ガクチカで研究をアピールするメリットは?注意点や例文も紹介します

ガクチカ 研究

大学ではアルバイトやサークルではなく、研究に力を注いだ学生も多いでしょう。一方で、ガクチカで学業や研究をテーマにしたいものの、どのように作成すればよいかと悩んでいませんか。またガクチカに学業や研究などをアピールすると就職に有利に働くのでしょうか?

本記事では、ガクチカで研究についてアピールする際の注意点の解説や例文について紹介します。記事の最後に、株式会社ABABAが提供する「REALME」も併せて紹介しています。「REALME」はAI面接による客観的な自己分析を提供してくれるサービスです。学業や研究で得た経験や、エピソードなどをガクチカにまとめるコツやアピールポイントを参考にし、採用担当者へ届くガクチカを作成しましょう。

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目次

理系の学生は研究活動をガクチカにできる

結論から言うと、理系の学生は大学在籍中の研究活動をガクチカとして活用することが可能です。そもそもガクチカとは「学生生活中に力を入れて取り組んだ事柄」であるため、アルバイトや留学以外でもアピールポイントとして活用できます。

研究成果なしの場合も気にしなくてよい

ガクチカでは「取り組んだ内容」自体ではなく、学生が取り組みのなかで発見したことや成長した要素について評価します。またガクチカによって得た経験が、会社の貢献にどのように作用するのかも重要なポイントです。

そのため研究活動をガクチカに使用する際には、「研究結果なし」であっても気にする必要はありません。就活のタイミングでは研究の成果が出ていないケースも珍しくないでしょう。面接では成果以上に「研究活動から得られた学び」を論理的に説明することが求められます。

ガクチカで研究をアピールするメリットは?

理系学生に限った場合、ガクチカで学業や研究をアピールすると面接で優位に働くでしょう。学業や研究を使ったガクチカを作成するメリットを5つご紹介します。

学業の成果をアピールできる 

1つ目は学業の成果をアピールができることです。理系学生にとって、研究は正真正銘のガクチカです。研究に対する真面目さは、入社後の仕事に取り組む姿勢と重なる部分があります。他のエピソードと同様に自分のアピールできる素材の1つのため、自信をもってガクチカとして話しましょう。

ガクチカにする際は、研究の目標や課題を明確にし、目標達成に向けた取り組みを具体的に話すとより説得力のあるガクチカになるでしょう。

高い専門性をアピールできる 

2つ目は専門性の高さをアピールできることです。研究内容と業務内容が直結するため、入社後すぐに活躍できる知識があることをアピールできると他の就活生と差別化できます。

業務内容以外に研究中の困難を乗り越えた経験や、その経験を企業でどのように生かすかを伝えられると、採用担当者は就職後の活躍する姿がよりイメージしやすくなるでしょう。

結果や過程をアピールできる 

3つ目は結果や過程を分かりやすくアピールできることです。研究はほかのエピソードと違い、目的や目標を決めてから取り組みます。研究過程はほぼ文章で残っているため、取り組みの言語化も可能です。

研究を進めるうえでの課題や問題意識を具体的に話すことで、ただ研究を続けたいだけではなく、目的や課題意識を持って取り組めていることが伝わるでしょう。

面接官に興味を持ってもらいやすい 

4つ目は面接官に興味を持ってもらいやすいことです。研究テーマは一人ひとり、テーマが違います。一方で、サークル活動やアルバイトなどよくあるエピソードは聞き飽きてしまっていて、新鮮さを感じないこともあるでしょう。そのため、研究内容が採用担当者の知らない分野でも、知的好奇心を刺激されて話に関心を持ってもらえることがあります。

ガクチカとして書きやすい 

5つ目は何よりガクチカとして書きやすいことです。ガクチカを構成する要素は「結論・動機・目標・課題・行動・結果・学び」の6つです。大学院生なら修士論文や学会発表を目標に設定して、成功させるために何をしたかを書けばこの6つが簡単に埋まります。

ガクチカで研究をアピールする際の注意点は?

ガクチカで研究についてアピールする際、研究を頑張ったことだけをアピールする内容にならないよう気をつけましょう。ガクチカが専門性の高い内容になるため、使う言葉にも注意が必要です。

専門でない人に分かるようにする 

研究に関する内容となると、専門用語が多いでしょう。採用担当者がその分野に長けているとは限らないため、専門外の人にも分かるような言葉遣いを心がけましょう。

可能であれば、客観的な意見をもらいながら仕上げると分かりやすいガクチカになります。ガクチカが作成できたら、研究分野が被らない友人や家族、専門分野でない人に読んでもらい分からない言葉があるかをチェックしてもらうとよいでしょう。

研究成果だけのアピールにしない 

ガクチカで見られるポイントは結果ではなく過程です。研究成果だけに焦点を当ててアピールすることは避けましょう。採用担当者はその成果を得るためにどのような努力をしたかを重視し、その努力の方法から学生の人柄を読み取っています。成果ばかりをアピールしていても、自分の人となりまで伝わらないため注意しましょう。

