就活に臨む学生の分類として、主に文系と理系の2種類が存在します。文学部・法学部・経済学部などに所属する学生は文系です。文系学生の就活には、採用の基準や職種の選択肢など、理系の就活とは異なる特徴があります。
この記事では、文系就活の特徴や、おすすめの業界、職種を紹介します。文系の強みが活かせそうな業界、職種を探すきっかけにして、文系就活の成功につなげましょう。
文系就活の特徴は?
文系の学生は、実務向きのスキルを在学中に習得する機会が少なく、企業側も選考基準にスキルを求めない傾向があります。新卒では即戦力としての活躍よりも、ポテンシャルや将来の成長が期待されているでしょう。ここでは、文系就活にみられる特徴を3つ紹介します。
ポテンシャルを重視する
専門性が高い理系よりも、文系のほうがポテンシャルをより評価されやすい傾向にあります。
ポテンシャルの評価軸にあたる能力とは、学習意欲・柔軟性・問題解決能力などです。個人の性格や志向を構成する部分が、採用時の評価基準として用いられます。今できることよりも、将来できることを見極めるために、潜在能力が評価されます。
職業の選択肢が多い
文系学生の主な就職先は多岐にわたります。代表的な職種は、以下のとおりです。
- 営業職(新規開拓、ルート営業など)
- 事務職(人事、経理など)
- 企画職(経営企画、広報など)
- 販売職(販売員、ディーラーなど)
企業側は文系学生のポテンシャルを評価するため、さまざまなキャリアプランを想定した仕事探しができます。自分が持つ強みや、やりたいこと、興味のある業界を判断基準にして、幅広いキャリアの可能性を模索しましょう。
資格やスキルを必須としない
文系の職種は、資格やスキルを持たない未経験者でも採用される可能性があります。理系の分野は、専門知識や技術を要する仕事が多く、完全未経験での採用は困難です。一方、文系には未経験でも成長すれば活躍できる職種が数多く存在します。
未経験で入社したときは、研修制度やOJT(オンザジョブトレーニング)を通じてスキルの習得を目指します。入社時点では周囲に遅れをとっていても、本人の努力次第で活躍できる点は文系就活の特徴です。
文系におすすめの業界は?
続いて、文系の学生におすすめできる業界を3つ紹介します。技術職が少なく、コミュニケーションや営業を軸とする業界は、文系の強みを活かしやすく特におすすめです。志望する業界を探すときの参考にしてください。
金融業界
金融業界は、文系の就活生を数多く採用しています。法人や個人の顧客を相手に金融資産のやり取りをする業界で、高いコミュニケーション能力を持っていれば活躍できます。
銀行や証券会社、保険会社などが金融業の代表例です。給与水準が高く、実力を評価された人はより高い給与をもらえるため、努力次第ではレベルの高いキャリアを目指せます。
商社にかかわる業界
商社は、国内外にわたって幅広い取引を成立させる業界です。メーカーと小売業など、異なる企業の仲介を担うため、柔軟な交渉力やコミュニケーション能力が求められます。
営業や企画、営業事務などがあり、グローバルなビジネス展開をする商社では、語学力がある就活生は強みを活かせるでしょう。
広告業界
広告業界は企業の規模が大きく、文系の学生に人気の業界です。企業に広告の提案営業をしたうえで、広告枠に宣伝を掲載するサポートを行うビジネスです。
CMや新聞広告など人の目に触れる機会が多く、華やかな印象があるため就活生に人気があります。クリエイティブな発想や新しい広告手法のアイデアなど、柔軟な発想力を持つ就活生は実力を発揮できるでしょう。
文系におすすめの職種は?
