大学3年生の11月時点で就活を始めていない学生は必見!本記事では、11月が就活においてどのような時期なのか、多くの就活生の動向を踏まえて解説します。また、11月から就活をスタートする場合にやるべき対策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
3年生の就活における「11月」とはどんな時期?

就活における大学3年生の「11月」がどのような時期に当たるのか、以下のポイントを交えて解説します。
- スタートとしては遅め
- すでに選考が進んでいる企業もある
- 冬期インターンシップが開催される
- 準備次第でまだ追いつける
それぞれ見ていきましょう。
スタートとしては遅めだが追いつける
3年生の11月時点では、夏に参加できる長期インターンシップは終了しています。この時期にはすでに志望業界を固めて、早期選考やES作成、面接対策に向けて準備を進めている就活生もたくさんいます。
そのため就活を始める時期としてはやや遅めですが、就活が一気に本格化する3月までは約3ヶ月程度猶予があります。比較的ゆとりをもって対策に取り組めるので、今から就活を始めれば他の就活生に追いつくことは十分可能です。
すでに選考が進んでいる企業もある
11月になると、外資系の企業やマスコミ系、IT企業など、選考の早い企業は早期エントリーを開始しているタイミングです。また、夏のインターンシップの流れから、そのまま早期選考を実施する企業も増えています。
とはいえ、全ての就活生が早期選考やインターンシップに参加するわけではありません。乗り遅れてしまったと焦りすぎる必要はないので、自分のやるべきことを明確にして自信をもって取り組みましょう!
冬期インターンシップが開催される
3年生の11月は、冬期インターンシップの選考が行われる時期でもあります。実際にインターンシップが開催されるのは3年生の1〜2月頃ですが、エントリーに乗り遅れないようにしましょう。
興味のある企業を絞り込み、公式HPや就活サイトなどで情報を確認してみてください!
大手企業の就活イベントが始まる
経団連に所属する大手企業・有名企業の選考は大学4年の6月以降に始まります。この時期は冬インターンの募集や合同説明会など、エントリー数確保のためのイベントを実施することがほとんどです。こうしたイベントやインターンに参加して、就活の雰囲気を掴むとよいでしょう。大手企業で興味がある企業のイベントには積極的に参加し、多種多様な企業を知ると3月の解禁時によいスタートを切れます。また、就活イベント参加は自己分析や就活の軸を決める際にも役立ちます。
金融系企業のエントリーがスタートする
銀行や証券会社、保険業界など金融系企業のエントリーは年々前倒しになっています。もともと外資系金融企業の選考は早期に進む傾向がありましたが、近年では国内資本の金融企業も選考時期を前倒しする動きが見られます。
背景にあるのは人手不足です。業界全体で慢性的な人員不足に陥っており、早期選考で優秀な学生を確保したいという思いが表れています。
その結果、11月頃に実施するインターンや早期選考に参加しないと本選考に参加できないケースも出てきています。金融系に興味がある学生は、11月から動き始めないと手遅れになるので、早めに情報収集をしましょう。
11月に内定を獲得できていない大学3年が採るべき対策
前提としてお伝えしたいことは、ナビサイトのエントリー開始など本格的な就活解禁は翌年3月です。この時期に内定がなくてもまだ間に合います。大学3年11月の段階で準備を進めておけば、早期内定の獲得だけでなく3月の就活解禁以降に有利に進められます。そのためにできることをご紹介しましょう。
応募する企業や業界の枠を広げる
大手企業を志望する学生は、すでにサマーインターンに参加したり早期選考に参加したりして1歩先を進んでいます。11月から選考に参加しても間に合わないでしょう。また、さまざまな企業を見ることで自己分析が深まったり、就活の軸が決まったりする可能性もあります。大手や第一志望に絞らず、幅広い企業に出会うようにしましょう。日本の企業のうち99%が中小企業です。また、中小企業はたくさんあるからこそ面白いと思える企業に出会える確率が上がります。企業規模問わずあらゆる企業の早期選考やインターンに参加しましょう。
これまでの就活を振り返る
ここまで春採用・夏採用に参加している場合、ここまでの就活で課題がないか一度振り返ってみましょう。どの時点で採用見送りになったか、選考のどの部分に課題があるかを考えることがポイントです。エントリーシートや履歴書、面接でのやりとりなどを振り返り、どこに問題があったかを考えます。書類選考で落とされる場合はエントリーシートや履歴書を再度見直し、内容を改めます。面接で落とされる場合は面接練習を重ねましょう。
