面接では最初の挨拶が重要です。挨拶で好印象を与えられるかが、面接での評価の鍵です。しかし、挨拶するタイミングやちょっとしたマナーが分からず、不安に思う人も多いでしょう。本記事では印象のよい挨拶のポイントや、シーン別の挨拶のマナーを解説します。
併せて、就活サポートツール「REALME」についてもご紹介します。AI面接を活用すれば、自身の面接の改善が可能です。興味のある方は詳細をご覧ください。
印象のよい挨拶のポイント
企業の受付や面接室の入退室で行う挨拶は、わずかな心掛けで印象がよくなり、相手の心を惹きつけられます。基本的なことが中心ではるものの、改めて自分を振り返ってみましょう。
明るい声でハキハキ話す
声の出し方は、挨拶の印象を決める大切なポイントです。第一声が聞き取れないようでは、悪い印象につながります。相手が聞きやすいトーンやスピードを意識して、明るく大きな声でハキハキとした発声が大切です。
明るい声で挨拶をすれば、表情が自然と明るくなるうえ、自信やコミュニケーション能力も相手にアピールできます。印象のよい挨拶が身につけば、面接のときだけでなく、入社後のさまざまなシーンでも活かせるでしょう。
表情や視線に気を付ける
表情や視線も、相手によい印象を与えるために重要なポイントです。にこやかな笑顔を意識し、相手の目を見て挨拶しましょう。
面接本番では緊張のためうつむいてしまいますが、それでは挨拶が相手に届かず、自信がなさそうな印象を与えます。できるだけ前を向き、口角を上げて挨拶をするよう、日常的に心掛けましょう。
目を見て話すことが苦手な人は、相手の鼻や口元に視線を向ける方法がおすすめです。
姿勢をよくする
姿勢をよくすることも重要です。中でもお辞儀の姿勢は、視覚情報の1つとして第一印象を左右します。歩きながらや話しながらのお辞儀は避けます。きちんと立ち止まり、背筋をしっかり伸ばした状態からお辞儀をしましょう。鏡の前に立って、あるいは動画を撮影して確認することもおすすめです。
一般的なお辞儀では上体を前方に傾ける角度は30°程度で、これを「敬礼」と言います。15°程度は「会釈」で、受付での挨拶などで行います。45°程度になると「最敬礼」です。ありがとうございますと、お礼の挨拶をする際のお辞儀です。
シーン別の挨拶マナー
面接での挨拶といっても、さまざまな状況があります。ここからは、シーン別に心掛けたい挨拶のマナーをご紹介します。
ただし、あまり形式にとらわれる必要はありません。心を込めて挨拶するよう心掛けましょう。
【受付】受付や入口に人がいるとき
会社が面接会場の場合はエントランスの受付で挨拶をします。面接会場入口に受付の担当者が控えているなら、そちらでも挨拶をします。
「あの」「すみません」などの曖昧な言葉ではなく「おはようございます」または「こんにちは」と声を掛けましょう。続けて自分の名前・所属する大学・学部名・約束の時間・来訪目的・担当者名を伝えます。
例
「おはようございます。〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇〇(フルネーム)と申します。本日〇時より面接を予定していますが、担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか」
「面接は受付ですでに始まっている」と言われるように、ここで出会った方々の意見が面接に影響することもあります。気を引き締めて挨拶をしましょう。
【受付】受付や入口が無人
会社の受付や面接会場の入口が無人の場合もあります。そのようなケースでは、設置してある電話やインターホンで担当者を呼びましょう。通常は内線の番号表が置いてあるか「面接の方は〇〇まで」という案内が掲示されています。電話を掛けて、自分の名前・所属する大学・学部名・約束の時間・来訪目的・担当者名を伝えます。担当者と対面した際は、改めて挨拶をしましょう。
なお、内線の電話やインターホンを使う場合は、約束の時間の2~3分前になるまで待って連絡します。電話を切る際は、相手が切るのを待ってから受話器を置きましょう。これらは基本的なマナーです。
【入室】面接官がいる部屋に入る
いよいよ面接官のいる部屋へ入ります。ここからは入室の際のマナーに沿って行動しましょう。
