最終面接で差をつけよう|志望動機の的確な伝え方

最終面接では志望動機を聞かれることが多いです。本記事では、具体的な志望動機の伝え方や効果的な表現法、失敗しがちな例も徹底解説します。

また、最終面接で差をつけることで企業に採用してもらいやすくなります。内定をもらえるように企業研究をしたり、質問対策をしたり良いコンディションで本番に挑んでみましょう。

もくじ

最終面接で志望動機の重要性

最終面接における志望動機の役割

最終面接では志望動機が選考を突破するために左右されやすいです。採用の意思確認だけではなく、志望動機をしっかりと対策しておくことも大切です。

対策することで企業からも目に留まりやすく、志望度の高い応募者と認識されやすいでしょう。

志望動機がもたらすインパクト

最終面接では志望動機があることで、本当に入社したいかどうかの意欲がはっきりと分かります。企業側からすると、自社で働ける能力や意欲がある人を採用したいからです。

最終面接では、これまでくぐり抜けてきた1次面接や2次面接などと違い、企業との相性がマッチしているかがポイントとなります。

採用担当者が求める志望動機

採用担当者は、最終面接でその企業を選んだ理由や、その企業でやりたいことなど、その企業でしかできない志望動機を求めています。

コミュニケーション能力を身に付けたいといった、どの企業にも当てはまるような志望動機はできるだけ避けましょう。

最終面接で志望動機のブラッシュアップ

独自性と説得力を持たせる方法

最終面接の志望動機に深みを出すには、「入社する」という意欲がある上で自分だけの動機や根拠を伝えることが大切です。

将来を見据えたビジョンをもっていたり、自分はこういう場面で活躍できたりするなど、明確な熱意があることで説得力が増すでしょう。

企業研究の徹底とリンクさせるポイント

入社したい企業の研究は怠らずに徹底的に研究しておくことがポイント。企業の理念やどんな人材が欲しいか、どんな仕事内容かなど、自身で勉強しておきましょう。

自分のアピールポイントとリンクさせて話すことで、入社したい意欲が伝わりやすくなります。

効果的な表現法

▼例

【結論】私は御社で、~に貢献したいと強く思い志望しました。

【エピソード】学生時代に~のような経験があります。御社ではその経験を活かした~が取り扱われており、自分自身もそこに携わりたいと感じました。

【アピールポイント】学生時代に~を学んでいました。

【入社後にしたいこと】御社で入社後は~を活かして~に取り組みたいと考えておます。~を積極的に学んで、一早く御社の役に立てるような人物になりたいです。

※~の部分はそれぞれの企業や内容に当てはめてみてください。

【体験談】最終面接の志望動機のブラッシュアップ方法

最終面接の志望動機をブラッシュアップする方法について、就活生向けにインタビューを行いました。

具体的なブラッシュアップ方法は様々でしたが、「面接官と同じ客観的な立場からフィードバックをもらう」という共通の点がありました。

大学の就活サポートの面接練習を使って、どんな印象を持つか客観的な意見をもらった。また、企業研究を深くし、具体的な事業内容が言えるようにした。(25卒・文系)

就職活動をしている友人と何度も練習をしあってフィードバックをもらっていた。またたくさんの就活生の中でも面接管の印象に残るようにありきたりな志望理由にならないようにした。(25卒・文系)

友人や改めて客観的な視点を意識することです。自分の考えが入りすぎてしまった結果わかりにくくなることがあるので注意していました。(25卒・文系)

友人や、ビザリーチキャンパスでのOB訪問を通じて、志望動機とプレゼンの納得性をブラッシュアップした。(25卒・理系)

