ビジネスでもプライベートでも、初めて人と会う場面には自己紹介がつきものです。中でも就職活動における自己紹介は、第一印象を左右する決め手となります。
しかし「どうしても苦手」「何に気をつけたらよいか分からない」という方も多いでしょう。
本記事では、自己紹介で押さえておきたいポイントを解説し、具体的な例文をご紹介します。
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自己紹介が第一印象を決める
出会ってすぐの第一印象は、ほぼ自己紹介で決まるといってよいでしょう。履歴書やエントリーシートといった紙面の自己紹介であっても、面接での自己紹介であっても、その重要性は変わりありません。
自己紹介を通して相手によりよい印象を与えることが、その後の選考での高評価につながります。
そう考えると失敗を恐れて身構えてしまいそうですが、あらかじめ内容を精査し、ポイントを押さえて練習しておけば問題ありません。
自己紹介で伝える内容
まずは、自己紹介の内容を整理します。自己紹介の目的は、自分がどのような人間かを相手に伝えることです。以下のような内容を簡潔に述べましょう。
①氏名・学校名・学部・学年などのプロフィール
②学校内外での取り組み
学業・部活動・サークル活動・留学経験・ボランティア・趣味・アルバイトなどを伝えます。どのような学生生活を送ってきたのか、相手にイメージしてもらうのが目的です。
③企業へのアピール
自己紹介の締めくくりとして、企業に対する熱意や選考に対する意欲を伝えると、好印象につながります。短くてもよいので、やる気や意気込みを自身の素直な言葉で表しましょう。
自己紹介と自己PRを区別する
自己紹介と自己PRは、伝える内容や目的が異なります。
自己紹介で伝えるのは、氏名や大学名、特技などです。簡潔に伝え、自分について正しく知ってもらうことが目的です。
一方、自己PRは自分の強み・スキル・価値観・入社意欲などを、具体的に伝えます。企業に対して自分がどのように認識しているか、入社後どのように貢献できるのか、アピールすることが目的です。
それぞれの違いを理解したうえで、自己紹介の内容をまとめましょう。
自己紹介で意識するポイント
続いては、面接で自己紹介をする際に注意しておきたいポイントをご紹介します。次の4つの点を意識して、事前に練習しましょう。
表情・視線
表情や視線に気を配ることは、相手によい印象を与えるために大事なポイントです。にこやかな表情で面接官の目を見て話しましょう。
面接の場で緊張すると下を向いてしまいがちですが、それでは話が聞き取りにくく、自信なさそうな印象を与えてしまいます。
どのような企業でも明るい人柄の学生を求める傾向がありますので、できるだけ前を向き、口角を上げて話しましょう。基本的なことですが、このような意識は自己紹介成功の第一歩です。
言葉遣い
言葉遣いも重要なポイントです。正しい敬語を使い、初対面の人に伝わりにくいような略語や、ビジネスシーンで不適切な表現は使わないようにしましょう。
話の合間に「えー」「あのー」というような、つなぎ言葉を多用することも避けてください。少しであれば問題ないのですが、知らないうちに多用している場合があります。自分で気づくのは難しいため、動画を撮ったり人に感想を聞いたりして、客観的に確認することをおすすめします。
明るくはっきり話す
声の出し方や話しぶりも、自己紹介の印象を左右する重要なポイントです。面接官がよく聞き取れるよう、明るく大きな声でハキハキと発声しましょう。
明るい声を出すよう意識すると、自然と表情や雰囲気も明るくなります。
また、はっきりとした声で伝えることによって、自信やコミュニケーション能力をアピールできます。
こういった練習は、採用面接だけでなく入社後のさまざまな場面で活かされるでしょう。
簡潔にまとめる
自己紹介は簡潔であることが重要です。内容を詰め込み過ぎないよう心掛けましょう。
長さは1分程度が理想です。聞き取りやすい速度で1分間話す場合、文字数は200~300文字程度になります。前もって原稿にまとめておくなら、この文字数を目安にしてください。
面接官から「30秒程度で自己紹介してください」「まずは氏名と学校名を教えてください」というように、具体的に指示されることもあります。そのような場合は指示に従い、落ち着いて対応しましょう。
自己紹介の例文
ここからは、面接で自己紹介をする際の例文を挙げます。
次のフレームが基本です。
①所属・氏名
②学内・学外での成果
③企業へのアピール
④締めの挨拶
②の成果の部分に学業・アルバイト・サークルや部活が入る例を、それぞれご紹介しましょう。
学業
学業の成果を盛り込むのであれば、研究内容やそれによって得たスキルを具体的に話すと効果的です。ただし、あまり詳細に伝える必要はありません。自己PRにつなげましょう。
〇〇大学〇〇学部〇〇〇学科の〇〇〇と申します。 大学では経営戦略の策定について学んでいます。ゼミでの研究を通して、データを多角的に分析することの重要性を理解するとともに、プレゼンテーションやコミュニケーションのスキルを磨いてきました。 御社の創造性と革新性に強く惹かれ、大学で身につけた知識やスキルを活かしたいと考え、応募いたしました。入社後は主体的に行動し、御社に貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。 |
アルバイト
アルバイトで身についた自分の強みを具体的に伝えましょう。その経験を活かして入社後に活躍してくれそうだと、期待してもらえるのが理想的です。
〇〇大学〇〇学部〇〇〇学科の〇〇〇と申します。 私はこれまで飲食店のホールスタッフとして、接客の業務を経験してきました。その中で大切にしたのはチームワークです。私の勤める店舗では、昼休みや夕方の時間帯になると急に混み合うため、スタッフ同士連携を取り合って効率的に仕事を進めてきました。 アルバイトでの経験を御社で活かしたいと思い、入社を希望しました。 入社後はお客様第1の気持ちで、仲間と協力して仕事に取り組みたいと考えています。本日はよろしくお願いいたします。 |
サークル・部活
サークルや部活の話題を自己紹介に盛り込む場合も、活動内容を具体的に話し、その経験を入社後どのように活かしたいのか積極的に伝えましょう。
〇〇大学〇〇学部〇〇〇学科の〇〇〇と申します。 私は高校から大学にかけて陸上競技部に所属し、主に長距離走を専門としてきました。部活を続ける中で大切にしたのは、目標を定めて努力する姿勢と、共に練習してきた仲間の存在です。あきらめそうになったときでも、仲間と励まし合って壁を乗り越えてきました。 こうした経験を活かし、入社後は周りと協力しながらさまざまな課題に取り組んで、御社に貢献していきたいと考えています。本日はよろしくお願いいたします。 |
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自己紹介で第一印象を良くしよう!
本記事で解説したように、自己紹介で面接官に好印象を与えることは、その後の選考の高評価にもつながります。より効果的な自己紹介ができるよう、実際に声に出して練習を繰り返し、自信を持って採用面接に臨んでください。
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