ドアを3回ノックして、中から返事があったら「失礼します」と声を掛け、ドアを開けて入室します。この一言が面接官に対する最初の挨拶に当たるため、しっかりと発声しましょう。
部屋に入ったらドアを閉め、面接官にきちんと向きなおって、所属する大学・学部名と名前を伝え、一礼します。
面接官から「お掛けください」と声を掛けられたら、椅子の横にかばんを置き「失礼します」と言って座ります。
【入室】無人の部屋に通されたとき
面接官のいない無人の部屋へ通されるケースもあります。その場合は、面接官が来るまで静かに待機しましょう。
面接官が入室したら席から立ちあがり「おはようございます」あるいは「こんにちは」と挨拶します。面接官が正面に来たら、所属する大学・学部名・名前を伝え、深くお辞儀をします。面接官に「お掛けください」と声を掛けられてから座るようにしましょう。
【退室】面接が終了したとき
面接が終わったら、座ったままお礼の言葉を伝えます。受け取った書類や名刺をかばんにしまってから立ちあがり、来たときよりも心持ち深く一礼します。
ここからは退室マナーに従って行動しましょう。ドアまで歩き、面接官の方を向いて「失礼します」と言って一礼し、ドアを開けて退室します。会社から出るまでは私語を慎み、会社の受付を通るときに人がいた場合は、来たときと同様にきちんと挨拶をします。
【退室】面接官が見送ってくれるとき
面接官に面接室の外まで見送ってもらえる場合もあります。
エレベーターまでなら、別れ際にもう一度挨拶し、自分だけエレベーターに乗り込んでからは、ドアが閉まるまで礼をし続けるとよいでしょう。
会社の出口まで見送ってもらう場合は、雑談をしないなら面接官の少し斜め後ろを歩くようにします。ほかの社員とすれ違うことがあれば会釈をします。会社の受付に人がいた際は、忘れずに挨拶をしましょう。
会社を出たあとも、会社の出口が見えなくなるまで気を抜かないようにしましょう。
オンライン面接の場合
近年増えているオンライン面接の場合は、事前にカメラやマイクの動作を確認しておきます。背景の映り込みにも注意しましょう。
予定の時間になったら、指定されたURLからルームに入ります。ちょうどの時間にならないと入室できない場合がほとんどであるため、早めに準備を終えて待機しましょう。
始まったら座ったまま挨拶と自己紹介をします。立ちあがる必要はありません。意識し辛い点ではあるものの、できるだけカメラ目線を心掛けましょう。
終了時は着席したままで挨拶をし、一礼します。回線は自分から切らず、企業側が接続を切るまで待ちます。
AI面接「REALME」で内定可能性を判定しよう
面接での挨拶について解説してきましたが、面接に不安を感じる方には、AI面接が受けられる「REALME」がおすすめです。そのメリットを3つご紹介します。
志望企業の内定可能性が分かる
就活サポートツール「REALME」を活用すれば、志望企業を受けた場合の内定判定が5段階評価で分かります。
AI面接によって内定確率が出るため、自分の今いる立ち位置が把握でき、面接の内容を改善しつつ最適なタイミングでのエントリーが可能です。
AIの面接回答やESが閲覧できる
「REALME」では、志望企業の合格ラインを突破した就活生のESや面接の解答例を閲覧できます。AIが抽出した過去の就活生のデータを参考にすることによって、自分に足りないものや改善点、挨拶の仕方の違いなども分かり、内定判定の向上につなげられるでしょう。
AIで客観的に自己分析ができる
「REALME」のAI面接はフィードバックが充実しています。35項目に及ぶ精密な評価が受け取れ、能力・人柄・経験などのバランスが分かります。「成長意欲」「柔軟性」「関係構築力」など14の評価軸があり10段階で評価されるため、これまで自覚していなかった強み・弱みが把握でき、自信を持って面接に臨めるでしょう。
初めの挨拶で好印象を与えて面接を成功させましょう
挨拶は面接の第一印象を左右する重要なポイントです。明るい声・表情・姿勢などを改めて意識すると、挨拶はぐんとよくなります。挨拶をするシーンは多々あるものの、それぞれの基本的な注意点をおさえれば心配ありません。相手への感謝を込めて挨拶するよう心掛けましょう。
自身の面接をさらに改善させたい場合は、就活サポートツール「REALME」がおすすめです。AI面接のフィードバックを活用し、志望企業の内定獲得を目指しましょう。