パナソニックの本選考対策まとめ! 選考フローや選考のポイントまで徹底解説

「パナソニックって倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」

そうお悩みの就活生の方向けに、実際にパナソニックの本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!

これからパナソニックを受ける方や、パナソニックを志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながらパナソニック本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。

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目次

パナソニックの本選考体験談を教えてくださった方

キーエンスの本選考体験談を教えてくださった方のプロフィール
  • 26卒
  • MARCH
  • 演劇サークル
  • 映画館アルバイト
  • デベロッパー志望

パナソニックで話していたガクチカ・志望動機

パナソニックのガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたのは、演劇サークルにおける新作公演のプロデュースです。サークル創設以来初となるオリジナル脚本による公演を企画し、プロデューサーとして全体統括を担いました。観客動員数の減少と部員のモチベーション低下という課題に対し、30名のプロジェクトチームを編成し、6ヶ月間の制作スケジュールを策定しました。映画館アルバイトで培った顧客対応スキルを活かして地域企業への協賛依頼を実施し、目標50万円に対し70万円の協賛金を獲得しました。結果として3日間の公演で延べ800名を動員し、サークル史上最高の観客数を記録することができました。

パナソニックの志望動機

私がパナソニックを志望する理由は、住環境のトータルソリューションを通じて人々の生活の質を向上させたいという想いがあるためです。映画館でのアルバイト経験を通じて、音響設備や照明、空調が調和した空間では、お客様が物語に没入し感動を共有される姿を間近で見てきました。この体験から、住空間もまた人々の心を豊かにする舞台装置であり、そこに携わることで多くの人の人生を豊かにできると考えるようになりました。パナソニックは家電から住宅設備、IoTソリューションまで住環境に関わる全領域でのソリューション提供が可能であり、100年以上の歴史で培われた技術力と先進的な取り組みが魅力です。演劇サークルでのプロデュース経験で培った企画力と調整力を活かし、お客様のライフスタイルに合わせた住環境ソリューションを創造していきたいと考えています。

本選考の選考フロー

エントリーシート・webテスト

まず、エントリーシートの提出とwebテストの受検がありました。パナソニックは複数回締切が設定されていました。

エントリーシートでは「我こそは○○である!」という独特な設問があり、15文字以内で自分を表現する必要がありました。また、大学での取り組みを3つ、比重とともに記載する設問もあり、他社とは一線を画すユニークな内容でした。

ジョブマッチング(1次・2次面接)

書類選考通過後、「ジョブマッチング」と呼ばれる面接がありました。これは単なる面接ではなく、社員との面談や自分の研究・学業についてのプレゼンテーションを通じて、希望する事業会社・職種とのマッチングを確認する場でした。オンラインで実施され、私の場合は1対2のグループ面接形式でした。

最終面接

ジョブマッチング通過後、最終面接がありました。人事担当者との面接で、より深く志望動機や将来のビジョンについて聞かれました。面接官は非常に温和な雰囲気で、リラックスして話すことができました。

パナソニックの本選考ES

設問①

「我こそは○○である!」○○に当てはまる言葉15文字以内

 この設問では演劇サークルでの舞台監督経験を軸に「チームを輝かせる舞台監督」と回答しました。パナソニック独特の自己表現を求める設問に対し、自分らしさを端的に表現できる言葉を選ぶことを重視しました。単なる役職名ではなく、チーム全体を支える役割を果たす自分の特徴を表現することで、印象に残る回答を心がけました。

設問② 

「我こそは○○である!」○○の言葉を選んだ理由200文字以内

選んだ言葉の根拠として、演劇サークルでの舞台監督経験と経済学ゼミでのリーダーシップ経験を具体的に説明しました。多様な専門性を持つメンバーをまとめ、全体最適を図る力を身につけた過程を記載しました。相手の立場に立って考える力や、チーム全体を俯瞰する視点を強調し、それらがパナソニックでの業務にどう活かせるかという観点で記載しました。

設問③

大学で取り組んだことを3つ(100パーセントで比重を表現)各60文字以内 

比重の配分では最も力を入れた演劇サークル(50%)を筆頭に、経済学ゼミ(35%)、自己成長(15%)の順で設定しました。それぞれの取り組みで具体的な成果を数値で示すことを意識し、演劇では観客動員数150%向上、ゼミでは商店街への提案採用という定量的な結果を記載しました。自己成長の項目では人前で話すことが苦手だった過去から現在への変化を表現しました。

