OBOG訪問とは? 就活に活かすメリット・質問例・マナー徹底解説

就活を進めるうえで重要な情報収集の手段のひとつが「OBOG訪問」です。そもそもOBOG訪問とはなにか、概要から具体的な進め方、質問例やマナーまで徹底的に解説します。

さらにAI面接サービス「REALME」を活用すれば、客観的な分析から自分に合う企業がわかり、効率的な就活を実現できます。

目次

OBOG訪問とは。概要と目的

就職活動の準備を進めるなかで、企業理解を深めるために役立つのがOBOG訪問です。先輩のリアルな体験談を通じて社風や業務内容を知ることができ、就活の方向性を具体化する手助けになります。

訪問の必要性や最適なタイミングについて解説します。

OB・OG訪問とはなぜ行う必要があるのか

OB・OG訪問は、自分が通う大学の卒業生に直接会い、話を聞くことで企業の理解を深める重要な機会です。実際にその企業で働く先輩から、社内の雰囲気や業界について、日々の業務など公式な資料ではわからない生きた情報を得られます。

さらに、失敗談や成功談からより具体的なアドバイスも受けられるため、自分に合った企業選びや就職活動の戦略が立てやすくなります。リアルな情報を収集することで、就職のミスマッチを防ぐことにもつながるでしょう。

就職に失敗しないためにも、OB・OG訪問は必要なステップです。

OB・OG訪問に最適な時期

OB・OG訪問の最適な時期は、就活が本格的に始まる前の1月から3月がおすすめです。秋ごろの10月から就活の準備を始める学生が多いため、早めの行動が有利につながります。

さらに、1月から3月は企業の採用活動がピークを迎える前なので、OB・OGも比較的スケジュールに余裕があり、じっくり話を聞いてもらえる可能性が高まるメリットもあります。学年が進むにつれて訪問希望者が増え、都合が合いにくくなるため、計画的に秋から冬の間にアプローチすると効果的です。

効率的な情報収集を実現するためにも、余裕のある時期に訪問依頼をしましょう。

OBOG訪問のやり方と具体的な流れ

OBOG訪問の具体的な流れは以下の通りです。

  1. 目的に合わせてOB・OGを探す
  2. OB・OGにアポイントを取り日程調整する
  3. 訪問日に向けて質問を準備する
  4. 当日はマナーを守って行動する
  5. 訪問後お礼メールを送る

それぞれのステップで何をするべきか、詳しく解説します。

目的に合わせてOB・OGを探す

OB・OG訪問を効果的に進めるには、まず目的を明確にすることから始めましょう。

企業文化や仕事内容、キャリアパスなど、知りたい情報を具体的に整理したうえで、どんな人物に話を聞くべきか考えましょう。志望企業で働く先輩や同じ業界の経験者など、目的に合ったOB・OGを探す必要があります。

OB・OGの探し方は、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問専用アプリ、SNSなど複数の手段があるため、自分の知りたい内容や希望に合わせて使い分けると、より充実した情報収集ができます。

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OB・OGにアポイントを取り日程調整する

OB・OG訪問を依頼したい人が決まったら、まずはメールでアポイントを取りましょう。

メールを書くときは礼儀正しく、用件を簡潔に伝え、自己紹介と訪問の目的を明確に盛り込みましょう。連絡先を知った経緯や希望日時も加えれば、相手の都合を考慮した調整がスムーズに進みます。

OB・OGから返信があったら、面談形式や場所など具体的な事項を丁寧に調整しましょう。社会人への依頼は常に相手の負担を配慮して進めることが成功のポイントです。

https://hr.ababa.co.jp/article/ob-visit-email-schedule

訪問日に向けて質問を準備する

OB・OG訪問では、事前に質問をしっかり準備しておくことが大切です。

訪問当日の貴重な時間を無駄にしないためにも、事前に訪問予定の人物や企業・業界の情報を細かくチェックし、公式サイトやニュース、先輩の体験談なども調べておきましょう。得た情報を整理し、自分が深く知りたいポイントに絞った質問リストを作成することで、具体的かつ質の高い対話が実現します。

