就活における12月の過ごし方は?やるべきことを学年別に紹介

本記事では、12月が就活においてどのような時期なのか、学年別にやるべきことを解説!12月は3年生の多くが就活に取り組んでおり、4年生の場合はほとんどの学生が内定を獲得している状況です。そんな12月を有意義に過ごすために、対策ポイントをチェックしましょう!

もくじ

【学年別】就活における12月はどんな時期?

就活における「12月」がどのような時期に当たるのか、学年別に解説していきます。

  • 3年生|多くの人が就活に取り組み始めている
  • 4年生|ほとんどの人が就活を終えている

それぞれ見てみましょう。

3年生|多くの人が就活に取り組み始めている

大学3年生の12月になると、多くの就活生がすでに就活に取り組んでいます。すでに志望企業を固めて、インターンからの早期選考を受けている就活生もいるでしょう。また、外資系やIT業界、マスコミなどの一部企業ではすでに本選考が進んでいます。

一方で、12月なら冬季開催のインターンシップにも間に合うタイミング。本格的な準備ができていなくても、今後の努力次第ではほかの就活生に追いつくことは十分可能です。12月にやるべきことを押さえて、効率的に対策を進めましょう!

4年生|ほとんどの人が就活を終えている

株式会社リクルートキャリアの『就職プロセス調査(2025年卒)「2024年12月1日時点 内定状況」』によると、2024年12月1日時点の就職内定率は96.6%、進路確定率は94.0%。就職活動を継続しているのは4.6%度であり、ほとんどの人が就活をすでに終えています。

また、この段階で新卒を募集している企業は少なく、春〜秋の採用と比べて厳しい戦いになるのは間違いありません。ただ、「今年はもう間に合わない」と完全にあきらめてしまうには早いです。非公開求人や通年採用を実施している企業の選考を受ければ、4月入社に間に合う可能性も十分あります。

【3年生】12月の就活でやるべきこと

ここからは、学年別に12月の就活でやるべきことを解説します。以下では大学3年の就活生が12月に進めるべき対策を解説するので、参考にしてみてください!

  • 企業説明会への参加
  • 冬季インターンシップへの参加
  • ESは内容ごとに作成
  • Webテスト対策
  • 就活サービスに登録

それぞれ解説していきます。

自己分析

自己分析は就活の基本です。志望先や就活の軸を決める要素なので、就活を本格化するなら必ず行いましょう。

自己分析では自分の強み・弱み、価値観や働きたい環境などを明確にすることで企業選びや自己PR文のブラッシュアップができます。夏インターンに参加するなどすでに就活を始めている場合でも、自己分析をブラッシュアップすることで志望度が高い企業への内定獲得がしやすいです。ほんの少しでも自己分析が足りていないと感じているなら、ぜひブラッシュアップをしましょう。

業界・企業研究

情報・本選考解禁以降はエントリーや選考準備で忙しくなります。その前に業界・企業研究を一通り済ませましょう。12月は冬インターンや早期選考、企業説明会も盛んです。積極的に参加して知見を深めながら、よいと思える企業にできるだけ多く出会い、比較しましょう。複数比較することで業界の傾向なども把握しやすくなります。

表面的な情報だけで企業を選んでエントリーしてしまわないよう、12月のうちにさまざまな企業について調べましょう。

企業説明会への参加

12月の段階では、企業説明会をはじめさまざまな就活イベントが実施されます。選考を受けたい企業をリストアップして、積極的に企業説明会に参加しましょう。

志望業界や気になる企業が定まっていない場合は、合同説明会や就活イベントに参加するのもおすすめです。

冬季インターンシップへの参加

冬季インターンシップは1月〜2月の開催が多く、エントリーは9月〜12月頃が一般的。そのため12月時点ではすでに募集が締め切られている可能性もありますが、間に合う場合はできるだけ参加することをおすすめします。

冬季インターンシップに参加することで、通常ルートとは別の早期選考を案内してもらえることも。インターンシップの応募方法は企業ごとに異なりますが、ESを提出して、書類選考に基づき選考される方法が主流です。場合によっては面接が開催される場合もあり、選考対策の練習にもなります。