研究活動をガクチカとして上手に伝える方法

ここでは、研究活動をガクチカとして上手に伝える方法をご紹介します。ガクチカを効果的に活用するためには、文章構成力や伝達力なども大切。企業が求める人材を把握したうえで、面接官にとって好印象を残せる内容を作成していきましょう。

基本的な構成に当てはめる

ガクチカでは、いわゆる雛型といえるような基本的な構成が存在しています。以下の順番でガクチカを作成し、論理的かつわかりやすい説明を心がけましょう。

  1. 結論
  2. 抱えていた課題(取り組みのきっかけ)
  3. 具体的な取り組み内容
  4. 結果
  5. 取り組みによって得られた学び
  6. 学びを活用した会社への貢献

もし研究内容以外をガクチカに選ぶ際も、基本となる構成は同じです。最初に結論を話す「PREP法」を心がけつつ、必要に応じて内容を調整していきましょう。

志望する業界・職種に合わせたアピールをする

研究活動をガクチカで活用する際は、志望する業界や職種に合わせたアピールを心がけます。たとえばガクチカで「創造性や自分らしく生きることの大切さ」を学んだ場合でも、面接先の業務が「厳格なマニュアルを遵守することが重要」であれば、ガクチカの効果は半減してしまうでしょう。

同じガクチカであっても、アプローチを変えればさまざまなエピソードや学びが引き出されます。企業や業界が求める人物像を理解したうえで、ガクチカのどの部分をアピールポイントとして押し出せるのかを考えましょう。

自分の強みや研究の学びから将来性をイメージさせる

研究活動をガクチカで使う際は、自分の強みや研究による学びから、将来性をイメージさせるような内容作りを心がけてください。まずは「研究で何を得たのか」をリストアップしたうえで、成果に結びついた自分の強みを当てはめます。

強みのなかから「企業の業種に貢献できる要素」をピックアップし、入社後の働き方につなげるかたちで伝えていきます。応募者が活躍するイメージを企業が持ちやすくなるため、好印象を残しやすくなるでしょう。より具体性を持たせるためには、エピソードに定量的な要素を取り入れることが重要です。

研究をアピールするガクチカの例文

研究をテーマにガクチカを書く際、どのように研究過程を伝えればよいか分からない学生もいるでしょう。ここでは研究を通して伝えやすい「課題解決力」「継続力」の2つを伝えるガクチカの例文をご紹介します。

課題解決能力

私は有機物の中でも自動車の排ガス触媒やフィルターに使われているセラミックスを専攻し、「セラミックスはなぜ衝撃に弱いのか」について研究しています。
セラミックスは長時間高温にさらされる環境や摩擦には強いですが、機械的な衝撃にはとても弱い特性があります。衝撃に弱い理由は分子構造にあると仮定し、研究を進めていましたが、分子構造を変えても納得のいく結果が出ずに研究が進まない時期がありました。
そこで似た研究をしている他大学の教授にアポイントを取り、現在の研究環境についてアドバイスをもらいました。その結果、誰もが納得できる結果が得られました。
今回の研究を通し、仮説通りに物事が進まなくても、試行錯誤を繰り返してゴールにたどり着く大切さを学びました。御社でもぶつかった壁を乗り越えるために試行錯誤を繰り返してゴールにたどり着きたいです。

継続力 

私は情報学の中でも、プログラミングに関する研究をしています。研究の中でandroidに搭載できるアプリケーションをゼロから作っており、開発途中に何度やってもエラーが消えない現象が発生しました。
エラーが発生したら原因となる箇所を特定して修正し、再度テストをするのですが、何度テストをやってもエラーが消えなかったです。そこで作ったプログラムを、時間をかけてコツコツ再構築することにしました。再度プログラムを組むことになり、時間はかかりましたが、すべて書き換えたおかげでエラーが一気に消えました。
この出来事を通して、どのような形でも課題に向き合う継続力が身に付きました。御社のアプリケーション開発の現場でも課題から逃げず、諦めずに取り組んでいきます。

協調性

私は環境学の中でも、都市部の温暖化緩和策に関する研究をしています。研究の中で、緑化や省エネ施策の導入に対して、一部住民の協力が得られない事態が発生しました。省エネ施策の説明会でコスト負担軽減策を一方的に提案したが、住民の意見を十分聞かず不信感を招き、参加率が低下してしまいました。この失敗を踏まえ、住民との座談会を開催し要望を反映。互いの妥協点を探る形で計画を修正し、参加希望者が大幅に増加しました。この出来事を通して、相手の立場や意見を尊重しながら合意形成を図る協調性が身につきました。入社後は研究活動で培ったこの姿勢を活かし、部署間や取引先との円滑な連携を促進し、組織全体の成果向上に貢献していきたいと考えています。

