三井不動産の本選考対策まとめ! 選考フローや選考のポイントまで徹底解説 

「三井不動産って倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」

そうお悩みの就活生の方向けに、実際に三井不動産の本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューを行い、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!

三井不動産の合格可能性を診断しよう

「三井不動産に行きたいけど、受かるかどうか不安…」

そんな人にオススメなのが「REALME」です。「REALME」はAI面接官と面接練習を行うことで、自分の強みを診断し、志望企業の合格可能性を診断してくれます。

自分の合否が不安な人や志望企業に合格するために必要な能力を知りたい人は合格可能性を診断してみましょう。

目次

三井不動産の本選考体験談を教えてくださった方

キーエンスの本選考体験談を教えてくださった方のプロフィール
  • 26卒
  • 早慶上理
  • 野球サークル
  • 長期インターン
  • デベロッパー志望

三井不動産で話していたガクチカ・志望動機

三井不動産のガクチカ

私が三井不動産のエントリーシートで記載したガクチカは、大学時代にゼミで取り組んだ地域活性化プロジェクトの経験です。人口減少に悩む地方都市の商店街再生に学生チームのリーダーとして携わり、地元住民や商店主との対話を重ねながら、新しいコミュニティスペースの企画・運営を行いました。

プロジェクト初期は住民の方々からの反発もあり、何度も企画の見直しを余儀なくされました。しかし、一人ひとりの声に耳を傾け、彼らの真のニーズを理解することで、最終的には地域に愛される場所を創り上げることができました。この経験を通じて、困難な状況でも諦めずに解決策を見つける力と、多様なステークホルダーとの合意形成の重要性を学びました。街づくりの本質は人と人とのつながりを大切にすることだと実感し、この学びを三井不動産での仕事に活かしたいと考えています。

三井不動産の志望動機

私が三井不動産を志望する理由は、同社の「街づくりを通じて社会に貢献する」という理念に深く共感するからです。大学時代の地域活性化プロジェクトを通じて、街というものが単なる建物の集合体ではなく、そこに住む人々の生活や想いが息づく有機的な存在であることを実感しました。

三井不動産が手がける日本橋再開発プロジェクトを調べた際、伝統と革新を融合させながら、新しい価値を創造する姿勢に強い魅力を感じました。単に建物を建てるだけでなく、そこに関わるすべての人々の幸せを考え抜いた街づくりこそが、真の社会貢献につながると確信しています。

私自身、将来的には地方都市の再生にも携わりたいという想いがあり、三井不動産の豊富な経験とノウハウを学びながら、日本全国の街づくりに貢献していきたいと考えています。困難を機会に変える力を活かし、どのような課題にも前向きに取り組む所存です。

三井不動産の本選考の選考フロー

ES・webテスト

エントリーシートでは自分の個性をPRするキャッチフレーズとその補足、志望理由、学生時代に最も注力したことについて記載しました。SPIのwebテストは言語・非言語・性格の3科目で構成されており、全体で1時間程度の試験でした。オンラインでの受験となり、基本的な学力と適性を測る内容でした。ESでは単なる自己PRではなく、三井不動産の事業にどのように貢献できるかを意識して記載することが重要だと感じました。

1次面接

人事担当者2名によるオンライン面接で、20分間実施されました。ESに沿った深掘りというよりは、高校時代の経験や価値観の変化について質問されました。基本的なコミュニケーション能力と人間性を確認する面接だったと思います。オンライン面接ということもあり、表情や話し方により注意を払う必要がありました。面接官の方々は温和な雰囲気で、緊張をほぐすような質問から始まり、リラックスして話すことができました。

2次面接

若手・中堅社員2名による対面面接で、大手町本社にて20分間実施されました。ガクチカについて詳しく聞かれ、困難だった瞬間とその乗り越え方について深掘りされました。また、三井不動産でやりたい仕事や理想の街づくりについても質問されました。会話のようなやり取りが多く、より深い対話を求められる面接でした。面接官との相互理解を深めることを意識し、準備した回答を一方的に話すのではなく、自然な会話の中で自分の魅力を伝えることができました。