次に、文系の学生におすすめできる職種を5つ紹介します。文系の学生が在学中から実務スキルを身につけるケースは少ないものの、学生生活で培った対人スキルや知識を活かした職種への就職が可能です。幅広い職種から、自分に合ったものを探しましょう。
事務
事務は文系出身が多い職種のひとつです。事務所内でデスクワークに従事する内勤が中心で、外勤の社員や取引先と関わりを持ちます。
主な職種は、営業事務や経理、総務などです。事務職の新卒採用を実施する部署は、企業によって異なります。就職したい事務の職種を決めてから、企業研究に着手することもひとつの方法です。
営業
営業職は、企業の売上に直接貢献する職種です。クライアントとの交渉を通じて、自社の商品やサービスを購入してもらい、売上の向上を目指します。
営業職として活躍するには、高いコミュニケーション能力や折衝スキルが求められます。加えて、相手に与える印象のよさも重要です。つまり、明るい性格で人との積極的な対話が得意な学生に向いている職種です。
企画・マーケティング
企画やマーケティングの部門は、企業の販売戦略にかかわる職種です。自社製品やサービスを売り込むための方針を決め、実行した結果に基づいて戦略を立案します。
現場や市場をリサーチする点で、企画・マーケティング職の仕事は幅広い知識を必要とします。統計やデータ分析の経験があれば、適性の高い文系学生として差別化が図れるでしょう。
人事
人事は、企業の人的資源を管理する重要な職種です。採用や人材育成の計画を策定するだけでなく、新卒や中途社員の採用面接にも携わります。人事の目標は、適切な人材配置や労働環境の整備で企業の成長を支えることです。
プライバシーにかかわる人事情報について、求職者や従業員と直接やり取りする機会が多いため、相手の考えを尊重し理解できる人材が求められます。
販売
販売にかかわる職種も、文系の学生が活躍できる場です。ショップ店員やECサイトのカスタマーサポートなど、商品を顧客に提供する際にサポートを行う役割を担います。
主な業務は、接客や商品の在庫管理、店舗のレイアウト構成などです。顧客の満足度を向上させられるように、丁寧な接客技術が求められます。さらに、売上を伸ばすために店舗の現状を客観的に分析する力も重要です。
REALMEで文系の学生が行きたい企業を内定判定!
株式会社ABABAが提供する「REALME」は、志望企業の内定判定を測定できるサービスです。文系の就活生が志望する業界、職種を想定したAI面接ができます。以下で紹介する3つの特徴を確認し、無料で利用しましょう。
AI面接で強みと弱みが分かる
「REALME」のAI面接を利用すると、自分の強みと弱みの分析が可能です。対話内容をAIが分析し、14のカテゴリーごとにレーダーチャートで能力を測定します。
文系就活の採用基準として用いられる「柔軟性」や「問題解決力」の定量的な評価を参考にすることで、現状や長所、伸びしろを把握できます。結果を踏まえ、自己PRや面接対策に活かせる点が特徴です。
志望企業の内定判定を測定
志望する企業の内定判定ができる点は、「REALME」ならではの特徴です。A~Eでの内定判定を確認することで、志望企業に対する自分の現在地をエントリー前に把握できます。
文系の新卒採用ではポテンシャルがとくに重視されます。前述の14項目に関するフィードバックを活用すると、現時点では内定判定が低い企業であっても、効果的な選考対策が可能です。
他の就活生とのデータと比較
「REALME」の内定判定で好成績を出した他の就活生のデータは、志望企業ごとに閲覧が可能です。AI面接とESのデータを参照することで、優秀な就活生と自分の相違点が分かります。
文系学部で同じような経験を積んだ就活生であっても、面接やESでの自己表現次第で、採用の合否は異なる可能性があります。職業ごとの評価軸の違いを知るうえでも便利な機能です。
文系の特性を生かして就活しよう
この記事では、文系の就活における特徴や、おすすめの業界、職種を紹介しました。文系の学生を採用するにあたって、企業はポテンシャルや人柄を重視する傾向にあります。
コミュニケーション能力や柔軟性が高ければ、営業や事務など文系を多く採用する職種での活躍が可能です。
「REALME」を活用すると、自身の強みを分析して志望企業への内定を目指せます。文系学生の特性を生かして就活を成功させましょう。