージが沸くように入社後の意気込みを伝えるのもよいでしょう。
書き方の例
結論:私は在学中、バスケットボール部のキャプテンとしてチーム育成に力を入れました。
理由:大会での順位が最下位だったため、自分の代では少しでも順位を上げたいと考えました。
具体例:新入生の教育とチームメンバー内の交流を深めることに注力し、トレーニング内容のアップデートやメンバー間でのフィードバックを導入しました。
締め:結果として、地区大会では上位入賞を果たすことができました。この経験で、試行錯誤しながらもチームのマネジメントを学びました。貴社へ入社後は、この経験を活かしてチームメンバーとともに成果を達成したいです。
好印象を与えるガクチカの締め方
ここからは、好印象を与えるガクチカの締め方について解説します。ガクチカの締めでは、以下のポイントを意識してみてください。
・企業が求める人材像とマッチしている
・ポジティブ・前向きな内容である
企業が求める人材像とマッチしている
企業はガクチカを通して、入社後に活躍してくれそうかどうかを判断します。そのため、できるだけ企業が求める人材像とマッチした内容で締めるようにしましょう。
複数パターン用意できる場合は、企業の理想像や社風に合わせて使い分けるのも1つです。好印象なガクチカを書くためには、自己分析だけでなく企業研究も欠かせません。
ポジティブ・前向きな内容である
ポジティブかつ前向きな内容で締めることも重要です。理由や具体例の段階では、大変だったことや当時の悩みについて書いても構いません。しかし、最後は必ずポジティブな内容で締めることを意識しましょう。
ガクチカの締め方の例
ガクチカの締め方の例をまとめたので、参考にしてみてください。
ガクチカの締め方の例
・この経験から、困難な課題でも綿密な計画を立てることで乗り越えられると実感しました。
・メンバーの意見を取り入れることの大切さを学びました。入社後もこの経験を活かしたいです。
・アルバイトの経験から、改善に向けて行動することの大切さを学びました。この経験を活かして、入社後は貴社サービスの顧客満足度の向上に努めたいです。
【業界別】ガクチカの例文
IT系
私が在学中に力を入れたのは、プログラミングの勉強です。文学部でしたが、ITに対する強い関心があり、独学でプログラミングスキルを身につけました。特に、HTML、CSS、JavaScriptの基本を学び、個人ブログを立ち上げてカスタマイズした経験があります。また、アルバイト先の業務効率化のために、Excelを使ったデータ管理や分析作業も行いました。これらの経験から、自分の考えたプログラムが実際に反映されることの楽しさを知りました。貴社のプロジェクトでも、楽しみながら豊富なアイデアを出して顧客の課題解決に貢献したいです。
メーカー系
在学中、アメリカの大学に1年間留学しました。日本の外に出て、異なる文化や価値観を学びたいと考えたためです。現地では授業参加とボランティア活動を通じ、多様な文化背景や価値観に触れました。もともと海外事業に携わりたいと考えていましたが、留学を通じて改めて日本の良さを再発見しました。入社後は貴社の海外プロジェクトに参画して、日本ならではの技術や、顧客志向の製品を世界中に届けたいです。
サービス系
在学中、カフェのアルバイトに注力しました。実際に接客する中で、混雑時のオーダーミスが多いことに気づきました。ミス削減のために、同僚と協力して注文フローの改善提案を行いました。提案は採用され、実際にオーダーミスの割合は大きく削減されました。この経験から、改善に向けて自ら行動することの大切さを学びました。入社後はこれらの経験を生かし、顧客満足度の向上に努めたいと考えます。
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就活のガクチカは締め方にもこだわろう!
ガクチカの締め方について解説しました。ガクチカの締め方がわからないときは、全体の構成から考えるのがポイントです。また、「入社後の活躍イメージを掴みたい」という企業の意図に沿って、企業の理想像にマッチした内容を心がけましょう。本記事で紹介したコツを押さえて、好印象なガクチカを作成してみてください。