自己分析ノートは、進学・就活・転職など、人生の方向性を考える場面で大きな役割を果たします。本記事では、効果的な自己分析ノートの作り方や、まとめる際のポイント、作成するメリットを詳しく解説します。
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自己分析ノートとは?
就活を行う際に自己分析は欠かせません。自己分析ノートは、自分のこれまでの経験や考え方、強み・弱みなどの自己分析を、分かりやすく取りまとめたものです。
自分の希望や目標などを言語化し、ノートに一覧化することで、効率的に自己分析を進められます。
中には就活ノートを作っている方もいるでしょう。こちらは選考スケジュール管理や業界・企業の研究についてまとめることを目的とていますが、わざわざ自己分析ノートと分ける必要はありません。自己分析ノートの一部に就活に関する情報を記載して、一度に見返せるようにしておけば、就活を効率的に進められます。
自己分析ノートを作る時期
作成の時期に明確な決まりはありません。そのため、自己分析に迷ったらはじめるとよいでしょう。
また、ES作成段階でも自己分析が必要です。なぜなら、ESに自身の強みやアピールポイントを書いたり、エピソードを含めたりするためには自分自身を理解する必要があるためです。
つまり、自己分析ノートを作るベストな時期について明確に示すとすれば、就活をはじめるタイミングといえます。
自己分析ノートの作り方
自己分析ノートの作り方に決まりはありません。しかし、就活に役立つ自己分析ノートを作成する際は以下の手順で作りましょう。
①自分史
②モチベーショングラフ
③ジョハリの窓
④やりたいことや企業に求めるものを考える
それぞれについて詳しく解説します。
①自分史
最初に自分史を作ります。過去を振り返って、起こったできごとや印象に残るできごとを書き出しましょう。この際、自分が感じたことや成長できたことなども書き出します。
時系列順に思い出して、その時々に起こったできごとや体験したこと、感じたことを整理しましょう。
②モチベーショングラフ
自分史ができたら、その時々のモチベーショングラフを作成します。
モチベーショングラフとは、これまでの自分のモチベーションをグラフ化したものです。起こったことや体験したことに応じて、モチベーションは常に変化しています。
モチベーショングラフを作れば、いつ、どのような時に自分のモチベーションが上がるのかが分かります。自分のモチベーションの上げ方が分かれば、就活時にメンタルが極端に病むことを防ぐことも可能です。
③ジョハリの窓
モチベーショングラフが完成したら、次はジョハリの窓に移ります。
ジョハリの窓とは、自分から見た自分と他人から見た自分を切り離して分析する方法のことです。客観的に自分を見つめ直すきっかけが作れます。
第三者からの意見を聞くことで、自分では気づかなかった自分が見えます。これによって、新たな自分の強みや弱みが分かって、よりよいESの作成が可能です。
④やりたいことや企業に求めるものを考える
①〜③の後に、自分のやりたいことや企業に求めているものが何かを考えます。これまで経験してきたことや、モチベーションが上がることをもとに、本当にやりたいことは何かを明確にしましょう。また、どのようなものを企業に求めるのかが分かれば、自分に合う企業を見つけられます。
自己分析がしっかりできていれば、志望動機や自己PRが迷いなく書けます。自己分析ノートを作成して、スムーズに志望動機や自己PRを作成しましょう。
自己分析ノートで整理したいポイント
自己分析ノートに自分史を作ったら、さらに踏み込んだ分析をしてまとめましょう。その際のポイントは次のとおりです。
Will・Can・Must
自分の方向性を探るため、自己分析ノートに次の3つを書き出します。
Will=目標
Can=できることや能力
Must=やるべきこと
この3つの関係性を探り、一致する部分があれば、それが力を発揮できる最適なキャリア・方向性と考えてよいでしょう。
たとえば、やりたいこと・夢(Will)を書き出すことで、目指す業種や企業が分かります。さらに、自分にできること(Can)をリストアップして、Willとの接点を探ります。これらの関係性が薄いなら、CanをもとにWillを探っていくのも手です。
入社後にやるべきこと・企業から求められること(must)は、企業研究をしながら埋めていきましょう。今の自分に足りないもの、必要な経験やスキルが明確になります。
マインドマップ
マインドマップとは、自分の思考を紙に書き出し、発想やアイデアを広げながらその流れを可視化・整理していく自己分析手法です。
