就活における5月とはどんな時期?やるべきことや応募が間に合う企業を紹介

5月になると内々定を獲得する就活生も増え、エントリーを締め切る企業も多くなります。しかし内々定が出ていない場合も諦める必要はありません。本記事では、5月が就活においてどのような時期となるのか、対策ポイントと合わせて徹底解説します。

もくじ

就活における「5月」とはどんな時期?

就活における大学4年生の「5月」がどのような時期に当たるのか、以下のポイントを踏まえて解説します。

  • エントリーが徐々に少なくなる
  • 選考が本格化する
  • 書類選考の結果が出る
  • 内々定を獲得している就活生も多い
  • 内々定がなくてもまだまだチャンスはある!

それぞれ解説していきます。

エントリーが徐々に少なくなる

5月になると、多くの企業がエントリーを締め切るようになります。エントリーの抜け漏れがないか、スケジュール管理を徹底しましょう。

気になる企業が募集を締め切っていても、中には二次募集をおこなうところもあります。他の企業を探しつつ、こまめに情報をチェックしてみてください。

選考が本格化する

3月からの書類選考が進み、選考が本格化していきます。経団連に加盟していない企業はすでに面接を開催しており、忙しくなる就活生が多いでしょう。

書類選考の結果が出る

5月に入ると、一部の企業では書類選考が終わって結果が届き始めます。

3月にエントリーを開始して4月頭に締め切る企業では、5月頃に書類選考の結果が通達されることが多いでしょう。

書類選考に1ヶ月以上時間をかける企業の場合、3月の応募結果が5月に出ることもあります。

5月は就活序盤に応募した企業から結果が届き、面接に参加できるかどうかが確定する時期だといえるでしょう。

本命の企業の書類選考に落ちた場合は引きずらず、新しいエントリー先に目を向けることがおすすめです。

内々定を獲得している就活生も多い

内閣府の調査によると、大学4年の5月時点で最初の内々定を獲得している就活生の割合は約8割(※)。5月時点で内々定を獲得している就活生は多く、焦りを感じやすいタイミングでもあります。

とはいえ、就活のスタイルは人によってさまざま。悲観的にならず、前向きに就活を進めることがポイントです。

※: “内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査” 参照

内々定がなくてもまだまだチャンスはある!

5月時点で内々定がない場合も、諦める必要はありません。有名企業や人気企業の中にも、5月時点でエントリーを受け付けている企業はあります。選考が進んでいる企業の対策をしつつ、視野を広げることで自分にあった企業と出会えるかもしれません。

「もう間に合わない」と諦めず、相性のよい企業を探してみましょう!

大学4年の就活生が5月にやるべきこと

以下では、大学4年の就活生が5月にやるべきことを紹介します。5月以降の就活は限られた時間の中で効率的に対策を進めることがカギとなるので、ぜひチェックしてみてください。

  • 就活の現状把握
  • まだエントリーできる企業と締め切りの把握
  • 自己PRや志望動機のブラッシュアップ
  • 実践的な面接対策
  • 面接の経験と振り返り
  • OB・OG訪問

それぞれ解説していきます。

就活の現状把握

5月はちらほらと内定を獲得した人や最終面接に進んだ人が出始めるものの、就活期間全体で見ればまだ後半ではありません。

採用活動を遅めに始める企業であれば、まだエントリーできる可能性があります。

5月時点で就活がある程度進んでいる人は、今の進捗がどの程度かを応募している企業ごとに整理するとよいでしょう。

逆にあまり順調に進んでいない人は、就活スケジュールを1から作成して、就活の軸やペースを見つめ直すことも手です。

まだエントリーできる企業と締め切りの把握

前述したように、5月になるとエントリーを終了する企業が現れ始めます。

特に外資系やベンチャー企業など採用活動を早める傾向がある業界では、採用期間が終わっている可能性もあるでしょう。

5月段階で就職活動が順調に進んでいない人は、まだエントリーできる企業とその締め切り、2次募集の有無や時期などについて調べましょう。

幅広く情報収集をしてエントリーできる企業について知っておくと、就活序盤で一次候補の企業に落ちてもリカバリーがききやすくなります。

自己PRや志望動機のブラッシュアップ

面接の手応えやフィードバックをもとに、自己PRや志望動機のブラッシュアップを進めましょう。これまでの経験を踏まえて、より説得力のある内容に改善していくことがポイントです。グループ面接などがあれば、優秀な就活生の回答を参考にしてみるのもよいでしょう。

