面接で「今までにあった成功体験について教えてください」と聞かれたことはありませんか?企業がこの質問をする理由は、成功した結果ではなくそのプロセスを知りたいためです。この記事では、面接で成功体験について聞かれる理由や答え方の注意点、成功体験の見つけ方について解説します。
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企業が面接で成功体験を聞く理由は?
企業が面接で成功体験について聞く理由は大きく分けて2つあります。いずれの理由も、企業が聞きたいことは成功した結果ではなく、そのプロセスや得たものに対する価値観を注視します。
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
成功に対する価値観を知りたい
1つ目は、成功に対する価値観を知りたいためです。成功体験と聞いても、どの経験を成功とみなすかは人それぞれです。大きな成果を残せたことで成功とみなす人もいれば、難易度が高いものを突破できたことで成功とみなす人もいます。
成功体験に対する返答で”何を”成功体験とみなすか、学生それぞれの価値観が分かります。成功体験の質問は、自己PRやガクチカなどの定番質問と同様で、学生を知るための切り口の一つです。
成功のためにどのような努力をしたか知るため
2つ目は、その成功のためのプロセスや、どのような努力をしたかを知るためです。特に努力もせず、偶然うまくいった成功体験は再現性があるか疑問が残ります。企業が知りたいエピソードは、成功するためにどのように努力したかの過程です。
努力をしてもぎ取った成功体験には再現性があり、仕事をする上でも同じような結果を残せると評価されるでしょう。
成功体験の見つけ方は?
成功体験と言われても、すぐ思いつくものではありません。成功体験を探すために使える方法は以下の5つが挙げられます。
・自分史を作成して人生を振り返る
・小さな成功体験を深堀りする
・今やっていることから探す
・継続している趣味や特技を振り返る
・失敗から得られた学びを振り返る
それぞれ詳しく解説します。
自分史を作成して人生を振り返る
1つ目は、自分史作成です。これまでを振り返って自分史を作成し、書き出した出来事から特に印象的なものをいくつかピックアップして深掘りしましょう。特に困難を乗り越えたと思えるエピソードを選びます。
ピックアップしたエピソードに、困難の乗り越え方などの共通項はありませんか?成長を感じたと思うエピソードに同じようなポイントはありませんか?
各エピソードの共通項は何か、自分が大切にしている価値観やキーワード、行動パターンを見つけましょう。
小さな成功体験を深掘りする
2つ目は、日々の小さな成功体験を深掘りすることです。成功体験は輝かしい成果を伴っていなくても問題ありません。誰しも経験しているであろう「日常の成功体験」に焦点をあてて探しましょう。
企業が見るポイントは、成果の偉大さではなくプロセスです。どのような些細な内容でも自分らしい成功体験があれば、その内容を深掘りして面接で話せるようにしましょう。
今やっていることから探す
3つ目は、今やっていることから探す、です。過去の成功体験でふさわしいものがなければ、今やっていることから成功体験を探しましょう。
「〇〇資格取得のために毎日3時間勉強している」など、今まさに自分が力を入れて行っていることなら、細かいポイントも話しやすくなります。
継続している趣味や特技を振り返る
4つ目は、継続している趣味や特技を軸に振り返ることです。数年単位での取り組みは、十分素晴らしいことです。続ける上でどのような目標を設定し、継続するためにどのような取り組みをしたか、振り返って話しましょう。
同時に、継続している理由や、どのような課題や困難にぶつかったかも併せて伝えると、より説得力が上がります。
失敗から得られた学びを振り返る
5つ目は、失敗から得られた学びを振り返ることです。成功体験は必ずしも成功した体験から話す必要はありません。失敗談から成功体験につながる話が出てくることもあります。
同じようなミスを起こさないように対策することは、「失敗から学びを得た」成功体験です。失敗談ベースの成功体験もぜひ考えてみましょう。「物ごとをポジティブに考えられる学生だ」と好印象にもつながります。
面接で成功体験を答える際の注意点
作成した成功体験談を面接で伝える際は、これから紹介する2つのポイントに注意しましょう。
・「成功体験はない」と回答しない
・嘘をついたり話を盛ったりしない
面接前に確認しておきましょう。
「成功体験はない」と回答しない
1つ目は、「成功体験はない」「特にありません」と回答することです。学生からすると謙遜のつもりでも、企業からすれば面接への準備不足や意欲がないとも捉えられ、他の学生と比べて評価ダウンにもつながります。
面接での質問には、積極的に自分をアピールして恥ずかしがらず返答しましょう。
嘘をついたり話を盛ったりしない
2つ目は、嘘をついたり、話を盛ったりしないことです。印象をよく見せるために事実を大きく曲げたり、話を盛って大げさな表現にしないようにしましょう。面接官は多くの学生を見ているため、嘘やごまかしは見抜かれます。信憑性の無い話は不信感にもつながるため、素直にありのままを話すようにしましょう。
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面接の準備には、自己PRやガクチカなど、成功体験以外にもさまざまな対策が必要です。どのような成功体験を話せばよいか分からない人に、面接準備に使えるツールとして「REALME」を紹介します。
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AI面接を通して自分の強みと弱みを確認
AI面接のフィードバックでは、改善点だけでなく自身の強みや弱みが分かります。AI分析に基づく客観的な自己分析で、自身の強みに合った企業や職種も分かります。フィードバックから、自分の強みに合った自己PRや成功体験を見直すことで、内定判定の向上が可能です。
面接で答えられるよう成功体験を振り返っておこう!
企業が面接で成功体験について聞く理由は、成功と感じる価値観を知り、成功体験の過程や再現性を確認したいためです。成功した成果の大きさは関係ありません。これまでの人生で力を入れて取り組んだことや成功したと思ったエピソードを深掘りし、よい印象の成功体験を伝えましょう。