OB・OG訪問

12月のうちにOB・OG訪問を済ませることもおすすめです。大手企業や人気業界のOB・OG訪問は就活解禁の3月以降は競争率が上がり、実現しない可能性があります。12月なら動いている学生が少ないこともあり、話を聞きたい先輩とのアポイントも確保しやすいです。

大学のキャリアセンターやOB・OG訪問マッチングサイトに登録するなど、先輩にコンタクトを取りに行ってみましょう。訪問する際は質問リストを作り、どのようなことを聞きたいか明確にしてから当日を迎えましょう。

ESは内容ごとに作成

3月に向けて選考が本格化すると、書類作成や面接対策に追われて忙しい毎日が始まります。比較的時間の取れる12月のタイミングで、ひな型となるESの文章を内容ごとに準備しておきましょう。

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • ガクチカ
  • 長所・短所

余裕があれば、「200文字の場合」「400文字の場合」といったように、さらに文字数ごとに作成しておくことで書類作成がぐっと楽になります。

Webテスト対策

Webテスト対策が12月時点で済んでいない場合は、志望企業に合わせて一通り対策を済ませましょう!Webテスト対策はあくまで足切りにかからないための準備ですが、いざ勉強するとなると意外と時間がかかるもの。

解き方や解答のコツを押さえてしまえば一定水準の得点は狙えるようになるので、過去問や公式テキストを解いてコツを掴んでみてください。

面接の対策と練習

12月にできる面接対策は、よくある想定質問への回答準備や逆質問の準備です。自己分析や企業分析ができていれば、スムーズに想定回答が出てくるでしょう。自己紹介や自己R、志望動機などよく聞かれる質問の回答は事前に準備して、説得力のある内容にできるようブラッシュアップを重ねます。できそうなら模擬面接で話し方や姿勢なども確認しましょう。この時期は冬インターンの面接も実施されるので、本選考の練習も兼ねて冬インターンに応募するのもおすすめです。

早期選考への参加

冬インターンだけでなく、早期選考も面接の練習として利用できます。外資系企業や目がベンチャー企業は12月から選考が始まっています。内定のチャンスが増えることはもちろん、面接の練習にもうってつけです。面接で実際にどのような質問を聞かれたか、深掘り質問でどこを聞かれたかなど、質問内容や選考の雰囲気に慣れます。経験を積むと割り切って、興味がある業界以外の企業の選考に参加することも視野に入れて早期選考に応募しましょう。

就活サービスに登録

就活生の中には、自力で就活を進めようとする学生もいます。しかし的確な手順でスムーズに就活を進めるには、就活支援サービスを活用するのがおすすめ!

就活サービスには、例えば以下のサービスがあります。

  • スカウトサービス
  • 就活エージェント
  • 就活ポータルサイト
  • キャリアセンター(大学ごとに設置)

【4年生】12月の就活でやるべきこと

以下では、大学4年の就活生が12月にやるべきことを紹介します。12月以降の就活は限られた時間の中で対策をしなければならないので、ぜひチェックしてみてください。

  • 採用を続けている企業を探す
  • これまでの振り返りを活かす
  • 非公開求人を紹介してもらう
  • 就活が終わらない場合について考える

それぞれ解説していきます。

採用を続けている企業を探す

まずポイントとなるのが、採用を続けている企業を探すことです。12月時点でも、さまざまな事情から新卒を募集している企業はあります。ただ採用枠は早いスピードで埋まってしまうので、時間的余裕はありません。

以下のような企業を中心に、エントリー先をピックアップしてみましょう。

  • 採用人数が足りていない企業
  • 内定辞退者の代わりを探している企業
  • 知名度がない・人気がない企業
  • 中小企業・ベンチャーなど
  • 通年で採用している企業

企業選びの幅を広げる

大手企業や第一志望の業界などにこだわっているとなかなか内定が出ません。12月にもなると選考をしている企業自体減ってしまうので、企業選びに幅を出さないと太刀打ちできません。別の業界や企業を見ることで視野が広がり、面白いと思える業界に出会えるでしょう。

また、志望業界が実は自分に合っていない業界で内定が出にくかった可能性もあります。別業界に照準を合わせることで内定が出やすくなる場合もあるので、先入観を捨ててさまざまな企業を見ましょう。

これまでの振り返りを活かす

すでに採用活動をしていて内定が出ていない場合は、これまでの振り返りを活かして次につなげましょう!どのタイミングで不採用となることが多かったのか、面接での反応はどうだったかなど、選考対策のヒントになるかもしれません。

非公開求人を紹介してもらう

12月に就職先を探すなら、非公開求人を紹介してもらうことは必須です。エージェントやスカウトサービス、キャリアセンターなどでは、一般公開されていない企業の選考を紹介してもらえることがあります。

この時期になると企業側も「早く採用を終えたい」と考えているので、相性のよい企業が見つかればとんとん拍子に内定が決まる場合も。悲観的になりすぎず、就活アドバイザーに相談してみましょう!

