面接で「落ちたかも?」と不安になったことがある方は多いのではないでしょうか。この記事では、面接で落ちた場合のサインとフラグや、面接で落ちる人・通過する人の特徴を紹介します。面接で落ちたかも?と不安になっている方はぜひ参考にしてください!
独自調査:溜息・失笑など面接官の対応の悪さを感じるケースは約3割
(ABABAの学生ユーザー50人へ独自にアンケート調査)
ABABAが独自に行った就活生へのアンケートによると、調査対象者の約3割が面接官の対応の悪さを感じたと答えています。
一方「特になし」と回答した学生は約2割に留まっており、多くの就活生が、面接官の対応に何らかの違和感を覚えていたことが分かります。
真剣な気持ちで臨んだ面接の場で、面接官から溜息や失笑などの対応をされると不安を感じてしまいますが、こうした経験のある学生は少なくないと考えてよいでしょう。
面接で落ちたサイン・フラグとは?
面接で「落ちたかも?」と思う場面があると、どうしても気になってしまうもの。ここでは、よくある面接のお祈りサイン・フラグを紹介します。
面接のお祈りフラグの具体例は、以下の通りです。
・面接終了のタイミングが早い
・面接官との会話が続かない
・面接官の反応が薄い
・回答に対して深堀りがない
・入社後の話が出ない
・企業や業務の説明がない
・逆質問がない
・回答に対して否定的なことを言われる
・今後の選考に関する話が出ない
・結果はメールで送ると言われる
それぞれ見ていきましょう。
面接終了のタイミングが早い
面接が極端に早く終わってしまうケースです。例えば、30分間の面接枠に対して15分で切り上げられてしまった場合、お祈りフラグの可能性があります。
設けられた枠の時間面接を続行する企業もありますが、求める人材から離れている、不採用であると判断した場合には、時間を割くことなくそのまま面接が終了してしまう場合があります。
面接官との会話が続かない
面接で落ちる兆候の1つに、面接官との会話が続かない場合があります。具体的には就活生が面接官の質問に対して回答したり、会話を広げようとしたりしても、「頷いてくれない」「すぐに話題が変わる」などです。
面接官のこれらの行動には「的外れな回答をしている」「企業とのミスマッチを感じている」などの原因が考えられます。
また、会話が続いているケースでも、仕事以外の話を広げられた場合は時間稼ぎをしている可能性があり、注意が必要です。
面接官の反応が薄い
面接官個人の性格によって、会話に対する反応はさまざまです。しかし、自分の発言に対してあまりにも反応が薄かったり、興味のなさそうな態度を取られたりした場合には、お祈りフラグの可能性があるかもしれません。
回答に対して深堀りがない
学生の回答に対して深掘りの質問がない場合も、面接で落ちたサインである可能性が高いと考えられます。
もし学生に対して「自社で活躍してする」という期待を持っているのなら、回答に対してさらに深く尋ねるような質問があるでしょう。それがないことは、面接官が学生にあまり関心を持っていない、あるいは回答に納得していないことの表れといえます。
ただし、最終面接に近い場合であれば、入社意思の強さを確認する目的があるため、学生の回答に対してあまり深掘りしないケースも多いでしょう。また、学生の数が多くて1つの質問にあまり時間が取れないケースも考えられます。
入社後の話が出ない
面接で入社後のことに話題が及ばないケースもあります。面接官が学生に、具体的な目標・やりたいこと・希望する部署などを尋ねない場合は、その学生が自社で活躍するイメージを持っていない場合です。
ただし、入社後のキャリアプランに関しては、この先の面接で尋ねる企業もあります。
企業や業務の説明がない
面接官が学生に対して「自社に興味を持ってほしい」「入社してほしい」と考えている場合、業務について詳しい説明があります。学生が企業にマッチすると判断したのであれば、面接官自らが企業の魅力を積極的に伝えようとするでしょう。それがないことは、企業にマッチした人材ではないと思われている可能性があります。
なお、面接で業務の詳細を説明しないと決めている企業もあります。
逆質問がない