3次面接(最終面接)

役員5名による対面面接で、本社にて30分間実施されました。事前に提出したモチベーショングラフに基づいて、小学生から現在までの人生について詳しく質問されました。志望度の確認や三井不動産で実現したい夢についても聞かれました。5名の面接官から様々な角度で質問が飛んできましたが、これまでの面接で話してきた内容との一貫性を保つことを最も意識しました。最終的な入社意志についても明確に確認され、企業側の本気度を感じる面接でした。

三井不動産の本選考ES

設問①

自分の個性をPRするキャッチフレーズと、その補足

この設問では「困難を機会に変える力」というキャッチフレーズを設定しました。大学時代のゼミでの地域活性化プロジェクトにおいて、住民からの反発や企画の頓挫といった困難な状況に直面した際、それを新たな学びの機会として捉え、より良い解決策を見つけ出した経験を具体的に記載しました。

単なるポジティブ思考ではなく、困難な状況を分析し、そこから新しい価値を創造する能力があることを強調しました。この力が三井不動産の複雑な街づくりプロジェクトにおいても活かせると考え、具体的なエピソードを交えながら補足説明を行いました。

設問②

志望理由

三井不動産の「街づくりを通じて社会に貢献する」という理念と、私自身の価値観がどのように合致するかを中心に記載しました。大学時代の地域活性化プロジェクトでの経験を通じて得た街づくりへの想いと、三井不動産で実現したい将来のビジョンを結びつけて説明しました。

単なる企業研究の結果を羅列するのではなく、なぜ他の不動産会社ではなく三井不動産なのかを明確に示すことを心がけました。日本橋再開発プロジェクトなど、具体的な事業への言及も含めながら、自分の経験と企業の事業内容の関連性を丁寧に説明しました。

設問③

学生時代に最も注力したこと

ゼミでの地域活性化プロジェクトについて詳しく記載しました。プロジェクトの背景、自分の役割、直面した困難、それをどのように乗り越えたか、そして得られた学びについて体系的に説明しました。特に、多様なステークホルダーとの調整や合意形成の難しさと、それを通じて学んだコミュニケーションの重要性について詳しく述べました。

この経験が三井不動産での街づくりにどのように活かせるかまで言及し、単なる過去の経験の紹介に留まらず、将来への展望も含めた内容としました。数値的な成果よりも、プロセスで得た学びと成長に焦点を当てて記載しました。

三井不動産の本選考1次面接

聞かれた内容

1次面接では、簡単な自己紹介から始まり、高校時代に頑張った経験について詳しく質問されました。私は高校時代の部活動でキャプテンを務めた経験について話し、チームワークの重要性と困難な状況での粘り強さを学んだエピソードを紹介しました。

また、価値観が変わった経験についても聞かれ、大学入学後に地域活性化プロジェクトに参加したことで、街づくりへの関心が芽生えた話をしました。大学での専攻と不動産業界の関連性についても質問され、学んだ知識をどのように活かしたいかを具体的に説明しました。他社の選考状況についても聞かれましたが、正直に答えつつ、三井不動産への志望度の高さを強調しました。

面接官の方々は温和な雰囲気で、私の緊張をほぐすような質問から始めてくださいました。オンライン面接ということもあり、表情がしっかりと伝わるよう意識して話しました。ESの内容を深掘りするというよりは、人間性や基本的なコミュニケーション能力を確認する面接だったと感じています。

逆質問

1次面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれた際、私は若手社員の方々がどのような成長機会を得られるかについて質問しました。人事担当の方から、新入社員には様々な部署でのローテーション勤務があり、幅広い経験を積むことができるとの説明をいただきました。

また、三井不動産で働く上で最も大切にすべき価値観についても質問し、「お客様第一の姿勢と、長期的な視点での街づくり」という回答をいただきました。これらの質問を通じて、企業への関心の高さと真剣度を示すことができたと思います。

