就活中に書類上や面接で「苦手なこと」について聞かれることがあります。志望企業によい印象を与えたいために、正直に答えてもよいかと不安に感じる人も多いです。その際、嘘をつくことはNGです。しかし、素直に自分の弱みだけを伝えてもよい評価にはつながりません。
本記事では、企業が面接で「苦手なこと」を聞く意図、面接に適した「苦手なこと」の見つけ方や、伝える際の注意点について解説します。本記事の最後には、就活対策サービス
「REALME」についても紹介します。AI面接による客観的な自己分析であなたの弱みを見つけられるでしょう。
企業が面接で苦手なことを聞く意図は？
企業はどのような理由で「苦手なこと」を聞いているのでしょうか。面接は自分をアピールする場であるのに「苦手なこと」について聞かれる意図が分からないという人も多いでしょう。
ただし、企業側の意図を正しく理解すれば的確な回答を準備できます。考えられる理由は以下です。
苦手なこととの向き合い方を知りたい
「苦手なこと」へ質問することで「苦手なことの対処法」を知りたいという質問があります。入社後の業務が得意分野とは限らず、苦手な仕事を任される場合もあるでしょう。そのため「苦手なこと」について質問された際は、「苦手なこと」と一緒に対処方法も伝えましょう。
どのように仕事へ向き合い乗り越えられたか、また乗り越えられなかった際はどのように対処したのかを伝えると、採用担当者にあなたの問題解決能力をアピールできます。
自己分析ができているかを知りたい
就活生が自己分析で自分を正しく理解できているかを見るために、企業は「苦手なこと」について質問します。
自分の弱みを理解して採用担当者へ伝えるには、自己分析が必要不可欠です。マイナスイメージの質問に対しても問題なく答えられるように分析を行いましょう。
自己分析で自分を客観視できると、採用担当者に自己分析が十分にできていることをアピールできます。また、入社後に苦手な仕事を任された際も冷静に対応できると思われるでしょう。
学生の性格や人柄を知りたい
「苦手なこと」について質問する目的は、就活生の性格や人柄を知るためです。
企業は面接を通じて、就活生の性格や人柄、価値観などを見ています。そのため、質問を通じて就活生の「苦手なこと」や弱み、本音についても把握したいと考えているのです。
企業は、ポジティブな面だけではなくネガティブな面も知ることで、就活生への理解を深めたいと考えています。質問された際は、恐れず正直に回答しましょう。
自社とマッチしているか知りたい
企業が面接でもっとも重視することは、自社とのマッチ度です。面接の時点で「苦手なこと」を質問することで、自社の求める人物像かを判断しています。
就活生の「苦手なこと」が業務内容と合致すると、入社後の活躍が期待できません。また、早期離職につながる可能性もあるでしょう。
面接で話す苦手なことを見つける方法
自分の「苦手なこと」が分からない場合は、どのようにして見つければよいでしょうか。ここからは、「苦手なこと」の見つけ方を紹介します。
過去の失敗を振り返る
過去の失敗した経験について振り返ってみましょう。どのようなときに課題を感じ、何が原因で挫折したのかなどを考えると、自分の「苦手なこと」が浮かび上がってきます。
いつも同じような場面で失敗する、同じようなことに課題を感じて悩んでしまうなどがあれば、それが自分にとっての「苦手なこと」といえるでしょう。
自分の経験に基づいたエピソードを用いて伝えることで、より説得力が増します。
得意なことの反対を考える
どうしてもネガティブなことが思い浮かばない場合は、「得意なこと」の反対を考えてみることもおすすめです。得意なことの裏を返せば「苦手なこと」につながる場合が多いため、自分の長所から苦手を探してみるとよいでしょう。
たとえば、コミュニケーションが得意な人は、ひとりでコツコツと地道な作業をすることが苦手と言い換えられます。
もちろん、必ずしも「得意なこと」の反対が「苦手なこと」とは限りませんが、自分の弱みを違う側面から見ることで、これまで気が付かなかった点に気付ける可能性があるでしょう。
家族や友達など周囲の人に聞く