面接の最中、学生が面接官から「何か質問はありませんか?」と質問を促されることがあります。これが「逆質問」です。入社に対する学生の不安を解消するため、あるいは、学生の入社意欲やコミュニケーション能力を測るために行われます。
採用を前向きに検討する学生に対しては逆質問を行う傾向です。
しかし、企業によっては面接時間が限られているために、逆質問の時間を設けていないケースもあります。
質問に対して否定的なことを言われる
面接では、学生の発言に対して面接官が否定的な言葉を返すケースがあります。「その考え方は当社の理念と合いません」「当社でそのような仕事はできません」と強い口調で言われてしまう場合は、企業が求める人物像とマッチしていないと考えられます。
なお、現代では減少傾向にあるものの圧迫面接の可能性も否定できません。あえて突き放すような言動をして、問題への対応力やストレスへの耐性を見ていることもあります。
今後の選考に関する話が出ない
企業が学生に対して次の選考に向けて日程調整をしてもらいたいと考えている場合、次の選考について早めに話をします。面接中に今後の選考に関する話が一切出ないことは、面接に落ちたサインであると考えられるでしょう。
ただし、企業の規模が大きく、その場にいる面接官だけで合否の判定ができないケースでは、面接中に今後の日程の告知がないこともあります。
結果はメールで送ると言われる
選考の結果が合格である場合、多くの企業が電話で連絡をします。一方、不合格であることをわざわざ電話で伝える企業は少ない傾向です。そのため「結果はメールで送ります」と面接の最後に言われた場合は、不合格のサインであると考えられます。
その一方で、近年は合否の結果に関係なく、すべての連絡をメールで行う企業も増えています。
面接で落ちる確率は?
面接で落ちる確率は一概にいえませんが、おおよその目安は以下の通りです。
・一次面接…2割〜7割程度と企業によってばらつきがある
・二次面接…5割程度だが、企業によってばらつきがある
・最終面接…5割程度、「ほぼ受かる」の考えは危険
企業によってばらつきが生じますが、特に一次面接は企業によって基準が大きく異なります。
面接で落ちる人の特徴
面接で落ちる人の特徴を理解して、対策につなげましょう。以下のポイントに当てはまる場合は改善が必要です。
・よくある質問への対策が不十分
・企業理解が不十分
・回答に一貫性がない
・就活の軸が定まっていない
・緊張で上手く話せない
よくある質問への対策が不十分
よくある質問への対策が不十分な場合、面接に落ちる確率は上がります。まれに準備をせずにその場で回答しようとする就活生もいますが、質問対策は基本中の基本。
企業ごとに過去の選考情報や傾向をチェックして、定番の質問には回答できるようにしておきましょう。
企業理解が不十分
企業への理解度が低いまま面接に参加すると、落ちる可能性は高くなります。「この会社でなければいけない理由はなにか」「なぜこの会社で働きたいと思ったのか」がうまく答えられなければ、企業への入社意欲が弱いと判断されてしまうでしょう。
いかに入社意欲を伝えられるか、これが採用への鍵となります。
回答に一貫性がない
回答に一貫性がない就活生も落とされやすいです。
面接官は、これまでの選考情報を見ながら気になる点を質問してきます。そのため、回答に一貫性がないと「適当に返している」「準備が不十分」というように、マイナスの印象につながるのです。
一次面接ならエントリーシートや履歴書、二次面接や最終面接では前回の面接の振り返りをしましょう。回答に一貫性を持たせてはきはきと伝えることで、説得力が強まります。
就活の軸が定まっていない
就活の軸が定まっていないと、「ただなんとなく気になる企業を受けている」という印象を与えてしまいます。入社意欲が伝わらなければ、なかなか内定はもらえません。
明確な軸がないために受け答えの回答がブレてしまい、「入社意欲がなさそう」といったマイナスイメージにつながるおそれもあります。
自己分析をしっかり進めた上で、自分の適性や長所、関心分野などを踏まえて、目指すキャリアの方向性を定めましょう。
緊張で上手く話せない
緊張しやすく自信がない就活生も多いです。
