志望動機はESや面接において、合否を左右するほど重要な要素となっています。なぜならば、企業は応募者がどのような理由で志望し、どのように貢献できるのかを知りたいと考えているからです。
志望動機の基本構成から業種・職種別の例文、避けるべきNG例やよくある質問までを徹底解説し、企業に響く志望理由を作るためのポイントをご紹介します。さらに「REALME」を活用すれば、自分の強みを活かした模範回答を準備でき、効果的な志望動機づくりができるでしょう。
志望動機の書き方の基本
志望動機はESや面接において、応募者の熱意と企業との相性を伝える重要な要素です。
効果的にまとめるには、結論の提示から具体的な根拠、そして入社後の貢献へと展開していく構成が欠かせません。また、適切な文字数や印象に残る締めくくりも大切なポイントです。
伝わりやすく説得力のある志望動機を書くための基本を解説します。
伝わりやすい志望動機の構成
伝わりやすい志望動機を書くには、まず結論を明確に示しましょう。次に、その結論を支える根拠や自身のスキルを具体的に述べます。最後に、それらのスキルや経験を活かし、入社後どのように貢献できるかを伝える流れが理想的です。
結論から具体的なエピソードへつなげる構成により、採用担当者に強みや企業とのマッチ度が効果的に伝わります。たとえば、「私は〇〇の経験とスキルを活かし、貴社で△△の分野に貢献したい」と具体的なビジョンを盛り込むことで説得力が増します。
https://hr.ababa.co.jp/article/i-cant-write-my-motivation
志望動機の文字数
志望動機の適切な文字数は、一般的に200字から300字程度が目安とされています。あまりに長すぎると内容が散漫になりやすく、逆に短すぎると熱意や理由が伝わりにくくなるため注意が必要です。
ただし、企業によっては文字数の指定がある場合もあります。文字数が指定されている場合は、指定された文字数の9割以上を埋めることが望ましいです。
指定がない場合は、簡潔かつ伝わりやすい文章でまとめることで好印象につながります。

志望動機は締めくくりが重要
志望動機の締めくくりは、文章全体の中でも最も印象に残る重要な部分です。ここで自分のスキルや経験を活かし、企業が求める人材像にどのように貢献できるかを具体的に伝えることが効果的です。
熱意と現実的な貢献のビジョンを示すことで、採用担当者へ強い印象を与えられます。ただし、根拠のない誇張や過剰な自己アピールは、逆にマイナスイメージを与えるため注意が必要です。
誠実さを持って、自信をもって締めくくることが成功のカギとなります。

【業種別】志望動機の書き方と例文
業種別に志望動機の書き方と例文をご紹介します。
下記のリンクから詳しい解説をご覧いただけますので、ぜひ志望先の業種に合わせて参考にしてみてください。
サービス・接客 | サービス ウェディングプランナー ホテル |
建設・不動産 | ハウスメーカー 建設業界 不動産業界 |
商社・物流 | 商社 物流業界 |
IT・通信・半導体 | IT業界 通信業界 半導体 |
インフラ・鉄道 | 鉄道会社 インフラ業界 |
製造 | 製造業 鉄鋼業界 自動車業界 |
金融・保険 | 信用金庫 銀行 地方銀行 保険会社 金融業界 |
広告・エンタメ | 広告業界 エンタメ業界 ゲーム業界 出版業界 |
アパレル・食品 | アパレル 食品業界 |
医療・教育 | 医療 教育業界 |
人材・リース | 人材業界 リース業界 |

【職種別】志望動機の書き方と例文
職種ごとに求められるスキルや期待される人材像は異なるため、志望動機の書き方にもそれぞれ特徴があります。よって、職種別に合ったアプローチが不可欠です。
たとえば、営業職ではコミュニケーション能力や成果を示すエピソードが重視され、技術職では専門知識や問題解決力が注目されます。自分の経験や強みを応募する職種に適切に結びつけることで、説得力が増し、採用担当者に好印象を与えられます。
詳細な職種別の書き方や例文については、下記のリンクから確認して、より効果的な志望動機の作成に役立ててください。
志望動機の書き方のNG例
志望動機は熱意を伝えるチャンスですが、表現を誤ると逆効果になってしまうこともあります。とくに抽象的な共感や待遇面のみに触れた内容は、説得力や意欲を十分に示せず評価が下がる原因となるでしょう。
避けるべき志望動機の書き方と注意点を解説します。
抽象的な「理念に共感しました」
まず避けるべきは「理念に共感しました」と書くことです。なぜならば、抽象的で説得力に欠け、採用担当者に響きにくい表現だからです。
志望動機で理念に共感したことを主張したい場合は、具体的に企業のどの理念や価値観に共感したのか明示しましょう。また、共感した部分に対して自分がどのような力を発揮し、どのように会社に貢献できるかを述べると効果的です。
単なる憧れや模範解答にならず、自身の経験や意欲に基づいた具体的な内容にすることが評価を上げるポイントです。
待遇面を志望動機にする
給与や休暇などの待遇面を志望動機の中心に据えるのは避けた方が無難です。待遇だけを理由にすると、仕事に対して消極的な印象を与えるだけでなく、採用担当者から「条件がよければ他社でもよいのでは」と捉えられてしまう恐れがあります。
企業は、自分の力をどう活かして貢献できるかという意欲や具体性を重視しています。そのため、志望動機は待遇よりも、事業内容や仕事内容に対する熱意、企業でどのような成果をあげたいかを中心に書くと評価につながりやすいです。

