ケース面接とは?流れや対策方法について紹介

ケース面接

ケース面接は、コンサルティングファーム・証券会社・商社などでよく用いられる選考方法です。通常の面接とは性質が異なり、難易度が高いため、苦手意識を持つ人も多いでしょう。

本記事では、企業がケース面接を行う目的や実施する際の流れ、対策方法などを解説します。

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もくじ

ケース面接の概要

「ケース面接とは何か」「普通の面接とはどのように違うのか」など、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。

ここからは、ケース面接の内容と狙いについて解説します。

ケース面接とは

ケース面接とは、クライアントの立場より提示された課題に対して、就活生がその場で解決策を導き出して答える面接です。結論を出すまでの論理的思考プロセスや問題解決能力などが問われます。

特に重要なことは、結論に辿りつくまでの過程です。また、面接官に対して結論を分かりやすく提示する力も必要とされます。そのため、個々の能力の差が出やすい傾向にある一方で、事前の対策が効果を発揮するとも考えられます。

難易度の高い選考方法ではあるものの、傾向を把握して基本問題に取り組んでおくことで、十分に対策可能です。

ケース面接実施の目的

ケース面接は、コンサルタントとしての適性を判断するために行われます。ケース面接の問題に答えるために必要なスキルは、コンサルタント業務を行ううえで重要なスキルと重複します。

その主な能力は以下のとおりです。

・答えを導き出すまでの論理的思考力

・データを的確に分析する数学的思考力

・正解のない問題を解決するための独創性

・面接官の話を傾聴し、明確に解説できるコミュニケーション能力

・限られた時間内に自力で解決するプレッシャーへの耐性

ケース面接を行うことで、これらのスキルの有無が分かり、コンサルタントとしての適性を判断しやすいと考えられます。

ケース面接の流れ

ケース面接の形式は口述試験に近く、ケースインタビューとも呼ばれます。特殊な形式の面接であるため、流れをしっかり把握して臨む必要があります。

細かな部分は企業ごとに異なることはありますが、一連の流れは次のとおりです。

面接官から課題が与えられる

はじめに面接官から課題が出されます。課題の内容は企業によってさまざまです。必要なデータが与えられない中で独自に推定を進めるケースや、企業や社会が直面する課題の真の問題点を特定するケース、あるいは二者択一問題など、少し考えただけでは答えが出ないような課題から選ばれます。

出題例

・ラーメン店の売上を1年で2倍にする方法は?

・投票率を上げるための施策は?

・小学校低学年の英語教育は必要か?

問題の解答を作成

次に問題の解答を作成します。面接官の前で作成するケースもあれば、別室で行うケースもあり、その形式は企業によってさまざまです。

問題の解答を導き出して終わりではなく、面接官との質疑応答を想定して受け答えを準備することも必要です。

与えられる時間は15~40分程度で、複数の課題が出された場合には長い時間が与えられる傾向にあります。問題解決力を示すには、制限時間内に答えを出すことも重要です。丁寧さも大切ではあるものの、時間配分にも気をつけましょう。

面接官に結論を解説する

面接官に対して口頭で、結論と思考プロセスについてプレゼンテーションを行います。時間は2~5分間です。企業によってはホワイトボードや紙を使ってもよい場合があるため、可能ならば活用し、簡潔で分かりやすいプレゼンテーションを心掛けます。

以下の流れでまとめると伝わりやすいでしょう。

・最終的な解答を伝える

・答えに至った根拠を示す

・最終的な解答以外の案も提示する

・それぞれの解答案の効果を検証する

面接官からの質問に答える

プレゼンテーションのあとは質疑応答です。「説明が足りない」「補足を聞きたい」と感じた部分について、面接官から質問があります。自分の意見をまとめて、的確に答えましょう。

この場面で求められていることは、完璧な正解ではありません。結論を出すまでの思考プロセスやディスカッションでの対応力を見られています。

面接官からの質問や指摘をしっかり受けとめ、反対意見や改善案が出た場合は柔軟に受け入れることも必要です。自分の考えに固執することなく、質疑応答を通してよりよい提案にしましょう。