具体的なエピソードや数字を盛り込みつつ、企業の特徴や求める人材像に合わせた志望動機を心がけてみてください。

実践的な面接対策

5月の就活は面接対策がカギとなります。6月以降になると経団連に加盟している企業の面接もピークになるので、より実践的な面接対策を行いましょう。

よくある質問への回答を準備して、論理的に伝える練習を重ねます。エージェントやキャリアセンターに相談して、アドバイスをもらうことも効果的です。

面接の経験と振り返り

面接では頻出の質問はありますが、答えを用意している質問ばかりされるとは限りません。

どれだけ対策・準備をしても、緊張していたり想定していなかった質問をされたりしたために面接がうまく行かないことがあります。

面接で高評価をもらいたいのであれば、ある程度面接を体験して、その経験を振り返りながら慣れていくことが必要です。

実際の面接でなくても、入室から返答、退出までの流れを人に見てもらうだけでも効果的です。

OB・OG訪問

5月はOB・OG訪問のタイミングとしてはやや遅めですが、気になる企業があれば積極的に先輩社員に話を聞きましょう。依頼先が見つからない場合は、OB・OG訪問専用のマッチングサービスを活用するのもおすすめです。

大学3年の就活生が5月にやるべきこと3選

以下では、大学3年の就活生が5月にやるべきことを紹介します。

  • 夏のインターンシップへのエントリー
  • 早期選考へのエントリー
  • 就活の準備

それぞれ解説していきます。

夏のインターンシップへのエントリー

3年生の5月になると、徐々に夏のインターンシップへのエントリーが始まるタイミング。夏のインターンシップは長期開催のものも多く、企業や業界についての理解を深めるチャンスです。

また、インターンシップといっても、多くの企業が選考を設けています。気になる業界や志望企業での開催がないかチェックして、書類作成や面接対策を進めましょう。

早期選考へのエントリー

外資系企業など、一部の企業では早期選考へのエントリーが始まります。大学3年生の6月頃にESを締め切る企業もあるので、気になる企業があればエントリーを済ませておきましょう。

就活の準備

大学3年生の5月に就活を始めるのは早いと感じるかもしれませんが、「就活は情報戦」といわれるように、事前の準備や対策が重要です。

また、就活が本格化して忙しくなる前に自己分析や志望企業の絞り込みをすることで、5月以降の就活を有利に進められます。

大学3年の就活生が5月に済ませておきたい準備

大学3年生の5月の段階から就職活動の準備を始める人もいます。

まだ早いと感じる人もいますが、就職活動の準備は早めに行って損はありません。

ここでは、大学3年生の5月の段階で就職活動のために行っておきたいことを紹介します。

自己分析

自己分析は、エントリーシートの作成や面接対策において重要だといえます。

また、エントリー先を決めるときにも、自己分析に基づいてどのような働き方を求めるのかは把握した方がよいといえるでしょう。

就職活動だけではなく、今後仕事をして生きていくためにも自分の価値観を詰めておくことは重要です。

一人で自己分析を行うことが難しい場合は家族や友人、キャリアカウンセラーなどにも相談し、詳細な自己分析を早い段階で行うとよいでしょう。

業界・企業研究

自分の価値観に合う企業を探すには、業界に対するあやふやなイメージだけでは不十分です。

大学3年の時点で就職したい業界や職種が定まっている場合は、一足早く企業や業界について詳しく調べるとよいでしょう。

業界・企業研究を詳細に行えば、本当に自分がその業界で働けるのか、自分が求める働き方に合っているのかなどが分かります。

就活を進めてから方針を変えることには労力がかかるため、早めに業界研究をして就活の軸を定めることがおすすめです。

大学4年の5月以降でも応募できる企業の特徴

ここからは、大学4年の5月以降でも応募できる企業の特徴を紹介します。

  • BtoB企業
  • 大手企業の子会社
  • ベンチャー・中小企業
  • 二次募集のある大手企業

それぞれについて見ていきましょう。

BtoB企業

BtoB企業は比較的エントリーの締切にゆとりがあります。BtoB企業とは、個人(BtoC)ではなく企業に対するサービスや商品を扱う企業のこと。個人向けのサービスよりも知名度が低くなりやすく、社会経験のない学生にとっては興味が薄れてしまい、個人向け企業よりも応募が集まりづらい傾向にあります。