【理系】研究以外でガクチカにできること

ここでは、研究以外でガクチカにできる活動についてご紹介します。ガクチカの対象に明確なルールはありません。具体的なエピソードや経験から得られる学びさえ確保できれば、どのような活動であってもガクチカとして活用できます。

アルバイト

研究以外では、アルバイトもガクチカとして活用できます。たとえば「店舗の売上を達成するための具体的な施策を考えた」「実際に利益が〇%上昇した」のようなエピソードは、行動力や計画性をアピールするために効果的なガクチカになるでしょう。

アルバイトのガクチカでは、特別な研修やリーダーの経験などが必須ではありません。自分の目線で必死に取り組んだことや得られた学びがあれば十分です。課題・取り組み・結果による成長が伝えられるエピソードを探してみましょう。

サークル活動

サークル活動も、ガクチカとして活用できる要素の一つです。ただし、ただサークルを頑張っただけではなく、アルバイトと同様に、課題・取り組み・結果のエピソードが大切。大会やコンテストに向けて尽力した経験がある人は、ぜひ活用してみましょう。

たとえばリーダーとして部員数の増加を狙った取り組みや、メンバー数の定着率向上への取り組みなどがあれば、立派なガクチカの対象になります。数値の上昇や賞の獲得など、実績として認められやすい要素は積極的にガクチカのテーマに取り上げると良いでしょう。

勉強

勉強への取り組みは、さまざまな非認知能力をアピールできるガクチカになります。忍耐力・計画力・自己管理力・向上心・柔軟性など、入社後の企業への貢献に結びつけられる要素が多いのが魅力です。

ガクチカとして活用する際は、企業の事業に関連した内容を選びましょう。たとえばシステム開発関連の企業である場合は、「将来的に開発に携わりたいと考えているため、プログラミングの講義に積極的に参加した」のような内容が効果的です。

インターンシップ

インターンシップでの経験も、ガクチカとして有効です。たとえば「与えられた課題を乗り越えるために工夫したこと」や「チームの一員としての意識を持ち、業務が円滑に進むように考えたエピソード」などを交えることで、協調性やコミュニケーション能力などもアピールできます。

もちろん、希望する企業や業種に関連するインターンシップを活用しても構いません。1日限定のインターンや短期インターンであっても、深い学びやチャレンジがあればガクチカになります。

「REALME」を活用すればガクチカを補強できる!

REALME」は自己分析、ES、面接全てをひとつで対策できる就活対策サービスです。20分のAI面接で客観的な自己分析を可能にし、さまざまな就活対策につなげられます。

研究に関するエピソードをまとめる際、「REALME」のAI面接を活用し客観的な意見を聞けると、よりよいガクチカが作成できるでしょう。

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合格ラインの学生のガクチカが見られる 

REALME」では最終面接基準をクリアした学生の面接回答例や、自己PR・ガクチカなどの閲覧が可能です。そのため、面接の回答やガクチカの書き方に悩んでいる人は、回答例を参考にするとよいでしょう。専門性のない人でもわかる表現の仕方や、研究過程のアピール方法など、深堀したガクチカの作成に役立ちます。

志望企業の内定判定が分かる 

REALME」では、志望企業の内定判定が確認できます。AI面接を通して、志望企業の最終面接まで進んだ学生の面接データと自分の面接データを比較し、志望企業から内定がもらえる可能性を算出してくれます。志望企業の最終面接に進んだ学生のデータを参照した上で内定可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置の把握が可能です。

選考に進む企業を選ぶ際に、研究分野を活用できるだけでなく、評価がいい企業も視野に入れてもよいでしょう。エントリー前に「REALME」を活用することで効率よく就職活動を進めることができます。

自分の強みと弱みを知れる 

REALME」ではAIとの20分の面接により自己分析が可能です。AIとの面接内容をもとにあなたの強み・弱みを分析し、35の項目をもとに14の能力に点数化してもらえます。あなたの強み・弱みが明確になるため、客観的な自己分析が可能です。

ガクチカで簡潔に自分をアピールするためにも「REALME」をぜひ活用してください。自分自身と向き合うことで、志望企業にあった強みの把握と自分の改善点を知ることで内定判定の向上につながるでしょう。

ガクチカは研究内容を扱って専門性をアピールしよう!

ガクチカに学業や研究内容を使うことは、あなたの専門性をアピールするだけではありません。ガクチカを通じて、仮説を立てて物事を進める姿勢や、研究成果を得るために努力したこと、その努力の方法からあなたの人柄を読み取っています。

学業や研究内容をガクチカにすることは、結果・過程・専門性などをアピールできるため採用担当者に興味をもってもらいやすいでしょう。一方で、志望企業の事業や職種と研究内容が直接関係ない場合もあるため、専門用語はできるだけかみ砕き、誰にでも伝わりやすい言葉で話すことが大切です。

REALME」を活用し客観的な分析を取り入れたガクチカをぜひ作成してください。

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