「就活で志望動機に企業理念を組み込むには、どうすればよいのだろう」
「そもそも、企業理念に共感したことを志望動機にしてもよいのだろうか」
そのような悩みを持つ人も多いでしょう。
本記事では、企業理念の定義や、企業理念を志望動機に組み込む際のポイントをご紹介します。記事の最後には、ESの内容や面接の受け答えを改善する就活支援サービス「REALME」についても解説します。
企業理念とは?
はじめに企業理念とは何か、その定義について確認しましょう。
企業理念とは、企業が最も大切にしている考え方や価値観のことです。具体的には、企業が存在する理由や、どのような事業を展開したいのか、どのように社会に貢献していくのかを示しています。
企業理念は、社員全員が同じ思いを抱き、同じビジョンに向かって事業を展開するための道しるべです。また、企業の思いや方針を外向きに発信する役割も果たします。
学生のうちはあまり馴染みのない言葉ですが、就活を進める際は、志望する企業の理念をしっかりと把握しておきましょう。
経営理念や社訓との違いは?
企業理念と似た言葉に、経営理念や社訓などがあります。それぞれの違いについて解説しますので、混同しないよう注意しましょう。
経営理念との違い
経営理念とは、経済活動を行ううえで経営者が最も重要だととらえている考えや信念です。中長期的な経営戦略や、目標達成に向けた方針も示します。この経営理念は経営者自身の考え方であるため、経営者が変わればおのずと変更されるでしょう。
一方、企業理念は会社としての価値観を指しているため、基本的にはどのようなときでも変わることがありません。このような点が、企業理念と経営理念の大きな違いです。
社訓との違い
社訓とは、企業に属するすべての社員が守るべき方針のことです。創業者・経営者が従業員を規律する言葉であり、どのような考えで人と接し、仕事に取り組むべきかを示しています。
また、社訓と似た言葉に社是(しゃぜ)がありますが、これは会社を経営するうえでの主張や方針であり、社員のコンパスのような存在です。
このように、企業そのものの根底にある企業理念と、社訓や社是は意味合いが異なります。志望動機を語る際に混同しないよう気をつけてください。
志望動機に企業理念を組み込む際のポイント
志望動機に企業理念を組み込むことで、企業への理解や思いを伝えられます。そのために押さえておきたいポイントや事前の準備を、4つご紹介しましょう。
企業の事業やサービスを理解する
企業研究をして、事業展開の方向性や提供している製品・サービスについて把握しておきましょう。事業内容を理解することで、企業理念がどのような背景や目的をもとにして定められたのかが分かります。企業理念をより深く理解することにつながるでしょう。
企業研究をするには、企業のWebサイトをしっかり読み込むことが必要です。分からない点があれば、会社説明会やOB訪問で直接質問するとよいでしょう。
インターンシップに参加する
企業理念を志望動機に組み込む準備として、インターンシップへの参加もおすすめです。
インターンシップでは、志望企業の現場で現役社員と一緒に実務に取り組めます。その活動を通して、企業が大切にしていることを感じとることができます。
志望企業の社員が日頃どのような思いで業務に取り組んでいるのか、といった、インターネット上にないような情報も、インターンシップによって把握することが可能です。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問を活用して、志望企業で働いている先輩社員から話を聞くこともおすすめです。会社説明会よりもカジュアルな雰囲気で、業務内容以外のプライベートな質問もしやすく、公式サイトには載っていないようなリアルな情報が得られます。ここで聞いた内容は自分だけの情報であるため、ほかの就活生との差別化も図れます。
OB・OG訪問で教えてもらった社内の雰囲気と企業理念とをまじえつつ、自分の考えを伝えれば、ほかの就活生とは一味も二味も違った志望動機になるでしょう。
自分の価値観と企業理念を結びつける
企業理念への理解を深めたら、さらにそれを自分の価値観と結びつけることが必要です。深く自己分析をして、自分が大切にしている価値観を明確にしてください。自分の価値観と企業理念がきちんと関連づけられれば、企業理念に共感したことが志望動機として活きるでしょう。
単に「企業理念に共感した」というのではなく「なぜ」「どのように」企業理念に共感したかが分かる具体的な経験談があれば、より説得力のある志望動機になります。自分のこれまでを掘り起こし、自分ならではのエピソードを見つけて伝えましょう。