よくある質問だけでなく、自分の目的や関心に沿った内容を加えると、より有益な情報収集につながります。

https://hr.ababa.co.jp/article/ob-visit-question

当日はマナーを守って行動する

OB・OG訪問当日は、待ち合わせ場所に余裕をもって到着しておきましょう。時間に遅れそうな場合は、早めに連絡を入れて謝罪と到着予定時刻を伝えてください。

訪問を快諾してもらった感謝の気持ちは、必ず言葉で伝えることがマナーの基本です。合流したら、まずは最初に感謝の気持ちを言葉で伝えてください。

訪問中は、礼儀正しい態度を心がけ、相手の話をよく聞きましょう。身だしなみにも注意し、清潔感を持つ服装を心がけてください。

訪問後お礼メールを送る

訪問後のお礼メールは、訪問当日もしくは翌日の早い時間に送ることが望ましいです。感謝の気持ちを伝えるとともに、訪問で得た知識やアドバイスが自身の就活にどのように役立ったかを具体的に述べると、相手に丁寧な印象を与えられます。

メールは簡潔にまとめつつ、礼儀正しい表現を使いましょう。相手の時間を割いてもらったことへのお礼と、今後も指導をお願いする一文を添えることで良好な関係を維持できます。

【例文】件名:本日のご訪問のお礼(大学名 名前)
会社名 部署 △△様
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
△△様の話から業界理解が深まり、大変有意義な時間でした。いただいたアドバイスを参考に就活に励みます。
今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。
名前大学名 学部 学年

OBOG訪問は必要か。必要な人と不要な人の特徴

OB・OG訪問は就活を有利に進めるうえで必要であるため、できるだけ積極的に取り組むべきです。しかし、人によっては不要な場合もあります。

OB・OG訪問をした方が良い人と、不要な人の特徴をそれぞれ解説します。

OB・OG訪問をした方が良い人の特徴

OB・OG訪問は、仕事の条件や働く環境の重視、また人柄や社風を判断したい人におすすめです。

自分の譲れないポイントが明確な場合、実際に先輩社員と話すことで企業理解が深まり、ミスマッチの防止につながります。また、一部企業は選考過程でOB・OG訪問の有無を重視するケースもあります。

訪問を通じて得た情報を活かし、面接での自己PRを充実させられるなら、積極的に訪問する価値があるでしょう。結果として、就活の成功率向上にもつながるため、基本的には行うべきでしょう。

OB・OG訪問が不要な人の特徴

OB・OG訪問は、多くの学生にとって有益ですが、必ずしも全員に必要なわけではありません。

たとえば、すでに長期インターンで企業の雰囲気や働く人の人柄を深く理解している場合は、OB・OG訪問は不要です。また、外資系企業のように能力主義で熱意のアピールがあまり重視されない場合も必要ありません。

限られた時間を効率よく使い、効果的な就活を心がけるために、自分の就活スタイルや志望する業界に応じて、OB・OG訪問の必要性を判断しましょう。

OB・OG訪問の相手がいない場合の対処法

OB・OG訪問で頼る先がいない場合は、OB・OGのマッチングが可能なアプリなどのツールを活用する方法をおすすめします。アプリなどを使うことで、人脈がなくてもアクセス可能な卒業生を探せます。

もしも自分の大学にOBがいなければ、企業説明会などで名刺をもらった社会人に依頼するのも効果的です。また、多くの大学にあるキャリアセンターでは、OB・OG訪問先の紹介や相談ができるため積極的に活用しましょう。

多様な方法を組み合わせることで、情報収集の幅を広げられます。ぜひ、就活に役立てましょう。

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OB・OG訪問で面接を有利に進めよう

OB・OG訪問は、就活を有利に進めるうえで必要な過程です。積極的に実施することで、企業選びに具体的な視点が持て、面接対策にも良い影響を与えてくれます。現場のリアルな話を聞くことで志望動機の説得力が増し、面接官への印象も向上します。

まずは身近な人に依頼し、小さな一歩から始めてみましょう。積極的に情報を集める行動が内定獲得への確かな土台となり、他の就活生との差別化にもつながります。積極的に取り組み、情報収集と自己PRの強化を図り、面接を有利に進めましょう。

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