早期内定のスケジュールや注意点、早期内定を勝ち取るためのポイントなどを紹介します。早期内定をもらうには、目指す業界のスケジュールを把握することが重要です。本記事を参考に、早期内定に向けて対策してみてください。
早期内定とは?
就活スケジュールが年々早まりを見せる中、早期内定を目指す方も多いでしょう。
早期内定とは、通常の内々定が出る時期よりも早いタイミングで内々定をもらうこと。
一般的に内々定獲得が目立つようになるのは、経団連で選考解禁のタイミングとなる大学4年の6月頃から。ただ、これはあくまで表向きの動きであり、実際には6月よりも前に内々定を出す企業も多くあります。
また、企業や業界ごとにスケジュールが大きく異なる点にも注意しましょう。早期内定の時期にもばらつきがありますが、準備は早く始めるに越したことはありません。
本記事を参考に、今日から対策を始めてみてください。
【業界別】早期内定のスケジュール
早期内定を出すスケジュールは業界によって異なります。まずは自分の目指す業界の就活スケジュールを把握して、その上で早期内定を目指しましょう。
ここでは、以下の業界や企業の属性に分けて解説していきます。
・外資系コンサル・メーカー
・スタートアップ・ベンチャー
・マスコミ関連企業
・人材関連企業
・広告関連企業
外資系コンサル・メーカー
外資系コンサルやメーカーはいずれも人気のある業界です。外資系企業は、大学3年生の秋頃から内々定が出始めます。
一般的なスケジュールよりも早く内定が出るため「早期内定」といわれますが、外資系企業だけで見ると一般的なスケジュール。むしろ通常の選考タイミングで動くと間に合わない可能性が高いので注意しましょう。選考直結型のインターンシップ(ジョブ)への参加をはじめ、乗り遅れないように早めの対策が必要です。
スタートアップ・ベンチャー
スタートアップやベンチャー企業は経団連に所属していない場合が多く、大手企業ほど採用時期にこだわらない傾向にあります。大学3年の12月頃から早期内定を出す企業も多いでしょう。
また、インターンシップを通じて本選考への面談が組まれたり、ESの提出が免除されたりなど、企業との関わりを持つことで採用に直結しやすいのも特徴です。
マスコミ関連企業
マスコミ関連企業は、大学3年生の1月頃から内定が出始めます。特にテレビ局の内定時期は早く、通常の就活スケジュールで動いていては間に合わない可能性が高いので注意しましょう。
面接回数が3回以上の企業も多いので、面接対策には入念に取り組む必要があります。ほ
人材関連企業
人材関連企業も早期選考の多い業界です。早くて大学3年生の12月頃から早期内定が出始めるようになります。
インターンを開催している企業も多いので、積極的に参加してみましょう。
広告関連企業
広告関連企業は規模によって内々定のタイミングが異なりますが、大手広告代理店の場合は大学4年生の5月頃に早期内定が出るようになります。
広告関連企業は文系学生からの人気が高く、競争率の高い業界の1つです。
経団連に所属している企業のスケジュール
経団連に所属している企業の場合、選考解禁となる6月から内々定が出始めるスケジュールです。大手企業の場合は経団連に所属していることが多く、経団連のルールに沿って選考スケジュールを組んでいます。
早期内定のメリット
早期内定を獲得するメリットは以下の通りです。
・早くから選考慣れができる
・就活の軸を確立しやすい
早くから選考慣れができる
早期内定を目指すことで、早くから選考慣れができます。たとえ早期内定を得られなかった場合でも、早期選考での経験を活かして通常選考を有利に進められるでしょう。
多くの企業や社会人と接することで、ビジネスマナーや心構え、コミュニケーションの取り方なども自然と身につきます。
就活の軸を確立しやすい
就活の軸を確立しやすいのもポイントです。就活準備で就活の軸を決めていても、選考を受ける中で価値観に変化が生まれることもよくあります。
早期選考を受けることで就活の軸がより確実なものとなったり、早いタイミングで見直せたりするのは大きなメリットです。
内定後の時間を有意義に使える
なかなか内定が決まらないと、就職活動が長引きます。しかし、早期内定をもらえれば最後の学生生活を有意義に過ごせるメリットもあります。
社会人になると、学生のときほどまとまった時間を作れません。最後の学生生活は、アルバイトや卒業旅行など充実させたいと考える方も少なくありません。早期内定を得られれば、学生生活を最後まで自由に過ごせます。
また、その時間を活用してインターンに参加することもよいでしょう。インターンに参加すれば、入社後スムーズに業務にとりかかれます。
早期内定のデメリット
早期内定をもらうと以下のデメリットもあります。
・準備期間が短い
・志望企業に落ちる叶う性がある
・優秀な学生がライバルとなる
・オワハラを受けることがある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
準備期間が短い
面接は回数を重ねるたびに上達します。しかし、早期内定をもらえると面接の機会がなくなり、本当に志望する企業の選考に万全ではない状態で臨むことにつながります。
経験値が少ない状態で選考を受けるとなると、面接が上手くいかない可能性も低くありません。もっとも志望する企業から早期内定をもらえればよいものの、そうでない場合は準備期間が短いことはネックです。
志望企業に落ちる可能性がある
自分が就活において成長していないため、本命の企業の選考で落ちる可能性があります。これは、早期内定によって就活を十分に経験できていないためです。
第一志望は、他の企業と比べて十分な準備期間が必要です。しかし、早期内定をもらうと他の企業にエントリーしなくなり、就活の経験を積めません。
これによって、第一志望に向けて準備ができず、志望企業に落ちる可能性があります。
優秀な学生がライバルとなる
早期内定を狙うと、意識の高い学生と選考でライバルになる可能性があります。
