新卒の就職活動では、集団面接を実施する企業があります。個人面接とは異なり、複数人の学生が同時に選考を受ける形式です。この記事では、集団面接の流れやマナーを紹介します。集団面接に参加する際の参考にしてください。
「REALME」は、AI面接を通して志望企業の内定判定を算出するサービスです。AI面接の結果を、A~Eの5段階で評価し、志望企業の内定獲得率がどの程度であるのかを把握できます。志望企業と自分の現在地を確認し、選考に臨みましょう。
集団面接の特徴
ここからは集団面接の定義を説明します。また、新卒の就職活動で一般的に実施される個人面接との違いも紹介します。
そもそも集団面接とは
集団面接とは、複数人の就活生が同時に受ける面接です。新卒の就職活動では、選考の初期段階で集団面接が取り入れられる傾向にあります。
集団面接は、質問に対して就活生が順番に回答する形式です。面接官が1人ずつ質問するケースや、挙手制で指名された順に回答するケースがあります。
志望者が多い企業では、採用候補者を効率良く絞り込むために集団面接が実施されています。選考を通過するには、限られた時間で自分の明確なアピールが重要です。
個人面接との違い
集団面接と個人面接の最も大きな違いは、参加する人数です。個人面接では就活生1人に対して2〜3人の面接官がつく一方、集団面接では就活生が面接官の人数を上回ります。
就活生の人数が多いため、個人面接よりも1人あたりの回答時間が短いです。どちらの形式も、面接時間は20分〜30分程度が一般的でしょう。
ほかの就活生と比較される点も、集団面接の特徴です。個人面接では企業の採用基準に応じて評価される一方、集団面接では志望者を絞り込むために比較をされます。
集団面接の流れとマナー
集団面接の流れを、受付から退室までの5段階に分けて紹介します。集団面接の経験がない人は、以下を参考にして本番のイメージを膨らませましょう。あわせて、会場でのマナーも紹介します。マナーは第一印象を左右するためとても大事です。
受付を済ませる
会場に到着したら、はじめに受付を済ませましょう。多くの場合、受付の場所や方法は企業から事前に送られています。面接の要項を事前に確認しましょう。
受付の担当者とやりとりする際は、集団面接を受けにきた旨を第一に伝えます。あわせて、学校名や氏名を伝えるとスムーズな受付が可能です。
遅刻を避けるために、余裕を持って会場に到着できるようにスケジュールを組みましょう。落ち着いて準備すると時間が取れ、面接で力を十分に発揮できるでしょう。
面接開始まで待機
受付を済ませると、面接が始まるまで待機します。面接会場の外や別室など、企業から指定された場所で待機するケースが一般的です。
待機中は静かに過ごし、面接までの準備を整える時間として活用しましょう。スマートフォンは音が出ない設定にし、触らないことがマナーです。
もしも知り合いがいたとしても、私語は慎む必要があります。待機中の態度が面接の合否に影響する可能性もあるため、気を引き締めて面接開始を待ちましょう。
入室する
面接時間を迎えると、企業の担当者から案内してもらえます。案内を受けてから入室するまでの流れには、一定のマナーがあります。
ドアが閉まっているときは、先頭の人がノックし入室しましょう。ノックは3回で、面接官から「どうぞお入りください」と声をかけられてから入室します。最後尾の人は、ドアを閉める役割です。
入室時は、「失礼いたします」と挨拶し、面接官に対して一礼します。「どうぞおかけください」の声かけを聞いてから、椅子に座りましょう。
面接官の質問
集団面接は、面接官からの質問を中心に進行します。質問内容や構成は企業によって異なるでしょう。そのため、流れをあらかじめ想定して面接に臨むことが重要です。
はじめは、就活生の自己紹介から始まることが多いでしょう。質問に対して、順番に答える形式や挙手制が取り入れられます。加えて、就活生同士でグループディスカッションを実施する企業もあります。