勉強している分野に近い業界で応募する
これから就活を始める場合は、さまざまな企業に会いに行くところから始めます。特に志望する企業がない場合は、今行っている研究分野や勉強している内容に近しい業界からエントリーしましょう。経済学専攻なら金融系やコンサルティング、機械系なら自動車業界、語学系なら海外で活躍できる企業などが一例です。今勉強しているジャンルに近しい業界から分析を進めることで企業分析がはかどりますし、ビジネスモデルも理解しやすいです。
早期選考に参加する
まだ早期選考に応募したことがない場合、応募して就活の面接を経験しましょう。ただし、外資系企業は8〜9月〆切で参加しにくく、それ以外の企業でも11月では募集〆切をしている場合があります。数は少ないでしょうが、11月の段階で募集をしている早期選考やインターンに参加しましょう。就活に慣れていない今、早期選考で場数を踏むことは本選考で有利に働きます。就活に慣れる意味も込めて、興味のある企業の早期選考に申し込んでみましょう。
11月に就活を続けている学生向けの注意点
3年生11月の段階で内定を持っている学生は半数と言われていますが、残りの半数は就活を続けています。「周りは内定が出ているのに……」と焦る必要がありませんが、早期内定獲得に向けた準備を進めたほうが心の余裕ができるでしょう。11月以降も就活を続ける場合、以下の2点に気を付けて就活を続けましょう。
就活終了までのスケジュールを逆算する
もし就活のゴールを決めてない場合は、一度就活をいつまでに終えるか考えてスケジュールを考えましょう。3年生11月以降〜内定獲得までの就活スケジュールは以下の通りです。
- 3年生の11月~12月:冬インターンに参加
- 3年生の1月~:企業研究、業界研究、自己分析を進める
- 3年生の3月~4年生の5月:エントリー開始、会社説明会参加、ES提出
- 4年生の6月:本選考に参加
- 4年生の7月:内々定獲得
- 4年生の8月~9月:内定獲得
ここからいつまでに内定が欲しいか逆算し、やるべきことをスケジュールに組み込みましょう。
秋冬用の服装を用意する
11月以降はぐっと冷え込みます。体調管理の面から秋冬用のスーツやコートを用意しましょう。急に冷え込んで体調を崩し、選考の日程を変更していては元も子もありません。選考の日程が後に延期してしまい、不利にならないためにも、季節に合う服装を準備して体調を万全にしましょう。
秋冬用のスーツは春夏用と素材が異なります。ビジネスの場にふさわしく、温かく過ごせるスーツを準備し、ビジネス用のコートも準備しましょう。マフラーを使う場合もTPOに合うものを選びます。
3年生が11月に取り組むべき就活準備10選

以下では、大学3年生が11月の就活でやるべきことをピックアップして紹介!これから就活をスタートさせる場合は、この後の行動がとても重要です。以下のポイントを押さえて、効率的に就活をすすめるようにしてみてください。
1.志望企業のスケジュールを確認
2.自己分析を徹底する
3.企業・業界研究を進める
4.冬季インターンシップに応募する
5.OB・OG訪問を済ませておく
6.Webテスト対策を済ませておく
7.書類対策は文字数ごとに作成しておく
8.面接対策を進める
9.練習で早期選考を受けてみる
10.就活支援サービスを活用する
いざ就活が本格化すると、1つひとつの対策に思うように時間をかけられないことも。11月時点で進め方や就活スタイルに不安があれば、早めに確認することをおすすめします。
1. 志望企業のスケジュールを確認
気になる企業や志望業界がある場合、まず行うべきは採用スケジュールの確認です。企業HPや過去の就活生の情報を参考に、採用スケジュールをいち早くチェックしましょう!
インターンや早期選考に間に合う企業があれば、最優先でエントリーと対策を進めるようにします。
2. 自己分析を徹底する
次に、自己分析を徹底しましょう。過去の経験や学びを振り返り、自分の強みや特徴を洗い出します。自己分析は企業選びの軸になるので、就活が本格化する前のこの時期に済ませてしまうのがベスト!
また、自己分析はあくまで就活準備の一環であり、それ自体が目的ではありません。強みや特徴、働き方への価値観などを整理して、企業選びにつなげましょう。
何から始めてよいかわからない方や、具体的な手順やフォーマットに沿って進めたいという就活生もいるかもしれません。その場合は無料でできる診断サイトやモチベーショングラフ、自分史などを活用してみるのもおすすめです!
