採用試験の一環として適性検査を実施する企業が増えています。その中でも、近年注目されているデザイン思考テストをご存じでしょうか。
本記事では、そもそもデザイン思考テストとは何なのか、内容や対策方法も併せて詳しく解説します。デザイン思考テストを受ける可能性があり、対策に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
「REALME」は、志望企業のAI面接や内定判定など、さまざまな機能を持つサービスです。デザイン思考テストを求める企業への就職活動では、テストへの対策だけでなく自己アピールや面接対策も欠かせません。「REALME」を活用して、自分の強みや必要な対策の把握をしましょう。
デザイン思考テストとは?
デザイン思考テストでは、柔軟な発想力や創造力、本質的な課題解決策を導き出す力を測定します。デザイン思考とは、顧客のニーズをもとにアイデアを創り出すアプローチのことをいいます。基本プロセスは5段階あり、共感・定義・アイデア創造・プロトタイプ・テストの5つです。
デザイン思考テストは、イノベーション力を高めるために思考プロセスを高速で回せる創造力を測定する検査です。企業は本質的な問題を発見・解決する力や、創造力・発想力の高い人材を見つけるために、このテストを導入しています。
デザイン思考テストの内容
デザイン思考テストの内容は、創造セッションと評価セッションのフェーズに分かれています。自らアイデアを作成する創造力を測るテストと、アイデアの評価でスコアが決定するテストで、両方の合計点数で評価が決まります。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
創造セッション
創造セッションでは、本質的な問題解決策を導き出す力を測定します。決められたキーワードの組み合わせを選択してアイデアを作成するテスト内容です。
最初に、「誰が(Who)」「どこで(Where)」「どんなときに(When)」からひとつずつ組み合わせを選び、シチュエーションを考えます。設定したシチュエーションから想像される「叶えたい願望(Why)」を「解決する方法(How)」、そのために「必要なもの(What)」を選択します。
20字〜120字の文字数設定があるため、簡潔に分かりやすく記述することを意識しましょう。
評価セッション
評価セッションはニーズやソリューションの評価力が試されるテストです。創造セッションの後は、30分間でほかの受検者が作成したアイデアを評価します。
評価は、アイデアに関わる以下の4つの質問に解答する形式です。
・全くそう思わない
・そう思わない
・そう思う
・非常にそう思う
これらの4段階で、合計200点分の評価をします。
デザイン思考テストの対策方法
デザイン思考テストでは、豊かなアイデアを創造する力や課題解決能力が求められます。テストで高評価を得るための対策としては、デザイン思考の基礎を身につけて、アイデアの創造力を鍛えることがあげられます。
ここからは詳しい対策方法を紹介するので、デザイン思考テストを受ける可能性がある方はぜひ参考にしてください。
日頃からアイデアを考える
日頃から新しい情報のインプットを心がけ、アイデアを考える習慣をつけておくとよいでしょう。
情報を取り入れ、創造力を鍛えることがおすすめです。たとえば、日常生活で不便に感じたことや課題をメモし、どうすれば改善できるかを考えましょう。
ニーズを普段から意識することで、新しいアイデアを考える力が身につきます。
アイデアのアウトプットを習慣化する
アイデアは、頭の中で考えて終わりではありません。アウトプットする必要があります。
考えたアイデアが伝わらなければ、テストでも評価してもらえません。言葉にして人に話したりメモに書きだしたりして、アイデアをアウトプットする習慣をつけましょう。
他者のアイデアを評価する
アイデアを考えるだけではなく、ほかの人のアイデアを評価することもおすすめです。
他者のアイデアや思考プロセスへの理解は、自身のアイデアを豊かにします。さまざまな問題や課題に対する視野も広がるでしょう。
また、評価セッションは評価力を測定するテストのため、未解決のニーズやソリューションの有効性を見抜く力が試されます。正しく評価できる練習もした方がよいでしょう。
繰り返し実践する
デザイン思考テストは、繰り返し実践して慣れることが大切です。場数を多く踏むことで、アイデアを創造する感覚やデザイン思考のプロセスを養えます。
思考力・創造力は、すぐに身につくものではありません。何度も実践を繰り返して慣れておきましょう。
公式サイトではチュートリアルが用意されています。練習問題を体験したり、実際にデザイン思考テストが導入されている企業にエントリーしたりして、実践を繰り返しておくことをおすすめします。
タイピング練習で入力速度を上げる
創造セッションでは、決められた時間内により多くの回答を記述する必要があります。
入力速度を上げれば記述にかかる時間を削減でき、考える時間に充てられます。回答数が多ければ多いほど創造セッションのスコアが高くなるため、タイピング練習をして回答速度を上げましょう。
デザイン思考テストを導入している企業
デザイン思考テストは300社以上の企業・団体が導入しています。(2024年8月時点)
導入企業の例は以下の通りです。
- パナソニック
- 住友商事
- 電通
- 日清食品
- 三井不動産
- 味の素
導入企業は、総合商社やメガバンク、通信・コンサルティングファームなど、多岐にわたります。特に総合商社や金融業界に多いため、これらの業界を目指している場合は、デザイン思考テストに向けて創造力を鍛えておきましょう。
デザイン思考が注目されている背景
近年デザイン思考が注目されるようになった背景には、AI(人工知能)の普及が挙げられます。
AIが普及したことによって、業務をAIで代替するケースが増加傾向です。一方、消費者のニーズを汲み取った本質的な問題解決力は人の手でしかできないため、デザイン思考が重要視されています。
他社との差別化を図るために、創造的なアイデアをもとにした商品やサービスを提供したい企業が、デザイン思考を持つ創造力の高い人材を求めて導入しています。
デザイン思考を求める企業の内定判定はREALMEで!
近年デザイン思考が求められる企業は増えています。これらの企業から内定をもらうには、デザイン思考テスト対策だけでなく、面接対策や自己分析が必要です。これらの対策には「REALME」の内定判定がおすすめです。ここからは、「REALME」について解説します。
志望企業の内定を5段階で判定
「REALME」のAI面接を受けることで志望企業の内定をA~Eの段階で判定してくれます。志望企業の最終面接まで進んだ学生の平均データと比較して、内定判定を算出する仕組みです。
算出した内定判定をもとにFBを確認し、内定獲得のための気付きも得られます。
自分の強み・弱みを可視化
AIとの面接で、35項目の評価ポイントから14項目の能力ごとに、自分の強みや弱みが可視化されます。アピールポイントになり得る強みや、志望企業の合格基準に達していない弱みを把握できるため、効率のよい就職活動が可能です。
「REALME」を活用すれば、自分の思考力や傾向を把握できるでしょう。
他就活生のAI面接・ESデータを閲覧
ほかの就活生のAI面接・ESデータを閲覧できる点も、「REALME」ならではのメリットです。志望企業の合格ラインを超えた就活生の面接解答例や自己PRなどを参考にできます。
「REALME」のAIデータは、自分の足りない部分を伸ばす際に役立つでしょう。
デザイン思考を身につけて企業が求める人材を目指そう!
デザイン思考テストでは、アイデアを創造する力や評価する力が求められます。顧客のニーズに応えるアイデアを作り出せるよう、デザイン思考を身につけることが大切です。基礎知識を身につけて創造力を鍛え、企業に求められる人材を目指しましょう。また、面接対策や自己分析には「REALME」がおすすめです。デザイン思考テストの対策と並行して、「REALME」の内定判定やAI面接を活用しましょう。