就活の面接に臨む人のなかには「面接に受かる自信がない」「面接に受かる方法を知りたい」と考える人も多いでしょう。たとえ面接に受かる万能な方法はなくても、面接のコツをつかむことで選考を通過しやすくなります。
本記事では面接に受かりやすい人の特徴を洗い出し、合格を勝ち取るコツを紹介します。これから面接に臨もうとしている方は、ぜひ参考にしてください。
記事の最後には就活サポートツール「REALME」についても解説します。面接への不安を軽減させたい人や、効率的に面接対策をしたい人は、ぜひ詳細をご覧ください。
面接で受かる人の特徴
企業が採用したい学生とは、どのような人物なのでしょうか。内閣府が行った企業の採用活動に関する実態調査によると「採用したい学生の人物像(最大8つまで回答)」に対する回答は、次のとおりでした。
コミュニケーション能力が高い(78.6%)協調性がある(72.4%)誠実である(63.4%)チャレンジ精神が高い(49.9%)行動力がある(49.1%)責任感が強い(30.7%)ストレス耐性が高い(30.4%)リーダーシップを発揮できる(24.2%)専門性・能力を伸ばしたいという意識が高い(24.0%)論理的思考力が高い(23.9%) |
調査対象となった企業の8割近くが「コミュニケーション能力が高い」と回答しました。次いで多い回答は「協調性がある」「誠実である」でした。
このような結果から、学生にコミュニケーションスキルや協調性を求める企業が多いことが伺えます。つまり、面接においては「面接官との会話のキャッチボールがスムーズにできること」が重要であると考えられます。
出典:内閣府「企業の採用活動に関する実態調査」令和2年10月
面接に受かる方法6選
企業が学生に求める人物像をふまえ、面接に受かるための対策方法を6つ紹介します。十分に準備をして面接に臨みましょう。
選考別に目的を理解しておく
就活の面接には一次・二次・最終といった段階があり、実施する目的が異なります。面接を通過するには、それぞれの目的を理解し、選考に合った対策をすることが必要です。
・一次面接
目的は、学生が企業の採用条件を最低限クリアしているかをチェックすることです。身だしなみや言葉遣いなどの「ビジネスマナーが備わった人材」であるかが鍵となります。1人あたりの面接時間が短い傾向があるため、第一印象が重要になるでしょう。
・二次面接
目的は「入社後に活躍できる人材」を見極めることです。質問内容が深くなり、回答した理由をさらに深掘りして聞かれることも多くなります。事前に業界・企業分析を徹底的に行うことが重要です。
・最終面接
社長や役員が応募者の採用を判断する目的で行います。「入社意欲の高い人材」であるかがポイントとなるため、業界・企業への熱意をしっかり伝えることが必要です。入社後のビジョンを明確に語れるよう準備しておきましょう。
会話のキャッチボールを意識する
先述したとおり、企業はコミュニケーションスキルの高い学生を求める傾向があります。そのため、面接での会話のキャッチボールは重要です。
完璧な回答をすることは、それほど問題ではありません。意識したいのは、面接官と自然な会話をすることです。想定される質問の回答を細かく書いて丸暗記しても、一方的に話すだけになり自然な会話はできません。言いたいことはメモ書きにする程度にして、普段どおりの対話ができるようにリラックスして臨みましょう。
面接官の話をよく聞き、程よく相槌を打つことも必要です。質問の意味が分からないときは、慌てずに「今の質問は〇〇〇という意味でしょうか」と確認しましょう。分からないことを質問できることも、重要なコミュニケーションスキルです。
人柄がわかるアピールをする
企業は面接をとおして、学生の人柄を知ろうとしています。新卒者は社会人としての経験がなく、これまでの実績で評価することができません。そのため「自社の社風に合っているか」「一緒に働きたいと思えるか」といった人柄が重視される傾向があるのです。
面接では自分の人となりが伝わる内容をアピールしましょう。学業・部活動・アルバイト・留学などのガクチカを話す際には、伝えたいと思う性格に合ったエピソードを用意してください。
入社意欲の高さを伝える
入社意欲の高さを伝えることも重要なポイントです。これは二次面接、最終面接と進むにつれ、より重視される傾向があります。