やはり自分だけで「良い志望動機かどうか」を考えると、どうしても主観的になってしまいます。

ここぞという最終面接の前では、第三者から客観的なフィードバックをもらうことをオススメします。

最終面接で志望動機の伝え方

自分の経験や学びをどう繋げるか

・具体的なエピソードを交えて経験談を話す
・学んだことを志望動機に紐づける

志望動機は、その企業に働きたいと思った経緯やエピソードを伝えながら話すことが大切です。

自分自身がこれまでやってきた経験や学んだことは、自分にしか話せない内容なので、よりいっそう企業へのアピールに繋がるでしょう。

ポジティブかつ前向きな表現法

▼例

・自己主張が強い→自分の意見がある
・計画性がない→直感力や行動力がある
・~だから→~のために

上記は主にポジティブな表現法です。自分の自己分析や最終面接で話す際は前向きな言葉に変換することで、面接官にも響きやすいでしょう。

ネガティブな発言と企業に受け取られないように、さまざまな表現法があることを念頭に置いておくことも重要です。

話し方やトーン、態度の工夫

最終面接で志望動機を話す際は、落ち着いた話し方や聞き取りやすい声のトーンで話すのがポイントです。

緊張してうまく話せない場合でも、慌てずに話せば相手に熱意が伝わる場合もあるので、諦めず臨んでみましょう。

【体験談】最終面接における志望動機の伝え方

最終面接における志望動機の伝え方について、就活生向けにインタビューを行いました。

インタビューの結果、「まずは結論から先に話す」「自分の目標や理想像から逆算して、なぜこの会社かを伝える」の2点が重要であることがわかりました。

最初に何を達成したいのか話してから、原体験やその会社に共感した点を話した。最後に、入社してどのように貢献したいかも話した。(25卒・文系)

結論ファースト。やりたいことを明確に伝え、御社の事業領域が一致していて、自分のなりたい像が実現できることから、御社を志望したと伝えた。(25卒・理系)

自分のコミュニケーション能力や接客業の経験を話し、「将来どのようになりたいか」「これからどんな業務をしてみたいか」を話しました。(25卒・文系)

ビジョンをまずは話します。 そこから逆算して身につけたい力や結果を御社のこの仕事で実現できますと伝えていました。(25卒・文系)

結論を先に伝える習慣がない方は「PREP法」を意識して面接に臨むといいでしょう。

「PREP法」とは①結論(Point)→②理由(Reason)→③具体例(Example)→④結論(Point)」という流れで情報を伝える構成方法です。

志望動機においても、まずはこの型にあてはめて伝えることで、相手にとって伝わりやすいかつ、説得力のある回答ができます。

よくある失敗例とその回避法

志望動機の抽象的な表現

▼例

・経営理念や社風に共感した
・活躍できると思います

上記のような抽象的な表現は曖昧なので避けておきましょう。その企業を志望した理由が明確ではないので、さらに質問攻めされる可能性が高いです。

面接官を納得させるために、具体的な志望動機を交えて話したり、話に一貫性を持たせたりすることがポイント!

ほかの候補者と差別化できていない例

▼例

・企業HPに記載されていることをそのまま話す
・志望動機がありきたり

最終面接の志望動機では、固定観念にとらわれて当たり前のことを話しがちな傾向があります。

逆質問などで企業について担当者からさらに深堀りして話を聞くことで、応募者が熱意を持っているか分かるでしょう。

フィードバックを活かした改善策

・自分の能力や経験が活かせるか伝える
・しっかりと企業研究する
・逆質問する

最終面接の志望動機では、企業研究をしっかりと行うことで働きたい意欲が伝わりやすいです。

失敗例を改善することで、ほかの応募者とは違った形で目に留まりやすくなるでしょう。

【体験談】最終面接における志望動機の体験談

最後に、25卒の就活生向けのインタビューで調査した、最終面接の失敗談もご紹介します。

緊張してしまい、早口で話してしまったこと。また、文章を練習で覚えすぎて、セリフっぽくなってしまったこと。(25卒・文系)

台本を読み込みすぎるがあまり、自分の言葉で伝えるのが疎かになり、ロボットみたいな話し方になってしまった。暗記というよりは、なぜそこに入りたいかを自問自答するのが大事だと思う。(25卒・理系)

