企業から内定を提示される時期は、企業や業界によって異なります。内定をいつもらえるのか分からず、不安なまま就職活動を進めている人もいるでしょう。
本記事では、企業ごとの内定時期の違いや内定と内々定の違いなどについて紹介します。
また、記事の後半では、就職活動に役立つAIサービス「REALME」について紹介します。志望企業から内定をもらえる確率を判定する機能もあるため、早く内定が欲しい人は活用しましょう。
内定とは?内々定との違いを理解しよう
就職活動をしていると、内定に近いニュアンスの言葉として、内々定という言葉を聞くことがあります。この2つの言葉に、どのような違いがあるのかを正しく把握していない人も多いでしょう。
内定は書面での契約で企業からの募集に合格したものを示すものですが、内々定はあくまで口約束です。そのため、内々定には法的な拘束力はないといえます。
内々定の時期は内定よりも早く、内定が10月以降に対して内々定がもらえる時期は6月以降です。
業界別に見る内定時期の違い
内定が出る時期は一般的に10月以降といわれますが、志望する業界によっても異なります。
ここからは、業界別の内定時期と、就職活動のスケジュールなどについて紹介します。志望する業界の内定時期について確認しましょう。
マスコミ業界
マスコミ業界が就活生に内定を出す時期は、大学3年生の12月から3月頃といわれます。
インターンシップ制度を導入する企業が多く、ほかの業界よりも就職活動の進行が速い傾向があります。マスコミ業界を第一志望にする人は、早めに就職活動の準備をしましょう。
マスコミ業界への就活で、内定が出るまでの流れは以下の通りです。
・インターン選考:3年生 6月〜7月
・インターン開始:3年生 8月〜9月
・選考活動:3年生 10月〜12月
・本選考・内定獲得:3年生 12月〜
金融業界
金曜業界が就活生に内定を出す時期は、大学4年生の5月以降だといわれます。
金融業界を第一志望にする人は、3年生のうちにインターンシップに参加するとよいでしょう。マスコミ業界とくらべて、インターンシップから本選考までの期間が長い点が特徴です。
金融業界の一般的な就活の段取りは、以下の通りです。
・インターンシップ 3年生夏頃~2月頃まで
・説明会:3年生 3月
・プレエントリー:3年生 4月
・エントリーシート提出:4年生 4月~5月
・面接開始:4年生 5月~6月
・内定:4年生 5月~
ベンチャー企業
ベンチャー企業が就活生に内定を出す時期は、大学3年生の12月から3月頃です。マスコミ業界と同様にインターンシップから選考が始まることが多く、ほかの業界よりも内定時期は早めだといえます。
ベンチャー企業の就活で、内定が出るまでの段取りは、以下の通りです。
・サマーインターン選考:3年生 6月〜7月
・サマーインターン開始:3年生 8月〜9月
・ウィンターインターン対策:3年生 10月〜11月
・ウィンターインターン:3年生 12月〜
・会社説明会:3年生 12月〜
・本選考・内定獲得:3年生 12月〜3月
IT業界
IT業界が就活生に内定を出す時期は、大学4年生の4月から6月頃です。
必ずしもインターンシップで早期選考をするわけではなく、説明会・書類提出・面接などの一般的な流れを踏んで先行する企業が多いといえます。
IT業界における一般的な就活の段取りは、以下の通りです。また、以下に加えてインターンシップを実施する企業もあります。
・企業・合同説明会開始:3年生 1月中旬~
・エントリー開始:3年生 2月中旬~3月中旬
・書類提出終了:3年生 3月中旬~末頃
・本選考:3年生 4月~
アパレル業界
就活で内定を出す時期が比較的遅い業界として、アパレル業界が挙げられます。
アパレル業界では6月頃に選考があるため、内定時期は4年生の7月から8月頃と、他の企業よりも遅いといえます。また、アパレル業界は秋の採用枠や二次採用の枠があることも特徴です。
そのため、他の業界とくらべて余裕を持ったスケジュールで就活を始められます。
アパレル業界における一般的な就活の段取りは、以下の通りです。
・採用選考:4年生 6月~
・内定:4年生 7月~
・二次採用
中小企業
中小企業といっても、就職活動のスケジュールは業界や企業ごとに異なります。
中小企業全体としての傾向としては、大手の企業よりも先行が遅い傾向があります。これは、中小企業が早期から選考をしても、後から大手に受かった学生が内定を辞退する可能性があるためです。
一方で、優秀な人材を確保するために内定時期を早くしている企業もあります。
志望する企業がどちらのスケジュールなのかを把握しましょう。
公務員
内定時期が遅い業界として挙げられるものの1つが、公務員です。
公務員は普通の企業の選考とは異なり、公務員試験に合格する必要があります。公務員試験の実施時期が6月から9月頃が多いため、必然的に内定時期は遅くなります。
一般的に公務員の就職活動で内定が出る時期は、4年生の9月から11月頃です。
ほかの業界への就職活動とは異なる勉強が必要であるため、入念に準備をしましょう。
内定時期が早まるメリット
就職活動において早期に内定をもらうことには、以下のメリットがあります。
・安心感が得られる
・卒論・勉強に時間を使いやすくなる
・残りの学生生活を有意義に送れる
・その後の選考で有利になることがある
・企業選びに時間を使える
・ほかの学生よりも早く選考についての経験を積める
第一志望の選考がまだであっても、内定を得ていればよい方向に働くでしょう。
内定時期が早まるデメリット
就職活動において早期に内定を目指すことは、デメリットも指摘されます。
早期内定を目指すことで直面する可能性のあるデメリットは、以下のものです。
・準備不足につながる
・経験不足で第一志望に落ちる可能性がある
・オワハラのリスクがある
オワハラとは、企業が内定を与えた就活生に対して、他社への選考参加を妨害する行為です。第一志望の選考に参加できない危険性があります。
オワハラを受けた場合は、大学の就職相談窓口や家族などに相談しましょう。
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作成した自己PRを客観的に評価したい方や、ES作成や面接における模範回答を確認したい方には、AI面接サービス「REALME」の利用がおすすめです。
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本選考の前に内定確率の判定を受けたい人におすすめです。
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志望企業を内定判定!現在地が分かる
志望度の高い企業の選考を受けるときは、内定しやすい受け答えを心掛けたいものです。「REALME」では、AI面接の結果から志望企業から内定をもらえる確率を判定できます。
これによって、選考前に自分が志望企業が求める人物像に合致しているかどうかを確認することができます。
内定確率が低いと判定された人は、合格ラインに至った学生の返答を確認して回答を考え直しましょう。
AIの客観的な分析で強み弱みが分かる
「REALME」でAI面接を受けた後は、自分の能力をグラフで可視化できます。自身の適性を客観的に確認でき、選考において強調したほうがよいことが分かるでしょう。
また、ガクチカや志望動機などにも反映させられます。ESや履歴書を書く際には、グラフから適性を把握することが有効です。
内定が出る時期は業界によって異なる!
内定が出る時期は、企業や業界によって異なります。二次選考があるアパレル業界や試験がある公務員、大手に内定者を取られないようにしている中小企業などは内定が遅い傾向があります。自分の志望する業界の就活スケジュールを早めに把握しましょう。
就職活動対策には、「REALME」のAI面接や適性分析サービスの利用がおすすめです。合格ラインに至った就活生の回答を参考にするだけでなく、AIとの面接で自分の強みや弱みが分かるでしょう。