就活中に周囲を見ると、内定が出る時期が人によってまちまちで、気になってしまうことがあります。内定獲得が早い場合、遅い場合、いずれにしても不安になるものです。
本記事では内定が出る時期の目安や、内定時期が気になるときの対処方法をご紹介しましょう。
また、スムーズに内定を獲得するためにおすすめの、就活サポートツール「REALME」についても解説します。志望する業界・企業の内定判定が分かり、自分の強み・弱みが把握できます。詳しくは詳細をご覧ください。
一般的な内定時期と業界別の違い
就活のスケジュールは年々早期化している傾向がありますが、景気動向の影響を受け、年度によって異なるのが現状です。
ここでは、平均的な内定・内々定の時期を確認しましょう。
内定の一般的なタイミング
政府主導の就活ルールによると、現在、企業が就活生に内定を出せる時期は、大学4年生の10月1日以降と決められています。そのため、多くの企業が10月から11月にかけて内定を出します。
それよりも早い時期に合格となった学生に対し、企業が出すのが内々定です。内々定が出る時期は大学4年の6月から7月が一般的です。4月、5月に説明会や選考会が進められるため、このようなスケジュールをとる企業が多いと見られます。
業界による違い
内定・内々定のタイミングは業界によっても異なります。経団連(一般社団法人 日本経済団体連合会)に加盟している企業は一般的なスケジュールですが、非加盟の会社はこれにあてはまりません。
たとえば、中小企業・ベンチャー企業・マスコミ関連・外資系企業は、スケジュールを前倒しにしているケースが多いため、内々定も早めに出される傾向があります。
自身が志望する業界・企業の前年までのスケジュールを確認し、前もって準備しておくことをおすすめします。
内定時期が早い場合のメリットとデメリット
前述のように、経団連に所属していない一部の業界・企業は、内定時期が早い傾向にあります。中には大学3年の秋頃に内定を出す外資系企業もあります。
内定の時期が早い場合のメリット・デメリットについて解説しましょう。
メリット
早期の内定を目指して早い時期に就活を始めれば、時間に余裕が生まれ、焦らずに済みます。卒業後の進路の不安がなくなることで気持ちにもゆとりができるため、その後の採用試験でも必要以上に緊張することなく、十分なパフォーマンスが発揮できるでしょう。
また、就活が早く終わることで、残りの学生生活を楽しめます。学生のうちは、社会人になってからではできないような経験が得られる貴重な時期でもあります。就活という不安から解放されることは、大きなメリットといえるでしょう。
デメリット
早期に内々定をもらった学生の中には、オワハラを受けて、その後に控える第1志望の企業の選考に参加できない人もいます。オワハラは「就活終われハラスメント」の略称です。内閣府が行った2023年度の調査によると、9.4%の学生が「オワハラを受けたことがある」と回答しています。具体的には「内々定を出す代わりに他社への就活をやめるよう強要された」「懇親会や長期の研修があり他社の選考が受けられなかった」といった内容です。
内定が出されたあとに就活を続けることは問題ありません。オワハラを受けるようなことがあれば、周りに相談しましょう。
一方で、第1志望の企業がほかにあるにもかかわらず、早期に出た内定を承諾しようと考えてしまうおそれもあります。早期内定が出たからといって妥協せずに、本命企業の内定獲得を目指しましょう。
出典:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(概要)」
内定時期が遅い場合のメリットとデメリット
早い時期に内定を出す企業がある一方で、内定時期が遅い企業もあります。9月以降の、いわゆる秋採用・冬採用を行う企業としては、大企業の子会社・ベンチャー企業・予想外に内定辞退者が出た企業などが挙げられます。
内定時期が遅い場合のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット
秋採用・冬採用に向けて就活を行う場合は、一般的な春から夏にかけての就活では出会えなかったような会社を知り、選択肢として数多くの業界・企業を比較できるというメリットがあります。
大手企業の子会社であれば、大手企業に匹敵するような待遇や福利厚生が期待できます。ベンチャー企業であれば、風通しがよく自由度の高い職場に出会えることも多いでしょう。
