大学3年生の10月時点で就活を始めていない学生は必見!本記事では、10月が就活においてどのような時期なのか、全体の就活スケジュールを踏まえて解説します。また、10月から就活をスタートする場合にやるべきことも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
独自調査:10月頃に就活へ向けて動いている割合は6割
(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
独自のアンケート調査によると、3年生の10月頃から就活に向けて動いている割合は約6割でした。そのうち、約4割は情報収集や自己分析をやってよかったと回答しています。
半数以上が就活に向けて動いているため、10月時点でまだ就活を始めていない方は動き出すのが少し遅れているといえるでしょう。自己分析や企業研究など、時間のかかるものには早めに着手することをおすすめします。
就活における大学3年生の「10月」とはどんな時期?
就活における大学3年生の「10月」がどのような時期に当たるのか、以下のポイントを交えて解説します。
・スタートとしては遅め
・すでに選考が始まっている企業もある
・一般的な企業を目指すならまだ間に合う!
・冬期インターンシップのエントリーが始まる
それぞれ見ていきましょう。
スタートとしては遅め
3年生の10月になると、夏に参加できる長期インターンシップは終了しています。この時期にはすでに志望企業を決めて、早期選考やES作成、面接対策に向けて準備を進めている就活生もいるでしょう。
そのため就活を始める時期としてはやや遅めですが、就活が一気に本格化する3月までは約4ヶ月程度猶予があります。自己分析や業界研究にも比較的時間を取れるので、今から就活を始めればほとんどの企業の本選考には間に合うでしょう。計画的にスケジュールを立てて、効率的な就活を心掛けてみてください!
すでに選考が始まっている企業もある
外資系の企業やマスコミ系、IT企業など、選考の早い企業ではすでに本選考のエントリーや面接がスタートしていることがあります。また、夏のインターンシップの流れで早期選考を実施する企業も増えています。
とはいえ、全ての就活生がインターンシップに参加するわけではないため、乗り遅れたと焦りすぎる必要はありません。
一般的な企業を目指すならまだ間に合う!
経団連に所属している日経の大手企業などは、情報解禁が3月1日、内々定が出揃うのは6月以降になります。一般的な企業は大手企業の選考が終わってから欠員を補充したり、二次募集をおこなったりするため、早期選考に乗り遅れても就職するチャンスはあるでしょう。
ただしこのスケジュールはあくまで表向きの目安であり、この流れに合わせて予定を組むと乗り遅れる可能性が高いです。あくまで参考程度にとどめ、早め早めに対策しましょう!
冬期インターンシップのエントリーが始まる
3年生の10月は、冬期インターンシップの募集が開始するタイミングでもあります。実際にインターンシップが開催されるのは3年生の1〜2月頃ですが、エントリーに乗り遅れないようにしましょう。
興味のある企業を絞り込み、公式HPや就活サイトなどで情報を確認してみてください。
大学3年生が10月の就活でやるべきこと8選
続いて、大学3年生が10月の就活でやるべきことを紹介します。これから就活をスタートさせる場合は、この後の行動がとても重要!以下のポイントを押さえて、効率的に就活をすすめるようにしてみてください。
・自己分析
・企業・業界研究
・冬季インターンシップへの応募
・OB・OG訪問
・Webテスト対策
・書類対策
・面接対策
・早期選考への応募
いざ就活が本格化すると、1つひとつの対策に思うように時間をかけられないこともあります。10月時点で不安に思う点があれば、早めに確認するようにしましょう。
自己分析
就活でまず取り組むべきは自己分析です。過去の経験や学びを振り返り、自分の強みや特徴を洗い出しましょう。自己分析は企業選びの際や面接対策に活用できるので、就活が本格化する前のこの時期に済ませてしまうのがベスト。
また、自己分析はあくまで就活準備の一環であり、それ自体が目的ではありません。強みや特徴、働き方への価値観などを整理して、企業選びの軸につなげましょう。
何から始めてよいかわからない方や、具体的な手順やフォーマットに沿って進めたいという方は、モチベーショングラフや自分史などを活用してみるのもおすすめです。
企業・業界研究
自己分析の情報をもとに、気になる業界を見つけて研究します。志望企業や気になる企業が見つかれば、その都度リストアップしてまとめましょう。就活ノートを作成すると整理しやすくおすすめです。