ケース面接に対する対策法3選

ケース面接は難易度が高く「どのように取り組めばよいのか分からない」と不安に思う方も多いでしょう。ここでは、ケース面接の対策法や取り組む際のコツについて、3つのポイントを解説します。

ケース面接の問題を解く

ケース面接をあまり経験したことのない人は、前もってさまざまな問題を解く練習がおすすめです。ケース面接の課題にはいくつかのパターンがあり、対策問題集や過去問を解くことで、その傾向を知り、思考の道筋が理解できます。

経験者が書いたケース面接対策の本を読むこともおすすめです。1冊手に取って基本から応用まで学んでみましょう。

おすすめの本は以下のとおりです。

・東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」

・地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

・現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

・戦略コンサルティング・ファームの面接試験 新版 難関突破のための傾向と対策

模擬面接をする

模擬面接をすれば、本番を想定したリアルなトレーニングが可能です。コンサルティングファームで働いている友人・知人がいるなら、ぜひケース面接の練習相手をお願いしましょう。

緊張しやすい人でも、ケース面接の形式に慣れておくことで、落ち着いて本番を迎えられます。

また、ケース面接を突破した人のアドバイスは貴重です。フィードバックを受けられれば、自身の弱み・強み・改善点が分かります。

フレームワークを活用する

ケース面接のように、決められた時間内に解決策を導き出すには、フレームワークの活用がおすすめです。状況を分析して問題点を明確にし、早急に戦略を立てることに役立ちます。また、自身のプランを構造的に整理して説明する際にも重要です。

ケース面接に活かせる代表的なフレームワークは、以下の5つです。

・4P分析

・3C分析

・SWOT

・AIDMA

・ジェイ・エイブラハム理論

たとえば、ジェイ・エイブラハム理論は、売上を伸ばすための要素を「お客様を増やすこと」「単価を上げること」「購入頻度を増やすこと」として捉えた理論です。利益拡大がテーマになった際、解決策を導くためのヒントとして活用できます。

こうしたフレームワークの習得を目指しましょう。

AI面接「REALME」で面談前に内定可能性を判定しよう

面接での受け答えに自信のない人は、就活サポートサービス「REALME」を利用してはいかがでしょう。AI面接を受けることで、志望企業の内定判定が分かるうえ、自分の強みや弱みを把握して改善につなげられます。

「REALME」のメリットを3つご紹介します。

志望企業に対する現在地を確認できる

志望する企業に申し込む際、自分の立ち位置を把握していないと、どのような部分を改善すればよいかが分からず、効率的な就活ができません。

REALME」のAI面接では、最終面接まで進んだ就活生と比較することで、自身の内定判定が確認できます。面接やESの内容を見直して、内定確率を上げるよう改善すれば、最適なタイミングでエントリーでき、自信を持って面接に臨めるでしょう。

AIで抽出したES・面接解答例が見られる

REALME」では、これまでに志望企業の合格ラインを突破した就活生の、ESや面接の解答例が閲覧できます。AIが抽出した優秀な就活生のデータを参考にすれば、自身に足りないものが客観的に分かります。その結果、内定判定を向上させるポイントが掴めるでしょう。

14の能力を点数化して見られる

REALME」では、AI面接を受けたあとのフィードバックで、能力・人柄・経験などに関する評価がグラフとして可視化されます。

14の評価軸には、ケース面接でも必要とされる「問題解決力」「柔軟性」「伝達力」なども含まれており、それぞれ10段階で評価されるため、自身の能力の詳細を把握できます。

採用面接で自分のどこをアピールすればよいかが分からない人は、AI面接のフィードバックを積極的に活用しましょう。

ケース面接対策をしっかりして面接に挑みましょう

ケース面接は、コンサルティングファームの選考でよく用いられます。難易度の高い選考方法ではあるものの、流れや目的を理解し、過去の問題を解くことによって、対策が可能です。面接官はケース面接において完璧な答えを求めているわけではなく、問題解決力・思考プロセス・プレゼンテーション能力などを見ています。しっかりと対策を行って挑みましょう。

採用面接全般に不安を感じる方には、就活サポートツール「REALME」がおすすめです。AI面接を受けて自身の強み・弱みを把握し、採用面接に活かしましょう。

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