履歴書には、自己PRを書く欄があります。面接において口頭で求められることもあるため、就職活動をするときは自己PRを事前に準備しておいた方がよいといえるでしょう。
今回の記事では、自己PRの書き方や履歴書とESでの違い、記入時の注意点などについて紹介します。
また、自己PRがうまく書けない人におすすめのAI面接サービス「REALME」についても解説します。REALMEは、AI面接による内定判定やフィードバックを自己分析に活用できるサービスです。興味がある方はぜひ参考にしてください。
自己PRとは?
自己PRとはどのようなものなのか、何のために書くものなのかが分からない人も多いでしょう。ここでは、履歴書における自己PRとESにおける自己PRの意義や違いについて紹介します。
履歴書の自己PR
自己PRは「仕事における強み」に焦点を当てたものであり、能力や過去の実績をアピールするために提示します。
履歴書における自己PRは、簡潔に自分の強みを採用担当者に提示するものです。人柄や性格のよさをアピールする「長所」とは異なり、過去の経歴や仕事への適性をアピールすることが主な目的です。
自分のスキルや資質をアピールできるエピソードは、長所ではなく自己PRに回しましょう。
ESの自己PR
ESにおける自己PRでは、履歴書よりも詳細な自己分析が求められます。企業が就活生に対して求める資質・能力に対して、自身が持つ強みや過去の経験がどのように貢献できるかを掘り下げて記載しなければなりません。
記入欄に限りのある履歴書とは異なり、詳細に掘り下げて分かりやすく解説することが求められます。経験や強みを紹介すると同時に、仕事への熱意や、将来の可能性をアピールすると効果的です。
履歴書とESの自己PRは重複してもよいのか
自己PRに書くエピソードが複数思いつかない人や、自己PRをするうえで必ず伝えたいエピソードがある人もいるでしょう。
そのような場合、履歴書とESそれぞれの自己PRで取り上げるエピソードが同じでも構いません。ただし、ESと履歴書で文脈に矛盾がないようにしましょう。
自己PRの書き方とポイント
自己PRは、自分の長所だと思うところを箇条書きにするだけでは不十分です。ここからは、自己PRの書き方や、書く上で押さえたいポイントについて紹介します。これから自己PRを書く人は参考にしてください。
自己分析・企業分析をする
自己PRを書くときは、人生経験や思考方法などについて振り返りましょう。その際、幼少期から現在までのモチベーションの変化をグラフで表したモチベーショングラフを作ることも効果的です。
また、自己PRを作るときは、事業内容・ビジネスモデル・採用情報などの企業研究も並行して取り組みましょう。自己PRの内容と企業の方針を照らし合わせることで、企業が求める人物像に合ったアピールができているか、内定の確率が高いかどうかなどをチェックできます。
志望企業に合わせて自己PRの方針を変えてもよいでしょう。
エピソードの構成を考える
採用担当者に伝わりやすい自己PRを書くには、文章にする前に全体の構成を考えることをおすすめします。
自己PRの文章は、結論→目的・課題→行動→結果の順で考えましょう。結論の前に長々と経緯を解説すると、最終的に伝えたい主張が伝わりにくくなります。結論の後に、根拠となるエピソードを簡潔に述べましょう。
また、最後にそのエピソードによって得た強みや経験を、入社後にどのように生かしたいかを書くと効果的です。
文章作成・添削する
構成が決まったら、それに沿って文章を作成します。長々と解説することは避け、伝えたいことを簡潔にまとめましょう。
文字数制限があるときは、求められた文字数の8割以上を埋めるとよいとされています。最大文字数に対して文字数が著しく少ないと、志望度が低い・伝えたいエピソードがないと判断される可能性があるためです。
ただし、文字数稼ぎのために同じ主張を何度も書くことは読みにくくなるため避けましょう。
自己PRの書き方の注意点
自己PRを書くときは、採用担当者が読みやすくするために押さえるべきポイントがいくつかあります。ここからは、自己PRの書き方についての注意点を3つ紹介します。
手書きで書く際には丁寧に書く
近年、パソコンで作った履歴書でも問題ないとする企業が増えているものの、依然として履歴書やESは手書きでなくてはならないという企業も多くあります。そのため、手書きで綺麗な文字を書けるように練習するとよいでしょう。
また、履歴書に書く文章を書き違えた場合、初めから書き直さなくてはなりません。履歴書は余裕を持った枚数を用意しましょう。
読みやすさを意識する
手書きで書く場合もパソコンで作る場合も、読みやすい文字の大きさを意識しましょう。
狭いスペースに小さな文字を大量に書き連ねると、読みにくくなります。文字の大きさや文字数のほか、見せたいポイントの強調なども意識し、適切な大きさ・量の文章を心掛けましょう。
また、文章の内容や伝え方も読みやすさに直結します。読みやすい文章にするためには、曖昧な表現や過度な例え、同じ内容の繰り返しなどは避けましょう。
面接時と自己PRが食い違わないようにする
自己PRは履歴書で文章として提出することが求められるほか、面接において口頭で発表することが求められる場合もあります。
このようなとき、同じエピソードを話してよいのか、違うエピソードにした方が強みが伝わりやすいのではないかと考える人も多いでしょう。
履歴書と面接時でそれぞれ自己PRが求められたときは、アピールする内容やエピソードが食い違わないようにします。矛盾があると一貫性がないと判断されるほか、嘘のエピソードではないかと勘ぐられる可能性があるためです。
AI面接「REALME」で自己PRの型を見つけよう
自己PRで主張することが分からない人や、合格率の高い文章の構成が知りたい人には、AI面接サービス「REALME」の利用がおすすめです。「REALME」はAIとの面接結果から回答者の能力を表し、フィードバックを提示するサービスです。
過去データから内定確率を確認できる
「REALME」は、回答者のデータと過去の合格者のデータを照らし合わせたうえで内定判定を出してくれます。そのため用意した自己PRが、志望企業が求める人物像に合うか合わないかを面接前に確認することができます。
内定確率が低かった場合、合格者ライン達成者の回答を確認して、自己PRを練り直しましょう。
合格ラインのES・自己PRが閲覧できる
「REALME」からは、志望企業において過去に合格ラインに達した人のESや自己PRが閲覧できます。エピソードは決まっているものの構成に自信がない、どのように伝えれば合格しやすいのか分からないという人に向いています。
過去の合格者の自己PRを参考に、構成や伝え方を見直しましょう。
自身の強みと弱みが客観的に判断できる
「REALME」は、AIとの面接を通して回答者の強みと弱みをフィードバックしてくれます。そのため、自己PRで伝える自分の強みが分からないという人におすすめです。
AIが分析した強みと弱みを確認することによって、就活でアピールした方がよい自分の特性が見つかりやすくなります。
【新卒】自己PRを効果的に伝える書き方を身につけよう
自己PRは、就職後に仕事で生かせる強みを採用担当者に伝えるものです。履歴書と面接で複数回聞かれることも多いため、答えるたびに主張が食い違わないようにしましょう。
伝える自分の強みが分からない人は、「REALME」の利用がおすすめです。AI面接や内定判定をもとに、自分の長所やアピールポイントを確認しましょう。