面接で入社意欲を伝えるためには、志望企業の「経営理念」「事業内容」「中期経営計画」「求める人物像」などを前もってチェックし、まとめておきましょう。企業研究をしっかりと行っている姿勢そのものが、入社意欲の表れとなります。
企業研究の方法としては「企業の公式サイトやパンフレットを読む」「企業のプレスリリースを確認する」「業界に関するニュースをチェックする」といった手段が挙げられます。
OB・OG訪問をするのもおすすめです。実際に働く社員の声は貴重な情報源となり、面接での受け答えに活かせるでしょう。
キャリアビジョンを明確にする
新卒者には、仕事での実績がまだありません。代わりにポテンシャルが重視される傾向にあるため、キャリアビジョンを明確にして面接に臨むことが重要になります。
キャリアビジョンとは「将来こうなりたい」と思い描く、自分の理想像です。終身雇用の崩壊や経済活動の停滞など、社会にさまざまな変化が起きている今、中長期的な将来像を持った人材は企業を活性化させる貴重な存在であると考えられます。面接の前に、はっきりとしたキャリアビジョンを描いておきましょう。そのステップは次のとおりです。
- 過去を振り返って自己分析をする
- 将来やりたいことを書き出して目標を設定する
- 目標達成に向けたスキルや行動を洗い出す
最後のスキルや行動は複数あってよいのですが、多すぎる場合は実行しやすい順に列挙してみてください。こうすることで、高いポテンシャルを保って面接に臨めるでしょう。
社会人として振る舞う
面接では受け答えの内容だけでなく、社会人としてのマナーもチェックされます。基本的な振る舞い方のポイントを、改めて確認しましょう。
・訪問マナー
集合時間の15分ほど前に到着し、5分前までには受付を済ませましょう。受付の担当者と接するときも、気をゆるめないようにしてください。
・入室マナー
軽く3回ノックをして「どうぞ」と言われたら「失礼いたします」と答えてドアを開け、入室します。ドアを閉めるときは、後ろ手で閉めないようにしてください。
・座り方のマナー
ドアを閉めたあと、面接官のほうを向いてお辞儀をします。角度は30度ほどで、このとき「よろしくお願いします」と言ってもよいでしょう。その後、椅子の横まで歩いていって立ちます。「お座りください」とうながされてから、椅子に座りましょう。
・面接での行動マナー
面接で何か聞かれる前に話し出すのはマナー違反です。面接官からの質問を最後まで聞いてから答えましょう。自信がないと思われないよう、面接官の目を見て話すよう心がけてください。
面接に受かるための対策にはAI全国共通模試「REALME」
面接の対策をより効率的に行いたい方には、就活サポートサービス「REALME」がおすすめです。AI面接を受け、フィードバックをもらうことで、面接内容を改善できます。
ここからは「REALME」の3つの特徴について解説しましょう。
AIとの面接で客観的に強みや弱みが分析できる
「REALME」では、20~30分程度のAI面接を受けることで、精密なフィードバックが受け取れます。そのなかで、就活で重視される14の能力が点数化され、自分の強みや弱みを客観的に分析できます。「関係構築力」「問題解決力」「ストレス耐性」などの能力が可視化されることで、自分のアピールポイントが分かり、自信を持って面接に挑めるでしょう。
合格圏内のES・面接解答例が閲覧できる
「REALME」を利用すれば、志望企業の合格圏内にいる学生のESや面接解答例が閲覧できます。これらを自分のデータと比較することで、改善点が把握できます。優秀な学生が自身のキャリアビジョンをどのように描いているのかも、参考にできるでしょう。
内定判定でエントリータイミングがわかる
「REALME」のAI面接を受ければ、企業の最終面接に進んだ学生のデータと比較することで、内定獲得の可能性を確認できます。この内定判定は、大学の模擬試験のようにA+・A・B+・B……E+・Eの10段階の評価で表されます。面接前に自分の現在地を知ることによって、最適なタイミングで志望企業にエントリーできるでしょう。
面接で受かる方法を押さえて選考に通過しよう
本記事では、面接に受かる人の特徴を紹介するとともに、面接の対策方法を6つ解説しました。ぜひ一つずつ実践して、面接合格を勝ち取ってください。
面接対策をより効果的に行いたい人には、就活サポートサービス「REALME」がおすすめです。AI面接や内定判定を活用して、就職活動を成功させましょう。