客観的に自分を見つめ直さなければ、「苦手なこと」を見つけることは難しいでしょう。しかし、自分を客観視することは容易ではありません。どうしても難しい場合には家族や友人など、自分のことをよく知る人に聞くこともおすすめです。
周囲の人に客観的視点で意見をもらうことで、自分では気がつかなかった苦手なことに気付けることがあります。
面接で苦手なことを話す際の注意点
面接で「苦手なこと」を聞かれた際、何でも正直に話す必要はありません。「苦手なこと」は、伝え方によって悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。
以下では、面接で「苦手なこと」を伝える際に注意した方がよい点について解説します。
仕事に関連する内容は避ける
仕事に関連する質問は、避けた方がよいでしょう。例えば、「地道な作業が得意ではないのでデスクワークが苦手」と事務職の面接で伝えることや、営業職なのに「人と話すことが苦手」と回答するなど、志望先にマイナスな印象を与えます。そのため、自社とマッチしていないと判断されるでしょう。
面接で、志望企業の業界や職種に悪影響を及ぼす弱みを伝えることは控えましょう。
また「時間通りに行動することが苦手」や「人への配慮が苦手」など、社会人としての基本マナーに関わることも避けた方がよいです。
苦手の原因を外的要因のせいにしない
自分が「苦手なこと」を、家庭環境や学校など外的要因のせいにしないように注意しましょう。
例えば、親の教育が悪かったことが原因でコミュニケーションが苦手や、友だちに恵まれなかったなど、周囲の人や環境が原因と伝えれば、他責思考の人だと判断されてしまいます。
そのため、入社後にミスやトラブルがあった際、人のせいにするのではないかと採用担当者にマイナスな印象を与えるでしょう。大切なことは、自分の弱みを周囲のせいにすることなく、自ら向き合って解決策を考えることです。
苦手なことを含めて面接対策は「REALME」を活用！
面接で「苦手なこと」について聞かれても上手く対応できるために、就活対策サービス「REALME」を活用してみてはいかがでしょうか。「REALME」では面接対策・ES・自己PRなど、就活対策をひとつで完結できます。
AI面接を通して志望企業の内定を判定
「REALME」のAI面接を受けることで、志望企業の内定判定を算出してくれます。志望企業の最終面接に進んだ学生のデータと自分のデータを比較した上で内定可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置の把握が可能です。「REALME」を活用することで合格から逆算した自己分析が可能です。
合格ラインの就活生のAI面接結果を閲覧
「REALME」のAIではA最終面接基準をクリアした学生の面接回答例や、自己PR・ガクチカの閲覧が可能です。面接で「苦手なこと」について質問された際、採用担当者にマイナスな印象を与える回答をしないか不安に思う人は最終面接基準をクリアした学生のガクチカを参考にし、自分の弱みを正しく理解し伝えるコツを学びましょう。
また、AI面接は何度も実施可能なため、面接前にしっかり練習することをおすすめします。
AI面接で自分の強みと弱みを確認
「REALME」のAI面接では、あなたの強み・弱みを分析し35の項目をもとに、14の能力を点数化してくれます。強み・弱みが明確になり、客観的な自己分析が可能です。
自己分析で自分を客観視できると、入社後に苦手な仕事を任された際も冷静に対応できると思われるでしょう。「REALME」を活用して、採用担当者によい印象を与えるアピールをしてください。
面接で苦手なことを聞かれても対応できるように準備しよう！
面接で「苦手なこと」について質問された場合、伝える内容を事前に準備していなければ咄嗟に回答することが難しいでしょう。また、自分のネガティブな面についてどのような回答をすればよいのか悩む人も多いでしょう。その際は、本記事の内容を参考に「苦手なこと」の伝え方や注意点を把握し、面接本番であなたの人間性や価値観をアピールしましょう。
効率的な自己分析には「REALME」のAI面接がおすすめです。自己分析を行う際はツールやサービスの活用をおすすめします。徹底した自己分析で自分の苦手なことを把握し、企業の意図に合った回答ができるように準備し、内定獲得に繋げましょう。