冬季インターンシップへの応募
気になる業界の冬期インターンシップに応募しましょう。早期選考を案内してもらえることもあるため、できるだけ参加することをおすすめします。
インターンシップの応募方法は企業ごとにことなりますが、ESを提出して、書類選考に基づき選考されるのが一般的です。場合によっては面接が開催される場合もあり、選考対策の練習にもなるでしょう。
中には先着順に参加者が埋まってしまうところもあるので、早めに動くようにしてみてください。
OB・OG訪問
気になる業界や企業が固まったら、OB・OG訪問をしてみるのも効果的。また、まだ志望先が決まっていない場合でも、OB・OG訪問は就活が本格化する前の2月頃までに済ませておくのがおすすめです。
ただし10月の段階では前年度の採用活動で企業が忙しいこともあるので、企業側の様子やスケジュールをみながら予定を調整しましょう。
Webテスト対策
Webテスト対策は高得点を取ったからといって採用に直結するものではありませんが、準備に意外と時間がかかるものです。短期集中型で取り組む予定の場合であっても、比較的ゆとりのある10月のタイミングでさらっと目を通しておくのがおすすめ。
一口にWebテストといっても種類がたくさんあるので、志望する企業がどのWebテストを採用しているか確認しましょう。過去の傾向をチェックして、公式テキストや過去問で対策を進めてみてください。解き方や問題のパターンを押さえてしまえば、一定のラインまでの得点は確保しやすくなります。
書類対策
10月中に履歴書やESの作成も済ませておくと、後工程がスムーズです。また、夏のインターンシップに参加した学生は書類対策も一通り済ませているので、追いつくためにも早めに対策したいところ。
10月時点では本選考の情報は出ていないかもしれませんが、「自己PR」「ガクチカ」「長所・短所」といったように項目別にひな型を作成してみましょう。
結論を先に伝えて理由を添えつつ、簡潔に伝えることがポイントです。
面接対策
企業によっては、10月頃から一次面接がスタートするところもあります。特に対面でのコミュニケーションに苦手意識のある方は、早め早めに対策しましょう。
面接では社会人としてのマナーが求められることはもちろん、入社に対する熱意を的確に伝えなければなりません。論理的に話す練習を重ねて、よくある質問や逆質問の答えも準備するようにします。
早期選考への応募
気になる企業をリストアップしたら、選考スケジュールをいち早くチェックします。早期選考を募集している企業があれば応募してみましょう。
また、第一志望でない企業の場合も面接対策として負担にならない程度に1、2社受けてみるのもおすすめ。特に同じ業界であれば、質問対策の参考にもなります。
【10月から就活】企業研究のやり方
3年生の10月から就活を始める方で、何から始めればよいか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
10月から就活を始める際には、時間のかかる企業研究に早い時期から取り組むことをおすすめします。
時間が限られている場合は研究する企業や業界を絞って取り組むとよいでしょう。
ここからは企業研究の進め方について解説します。
自分軸の仕事観を持つ
どのような企業に入り、どのような仕事をしたいのか、どのようなことで企業に貢献したいかなどを分析し、自分の仕事観を持ちましょう。
企業研究を進めるうちに、業界への向き不向きやキャリアプランなど、自己分析を深めることも期待できます。
将来どのようになりたいか将来から逆算して考えることもおすすめです。
仕事の軸を明確に持つことで、自分の価値観に合った業界や企業を探せるでしょう。
興味のある業界を調べる
自己分析をした後は分析結果と照らし合わせて、興味のある業界を調べましょう。
一般的には、メーカー・商社・流通・小売業・金融・インフラ・通信・広告・出版・マスコミ、官公庁などの業界があります。
業界一覧や業界関連団体・協会などのWebサイトを参考に、自分が希望する仕事のイメージに近い業界を探しましょう。また、会社四季報で調べることもおすすめです。業界の成り立ちや将来性に着目すると自分のイメージに近い仕事を見つけられるでしょう。
業界で注目する企業を調べる
興味のある業界を見つけたら、その業界のトップ3の企業やライバル企業を調べましょう。
企業のWebサイトや就活サイトで企業の理念・業績・実績・将来性について調べることをおすすめします。
加えて、福利厚生や社会貢献活動について調べることで、興味を持った業界で独自の個性を持った企業や魅力的な企業が見つかるでしょう。
