大学の専攻は大きく文系と理系に分けられますが、就職活動では大学の専攻通りに就職先を決める人ばかりではありません。文系の学生が理系職に就き、理系の学生が文系職に就く場合もあります。
本記事では、理系専攻の学生が文系の職種に就職活動をすることのメリットとデメリットについて紹介します。
大学時代に学んだ専攻と異なる分野に就職したい人は参考にしましょう。
また記事の後半で、就職活動に役立つAI面接サービス「REALME」についても紹介します。
理系専攻の学生が文系企業に就職するメリット
理系の学生が文系企業に職種を志すと、就職活動においてさまざまなメリットがあります。
ここでは、理系の学生が文系向けの職種に就くことのメリットを3つ紹介します。
理系の学生で、まだ志望する職種を決めていない人は参考にしましょう。
文系専攻の学生と差別化ができる
理系の学生が文系企業に就職活動するメリットとして、ほかの就活生と差別化できることが挙げられます。面接の際に、研究内容や研究中心の学生生活など、文系とは異なる点をアピールすると、ガクチカや自己PRの差別化を図りやすいです。就職活動はほかの学生とどのように差をつけるかで頭を悩ませる人が多いため、文系とは異なるアピール方法は大きなメリットだといえるでしょう。
専門性を活かせる
理系の学生が文系向けの職種に就職する場合、専門性を活かせるという利点があります。
専門知識を身につけた理系学生は、特定の業界・領域で高い評価を得やすいです。
例えば、学生時代に専攻した内容に関わる製品の営業職に就けば、専門的な知識に裏打ちされた営業活動を行うことが可能です。
自分の専門にあった業界に就けば、サービスや商品への理解が深まり、仕事を有利に進められるでしょう。
論理的思考力が身についている
理系分野は文系分野と比べて、数字やデータを使った証明が多く要求されます。
そのため、周囲の学生よりもロジカルシンキングの面で優れる人が多いといえるでしょう。
理系の学生は根拠に基づく理論展開に慣れているため、自然とロジカルシンキングの基礎が身に付いています。
就職後の問題解決やプロジェクトの進行において、根拠やロジックをもとに、提案や議論を進められることが、理系学生の強みだといえるでしょう。
理系の文系就職のデメリット
理系の学生が文系向けの職種に就職する場合、もともとの専攻とは違う分野に足を踏み入れるため、さまざまなデメリットが浮上します。
ここでは、理系の学生が文系向けの職種に就職する際に直面しやすいデメリットや注意点などを紹介します。
専門性を活かせないことがある
文系向けの職種や業界では、専門知識よりも実践的な能力やスキルを求められることがあります。文系向けの職種で求められやすいスキルは、コミュニケーション能力や読解力、リーダーシップなどです。
文系分野で学習した人の方が勝っている分野では、理系の学生は能力を活かせない可能性があります。
入社後のミスマッチによる退職を防ぐためには、企業研究を行い、求められる業務内容と自身の適性のマッチングを見極めることが重要です。
研究と就活の両立が難しい
理系の学生が文系分野の職に就きたいときは、研究と就職活動を両立できるようにしなくてはなりません。
理系の学生は就職活動の時期に卒業論文の研究を並行して行っていることが多く、就職活動に時間を割くことが難しいです。
文系分野の職に就きたいときは、卒業研究に手を取られることを見越して早めに就職活動をスタートさせましょう。
また、どのようにしても期間が被ってしまう場合は、研究と就活のスケジュール管理を行う必要があります。
文系就職の情報を得る機会が少ない
就職活動では、希望する業界や企業について情報を集めることが重要です。
文系の学生と比べて理系の学生は、文系の企業や業界に関する情報を得る機会が少ないでしょう。
そのため、どの企業を目指し、どのような職種が自分に合っているか判断することが難しいです。
それでも理系から文系の企業に就きたい場合は、希望する企業や業界について、情報を積極的に収集する姿勢が必要です。
理系におすすめの文系就職先
一般的に文系職といわれる業界でも、理系としての知識やスキルを活かせる職業はあります。
ここからは、理系学生の人におすすめの文系向け就職先を3つ紹介します。
志望する職種を決めていない人は参考にしましょう。
メーカー
理系の学生でも活躍できる文系就職先として、メーカーが挙げられます。
メーカーでは理系の学生が営業や企画職へ積極的に採用される傾向が強いため、文系就職を検討する理系学生におすすめです。
自分の専門に関わるような製品を扱う会社に就職できれば、大学で学んだことを活かせるでしょう。
理系で培ったロジカルシンキングのスキルがあれば、商品についてのプレゼンや意見交換の場でも有利です。
金融業界
理系の学生が文系職に就職する際は、理系の知識や考え方を活かせる分野が向いているでしょう。
数字やデータの知識を活かせる文系職として金融業界が代表的です。
金融業界では近年、ビッグデータを活用した施策や商品企画が積極的に行われています。
そのため、データ収集・分析、統計学などの知識がある理系学生は貴重な戦力として注目されています。
また、金融商品開発や投資戦略策定など、新たなアイデアや技術を採用する業務も増え、理系の学生が活躍できる場面は多いといえるでしょう。
コンサルタント
理系出身者が多く活躍する文系職としてコンサルタント業界が挙げられます。
これは、理系の学生は論理的思考やデータ分析のスキルに優れているためです。
コンサルタントとして行う課題の整理や問題点の洗い出し、解決策定時のプロセスは、理系就活生が経験する研究プロセスによく似ています。
また、コンサルティング業界では数字・データを扱うケースも多いため、理系の思考方法や専門知識を活かした活躍が期待できます。
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