面接でよく学生生活について質問されますが「学業で力を入れたこと」について聞かれたら、どのように答えてよいのか分からない、という人も多いでしょう。
この記事では、面接で企業が「学業で力を入れたこと」を聞く理由や、答えの見つけ方、答える際のポイントを解説します。ぜひ参考にしてください。
また、面接に不安がある人を支援するツール「REALME」についても紹介します。興味のある人は、詳細をご覧ください。

面接で「学業で力を入れたこと」を聞く理由は?
企業が面接で「学業で力を入れたこと」を聞く理由として、以下の2点が挙げられます。面接官の狙いが分かれば、回答を考える際のヒントになるでしょう。
専門性を確認するため
学業について質問する目的の1つは、学生の専門性を確認することです。学生時代にどのような分野を専攻したかによって、持っている知識やスキルは異なります。特に理系の場合はその違いが大きいでしょう。
面接では、企業が求めるスキルと学生の専門分野がどの程度マッチしているか、見定められています。
自分が学んでいることとその企業の業務がどこまで一致しているのか、事前に把握しておくことが重要です。一致している部分があるなら、積極的にアピールしてください。もし一致していないのであれば、どの程度乖離しているのか答えられるようにしておきましょう。
経験や人物像を知るため
もう1つの目的は、学生のこれまでの経験や人物像を知ることです。
何をどのように取り組んできたのかが分かれば「その人がどういうことに興味を持っているのか」「どのような姿勢で取り組んできたのか」が見えてきます。
学生時代に学んだことが、企業に入社してすぐに役立つわけではありません。面接官は、学んだ内容そのものよりも、学生の興味の方向性や性格が企業にマッチしているかを見ています。
「学業ではそれほど大きな成果を出していない」と思う人でも、臆することはありません。学んできた姿勢や過程をしっかりアピールしましょう。
「学業で力を入れたこと」の見つけ方
「学業で力を入れたこと」を改めて見つけようとしても、どのように探せばよいか分からない。そう思う人は、次の4つのステップで自分を振り返ってみましょう。
これまで学習してきたことを書き出す
まずは、これまでに学習してきたことを書き出しましょう。
何の教科が得意で好きだったのか。苦手な教科は何だったか。受験勉強にはどのように取り組んだのか。振り返ってみて、思い出せることをすべて書いてみます。
大学時代だけでなく、高校や中学での経験でもかまいません。頑張ったことや楽しかったことなどを、思い出しましょう。そうすることで、忘れていた記憶がよみがえることもあります。
その際「何をしたか」「どのように取り組んだか」という行動にスポットを当てて書いておくと、あとでまとめやすくなるでしょう。
自分の強み・弱みを把握する
次のステップでは、これまでの振り返りをもとに自己分析をして、自分の強み・弱みを把握します。
深く自己分析をすることによって、自分がどのような課題にぶつかり、どうやって成果を出したのかが分かります。
その際、自分の強みばかりに焦点を当てるのではなく、弱みにも目を向けてください。それにどのように向き合い、乗り越えたかが分かれば、エピソードに説得力が生まれます。
なぜその学業に力を入れたのかを書き出す
つづくステップでは、なぜその学業に力を入れたのかを書き出します。すぐに思い出せない場合は、力を入れ始めた頃の背景や自分の感情を書いてみましょう。
自分が頑張る力の源は何であるのか、また、何が自分の興味をかきたてるのかを、具体的に思い返します。
たとえば「友人とテストの点数を競い合ったとか」「面白い授業をしてくれる教師がいた」といったエピソードがあれば、答える人の人柄が伝わりやすく、回答をまとめるときにリアリティーが増します。
結果だけではなくプロセスを書き出す
4つ目のステップでは、結果だけでなくプロセスを詳しく書き出します。
先述したとおり、面接官は学んだ成果を知りたいのではなく、学ぶ過程や姿勢を重視しています。プロセスをきちんと説明することで、入社後も目標に向かって努力できる人物であるとアピールできるでしょう。
学業をめぐる周囲の人とのかかわりについて触れるのもおすすめです。また、失敗した経験があるなら、それを解決した方法やそこから得た学びについても拾い出すとよいでしょう。