企業の強み・動向を知る
注目する企業が見つかったら、企業の強みや動向を調べましょう。
企業サイト・企業のサービスサイト・ニュースサイト・プレスリリースなどを参考にすると、企業の強みや動向が分かります。
また、業界の専門誌・市場分析リポートなどを調べることもおすすめです。
企業活動に興味が持て、自分も参加したいと思える企業を重視するとよいでしょう。
企業のビジョンやトップの考え方を知る
注目する企業について調べる際には、企業概要やIR情報などを参考に、企業の経営理念やビジョン、トップの考え方を調べることもおすすめします。
これらの考え方に共感できるかを見極めることで、自分に合う企業を見つけることに役立つでしょう。
社風を知る
その企業が自分に合うかを考える際に、社風は重要なポイントです。
合同企業説明会で担当者と話すことや、OG・OB訪問やインターンシップで社員と交流することで、会社の社風を知りましょう。
社風は企業の情報だけでは分かりにくいため、直接接することで感じ取ります。
また、最近では口コミサイトで社内の事情を知ることもできます。
社風が自分に合うか、好感が持てるかを見極めましょう。
【10月から就活】面接対策のポイント
10月から就活を始めると「なぜ春からではないのか」というような、10月就活ならではの質問をされることがあります。
その際には「検討に時間が必要だった」など、前向きな答えを用意します。
企業研究の内容を活かして、自分の軸で志望動機を説明しましょう。また、学生時代に打ち込んだこと・インターンで得られた気づきについて整理し、自己PRや逆質問の内容を考えることも、面接対策として取り組みます。
志望企業の内定判定がわかるサービス『REALME』
ここまで、10月から就活を始める方に向けて企業研究や面接対策のポイントをまとめました。
効果的に面接対策を進めたい方は、志望企業の内定判定が分かる「REALME」をおすすめします。
「REALME」では、志望企業の内定判定、他の就活生データの閲覧など、内定獲得に役立つサービスが受けられます。
10月から就活を始める方は、ぜひ活用しましょう。
内定判定で現在の自分と志望企業の距離を確認できる
「REALME」を使うと、AI面接のデータをもとに、あなたの能力が数値化されます。
志望企業の最終面接まで進んだ他の就活生の能力と比較し、内定を獲得できる可能性について確認ができるため、現在の自分と志望企業合格までの距離を把握できるでしょう。
過去の内定者からAIで作成した模範回答が見られる
「REALME」では、他の学生が受けたAI面接の結果やESのデータを閲覧できるサービスもあります。
志望企業の合格ラインを突破した就活生のAI面接・ESデータを閲覧することで、合格から逆算した自己分析ができるでしょう。
10月から就活を始める方の、効率的な自己分析にも役立つサービスです。
自分が秀でている・足りないスキルや特性をAIで客観的にわかる
「REALME」では、前に踏み出す力・考え抜く力・チームで取り組む力など、14の能力を10段階で評価します。
能力・人柄・経験など、それぞれに細かな評価項目を設定して多角的に評価するため、自分の能力を客観的に把握できます。
自分の強みはアピールし、足りないスキルは対策することで内定の可能性を高められるでしょう。
10月の就活に関するよくある質問
Q. 就活は大学3年生の10月からだと遅い?
3年生の10月から就活をスタートするのは、一概に遅いとはいえません。ただ、夏の長期インターンシップや外資系企業のエントリーはほとんど終了しています。冬季インターンに参加したり、OB・OG訪問をしたりすることで、本選考に向けた準備を効率よく整えましょう。
Q. 大学4年生で10月からの就活は難しい?
自己分析にじっくり時間をかけたり、企業をゆっくり選んだりする余裕がない点では難しいといえます。ただし、その後の行動次第では内定獲得のチャンスもあるでしょう。4年生で10月に応募する場合、秋採用でのエントリーになります。春夏の採用よりも募集枠がぐっと減るため、「1社からの内定をもらう」ことを意識した対策がポイントです。
【大学3年生の就活】10月に何もしてない場合は今すぐ取り掛かろう!
大学3年生の10月は多くの就活生が就活をスタートしており、これから就活を始める時期としてはやや遅め。しかし本選考が本格化する前のタイミングなので、自己分析や企業研究、書類対策などには比較的時間をかけられます。本記事で紹介したポイントを参考に、10月時点で就活を始めていない場合は今すぐ行動に移しましょう!