【動画】就活で評価される「ガクチカ」の書き方!頑張りを魅力的に伝えるコツを解説

多くの企業がエントリーシートや面接で聞いてくることの1つに「学生時代に力を入れて取り組んだこと」いわゆる「ガクチカ」があります。

研究やサークル活動など、学生時代に取り組んだことのエピソードを通して自分の頑張りをアピールすることができる機会です。

この記事ではこれまでの頑張りをより魅力的に伝えるための「ガクチカの書き方」を動画も交えて紹介します。

もくじ

1.ガクチカってなに?

ガクチカとは「学生時代に力を入れて取り組んだこと」というエントリーシートや面接でよく用いられる設問を略した言葉です。

多くの学生は自分が取り組んでいる研究やサークル活動、アルバイトや長期インターンなどのエピソードを用いてガクチカを回答します。

なぜ就活でガクチカを求められるのか?

では、企業は学生の何を見極めるためにガクチカを聞いてくるのでしょうか。
企業側の大きな目的は

・学生がどのような過程を経てそのエピソードにおける一つの結果に辿り着いたのか

・その結果を踏まえてどのように感じたのか

を知ることで入社後の働き方や、考え方を知ることです。

つまり他の学生との差別化を図りながら「頑張った過程」を上手に伝えることが、入社後も活躍できそうな人材であることをより強く伝える一助になると言えます。

2.ガクチカの書き方

テーマの選定

「頑張った過程」をアピールすることが大切なガクチカ。
よく起こりやすいのが「大きな結果を出したことをアピールする場」という勘違いです。

もちろん大きな結果を出した経験や成功体験があるのは素晴らしいことです。
一方で、ガクチカのポイントは「頑張った過程」なので「頑張ったにもかかわらず結果が出なかった」エピソードも書き方次第では魅力的なガクチカになります。

ガクチカの構成

①何を頑張ったかを一言で

まずはどのようなことを頑張ったかを簡潔に一言で述べましょう。
ガクチカのタイトルを発表するようなイメージで、「私は⚪︎⚪︎に取り組みました」くらいシンプルに表現することをおすすめします。

②現状・目標・課題

次にその取り組みをしようと思った背景を説明しましょう。
着手する前はどのような状態で、目指すべき姿や目標に対してどのような課題があったのかということを整理します。

③課題の原因

ここで気をつけたいのは課題を挙げたあとにすぐ取り組みを書くのはNGということです。

課題のあとには課題の原因を書いて、原因を特定した上で取り組みの概要として対策を述べると説得力が増します。

<概要>代表として音楽サークルの立ち上げを行った

<背景>自分が好きな音楽を同じ趣味をもつ学生と共有したいと思った思ったことが設立のきっかけ

<目標>大学に認められるには20人以上の勧誘が必要だった

<現状>自分なりに勧誘してみたが、5人しか集まらなかった

<課題>勧誘活動がうまくいっていない

<課題の原因>断られた人にその理由を聞いたところ、活動時間が人気音楽サークルと被っていることが分かった

④取り組みの詳細と結果

取り組みの内容を書く際は課題の原因にマッチした内容であるかを意識して、詳しく表現しましょう。

その後、結果を書く際には「何%改善した」「大会で何位入賞」「売り上げが何円増えた」などのように数字を用いて表現できると分かりやすく、インパクトが与えられます。

⑤得られた学びと入社後の活かし方

ここまでの内容を踏まえて得た経験や学びを、入社後どのように活かせると考えているかを最後に書くと企業側が求める「入社後に活躍できる人材かどうか」をイメージしてもらいやすくなるでしょう。
企業が求める人物像を把握して、それに近い内容を伝えられると企業研究をしっかりと行なっていることをアピールできるうえにマッチ度が高い人材であることを伝えられるでしょう。

3.ガクチカの例文

実際にガクチカの例を見てみましょう。

例文

(概要)
アパレルのアルバイトで、後輩育成のためのマニュアルを作成した。

(現状)
自ら志願し、後輩育成係を担当したが、私自身の業務量が多く、後輩を指導する時間を十分に取れなかった。


(目標)
そのため、いつでも後輩が学べるように接客方法を仕組化し、マニュアルを作成することを考えた。

(課題・原因)
しかし、私1人の知識や経験に基づき作成したマニュアルでは、網羅性が低いという課題があった。この課題を解決するために、社員の方や先輩方に協力を仰ぎ、「声のかけ方」や「商品説明の仕方」などの接客に関する項目を設けて作成したシートに、自身の知識や経験を記入していただいた。


(取り組みの詳細と結果)
構想から完成まで2週間を要したが、網羅性の高いマニュアルを後輩に共有することができた。その結果、従来、後輩育成に要していた期間の半分以下である1カ月で、後輩が業務で活躍できるようになった。

(得られた学びと入社後の活かし方)
現在では、このマニュアルを拡大し、店舗全体で協力しながら接客力向上に努めている。この経験から、組織で働く上で必要な情報共有の重要性と、周りを巻き込んで課題を解決することの大切さを学んだ。

このガクチカのポイントは結果を定量的に示していることです。
育成期間の短縮について「かなり短縮された」といった曖昧な表現ではなく、「従来の半分以下である1ヶ月で」と具体的に示すことでこのアルバイト先の状態を知らない人にも成果の大きさがよく伝わります。

また得られた学びについて社会で必要とされる力をもとに書くことで、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。

就活アニメはYouTubeで配信中

今回はガクチカの書き方ついて解説しました。

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