面接時間が長かったので、少し気が緩んだかもしれない。フランクな面接だったため、つい伝えたいことを全て伝えようとまとまりがなかったかもしれない。(25卒・文系)

ありきたりな内容を話してしまい、それは他社でもいいのではないか?という解答になった質問があった。ここじゃないとダメだという論理が必要。(25卒・理系)

紹介した声の他にも、正しく回答しようとするがあまり、暗記しているような伝え方になり、面接官に志望度の高さを伝えきれなかったという声が多数ありました。

面接官も1人の人間です。自分の伝えたいことは簡潔にまとめつつも、「どうしてこの会社に入りたいか」という部分が、伝わるような話し方を意識できるといいのではないでしょうか。

話し方を客観的に見て振り返ることは難しいため「面接練習の様子を動画に撮る」「第三者からフィードバックをもらう」など、工夫して対策していきましょう。

最終面接の志望動機に関するよくある質問

志望動機はどの程度の長さが適切ですか?

一概にどれくらいの長さがベストというものはなく、「この会社に入りたい理由」をアピールできていることが、回答の長さよりも重要です。

「長すぎないか」「短すぎないか」と悩む前に、まずは自分なりに「この会社に入りたい理由」を整理して、それを漏れなく伝えられているか?を考えると良いでしょう。

また、1から10まですべて伝えようとする必要はありません。最終面接までの記録は面接官にも伝わっています。また、面接官が気になった箇所は必要におうじて深堀りをしてくれますよ。

志望動機が一次・二次面接と変わってもいいですか?

就活を通して価値観が変わる、今まで気付かなかった気持ちに気づくことは誰にでもあるため、志望動機が変わること自体は問題ありません。

ただ、「志望動機のどの部分が変わったか」「どうして変わったか」を回答時に伝えておくほうがいいでしょう。

何も補足せずに、今までと異なる志望動機を伝えると「一貫性がない」「本当に思っているのか」といった印象を持たれてしまいます。

志望動機が変わる時は、変わった背景や変更箇所もセットで伝えましょう。

最終面接までの過程が評価につながるスカウトサービス『ABABA』の利用もおすすめ

最終面接までいったのに保留にして内定取り消しになったらと不安に思うこともあるでしょう。また、内定辞退も勇気のいることです。

一からエントリーシートや選考を受ける時間や手間を考え、焦って内定を承諾してしまおうと考える人もいるかもしれません。

最終選考まで残っている企業があれば、落ち着いて最終面接の場で内定を受けるか否かを検討することもできるでしょう。そこで、おすすめなのが最終面接までの過程を評価してくれるスカウトサービス『ABABA』を利用することです。

免除で多くの企業を短い選考で受けられる

「ABABA」にあるほとんどのスカウトは、ESや一次選考を免除してくれるスカウト。学業や就職活動で時間がなく忙しい中でも、短いルートで内定を掴めるのが魅力です。

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企業からのスカウトメッセージや、人事からの連絡はすべてLINEで完結するのがポイント。メールやアプリだと見逃してしまいがちな通知も、日常で使用しているLINEなら見逃す心配がありません。

スカウトが届くまでの手順

1.ABABAに登録
2.最終面接までの選考フローやプロフィールを登録する
3.最終面接まで進んだことがわかる資料を提出する
4.スカウトがLINEに届く

『ABABA』に登録する手順は簡単です。最終面接まで進めた努力は無駄になりません。今までの努力を活かして、効率的に就職活動を進めるサポートを利用してみましょう!

志望動機の的確な表現で最終面接における印象をよくしよう!

本記事では最終面接における志望動機について徹底解説しました。入社したい企業の研究は怠らずに徹底的に研究しておくことがポイント。伝えたいことが話せないと本末転倒です。的確な表現を勉強して、最終面接にうまく臨んでみましょう。

もくじ