三井不動産の本選考2次面接

聞かれた内容

2次面接では、学生時代に最も注力したことについて、1次面接よりもさらに詳しく質問されました。地域活性化プロジェクトでの具体的な困難と、それをどのように乗り越えたかについて、プロセスを詳細に説明しました。特に、住民の方々との対話で最も困難だった瞬間と、その状況をどう打開したかについて深掘りされました。

チームでの私の役割についても詳しく聞かれ、リーダーとしてどのようにメンバーをまとめ、モチベーションを維持したかを説明しました。三井不動産でやりたい仕事について聞かれた際は、地方都市の再生プロジェクトに携わりたいという想いを具体的に述べました。理想の街づくりについても質問され、人と人とのつながりを大切にした、持続可能なコミュニティの創造について話しました。

面接官の方々は中堅の方とその上司の方ということもあり、実際の業務経験を踏まえた質問をしてくださいました。会話のような自然なやり取りが多く、準備した回答を機械的に話すのではなく、面接官との対話を楽しむような気持ちで臨むことができました。

逆質問

2次面接では、実際に街づくりプロジェクトに携わる際の具体的なプロセスについて質問しました。面接官の方から、企画立案から完成まで数年から十数年という長期間にわたるプロジェクトが多く、様々な関係者との調整が重要であるとの説明をいただきました。

また、若手社員が最初に任される業務内容についても質問し、先輩社員のサポートのもとで徐々に責任のある仕事を任されるようになるとの回答をいただきました。三井不動産の社員として必要なスキルについても聞き、コミュニケーション能力と論理的思考力の重要性について教えていただきました。

三井不動産の本選考3次面接(最終面接)

聞かれた内容

最終面接では、事前に提出していたモチベーショングラフを基に、小学生時代から現在まで私の人生について詳しく質問されました。各時期でのモチベーションの変化とその理由について、4名の役員の方々から様々な角度で質問を受けました。特に印象的だったのは、人生の転機となった経験について聞かれたことです。

三井不動産への志望度について直接的に確認され、「内定を出した場合、必ず入社していただけますか」という質問には、迷うことなく「はい」と答えました。その理由についても詳しく説明し、これまでの経験と将来のビジョンを踏まえて、なぜ三井不動産でなければならないのかを熱意を込めて話しました。

困難な状況でのリーダーシップ経験についても聞かれ、地域活性化プロジェクトでの具体的なエピソードを紹介しました。社会人として大切にしたい価値観についても質問され、「誠実さと向上心」について、これまでの経験を踏まえて説明しました。

4名の面接官がいることで非常に緊張しましたが、これまでの面接で話してきた内容との一貫性を保つことを最も意識しました。それぞれの面接官が私の異なる側面を確認しようとしていることが分かり、様々な質問に対して誠実に答えることを心がけました。

逆質問

最終面接では、三井不動産の今後の事業展開について質問しました。特に、地方都市での街づくりプロジェクトの可能性について聞いたところ、人口減少社会における新たな街づくりの必要性について詳しく説明していただきました。

また、新入社員に期待することについても質問し、既成概念にとらわれない柔軟な発想と、困難な状況でも諦めない粘り強さが重要であるとの回答をいただきました。この回答を聞いて、自分の強みが会社の求める人材像と合致していることを確信できました。

三井不動産内定までの流れ

面接結果の通知方法

各選考段階での結果通知は、ES・筆記試験結果は2週間後にマイページ上で通知があり、その他の面接結果はすべて電話で通知されました。1次面接、2次面接は面接当日に人事担当の方から直接お電話をいただきました。電話では次の選考への案内だけでなく、励ましの言葉もかけていただき、企業の温かさを感じることができました。

最終面接の結果は、面接から2週間後にマイページ上で通知がありました。結果通知が電話で行われることで、機械的な選考プロセスではなく、一人ひとりを大切に扱ってくれる企業だという印象を強く持ちました。

内定承諾はしたか?その理由は?

