就活で小論文の課題が出たものの、どのように書き進めればよいかが分からない人は多いでしょう。小論文を書くコツは、自分の主張や考えを明確にして、決まった文章構成に従って書くことです。
本記事では、小論文の基本構成や書く際のポイントを解説します。今まで小論文を書いたことがあまりない人も、書く際のポイントを押さえればスムーズに書き進められます。
書き方のコツを知って、他の就活生と差をつけましょう。
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就活で書く小論文の基本構成
小論文の基本構成は、序論・本論・結論の三段階です。読み手にとって分かりやすく読みやすい文章を書くためには、この基本構成に従って書きましょう。起承転結ではなく、結論から書き始めることがポイントです。
序論
小論文は結論から書き始めます。最初に結論を示すことで最も伝えたい内容が明確になり、説得力のある小論文に仕上がります。
書き手にとっても、小論文の方向性が決まることでその後も書きやすくなるでしょう。
結論を後回しにすると、まとまりのない文章構成になり、評価に影響する可能性があります。序論は、出題されたテーマに対して問題提起と自分の考えや主張を簡潔にまとめ、長々と書くことは避けた方が無難といえます。
本論
本論は、序論で述べた結論に対して根拠を説明します。テーマに対する自分の考えや主張を提示するだけでなく、読み手に納得させることも大切です。
小論文の内容に説得力をもたせるためには、客観的な事実に基づいて書き進める必要があります。具体的な事例や過去の経験をもとに書き、曖昧な表現は避けましょう。
本論は全体の6〜8割を占める重要な部分です。文字数を稼ぐために関連性のない内容まで書くと、減点対象となるリスクがあります。
結論
小論文の最後は、結論で締めくくります。全体の内容を統括し、自分の意見を改めて述べます。
序論で提示した結論と意見を変えることなく、小論文の全体を通して一貫性をもたせることが大切です。本論を書いているうちに話の内容がずれないように気を付けましょう。
序論との違いは、本論で示した根拠に基づいた結論であることです。書き終えて提出する前に全体を読み直して、途中で主張や意見が変わっていないかを確認しましょう。
就活で小論文を書く際のポイント
小論文を書くテクニックや、気を付けた方がよいことを解説します。小論文の型を知ることで、スムーズに書き進められます。
今まで小論文を書く機会があまりなかった人は、本章を読んで基本のポイントを押さえましょう。
主張の前に問題提起をする
問題提起とは、問題や課題を明確にし、疑問を投げかけることです。
問題提起をすることで、小論文のテーマに対する自分の立場を明確に示す効果があります。自分の意見が決まったら、「○○と言われるが、本当にそうだろうか。」と疑問を提示します。
自分の意見を述べるだけでなく、反論も踏まえて提示することで、読み手の共感を得られやすいでしょう。
その後に「私はそう思わない。なぜなら〜」と続ければ、自然な流れで結論と根拠を説明できます。
多角的に考察する
小論文を書くときは、テーマに対してさまざまな視点から考察することが大切です。1つの側面から結論づけると、反対意見の人に納得されない恐れがあります。
同じ物事でも、立場が変われば物事の捉え方も変わります。結論づけた後に別の視点からも考え直し、ネガティブな部分にも触れた上で根拠を示すことで、さらに説得力が増すでしょう。多角的に考察せば、主張の裏付けにもつながります。
反対意見と対比させる
多角的に考察するときは、反対意見との対比が効果的です。対比とは、反対の意見を取り上げて比較することで自分の意見を主張するテクニックです。
対比の文章構成は、自分の主張を述べた後に反対意見のメリット部分を挙げ、それに対する問題点を提示した上で、自分の主張であればその問題が解決できることを示します。反対意見への理解を示すことで視野の広さが伝わり、自分の主張のメリット部分をより際立たせる効果があります。
語尾は「だ・である」調を使う
小論文は、文章の語尾を「だ・である」調に揃えて書きます。小論文は自分の主張を述べるためのものであり、読み手に対しての丁寧な口調は求められません。
言い切りの形である「だ・である」調の方が読み手の印象に残りやすく、「です・ます」調よりも簡潔に短くまとめられます。
文章の途中で「だ・である」調と「です・ます」調が混ざらないように、全体を通して語尾が統一できているかを確認しながら書き進めましょう。
一人称は「私」を使う
小論文の一人称は、男女問わず「私」を使います。「僕」はフランクな印象や幼い印象があり、正式な文章において適切ではありません。
小論文に限らず、ESや履歴書も一人称は「私」で統一します。普段使っている一人称を間違えて使わないように気を付けましょう。
三人称も「父」「母」「祖母」「祖父」のように、正式な文章に相応しい表現を選びます。
誤字脱字に気を付ける
誤字脱字は「見直しをせずに提出した」「仕事でもミスをするのではないか」といった悪い印象につながる可能性があります。誤字脱字があまりにも多いと、それだけで不合格になることもあります。
誤字脱字をなくすためには、書いている途中に繰り返し読み直すことが効果的です。最後に見直しをして誤字脱字を見つけると修正が大変になるためです。
また、声に出したり、口を動かしたりして読むと、間違いに気づきやすくなります。
自己分析やES・面接対策は「REALME」にお任せ!
小論文に限らず、面接においても結論から話すことを癖づけるとよいでしょう。
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また、AIからの質問に対して結論から話す練習をすれば、小論文を書く際にも役立ちます。
合格ラインの学生のESデータが見られる
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合格ラインに達する学生のESの書き方を参考に、よい点を見つけて小論文にも取り入れましょう。
志望度が高い企業であれば、エントリーするタイミングの見極めも重要です。内定判定の評価が低い場合は、2次募集まで待つという選択もできます。
自分の強みと弱みを定量化して自己分析
「REALME」は自己分析にも使えます。AIとの面接を通して解析したデータから、自分の強みや弱みが把握できるためです。
小論文のテーマによっては自分について書くこともあり、自己分析を深くできていた方が有利といえます。
また、内定判定を上げるためのフィードバックも確認でき、強みをどのように伸ばして、弱みをどのように改善すればよいかが分かります。
就活の小論文は基本構成とポイントを押さえて書こう!
就活の小論文は、序論・本論・結論の基本構成に従って書きましょう。結論から書き始めることで自分の主張が明確になり、説得力のある文章が書けます。与えられたテーマに対して自分の主張を明確にした上で、問題提起や反対意見との対比も入れると効果的です。
ケアレスミスで評価を落とさないように、書き終えた後は見直しをすることが大切です。小論文の書き方のコツを掴んで、選考を突破しましょう。また、「REALME」でAIとの面接を活用することもおすすめします。面接のフィードバックや内定判定、他の就活生の回答を参考にして、就活を有利に進めましょう。