3. 企業・業界研究を進める
自己分析を一通り終えたら、気になる業界を見つけて研究します。志望企業や気になる企業が見つかれば、その都度リストアップして採用スケジュールや企業情報をまとめましょう。
入社する企業を決めるとなるとさまざまな条件が気になりますが、就活において何を重視するのか優先順位を付けると決めやすくなります。また、就活の情報を一冊にまとめた「就活ノート」を作成すると整理しやすくおすすめです。
4. 冬季インターンシップに応募する
気になる業界の冬期インターンシップに応募しましょう。早期選考を案内してもらえることもあるため、できるだけ参加することをおすすめします。
インターンシップの応募方法は企業ごとに異なりますが、ESを提出して、書類選考に基づき選考されるのが一般的です。場合によっては面接が開催される場合もあり、選考対策の練習にもなるでしょう。
中には先着順に参加者が埋まってしまうところもあるので、こちらも早めに動くようにしてみてください。
5. OB・OG訪問を済ませておく
気になる業界や企業が固まったら、OB・OG訪問も活用してみてください。11月頃になると前年度の採用活動が一通り落ち着くので、アポイントにも取り合ってもらいやすいでしょう。実際に働いている社員の生の声を聞くことで、面接の受け答えに深みや説得力が生まれます。
また、まだ志望先が決まっていない場合でも、OB・OG訪問は就活が本格化する前の2月頃までに済ませておくのがおすすめです。
6. Webテスト対策を済ませておく
Webテスト対策の結果は採用に直結するものではありませんが、足切りは避けなければなりません。また、Webテスト対策には意外と時間がかかるものです。
冬季インターンの選考にWebテストが組まれていることもあるので、早めに最低限の対策を済ませてしまいましょう。
一口にWebテストといっても種類がたくさんあるので、志望する企業がどのWebテストを採用しているか確認するのがポイント!過去の傾向をチェックして、公式テキストや過去問で対策を進めてみてください。解き方や問題のパターンを押さえてしまえば、一定のラインまでの得点は確保しやすくなります。
7. 書類対策は文字数ごとに作成しておく
11月時点では本選考の情報は出ていないかもしれませんが、書類対策も進めておきたい対策の1つ。業界やカテゴリに応じて、文字数ごとにひな型を作成しておきましょう!
作り方の例
- 自己PR…200文字、300文字、400文字、500文字
- ガクチカ…200文字、300文字、400文字、500文字
- 志望動機…200文字、300文字、400文字、500文字
- 長所…200文字、300文字
- 短所…200文字、300文字
企業は数えきれないほどの就活生のエントリーシートを見るので、結論を先に述べてわかりやすい文章を心がけるのがポイント。また、実際にひな型を使用する際は丸々使い回すのはNGです。企業の求めるニーズに合わせてテコ入れをするようにしましょう。
8. 面接対策を進める
企業によっては、10月・11月頃から一次面接がスタートするところもあります。特に対面でのコミュニケーションに苦手意識のある方は、早めに対策しておくのがおすすめ。
面接では社会人としてのマナーが求められることはもちろん、入社に対する熱意を的確に伝える必要があります。論理的に話す練習を重ねて、よくある質問や逆質問の答えも準備するようにしましょう。エージェントの担当者やキャリアセンターで面接対策をしてもらうのもおすすめです。
9. 練習で早期選考を受けてみる
スケジュールに余裕があれば、練習として早期選考を受けてみるのもおすすめです。
第一志望でない企業の場合も面接対策として負担にならない程度に1、2社受けてみると、面接の雰囲気や進め方がわかります。特に同じ業界であれば、質問対策の参考にもなるでしょう。
「早期選考を受けたからといって内定を承諾しなければならない」というわけではないので、比較的時間にゆとりのある秋〜冬のタイミングで、ぜひ選考を受けてみてください。
10. 就活支援サービスを活用する
就活生の中には、自力で就活を進めようとする学生もいます。しかし的確な手順でスムーズに就活を進めるには、就活支援サービスを活用するのがおすすめ。
以下のサービスを使ってみて、使いやすいサービス2〜3つに絞りましょう。また、大学のキャリアセンターでもアドバイスをしてくれます。
- スカウトサービス
- 就活エージェント
- 就活ポータルサイト
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3年生の11月は就活準備の過渡期!効率よく対策を進めよう

大学3年生の11月は多くの就活生が就活をスタートしており、これから就活を始める時期としてはやや遅め。しかし本選考が本格化する前のタイミングなので、自己分析や企業研究、書類対策などには比較的ゆとりをもって準備できます。本記事で紹介したポイントを参考に、10月時点で就活を始めていない場合は今すぐ行動に移しましょう!