また「ほかの人よりも長く就活を行ったことで成長を実感できた」という声も聞かれます。
デメリット
周りの仲間が内定をもらっている中で就活を行うのは、精神的プレッシャーにつながります。
また、秋採用・冬採用を目指す就活生は多くありませんが、中には留学を終えた学生や公務員試験に挑戦している学生も含まれており、決して競争率が低いというわけではありません。このような中で戦うことへのプレッシャーも大きいでしょう。
内定をもらう時期が遅くなった場合、そのタイミングによっては、内定式や入社までの準備期間が短くなります。そうした点もデメリットと考えられるでしょう。
就活の内定時期が気になる場合の対処法
新卒の就活は周りが一斉に活動を行うため、つい内定時期を他人と比較してしまいます。
「自分の就活は早すぎたのではないか?」「出遅れてしまったかも!」
そのように気になる場合の対処法をご紹介しましょう。
状況を正確に把握する
自分の就活状況が本当に早いのか、出遅れているのか、正確な状況を把握しましょう。焦らず、就活仲間との情報交換を行うことをおすすめします。
内閣府が行った2023年度の調査によると、内々定を初めて受けた時期は大学4年の4月が最も多く、その割合は就活生全体の約2割です。累計としては、5月までに全体の約8割、6月までに約9割が最初の内々定を受けています。このような公的な調査で、自分の状況を確認するのもよいでしょう。
出典:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査報告書(概要)」
自分の就活を分析する
正確な状況を把握した結果、自分の就活が周りより早い、あるいは遅れてしまっていると判断した場合には、就活について改めて分析する必要があります。
早いと感じたならば、このまま内定を承諾してよいのかどうか考えてみてください。
遅れているならば、自分の就活はどこでつまづいているのかを見直す必要があります。面接やESをしっかり分析して、弱点があれば補強しましょう。
就活の内定時期が気になるなら 「REALME」を活用しよう
「内定時期が気になる」「内定がなかなか出ない」とお悩みの方は、就活サポートツール「REALME」を活用してはいかがでしょう。AI面接によって客観的に自分の強み・弱みの判定をしてもらえるため、採用面接やESの見直しに役立ちます。
ここからは「REALME」をおすすめする理由をご紹介します。
内定判定が受けられる
「REALME」のAI面接を受ければ、志望企業を受けた場合の内定判定が、5段階評価で分かります。実際に志望企業の面接を受ける前に自分の立ち位置が分かるため、最適なタイミングでエントリーをして、内定時期を見通すことが可能です。
自身の強み・弱み・価値観を把握し、それを活かせるように面接やESを見直して、内定判定を上げていきましょう。
優秀な学生のデータをチェックできる
「REALME」では、志望企業の合格ラインに達した就活生の面接やESのデータを閲覧することができます。合格できる基準を知ることは、内定獲得に近づく第一歩です。
自分の就活を分析した結果、面接でつまづきやすいと分かっていても、どのように直せばよいか分からない方も多いでしょう。そのような場合でも、過去の合格者の面接を参考にすることによって、これまで気づかなかった自身の改善点が見えてきます。
AI面接で面接の練習ができる
「REALME」のAI面接を受けることで、採用面接の練習ができます。AI面接のあとのフィードバックとして受け取れるのは、35項目もの精密な評価です。成長意欲・関係構築力・自己表現力・ストレス耐性といった、資質や人柄などのバランスも把握できるため、自分のどういった面を企業にアピールすればよいかが分かります。
「REALME」のフィードバックは、自身の特性を客観的に分析するベースとなり、志望企業での採用面接に活かせるでしょう。
ベストな時期に就活内定を勝ち取ろう
一般的な内々定の時期は春から夏にかけてですが、それより遅い時期や早い時期に内定が出るケースもあります。自分の内定時期に不安を感じる場合は、現在の状況を把握して就活を見直し、自分にとってベストな時期に内定を勝ち取りましょう。
採用面接やESを見直すなら、就活サポートツール「REALME」がおすすめです。興味のある方はぜひ資料をご覧ください。