優秀な学生がライバルだと、内定の確率が下がることもあります。
早期内定を得たからと安心せず、志望企業の内定に向けて準備をしてさらに身を引き締めることが大切です。
オワハラを受けることがある
早期内定はオワハラを受けるリスクがある点もデメリットです。
「オワハラ」とは、企業が内々定を出す代わりに他社の選考を受けないように促す圧力のことを指します。
企業が他社を受けないように圧力をかけても法的拘束力はなく、学生は自由に内定先を選択できます。しかし、学生にとっては無視できずつらい状況となるケースがほとんどです。
早期内定の注意点
早期内定はメリットが大きい一方で、注意点もあります。以下の項目について理解した上で早期内定を目指しましょう。
・不採用になった場合二度目のチャレンジは難しい
・保留はいつまでも待ってもらえない
それぞれ解説していきます。
不採用になった場合二度目のチャレンジは難しい
不採用になった場合二度目のチャレンジは難しい
1つ目の注意点は、不採用になった場合二度目のチャレンジは難しいことです。全ての企業に当てはまるわけではありませんが、企業は限られた時間の中で効率よく採用したいと考えています。
そのため、一度不採用の判断をした就活生に対して選考の機会がもらえることは少ないでしょう。また、仮にエントリーをしても、不採用となる可能性もあります。
保留はいつまでも待ってもらえない
早期内定を獲得後、内定承諾の連絡を保留にしてもらうことがあります。ただし、この保留はいつまでも待ってはもらえません。
選考解禁となる6月頃までは待ってもらえる場合がありますが、早期内定が出てから1ヶ月程度で返答しなければならない企業も多いです。
しかし重要なのは、自分に合った企業に入社すること。早期内定をもらったからといって、焦って決めてしまわないようにしましょう。
早期内定を勝ち取るためのポイント
ここからは、早期内定を勝ち取るためのポイントについて紹介します。
・早くから対策に取り掛かる
・早期内定につながるインターンに参加する
・スカウトサービスを活用する
早くから対策に取り掛かる
早期内定を目指すなら、ほかの就活生よりも早く対策に取り掛かりましょう。早期内定の選考は、一般的な就活スケジュールと比べて半年以上前から始まります。
就活は情報戦といわれるほど。志望する業界についてリサーチして、早め早めに動くことが大切です。
早期内定につながるインターンに参加する
早期内定につながるインターンも開催されています。インターンの特別選考では、一部選考が免除されたり競争率が低かったりと、有利な状況で選考に臨めるケースも多いです。
インターンについては、以下のスケジュールを参考にしてみてください。
夏のインターン
インターン参加…大学3年生の6月~9月頃
早期選考招待…大学3年生の10月~11月頃
早期選考開始・内々定…12月~3月頃
冬のインターン
インターン参加…大学3年生の12月~2月頃
早期選考招待…大学3年生の2月~3月頃
早期選考開始・内々定…大学3年の3月頃〜
スカウトサービスを活用する
スカウトサービスを活用するのもおすすめです。スカウトサービスは、自分のプロフィールを見て興味を持った企業がオファーしてくれる就活サービス。企業からアプローチをかけてくれるので、通常のエントリーよりもスムーズに進みやすいのが特徴です。
また、スカウトサービスやエントリー先の企業によって、ESや履歴書の免除がある場合もあります。早くから登録しておけば、その分早期内定のチャンスも増えるでしょう。
REALMEのAI分析で客観的に自己分析しよう
なかなか内定をもらえないと焦ってしまい、結果が悪くなりかねません。一方で早期内定をもらえれば、心にゆとりができて最後の学生生活を満喫できます。
早期内定を狙いたい人はREALMEの利用がおすすめです。なぜなら、REALMEには以下の特徴があるためです。
・AI面接で14項目からフィードバックがもらえる
・志望企業の内定判定が確認できる
・自身の強みや弱みを確認できる
それぞれの特徴について詳しく解説します。
AI面接で14項目からフィードバックがもらえる
REALMEの最大の特徴は、20〜30分のAI面接機能があることです。AI面接による対話を受けることで、その人の特性を分析します。14項目からなるフィードバックがもらえるため、自分にどのような強みや弱みがあるのかを客観的に把握可能です。
面接で自身をアピールするためには、自分の強みや弱みの理解が大切です。自分を見つめ直すことに加え、客観的な意見は新たな気づきのきっかけにつながります。
志望企業の内定判定が確認できる
AI面接の結果から志望企業の内定判定を確認できる機能もあります。これは、過去に志望企業に合格した人の対話結果をもとに、志望企業の内定の確率を数値化します。
必ずしも数値が高ければ内定をもらえる、または数値が低いと内定をもらえないわけではありませんが、過去のデータをもとにするため指標になり、効率よく就職活動を進められるでしょう。
また、過去のデータから内定判定が確認できるだけでなく合格ラインの人材の回答を閲覧することも可能です。合格ラインの人にはどのような特徴や強みがあるのかを分析し、選考の参考にできます。
自信の強みや弱みを確認できる
AI面接の結果は、自身を客観的に評価してもらえます。結果をもとに、自身の強みや弱みを把握できる点も特徴です。
選考ESの作成や面接対策にあたって客観的に自身を評価してもらうことで、これまで気づかなかった自身の強みや弱みを知るきっかけにできます。
改めて自身の強みや弱みを見つめ直し、今後の就職活動の参考にしましょう。
早くから対策をはじめて早期内定を勝ち取ろう!
早期内定のスケジュールやメリット、注意点などを解説しました。早期内定を獲得するには、早くから対策に取り掛かることが重要です。早期選考につながるインターンも開催されているので、積極的に参加してみましょう。また、企業からオファーがもらえるスカウトサービスの活用もおすすめ。本記事を参考に、早くから対策をはじめて早期内定を目指してみてください。