志望動機の書き方についてのよくある質問
志望動機を書く際には「社風を理由にしてよいのか」「やりがいを含めても大丈夫か」などの疑問を持つ学生は多いでしょう。表現次第で説得力を高めることも、逆に抽象的になってしまうこともあります。
よくある質問に基づき効果的な書き方を解説します。
会社の雰囲気や社風を志望動機にしても良い?
志望動機に社風や会社の雰囲気を盛り込んでも問題ありません。社風や雰囲気を志望動機にすることで、「この企業だから志望したい」という熱意を伝えやすくなります。
ただし、社風や雰囲気を理由にする応募者自体は多いため、内容が差別化しにくいデメリットもあります。そのため、なぜその企業の社風が自分に合っているのか、自分の価値観や経験とどのようにマッチするのかを具体的に示すとよいでしょう。
たとえば、社員同士が協力し合う環境に魅力を感じ、その中で自分の強みを発揮できると感じた体験や根拠を述べると、独自性や自己アピールとして伝わりやすくなります。

仕事へのやりがいを志望動機にしても良い?
「仕事にやりがいが感じられそう」という抽象的な表現をそのまま志望動機に使うのはおすすめできません。
やりがいを志望動機にしたい場合は、自分がどのような仕事や役割にやりがいを感じるのか、具体的な経験を交えて言い換えて伝えましょう。また、やりがいを原動力にして企業で何を実現したいのか、自分の強みや能力をどう発揮して貢献できるかを示すと説得力が増します。
伝える際は、自分自身の成長や目標と企業への貢献を結びつけると効果的です。

AI面接「REALME」を活用して、志望動機で差をつけよう!
「REALME」は、わずか30分のAIとの面接を通じて自身の強みや弱みを定量化し、企業の採用基準に沿った最適な志望動機づくりをサポートしてくれます。自己分析から志望動機作成、業界・企業選びまで一貫して対策できるため、他の応募者と差がつく魅力的な志望理由を作り上げることができるのが大きな特徴です。
AIでブレない就活軸が作れる
REALMEのAI面接では、人事担当者以上の視点から、自分自身の強み・弱みを客観的に評価できます。14の能力を点数化し、これまで自己分析で曖昧だった部分も具体的な指標として把握できるため、就活軸や進路選びに迷いがなくなります。軸が明確になることで、自分が本当に活躍できる業界や企業も見極めやすくなり、志望理由の説得力もぐっと上がるでしょう。
志望動機の模範回答集が作れる
REALMEは、最終面接まで進んだ他の就活生のESデータやAI分析結果をもとに、志望動機の構成や表現のコツ、実際に評価された模範回答を数多く閲覧できます。企業研究で得た情報や自身の経験を盛り込んでAIと対話しながら文章を練り上げることができるため、独自性が高く、かつ企業のニーズに合ったハイレベルな志望動機づくりが可能です。さらにAIから具体的なフィードバックが得られるので、何度でも練習・修正でき、面接本番に即した準備に直結します。
マッチ度チェックで自分にあった企業がわかる
REALMEを使うと、自身の能力と志望先企業の内定者データを直接比較できるため、「どの企業が自分に合うか」「どんな能力が評価されやすいか」が明確になります。内定判定は10段階評価で提示され、経験や価値観が企業のカルチャーや求める人物像とどの程度一致しているかひと一目でわかります。志望動機やエントリーシート作成の際にも、具体的なマッチ度データは大きな武器となり、選考を有利に進められるでしょう。
企業に響く志望動機で就活を有利に進めよう
志望動機は就職活動における選考で必ず聞かれる設問であり、採用の大きなポイントとなります。
企業が求める人材像や価値観を理解し、具体的な志望理由や自分がどのように企業へ貢献できるかをアピールすることで、他の応募者と差をつけられるでしょう。汎用的な内容ではなく、企業独自の魅力や自身の経験・スキルと結びつけた志望理由を用意することが、採用担当者に強く印象付けるコツです。
例文も参照しながら、自分だけの説得力ある志望動機を作成し、就活を有利に進めましょう。