最後は、就活生から逆質問で面接を終えるケースが主流です。面接を通して、積極的に発言する姿勢が大切です。
退室する
面接が終了したら、部屋から退室して解散します。ドアにもっとも近い位置の人から順番に退室します。入室時と同様に、面接官への挨拶と一礼を欠かさずしましょう。
退室後は、そのまま会場から出るケースが一般的です。面接が終了すると緊張が緩む一方、会場内での振る舞いには最後まで気を配る必要があります。
スマートフォンの使用や過度な私語は引き続き控えましょう。エレベーターやトイレなど、共用部でのマナーを守ることも大切です。
集団面接の際に気を付けるポイント
集団面接では、他の就活生と比較されることがあります。つまり、面接中は周囲よりも悪目立ちしないことが大切です。回答の仕方やマナーの面で、工夫できるポイントを2つ紹介します。面接官に好印象を与えられるように取り組みましょう。
回答は簡潔に話す
質問への回答は、簡潔にまとめて話しましょう。理由は、集団面接では個人面接よりも1人あたりの回答時間が短いためです。冗長な回答は、他の人への配慮がないと評価されるおそれがあります。
回答の際は、話し方にも気を付けましょう。ハキハキと聞き取りやすい声量で、丁寧な言葉遣いで話すことが重要です。相手の目を見ながら笑顔で話せると、より印象が上がります。
他の就活生が回答する際は、話を聞く姿勢が大切です。話し上手な面だけでなく、聞き上手な面もアピールできます。
身だしなみを整える
身だしなみの良し悪しは、第一印象に大きな差を生みます。とくに集団面接では他の就活生と並んで座ります。自分の身だしなみが整っていなければ悪目立ちするでしょう。
身だしなみのポイントは、服装やヘアスタイルの清潔感です。スーツの汚れや、髪型の乱れがあると、対人マナーが身についていないと面接官に評価されるおそれがあります。
自宅を出る前や面接直前のタイミングで、鏡を見て自分の身だしなみを今一度確認しましょう。親しい人に直接確認してもらう方法も有効です。
集団面接の前に「REALME」で内定判定
「REALME」は、AI面接を通して志望企業の内定判定が可視化されるサービスです。志望企業の内定判定を知ることで、自分の現在地を事前に把握できます。志望企業の集団面接を受ける前に、「REALME」のAI面接を活用して事前に対策しましょう。
志望企業の内定判定を確認できる
「REALME」は、AI面接の結果をもとに、志望企業の内定判定の算出が可能です。A~Eの5段階で評価され、志望企業に内定する可能性がどの程度であるのかを把握できます。
集団面接では、学生時代に取り組んだことや志望動機に関する質問が多いため「REALME」のAI面接で事前に練習しましょう。
自己PRのアピール方法が分かる
「REALME」には、最終面接に進んだ学生のデータや自己PRを閲覧できる機能があります。志望企業の選考基準を満たす自己PRの特徴を知ることで、どのように自分をアピールしたらいいかを事前に把握できます。
集団面接では、応募書類に記載した自己PRの内容に基づいて質問されることが多いでしょう。選考対策を事前に講じると、書類選考から集団面接まで一貫した自己PRの作成が可能です。
AI面接後のFBで面接力の向上が狙える
「REALME」のAI面接には、14個の項目に分けて能力を可視化してくれるフィードバック機能が搭載されています。最終面接に進んだ学生と比較したグラフを確認し、自分の強みや課題を把握できる点が特徴です。
強みを積極的に伸ばし、課題の改善を図ることで、面接で伝えたい内容を明確化できます。面接時間が短い集団面接でも的確な自己アピールが狙えます。
集団面接の流れやマナーに注意して面接に挑みましょう
この記事では、集団面接の流れや気を付けたいマナーについて解説しました。
集団面接は1人の回答時間が個人面接より短いため、簡潔に回答する能力が求められます。他の学生と比較されることを想定すると、会場での振る舞いや面接中のマナーも大切です。集団面接ならではの特徴を抑え、入念な対策を講じたうえで本番に挑みましょう。