新卒で秋採用を受けるときのポイントは?

新卒で秋採用を受けるときのポイントについて紹介します。秋採用を受ける学生や企業が秋に新卒を募集する理由、秋採用の特徴についてわかりやすく解説。これから秋採用を受ける方は、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

新卒で秋採用を受けるのはどんな就活生?

新卒の秋採用とは、大学4年生の夏休み開けの9月1日頃から12月にかけて実施される新卒向けの採用活動のこと。

この期間になるとほとんどの就活生が内定を得ているため、通常の時期に比べて募集のある企業の数は減ることになります。しっかり対策をして、熱意と意欲を伝えることが重要です。選考の人数も少なくなるため、ライバルとなる他の就活生の傾向を把握しておきましょう。

秋採用を受ける学生のパターンは以下の通りです。

・まだ内定をもらっていない就活生
・内定先に納得していない就活生
・留学から帰ってきた就活生

まだ内定をもらっていない就活生

春〜夏の選考で内定をもらっていない学生が、次のチャンスである秋採用に挑戦するケースです。また、公務員試験の結果が出る8月から9月頃は、公務員から民間への就職に切り替える学生が参加し始めるタイミングでもあります。

内定先に納得していない就活生

内定は出ているものの、第一志望ではなかった、志望する業界ではなかったといった理由から、秋採用も受ける就活生もいます。

株式会社リクルートキャリアの『就職プロセス調査(2024年卒)「2023年8月1日時点 内定状況」』によると、8月1日時点の就職活動実施率は20.7%。

内定保有企業数は平均1.06社となっているものの、秋のタイミングでも約2割の学生が就活を実施していることがわかります。

秋採用を受ける就活生は春〜夏の採用と比較すると数が落ちるものの、すでに内定を得ている学生も参入することを考えると秋採用は激しい戦いです。

留学から帰ってきた就活生

留学していて、春の時期に間に合わなかった就活生が秋採用を受けるケースもあります。海外の大学は日本とは入学・卒業のタイミングが異なるため、秋になって帰国する学生がいるのです。

また、企業側もこのことをわかっているため、グローバルな人材を採用したい意図で秋採用を実施しているところもあります。志望企業によっては、語学スキルや留学経験がないと内定獲得は厳しい場合もあるでしょう。

企業が新卒の秋採用を募集する理由

次に企業が新卒の秋採用を募集する理由を見てみましょう。採用側がどのような意図があるか理解することで、対策につながります。

・辞退者の穴埋めをしたい
・採用人数が足りていない
・春・夏にいなかった優秀な人材を採用したい

辞退者の穴埋めをしたい

春〜夏に採用をしていたものの、内定辞退者が出て採用枠の穴埋めをする必要が出る企業があります。就活生は内定を辞退することもできるので、より条件のいい内定先が現れれば辞退する企業も出るのです。

このようなケースでは採用側も内定者を早く決めたいという気持ちがあり、採用スケジュールにスピード感があるのが特徴です。採用枠が再び埋まれば募集を終了する可能性が高いため、できるだけ早くエントリーした方がいいでしょう。

採用人数が足りていない

春〜夏の採用にこだわらず、一年中を通して募集している企業もあります。ベンチャーや中小企業など、採用人数が足りないケースが多いでしょう。

「人手不足=ブラック企業」というイメージがあるかもしれませんが、事業拡大や新規事業立ち上げのために優秀な人材を探している可能性もあります。また、大手企業の子会社やBtoB企業など、知名度が低いために募集が集まらない企業もあるでしょう。

大手の人気企業への就職は難しいかもしれませんが、このような企業を探せば秋採用でも優良企業へ就職できるチャンスがあります。

春・夏にいなかった優秀な人材を採用したい

先に触れた通り、秋採用では公務員から民間企業へ切り替えた就活生や、留学から帰国した優秀な就活生も参入してきます。このような人材確保を狙って採用しているケースです。

新卒の秋採用の特徴

ここからは、新卒の秋採用の特徴を紹介します。

・新卒の秋採用
・新卒の秋採用の特徴

それぞれ見ていきましょう。

選考スピードが早い

秋採用は、エントリーしてから内定獲得までの期間が非常に短く、選考スピードが早いのが特徴です。企業側もできるだけ早く採用活動を終えたいと考えているため、優秀な人材に対しては囲い込みに入ります。

そのため、秋採用では募集期間が少なかったり、短期で採用枠が埋まってしまったりする可能性が高いです。スケジュールに乗り遅れないためにも、闇雲に受けるのではなくマッチ度の高い企業を選んで応募しましょう。

企業の採用意欲が高い

春〜夏と比べて、企業の採用意欲が高いのも特徴。その年の採用活動を終えて、内定者の受け入れや他の業務に移る必要が出てくるためです。

また、優秀な人材を獲得しようとしている企業も採用意欲は高く、自社と相性がいい人材に対して囲い込みなどのアプローチをかけてきます。

募集している企業が限られる

春〜夏の採用と比較すると、募集している企業の数はぐっと少なくなります。ほとんどの就活生が内定を得ているタイミングであり、春〜夏の時点で採用枠が埋まっている企業も多いためです。

特に人気企業や大手企業は辞退者が出ても補欠合格を出せるため、秋採用を実施しない企業も多いでしょう。

秋採用では持ち駒を減らさないようにしつつ、募集をかけている企業の中から自分に合った志望先をいかに探せるかがポイントになります。

新卒の秋採用を募集している企業を探すポイント

ここからは、新卒の秋採用を募集している企業を探すポイントを紹介します。

・秋採用を募集している企業の傾向を知る
・就活サービスに相談する
・合同説明会に参加する

それぞれ見ていきましょう。

秋採用を募集している企業の傾向を知る

まずは、秋採用を募集している企業の傾向を知りましょう。以下の企業では、秋採用を募集していることが多いです。

・BtoB企業
・大手企業の子会社
・ベンチャー・中小企業

それぞれ簡単に解説します。

BtoB企業

BtoB企業とは、個人(BtoC)ではなく企業に対するサービスや商品を扱う企業です。個人向けのサービスと比べて知名度が低く、ビジネスに関わりのない就活生からは応募が集まりづらい傾向にあります。

こういった事情から優良企業でも秋採用を実施しているところがあるので、気になる業界があればぜひチェックしておきましょう。

大手企業の子会社

大手企業の子会社もBtoBと同様に認知度が低く、募集が集まらないことがあります。他の企業と比べて募集の締切が遅い傾向にあるので、秋採用を受ける就活生にとっては狙い目です。

ベンチャー・中小企業

ベンチャーや中小企業も秋採用を行っているところが多いです。また、中には年間を通して募集しているところもあります。

就活サービスに相談する

これまで就活サービスを使って来なかったという場合には、就活のプロへ相談するのも1つです。具体的には、以下のような相談先があります。

・キャリアセンター
・就活エージェント
・スカウトサービス

「時間が足りない!」という場合には、企業側がオファーをくれるスカウトサービスがおすすめです。

合同説明会に参加する

秋採用向けの合同説明会や、イベントなども開催されます。まだ採用を募集している企業を一気に知れるので、視野を広げて持ち駒を増やしたい場合におすすめです。

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新卒にも秋採用はある!対策して内定を勝ち取ろう!

新卒での秋採用について、秋採用を受ける就活生の特徴や傾向、募集している企業の特徴などを解説しました。秋採用を受ける就活生の数は減るものの、手強いライバルも参入してきます。また採用枠も少なくなるため、しっかり対策をすることがポイントです。自分に合った企業をスピーディに探したいなら、スカウトサービスもぜひ活用してみてください。

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