「学業で力を入れたこと」を答える際のポイント
「学業で力を入れたこと」を見つ出すステップを踏まえ、実際に答える際に意識しておきたい点を紹介します。大切なポイントを押さえて、好印象を与える受け答えを目指してください。
自分の感情も伝える
面接官は、学業に力を入れた結果だけでなく、学生の人間性を知りたいと思っています。単に学んだ内容や成果のみを話すのではなく、自分の感情も交えることで話の深みが増し、人間味のあるエピソードになります。
たとえば、
「成績が上がらず落ち込むこともあったが、あきらめずに努力を続けた」
「結果が出たとき感動し、仲間と喜び合った」
「留学先で言葉が通じず不安だったが、積極的に現地の人々と交流した」
というように、人物像が立ち上がるようなエピソードを伝えるとよいでしょう。
仕事でどう活かせるのかを伝える
学業で学んだことがどのように仕事に活かせるのか、その展望を伝えることも重要です。学業と仕事をリンクさせることで、実際に企業に入って働く姿をイメージしてもらえます。
その際、学業を通して得た知識やスキルだけでなく、物事に向き合う姿勢や取り組み方などをアピールしてください。
たとえば「深く学ぶための取り組み」「適切な目標設定と計画性」「自己管理能力」「チームワーク」などにフォーカスすると、強みや将来性が伝わるでしょう。
企業の求める人物像に合わせる
伝える内容を、企業が理想とする人物像に合わせることも必要です。志望企業の理念や、必要としているスキル・性格を把握し、それに合うようにエピソードを拾いましょう。
自分の経験やそこから学んだことが、企業が求める人物像にマッチしているとアピールできれば、面接官に好印象を与えられます。
たとえば、チームワークを必要とする企業か、独創性を重んじる企業かによって、自分の何をアピールするかが異なります。企業の公式サイトやパンフレットで、事前に企業研究をしておきましょう。
REALMEのAI面接を通して自己分析をしよう!

「学業で力を入れたこと」に限らず、面接のさまざまな質問にしっかりと答えたい人には、就活支援サービス「REALME」がおすすめです。AI面接を受けることで、自分の面接を磨くことができます。
ここからは「REALME」をおすすめする理由について解説しましょう。
現時点の志望企業の内定判定を確認できる
「REALME」でAI面接を受けると、志望企業の最終面接まで進んだ就活生のデータと比較し、内定獲得の可能性が確認できます。この内定判定で自分の現在の立ち位置を知り、判定が上がるように面接の受け答えを向上させれば、最適なタイミングで志望企業にエントリーできるでしょう。
合格ラインの学生の自己PRやガクチカが見られる
「REALME」には、志望企業の合格ラインをクリアした学生のAI面接データを閲覧できる機能があります。これを自分のデータと照らし合わせることで、自分に足りない部分や改善点が見えてきます。
優秀な学生が、どのように自身のエピソードを自己PRやガクチカに取り入れているのか、大いに参考になるでしょう。
自分の強みと弱みが客観的に分かる
「REALME」では、AI面接を受けることで精密なフィードバックがもらえ、自分の強み・弱みが把握できます。
就活で重視される「目標設定力」「行動力」「チャレンジ精神」といった35の項目をもとに、自分の能力が点数化されるため、学業について伝える際に自分のどういった面をアピールすればよいかが分かります。
これまで気づかなかった自分の強み・弱みを知り、自信を持って面接に臨みましょう。
「学業で力を入れたこと」が仕事に活かせることをアピールしよう!
「学業で力を入れたこと」について面接で質問するのは、単に研究内容や成果を知るためではなく、取り組みの過程や姿勢を知ることも目的とされています。面接官はそこから学生の人間性を探り、自社にマッチした人材であるかを確認しています。
志望企業の業務や社風を事前に研究し「学業で力を入れたこと」が仕事に活かせることを積極的にアピールしましょう。
面接の内容をさらに改善したい方は、就活支援サービス「REALME」を活用してはいかがでしょう。気になる方は、ぜひAI面接を受けてみてください。