就職活動をしていると、座談会に参加する機会があります。参加した方がよいのか分からない、どのような利点があるのかを知ってから参加したいという人も多いでしょう。
今回は、就職活動において座談会がなぜ開催されるのか、参加することによってどのようなメリットがあるのかについて紹介します。座談会を成功させるポイントについても紹介するため、参加前にチェックしましょう。
また、就職活動で役立つAI面接サービス「REALME」についても紹介します。座談会を含めた就職活動を成功させたいときは、ぜひ活用してください。
座談会とは
座談会とは、何人かの人が集まって特定のテーマについて感想や意見などを述べ合う場です。就職活動における座談会とは、社員と学生の交流の場を指します。開催のタイミングは、説明会の後がほとんどです。
説明会では会社が情報を発信することに対して、座談会では学生側が会社について気になることを質問する形式で実施されます。企業の情報について一次情報を得られる有力な機会であるため、積極的に参加しましょう。
座談会の形式
座談会には、企業によってさまざまな形式があります。代表的な形式は、以下の2つです。
・テーブル形式
・パーティー形式
テーブル形式は、複数のテーブルに分かれて、企業側の人間と学生が対話する形式です。お茶を飲みながらされることもあり、リラックスした雰囲気で進行します。ほかの学生の質問も間近で聞けることが長所です。
パーティー形式は、参加者が自ら動いて社員と対話する形式です。立食形式のほか、飲み会を兼ねて飲食店でされることもあります。会社側の人とじっくり話せるものの、積極的に動かないと孤立するリスクもあります。
企業が座談会をする目的とは
学生側は座談会に参加することで企業の一次情報を得られるため、その後の就職活動が有利になるでしょう。もちろん、学生側だけではなく企業側にもさまざまなメリットがあります。ここからは、企業が座談会をする目的を紹介します。
より深く自社の魅力を伝えたい
就活市場で人材を探す企業は、学生に対して自社の魅力を伝える機会を欲しています。
座談会では、職場の雰囲気や仕事内容など、Webサイトやパンフレットなどでは伝わらないリアルな情報を伝えられます。そのため、説明会やWebサイトなどでは不十分だと感じる企業は、説明会後に座談会を開くことが多いといえるでしょう。
座談会によって会社や働いている人の雰囲気を伝えることによって、学生とのミスマッチを防ぐ効果もあります。
学生の人柄が知りたい
座談会は比較的フランクな雰囲気で開催されるため、選考よりは和やかな場になりやすいといえます。そのため、人柄が出やすい点が特徴です。自社を希望する学生がどのような人柄なのかを企業側が把握できます。
また、学生自身から質問を受けて企業の情報を伝えられるところもメリットです。学生の心配事や疑問点について知りたい企業は、座談会を積極的に開く傾向があります。
座談会をする企業は、学生の人柄を見て選考しているともいえるでしょう。
座談会に参加するメリット
学生が座談会に参加すると、就職活動においてさまざまなメリットがあります。ここからは、座談会によって得られる代表的なメリットを3つ紹介します。就職活動中の人は参考にしましょう。
採用担当者に覚えてもらえる可能性
座談会のメリットの1つに、採用担当者に自分の存在を印象付けられることがあります。
座談会では説明会とは違い、学生側から企業に積極的に働きかけられます。そのため、積極的に質問をすることで、面接前に採用担当者の印象に残るでしょう。採用担当者から顔や名前を覚えられると、本選考で有利になる可能性もあります。
ただし、ほかの人が質問をできるように譲り合う精神も必要です。
多角的な視点の質問が聞ける
面接でも企業へ質問ができることはありますが、その場で質問をする学生は自分1人のため、自分が疑問に思うこと以外の事項については確認できません。
一方で、座談会では、ほかの学生が行う質問にも立ち会います。そのため、自分では思いつかないような質問の答えが聞けることもあり、企業の内情を把握するうえで有効です。
特に1つのテーブルに複数の学生がついて進行するテーブル形式では、ほかの人の質問に耳を傾けやすいでしょう。
実際に働いている社員の話が聞ける
説明会では人事担当の社員のみから話を聞くことになり、ほかの社員がどのように感じているのかを掴みにくいこともあるでしょう。対して、座談会では現場の社員から直接話を聞けるため、信憑性の高い情報が得られます。
また、複数の社員から生の話を聞くことは、企業の実態に近い雰囲気や社風に触れつつ入社後の雰囲気を掴むことに役立ちます。
入社後の働き方について詳しく知ってから選考に臨みたいときは、座談会を開催する企業の選考に参加しましょう。
座談会を成功させるポイント
座談会は社員の声が聴ける貴重な機会であるため、可能な限り有用な情報を得たいと考える人も多いでしょう。ここからは、座談会において有用な情報を得たり採用担当者に好印象を与えたりするうえで心掛けたいことを紹介します。
座談会の質問内容を準備する
説明会後に座談会があることが知らされているときは、事前に準備をしましょう。
座談会での質問内容は、調べたうえで分からないことを中心にすることが効果的です。調べれば分かるような質問は企業に対する興味が低いととられ、マイナスイメージになる可能性があるためです。
社風や仕事上で大変なこと、面接の回答に活かせることなどが、座談会での質問に向いています。
聞きたいことに優先順位を付けて、いくつか書きだしておくとよいでしょう。
質問の流れやマナーを守る
座談会では、採用担当者やその他社員からマイナスイメージを持たれるような行動は避けましょう。マイナスイメージを持たれる行為としては、自分ばかり質問をする・聞かれていないのに自己PRをする・他の人の質問に意見するなどがあります。
話の聞き方や姿勢を意識し、座談会が円滑に進行できるようにすると好印象を持たれるでしょう。質問内容については座談会前に精査し、相手に対して失礼に当たらないようなものを準備してください。
AI面接「REALME」で自己PRの型を見つけよう
これから履歴書の提出や座談会、面接などに臨む人が自分の能力について知りたい場合は、AI面接サービス「REALME」の利用がおすすめです。「REALME」ではAIを用いた面接を通して、就職活動における自分の強みや改善点を割り出せます。
志望企業の現在地が分かる
「REALME」でAI面接を受ければ、志望企業に対して自分がどの程度通用するのかが分かります。志望企業に対して自分が対策することが分かれば、座談会で質問することや振る舞いも自ずと見えてくるでしょう。
自分の適性が志望企業にとって有用かどうかを知りたい人におすすめです。
合格基準をもとにした面接解答例が閲覧できる
「REALME」では、志望企業において能力や返答が合格ラインに達していた志望者の回答例を閲覧できます。そのため、どのような質問をすると好印象なのかについて考えたいときに、ほかの人の動向を参考にできます。
質問の内容や座談会の流れなど、1人では改善しきれない部分を参考にするとよいでしょう。
AI面接後のFBで自身の能力が分かる
AI面接後は、返答の内容に基づいて自身の能力がグラフで可視化されます。これによって、自分が企業に伝えるべき強みは何なのかが分かりやすくなります。
座談会でアピールできそうな強みがAI面接結果で提示されたときは、座単会での行動に盛り込んでもよいでしょう。
座談会とは何かを理解して参加しよう
座談会では、企業に勤める社員から生の声で情報を得られます。うまく活用すれば採用担当者に好印象を持ってもらえます。
一方で、座談会は1対1でのやり取りではないため、ほかの学生の邪魔をするようなことをすると悪印象につながる点に注意してください。質問したいことを聞くだけではなく、円滑な進行に協力するようにしましょう。座談会対策やその後の面接対策には、「REALME」の利用がおすすめです。AI面接をはじめとするサービスを活用して、就職活動を有利に進めましょう。