設問④ 

新たに挑戦・実行した取り組みの観点から具体的なエピソード300文字以内

経済学ゼミでの地域経済活性化研究について記載しました。従来の理論中心から実践的な地域貢献へのアプローチ転換を強調し、自ら提案・実行した点をアピールしました。実地調査の実施、課題分析、具体的な解決策の提案から実現まで一連のプロセスを説明し、最終的に若年層来訪者30%増加という成果で締めくくりました。単なる学習ではなく実社会への影響を創出した点を重視しました。

設問⑤

組織・チームなど、複数人での取り組みという観点から具体的なエピソード300文字以内 

演劇サークルでの舞台監督経験について詳細に説明しました。50名という大規模組織での課題(連携不足、進捗遅れ)とそれに対する具体的な解決策(全体ミーティング制度化、進捗管理表作成、個別面談実施)を記載しました。単に成果を述べるだけでなく、チームマネジメントの手法を具体的に示すことで、組織運営能力をアピールしました。最終的な成果として観客動員数150%向上を数値で示しました。

設問⑥ 

チャレンジしたい仕事や実現したい夢300文字以内

営業企画職への志望理由とパナソニックの「くらしアップデート」というミッションへの共感を中心に記載しました。演劇で培った表現力とマーケティング理論の学習を結び付け、顧客の潜在ニーズを汲み取る営業企画職への適性をアピールしました。将来的なグローバル展開への貢献意欲も含めることで、長期的なキャリアビジョンと企業への貢献意識を示しました。

パナソニックの本選考ジョブマッチング面接

聞かれた内容

 ジョブマッチング面接では志望動機、営業企画職志望理由、演劇サークルでの経験についての5分プレゼンテーションが中心でした。面接官は話を真剣に聞いてくださり、理解を深めるための深掘り質問を多くしてくださいました。経験談を単に話すだけでなく、そこから得た学びやスキルがパナソニックでどう活かせるかを具体的に伝えることを重視しました。特に「相手の立場に立って考える力」や「チーム全体を俯瞰する視点」が営業企画職での顧客理解や社内調整に活かせることを強調しました。

逆質問 

若手社員の成長機会、営業企画職の具体的業務内容、「くらしアップデート」実現における営業部門の役割について質問しました。企業研究の深さと入社後の具体的な業務イメージを持っていることをアピールする質問を心がけました。

パナソニックの本選考最終面接

聞かれた内容 

最終面接は人事4名との面接で、ジョブマッチングよりも深い将来ビジョンや価値観について問われました。10年後のキャリアビジョン、パナソニックでの実現目標、困難への対処法、他社選考状況と志望度について詳しく聞かれました。一貫性を保ちながらより深い動機を伝えることを意識し、「なぜパナソニックでなければならないのか」について初期配属確約制度や企業ミッションへの共感を軸に差別化を図りました。演劇と経済学という異分野の両立についても、「人の心を動かす」という共通点から営業企画職への適性を説明しました。

逆質問 

事業会社間の異動可能性、女性社員の活躍推進、今後の重点事業分野について質問しました。長期的なキャリア形成と企業の将来性への関心を示す質問を中心に準備しました。

内定までの流れ

面接結果の通知方法

メールか電話で2日~1週間できました。

パナソニックの素晴らしい点は、内定と同時に配属先(事業会社と職種)が確定することです。私の場合は、希望していた営業企画職での内定をいただくことができました。

内定承諾はしたか?その理由は?

はい、パナソニックの内定を承諾させていただきました。承諾の決め手となったのは、

初期配属確約制度の存在

他の企業では配属がある程度運任せになってしまう中、パナソニックでは内定時点で配属先が確定するため、将来のキャリアプランを具体的に描くことができました。営業企画職という希望職種での内定だったことも大きな要因でした。

「くらしアップデート」というミッションに強く共感した

演劇で観客に感動を届けてきた経験から、パナソニックの製品やサービスを通じて多くの人々の生活をより良くすることに貢献したいという思いが強くありました。

選考プロセスを通じて出会った社員の方々の印象

皆さんが温和で、学生の話を真剣に聞いてくれる姿勢が印象的で、この環境であれば自分も成長しながら働けると確信しました。さらに、女性社員の方も多く活躍されており、長期的なキャリア形成を考える上で安心できる環境だと感じたことも大きな要因でした。

他にも複数社から内定をいただいていましたが、これらの理由を総合的に考慮し、最終的にパナソニックを選択いたしました。

選考全体を通しての感想

パナソニックの選考は、他の企業と比較しても非常に学生に寄り添った選考だったと感じています。

「ジョブマッチング」という独特なプロセスが特に印象的でした。単純に合否を判定するだけでなく、本当に学生と企業がマッチしているかを丁寧に確認してくれる姿勢が素晴らしいと思いました。演劇サークルでの経験をプレゼンテーションする機会もあり、自分らしさを表現できる場が設けられていたのも良かったです。