内定承諾をしました。決断の理由は複数ありますが、最も大きな要因は企業理念と自身の価値観が完全に合致していたことです。選考を通じて出会った社員の方々の人柄にも強く魅力を感じ、このような方々と一緒に働きたいと心から思いました。

三井不動産の事業の将来性と、そこで得られる成長機会についても魅力的でした。伝統ある企業でありながら常に新しい挑戦を続けている姿勢に、自分自身の成長につながる可能性を感じました。選考プロセスでの企業側の誠実な対応も、入社後の環境への信頼につながりました。

他社からも内定をいただいていましたが、総合的に判断して三井不動産が最も自分の将来のビジョンに合致していると確信しました。内定通知から承諾まで1週間ほど時間をいただき、家族や大学の先生方にも相談した上で最終決断に至りました。企業側も「しっかりと考えて決断してください」と言ってくださり、この言葉によって企業への信頼がさらに深まりました。

選考全体を通しての感想

三井不動産の選考を通じて最も印象的だったのは、企業側が応募者一人ひとりを真剣に見極めようとする姿勢でした。表面的な能力や実績だけでなく、その人の人間性や価値観、そして街づくりへの情熱を深く理解しようとしてくれました。

各面接で一貫して感じたのは、面接官の方々の温かさと真摯さです。単に評価するだけでなく、本当に対話をしようとしてくれる姿勢があり、緊張していた私も自然体で話すことができました。特に、困難な状況をどう乗り越えてきたかという質問が多く、企業が求める人材像が明確に伝わってきました。

選考プロセス全体を通じて、三井不動産が長期的な視点で人材を育成しようとする姿勢も強く感じました。短期的な成果よりも、将来的にどのような貢献ができるかを重視している印象があり、企業の理念と実際の採用活動が一致していると感じました。

三井不動産の本選考突破のコツ

三井不動産の本選考を突破するためのコツ

三井不動産の選考を突破するために最も重要なのは、街づくりへの本物の情熱を持つことです。表面的な志望動機ではなく、自分の人生経験に基づいた真の想いを持つことが必要です。私の場合、大学時代の地域活性化プロジェクトでの経験が、街づくりへの関心の原点となりました。

また、三井不動産が手がけた具体的なプロジェクトについて詳しく調べることも重要です。日本橋や豊洲などの代表的な街づくり事例を研究し、その背景にある企業の理念や手法を理解することで、面接での発言により説得力を持たせることができます。

一貫したストーリーを持つことも不可欠です。ES、各面接を通じて、同じテーマやメッセージを異なる角度から伝えることで、面接官に強い印象を与えることができます。私は「困難を機会に変える力」というテーマを軸に、すべての選考で一貫した話をしました。

三井不動産を受ける人へのアドバイス

三井不動産を志望する方には、まず自分自身の価値観を深く掘り下げることをお勧めします。なぜ街づくりに興味を持ったのか、どのような社会を実現したいのかを明確にすることが重要です。その上で、三井不動産の事業とどのように結びつくかを考えてください。

面接では準備した回答を一方的に話すのではなく、面接官との対話を意識することが大切です。三井不動産の面接官の方々は、応募者との真の対話を求めています。相手の質問に対して柔軟に対応し、自然な会話の中で自分の魅力を伝えることを心がけてください。

また、困難な経験とそれをどう乗り越えたかについて、具体的なエピソードを準備しておくことをお勧めします。三井不動産の街づくりプロジェクトは長期間にわたり、様々な困難が予想されます。そのような状況で力を発揮できる人材かどうかを、企業側は重視していると感じました。

まとめ

三井不動産の選考は確かに競争が激しく、高いレベルが求められますが、しっかりとした準備と真摯な姿勢があれば必ず道は開けると思います。企業側も応募者を評価するだけでなく、本当に良い人材を見つけようとする姿勢があり、誠実に向き合ってくれます。

街づくりへの情熱、一貫したストーリー、そして面接官との真の対話を意識することで、きっと良い結果につながるはずです。三井不動産での仕事は確かに大変かもしれませんが、その分だけ大きなやりがいと成長機会が待っています。

皆様の就職活動が成功することを心から願っています。自分らしさを大切にしながら、最後まで諦めずに頑張ってください。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次