志望動機に企業理念を組み込む際の文章構成
志望動機に企業理念を組み込む際は、伝え方の工夫も重要です。ここでは、志望動機がより伝わりやすくなる文章の構成について解説しましょう。
結論
冒頭でまず「企業理念に共感した」という結論を伝えます。結論から始めることで話の焦点がはっきりし、採用担当者がそのあとに続く話を理解しやすくなります。
その際は「御社の○○○という企業理念に共感し、入社を志望しました」というように、共感した企業理念の内容を具体的に伝えてください。企業理念の一節をまるごと抜き出すくらいがよいでしょう。
背景や理由
結論に続いては、なぜ企業理念に共感するにいたったのか、その背景や理由を伝えます。これまでの自分を振り返り、企業理念の共感につながるようなエピソードを用意しましょう。
ここは、自分の人となりや企業に対する志望度の高さが伝えられる重要な部分です。オリジナリティのある背景や理由を伝えられれば、ほかの就活生との差別化が図れるうえ「企業理念に共感した」という事実に説得力が生まれます。
学業・部活動・サークル・アルバイトなどの経験を深掘りすれば、企業理念と結びつく出来事がきっと見つかるでしょう。
会社への貢献
理由や背景を伝えただけでは、印象が薄くなるおそれがあります。まとめとして、入社後の会社への貢献について伝えましょう。
企業は面接やESを通して、就活生が自社とマッチしているかを見極めようとしていますが、さらに一方踏み込んで、入社したあとどのように貢献してくれるのかも知りたがっています。
そのため、企業に対する好意や熱意だけを伝えるのではなく、入社後、企業理念に沿ってどのように活躍したいのかを示すことが大切です。
採用担当者に、入社後に活躍する自分の姿をイメージさせることができれば、内定獲得にぐっと近づけるでしょう。
「REALME」で企業理念に共感した会社の内定を判定!
企業理念に強く共感できる会社が見つかったなら、内定が獲得できるよう、効果的な就活を行いましょう。そのためには、就活支援サービス「REALME」を活用するのがおすすめです。
ここからは「REALME」の特徴を3つご紹介しましょう。
AI面接を通して志望企業の内定判定を確認できる
「REALME」を活用すれば、20~30分のAI面接が受けられます。自分が受けたAI面接のデータと、志望企業の最終面接にまで進んだ就活生のAI面接データを比較することによって、A+・A・B+・Bといった10段階で、内定獲得の可能性が確認できます。
試験本番前に内定判定が分かるのは、大きなメリットです。AIのフィードバックをもとに面接の内容を改善させ、内定判定をしっかりと高めたうえで、最適なタイミングで志望企業にエントリーできるでしょう。
志望企業の合格ラインを超えたESが見られる
「REALME」を利用すると、過去に志望企業の合格基準をクリアした就活生のESやAI面接データが閲覧できます。優秀な就活生の回答を知ることで、自分に足りない部分や改善点が把握でき、今後の就活に活かせます。志望理由の伝え方についても、大いに参考になるでしょう。自分だけでは分からなかった課題を見つけて、ESや面接の改善につなげられるのは大きなメリットです。
ビッグデータに基づいた強みと弱みの定量化ができる
「REALME」でAI面接を受ければ、蓄積されたビッグデータに基づいた分析が行われ、AI面接の内容が評価されます。AI面接後に受け取れる精密なフィードバックのなかでは、就活で重視される「問題解決力」「考え抜く力」「マネジメント資質」といった14の能力が、10段階の数値でグラフ化されます。これによって自分だけでは気づかないような強み・弱みの定量化が可能です。
このような客観的な自己分析を経て、企業理念と自分の価値観との結びつきを見つけられるのは、大きなメリットといえるでしょう。
志望動機に企業理念を組み込むことで意気込みをアピールしよう!
志望動機に企業理念を組み込む際は、企業研究をして業務内容を知り、企業理念への理解を深める必要があります。それと同時に、企業理念と自分の価値観との共通点も見つけ、具体的なエピソードとともに入社への意気込みをアピールしてください。入社した後の企業への貢献についても、積極的に伝えましょう。
内定獲得に向け、面接の受け答えを改善させるには、就活支援サービス「REALME」を活用してみてはいかがでしょう。気になる方は、ぜひAI面接をお試しください。