1つのテーマを決めて、そこから考えを深掘りしていくため、自己分析ノートで導き出した目標・できること・やるべきことを具体化するのに役立ちます。採用面接で話す自己PRや志望動機をまとめる際にも活かせるでしょう。
マインドマップの作成手順としては、まずノートの広いスペースの中央にテーマを1つ書きます。たとえば「自分」と書いたら、そこから思い浮かんだことを短い文章にして周りに書き出していきます。「やりたいこと」「得意なこと」「頑張ったこと」などを書いたら、そこからさらに感じたことを自由に書き加えましょう。こうして広げた思考の流れを整理することで、自身の価値観や強みが結論としてまとまります。
就活のさまざまな場面で感じたことがあれば、その都度マインドマップにして考えを整理しましょう。
自己分析ノートを作るメリット
自己分析ノートに考えをアウトプットしておけば、就活のさまざまな場面で役に立ちます。
ここでは、就活で自己分析ノートを作るメリットを3つ紹介しましょう。
自分の経験や能力を整理できる
自分自身の経験であっても、頭の中にあるだけでは思うように言葉にできないものです。しかし、自己分析ノートを作成すれば、自分の言葉で書く作業を通して自分の経験・考え・資質が整理でき、伝えたい内容を明確に言語化できるようになります。
思考の過程や感情、そこから派生して思い巡らせたことなど、細かい情報を記録することで、自分について客観的に体系立てて整理できます。これは大きなメリットであるといえるでしょう。
後から振り返りやすい
自己分析の結果をノートにまとめておけば、必要なときに見返すことができます。自分のアピールポイントや今後の目標を確認することで、採用面接の対策ができるでしょう。
また、就活の途中で自身の新たな価値観や強みに気づいたり、当初の志望とは異なる企業に興味を持ったりすることも考えられますが、その場合でも自己分析ノートの内容と今の自分を照らし合わせることが可能です。
自分の気持ちの変化に気づいたら、自己分析ノートに書き足し、改めて分析を行いましょう。
自己分析の結果を共有しやすい
自己分析ノートには、分析結果を周りの人と共有しやすいというメリットもあります。就活について大学のキャリアセンターで相談する際、自分の思いを体系立てて整理した自己分析ノートを見せれば、自身のことをスムーズに伝えられます。価値観や強みにマッチした企業を紹介してもらえるでしょう。
また、家族や友人と共有することで、より客観的なアドバイスを受けることが可能です。
自己分析ノートの活用方法
自己分析ノートは、一度作ったら終わりではありません。定期的に振り返って、必要に応じて更新しましょう。また、第三者に見せることで新たな発見があります。
ここからは、自己分析ノートの活用方法を詳しくご紹介します。
定期的に更新する
自己分析ノートは、一度作成したら終わりではなく定期的に振り返る習慣をつけることが大切です。なぜなら、就活を続けると考えや気持ちが変わることもあるためです。
気持ちに変化が生じた際は、自己分析ノートを書き直します。モチベーショングラフも変化がある場合は書き直すことで、自分の気持ちの上げ方がより正確に分かります。
第三者に見せて意見を聞く
自己完結するのではなく、第三者に見て意見をもらいましょう。第三者に見せて意見をもらうことで、自分では得られない気付きが得られるためです。
自己分析ノートをよりよいものにするためには、自分のみの視点にならないことが大切です。第三者目線の意見も取り入れて、より正確な自己分析ノートの作成を目指しましょう。
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ここからは「REALME」をおすすめする理由について解説します。
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「REALME」のフィードバックと自己分析ノートを活かして、より高い内定判定を目指しましょう。
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自己分析ノートで自分の理解を深めよう!
自分の経験や思考、強み・弱みなどを言語化してまとめた自己分析ノートは、自分自身への理解を深める際に役立ちます。就活に向けて作成した自己分析ノートに、新たに考えたことや気づいたことを書き足して、より充実したノートにしていきましょう。
自分のことを、より客観的に分析したい方には、就活サポートツール「REALME」がおすすめです。AI面接を受けて、そのフィードバックを活かし、志望企業の内定獲得を目指しましょう。