面接官の方々は皆さん温和で、学生の話を真剣に聞いてくれました。圧迫面接のような雰囲気は一切なく、リラックスして自分らしさを表現することができました。特に、私の演劇経験について深く掘り下げて質問してくださり、その経験がビジネスにどう活かせるかまで一緒に考えてくださったのが印象的でした。

また、初期配属確約制度があることで、入社後のキャリアが明確になっているのも安心材料でした。多くの企業では配属がある程度運任せになってしまう中、パナソニックは学生の希望と適性を考慮して配属を決定してくれるため、入社への不安が大幅に軽減されました。

パナソニックの本選考突破のコツ

パナソニックの本選考を突破するためのコツ

パナソニックの選考で最も重要なのは、企業独自の価値観への理解と共感を示すことです。

「くらしアップデート」というミッションを掲げるパナソニックは、単に製品を作る会社ではなく、人々の生活をより良くするために存在している企業だということを理解し、それに共感できることを伝える必要があります。そのためには表面的な企業研究ではなく、パナソニックが目指す社会像や価値創造について深く理解することが重要です。

「我こそは○○である!」という独特な設問への対策も欠かせません。15文字以内という制限の中で自分らしさを端的に表現し、その後の200字の説明でしっかりと根拠を示せる内容にすることが大切です。ただのキャッチフレーズではなく、自分の経験に基づいた説得力のある表現を心がけましょう。

新たな挑戦・実行した経験の準備も重要です。パナソニックは変革を目指している企業なので、従来のやり方を変えたり新しい取り組みを始めたりした経験を非常に重視しています。チームワーク経験についても、単に参加しただけでなく、どのような役割を果たし、どんな工夫をして成果を出したかを300字で具体的に説明できるよう準備が必要です。

初期配属確約制度の理解も必須です。他の企業にはないこの制度について正しく理解し、それがなぜ自分にとって魅力的なのかを説明できるようにしておきましょう。

企業独自の価値観への理解と共感について十分対策をしよう

「くらしアップデート」というミッションを掲げていることから、人々の生活をより良くすることを目的としています。そのため、日常生活を過ごしながらもどこか変えることができることはないか、それを完結に説明できるようにする練習を日頃からやっておくと面接の場で緊張せずに自分自身を落ち着いて表現することができます。

パナソニックを受ける人へのアドバイス

企業研究を徹底的に行うことをお勧めします。パナソニックは非常に多様な事業を展開しており、各事業会社の特徴や主力製品、今後の戦略について詳しく調べておく必要があります。特に希望する事業会社については、競合他社との違いや市場でのポジションまで理解しておくと良いでしょう。

自分の経験をビジネス視点で整理することも重要です。サークル活動や学業、アルバイトなどの経験を、ビジネスの観点から再構築し、その経験がパナソニックのどの事業にどう貢献できるかを考えておきましょう。演劇での「観客に感動を届ける」経験を「顧客に価値を提供する」ビジネス視点で捉え直すような発想の転換が求められます。

長期的なキャリアビジョンの構築も必要です。パナソニックは長期的な視点で人材育成を考えている企業なので、入社後だけでなく10年後、20年後にどうなっていたいかまで具体的に描いておくことが大切です。

最後に、素直さと誠実さを大切にしてください。パナソニックの面接官の方々は学生の人間性を重視している印象があります。取り繕うよりも、素直に自分の思いや考えを伝える方が良い印象を与えると思います。準備は入念に行いつつも、面接では自然体で臨むことを心がけてください。

まとめ

パナソニックは本当に学生思いの企業で、選考プロセスも非常に丁寧でした。初期配属確約制度や「くらしアップデート」というミッションなど、他の企業にはない魅力がたくさんあります。

特に、ジョブマッチングという独特な選考プロセスでは、自分の経験や専門性をしっかりとアピールできる機会が設けられています。演劇サークルでの経験や経済学ゼミでの研究など、一見ビジネスと関係なさそうな経験でも、その中で培ったスキルや考え方をビジネス視点で整理すれば、必ず評価してもらえると思います。

パナソニックを志望する方は、ぜひ企業研究を徹底的に行い、なぜパナソニックでなければならないのかを明確にして選考に臨んでください。そして、自分らしさを大切にしながら、素直に自分の思いを伝えることが何より大切だと思います。

就職活動は大変なことも多いと思いますが、自分の可能性を信じて頑張ってください。きっと素晴らしい結果が待っていると思います!

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