そのため、優良企業でも5月以降にエントリーを募集している可能性があるのです。もしこれまでBtoC企業しか見てこなかったという場合には、ぜひ視野を広げてみてください。

大手企業の子会社

大手企業の子会社も同様に、認知度が低いために募集が集まらないことがあります。他の企業と比べてエントリー受付終了のタイミングが遅い傾向にあるので、就活後期のエントリー先として狙い目です。

ベンチャー・中小企業

中小企業やベンチャー企業では、待遇や条件のいい企業であったとしても、知名度の低さゆえに募集が集まらないことがあります。

また、辞退者が出た場合に穴埋めがしにくい背景もあり、5月以降もエントリーを受け付けている企業も多いです。

二次募集のある大手企業

大手企業は3〜5月の締切が多く、5月時点で間に合うのは一部の企業のみになります。しかし、企業によっては二次募集を実施する場合があるので、過去の事例などを参考にリサーチしてみてください。

ただし大手企業は競争率が高いため、中小企業や子会社なども視野にいれてエントリーするようにしましょう。

内定が取れていない大学4年の就活生が注意すること

5月になると、外資系やベンチャー企業などを第一志望にする人には内定取得済みの人が現れ始めます。

ここからは、5月になっても内定取得の見込みがない人がするべきことを3つ紹介します。

効率的な就職活動の参考にしましょう。

周りと比べて焦らない

前述したように、企業から内定が出る時期は業界によってさまざまです。

4年生に上がったころには就職活動がほぼ終了している人もいれば、卒業前まで就職先を確定しない人もいます。

就職活動時は、境遇の異なる人に目を向けないことが重要です。

周りが内定をもらっているからと焦ったり、過ぎたことを後悔をしたりするのはその後の就職活動において悪い影響が出る可能性があります。

違う業界を目指している人とは比較せず、自分のペースで就職活動を進めるように心がけましょう。

余裕のないスケジュールを組まない

周りが内定をもらい出すと、焦ってエントリーを増やさなくてはならないのではないかと感じる人もいるでしょう。

人より就職活動が遅れているからとスケジュールを詰めすぎると、疲れから就活に集中できず悪い結果になる場合もあります。

スケジュールは余裕をもって組み、一つ一つの選考に集中できるようにしましょう。

一方で、就職活動にはタイムリミットがあることも自覚しなくてはなりません。

自分で目標を決めて、志望する業界に就職できるように効率的なスケジュールを組むことが重要です。

就活エージェントやスカウトサービスを積極的に活用する

一人で就活に取り組み続けると、行き詰まることもあります。

そのようなときは、就活をサポートするサービスの利用を検討しましょう。

代表的な就活サポートサービスとしては、就活エージェントやスカウトサービスなどがあります。

専門家に相談したりオファーをもらったりすると、一人では目を向けられなかった企業が見つかったり、就活の軸について考え直すきっかけになったりします。

一人で悩み続けるよりも、積極的に相談することがおすすめです。

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5月の就活に関するよくある質問

5月からの就活は遅い?手遅れ?

5月からの就活スタートは遅いですが、手遅れではありません。一部の有名企業や大手企業へのエントリーも間に合う可能性があるほか、中小企業やBtoB企業、大手の子会社などを効率的に受ければ優良企業からの内定をもらえるチャンスは十分あります。

5月時点の持ち駒の目安は?

就活における持ち駒の目安は、平均エントリー数が20社〜30社程度であることを踏まえて10社程度とであるとされています。5月になると不採用となる企業も出てくるため、1社落ちた場合はその都度増やすようにするとおすすめです。一方で就活スタイルは人によって異なるので、キャパオーバーにならない程度に数を確保しましょう。

就活は5月からがラストスパート!6月1日に向けて面接対策に取り組もう

5月は書類選考の結果が出揃い、内々定をもらう就活生が増えるタイミングです。エントリーを締め切る企業も増えてくるので、抜け漏れている企業がないかスケジュール管理を徹底しましょう。5月で内々定が出ていない場合でも、焦りすぎる必要はありません。自己PRや志望動機のブラッシュアップを進めて、より実践的な面接対策に力を入れてみてください。

もくじ