特に初めての面接や合否の判決が出る最終面接では、対策や準備を万全にしていても緊張してしまうことでしょう。「落ちたらどうしよう」と不安になる気持ちは当然ですが、緊張している自分を受け入れながら練習だと思って受け答えると心も落ち着いてくるはずです。
面接を通過する人の特徴
続いて、面接を通過する人の特徴を紹介します。面接に受かる人の特徴を知って、対策に取り入れてみてください。
・第一印象がよい
・入社意欲が強い
・入念に面接対策をしている
・一緒に働きたいと思われる
1つずつ解説していきます。
第一印象がよい
採用面接において、第一印象は重要です。実務経験がない新卒者を対象とする場合、面接官は第一印象からポテンシャルを読み取ろうとします。
明るい表情・聞き取りやすい声・丁寧な話し方・清潔感のある身だしなみ・正しい姿勢などがポイントです。さまざまな角度から見られていることをしっかり意識して面接に臨むことで、前向きな姿勢や将来性をアピールできます。
面接の場で急に第一印象をよくすることは困難です。日常的に人と接するときの話し方や視線に気を配るとよいでしょう。
入社意欲が強い
面接を通過する人は、企業を志望する理由が明確です。志望動機を言語化しているため説得力があり、入社意欲の強さもよく伝わります。
志望企業の特徴の中から自分との共通点を見つけたり、志望企業ならではの魅力を見つけたりして、「なぜ志望企業でなければならないのか」を伝えましょう。
入念に面接対策をしている
面接当日までに、どれだけ対策に力を入れられるかも重要です。数々の就活生を見てきた面接官にとって、目の前の就活生が対策をしてきたかどうかは一目瞭然。面接を通過する人は、しっかり対策を行っているのです。
よくある質問に対して自分の考えをまとめることはもちろん、本番の面接でうまく話せるように面接の練習もしています。
当日になるとうまく話せないという場合には、エージェントの担当者に対策してもらったり、鏡の前で練習したりするとよいでしょう。
一緒に働きたいと思われる
何よりも大切なのは、面接官に「一緒に働きたい」と思わせる人物像を意識することです。明るく好感の持てる態度はもちろん、的確な回答を心がけましょう。
一次面接、二次面接、最終面接では、それぞれ面接官の役職や年齢が異なるため注意が必要です。例えば、一次面接ではカジュアルな雰囲気で雑談も混じりやすいのに対して、最終面接では経営層向けのロジカルな受け答えが鍵となります。
媚を売る必要はないですが、一緒に働きたいと思ってもらえる行動を心がけましょう。
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面接での落ちたサインが気になる人は、就活サポートサービス「REALME」を活用してはいかがでしょうか。「REALME」ではAI面接を受けることによって、志望企業の内定判定が分かります。
ここからは「REALME」を活用するメリットについて紹介します。
AI面接で志望企業の内定判定が確認できる
「REALME」のAI面接では、最終面接まで進んだ就活生と比較することによって、内定判定を算出します。志望企業の内定判定が低く出てしまった場合には、自身の面接やESの内容を見直して、内定確率を上げましょう。
自身の現在地を把握して改善を重ねることで、内定判定が向上し、最適なタイミングでのエントリーが可能です。
合格ラインにいる就活生の面接データが閲覧可能!
「REALME」では、志望企業の合格ラインを突破した就活生の回答例を閲覧できます。
1人で考えていても自分の面接のどこが悪いのかが判断できず、面接官のちょっとした反応に一喜一憂してしまいます。
しかし、優秀な就活生の過去の面接内容やESを参考にすれば、自分に足りない部分や改善点が客観的に分かり、内定判定を向上させるポイントが掴めるでしょう。
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面接で落ちないように対策しよう!
面接で落ちる確率や落ちる人の特徴、落ちるときのサイン・フラグについて紹介しました。面接を通過するには、何よりも準備が大切です。どのような質問にも受け答えできるよう、予測できる質問には回答を用意しておきましょう。しっかり準備して、面接で落ちないように対策しましょう!