スピーディーな対応を心掛ける

秋採用・冬採用はスピード勝負です。企業は選考フローを短縮して早く内定が出せるようにしていますが、その分選考準備に割ける時間が減ります。定員に達し次第選考打ち切りの可能性もあるので、とにかく早め早めの行動を心掛けましょう。

12月も終盤に差し掛かると、年末年始休暇で連絡や選考調整が難しくなる時期です。12月中はできるだけ多くの企業にエントリーし、情報量を増やすことをおすすめします。仮に年明けまで就活が伸びてもよいように、スピーディーな行動を心掛けましょう。

内定取得だけを目的にしない

大学4年生の12月には、95%の学生が内定を獲得しています。周りのほとんどの学生が内定獲得しているからと焦ると、妥協が生まれます。一生に関わる選択である就活で妥協すると、後々後悔が生まれるでしょう。12月に入ると、求人広告でも「即日内定」「最短2週間以内に内定」など、内定獲得を目標とした文言も多数出てくる時期です。内定を獲得することだけに執着せず、入社後のキャリアも考えた上で納得のいく企業選びをしましょう。

体調管理を入念にする

12月は冷え込みも厳しく、体調を崩しやすくなります。ただでさえ気候の変化で体調を崩しやすい状況に加えて、内定獲得ができない精神的ストレスでも体調不良に陥りやすいです。心身ともに不調で、就活を続けてもよい結果には結び付きません。また、体調不良が原因で企業からの対応が遅れると、前向きではないと判断されて選考上不利になる可能性もあります。周囲のサポートを得ながら体調を万全にして就活を進めましょう。

就活が終わらない場合について考える

もちろん、その年に就活を終えられることが一番です。しかし12月で1社からも内々定が出ていない場合には、就活が終わらない場合についても考えておく必要があります。

就活が終わらなかった場合の選択肢の例

  • 就職留年する
  • 就職浪人する
  • 留学・進学する
  • フリーランスとして働く
  • フリーターになる

人によってベストな選択は異なるので、就活を最優先しつつ、どのような選択肢があるか押さえておきましょう。

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ESやWebテスト免除のオファーももらえる

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12月の就活に関するよくある質問

Q. 12月からの就活は遅い?

大学3年生の12月は、一部企業で早期選考が進み、冬季インターンシップも徐々に締め切られるタイミングです。一般的なスタートとしては遅めですが、その後の行動次第ではほかの就活生に十分追いつけます。

Q. 大学3年の12月には内定を獲得しているのが普通?

就活そのものを始めている学生は多いものの、内定獲得に至る学生はまだまだ少ないのが実情です。株式会社リクルートキャリアの就職プロセス調査(2025年卒)「2024年12月1日時点 内定状況」によると、2025年卒の学生の内定率が半分を超えたタイミングは大学4年生の4月以降でした。大学3年の12月の段階で内定があるのは普通ではないので、焦る必要はありません。

Q. 大学4年生の12月に内定がない場合はどうしたらよい?

大学4年生の12月には9割以上の学生が内定を獲得しています。募集を受け付けている企業の数は少ないので、非公開求人を紹介してもらったり、スカウトサービスを使ったりして、あらゆる手段をフル活用しましょう。

12月の就活でやるべきことを明確にしよう!

本記事では、12月が就活においてどのような時期なのか、学年別にやるべきことを解説しました。12月は3年生の多くが就活に取り組んでおり、4年生の場合はほとんどの学生が内定を獲得している状況。有意義に過ごすためには、やるべきことを明確にして優先順位を立てることがポイントです。自分の状況を踏まえて、対策にもれがないか確認してみましょう!

もくじ