面接で評価されるガクチカの話し方とは?企業がチェックしているポイントについて紹介

面接 ガクチカ 話し方

面接時にガクチカを質問されることは、近年では当たり前になりました。一方で、ガクチカの話し方がいまいち分からないという就活生は多いでしょう。

本記事では、ガクチカを話すときのポイントや、企業がその質問をする意図を解説します。

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目次

面接で評価されるガクチカの話し方

ガクチカを話す際、どのように伝えれば採用担当者に高評価してもらえるのでしょうか。

ここでは、採用担当者の印象に残りやすくするためのポイントをご紹介します。

エントリーシートと同じエピソードでも問題ない

面接で話すガクチカは、エントリーシートと同じ内容でも問題ありません。

ガクチカでは、学生の話に一貫性があるかを見極めます。そのため、わざわざ他のエピソードを用意する必要はないといえます。

ただし、ガクチカとエントリーシートの内容が同じである場合でも、言葉遣いには注意しましょう。ガクチカでは書き言葉、面接では話し言葉で伝えます。

とくに面接では、ガクチカについて深掘りされることが多いため、よくある質問に対する回答を事前に用意するとよいでしょう。

ガクチカは何分が目安か

基本的にガクチカは、1分程度で内容を簡潔にまとめることがおすすめです。ガクチカを話す時間は企業や面接形態によって異なる一方、多くの場合「1分程度で話してください」と指示される傾向にあります。

1分程度の文章はおよそ300文字前後になるため、文字数を意識して構成するとよいでしょう。

一方、ガクチカを長く話してしまうと、かえって「何がいいたいのか」が分かりにくくなってしまう恐れがあります。本当に伝えたいことを理解してもらえない可能性があるため、1分程度に話をおさめ、ガクチカのなかで最もアピールしたい点を絞った文章構成を心がけましょう。

丸暗記ではなく自分の言葉で伝える

ガクチカを話す際、エントリーシートに書いた内容を丸暗記してそのまま伝えると、面接官へ不自然な印象を与えてしまいます。そのため、話の要点をおさえて自分の言葉で話すことが大切です。

このとき、専門用語を多用したり、間髪を入れずに一気に話すと、採用担当者の印象に残りにくくなります。不安なときは、自分の話し方を録音し、客観的に聞いてみることがおすすめです。

話し方に抑揚をつけ、明るい表情を意識し、自分の言葉を使って伝えることで、人柄が伝わりやすくなり良い評価につながるでしょう。

面接のガクチカで企業がチェックしているポイント

なぜ、面接でガクチカを質問されるのでしょうか。ここでは、ガクチカを聞く意図として考えられる代表的な3つの理由をまとめました。

企業が質問する意図をあらかじめ把握することでガクチカを作りやすくなるため、参考にしてください。

論理的な考えができるかどうか

企業がガクチカでチェックしているポイントとして、論理的な考えができるかどうかが挙げられます。ガクチカでは結果や学びはもちろん、説明力や伝達力も審査項目の一つです。内容をわかりやすく説明するためには、物事を体系的に考えるための論理的思考力が求められます。

論理的思考力をアピールするためには、全体の構成や言葉選び、情報の取捨選択が重要です。同じエピソードでも、記載する順番や文章構成によって、相手への伝わり方には大きな違いが現れます。

何をモチベーションに頑張っているか

企業はガクチカにおいて「この応募者は何をモチベーションに頑張っているのか」もチェックしています。応募者の情熱や行動力の源泉を知ることで、企業との相性や、適した部署などを選定し、一緒に働く姿をイメージするのです。

モチベーションの理由に正解はありませんが、「もしその要素がないときにはどうするのか」を説明できる状態にしましょう。たとえば闘争心をモチベーションにしている場合、競争要素が少ない部署ではどのように熱意を維持するのかが大切です。

人柄や価値観が自社とマッチするか

物事に取り組んだきっかけや、どのようにして課題を解決したのかを聞くことで、学生の人柄や人間性を確認するという目的があります。また、ガクチカを深掘りすることで学生の価値観や性格を把握し、自社にマッチする人材かどうかを判断します。

例えば、チャレンジ精神を大切にする企業では、忍耐力や真面目さをアピールするよりも、行動力や積極性を強みとする方が「自社にマッチする人材」と判断してもらえるでしょう。

物事を伝える力

企業はガクチカを通して、学生に「倫理的思考力」があるかどうかを面接で確認しています。

エピソードを簡潔にまとめ、相手に分かりやすく伝える力がガクチカには必要です。そのため、企業側は道筋を立ててガクチカを構成できているかを確認し、物事を正確に伝えられる人材かどうかを見極めます。

また、面接では、エントリーシートでは分からないことを深掘りします。これに対して、「エピソードを要約して相手に伝わるように話せる人物か」を確認し、学生に倫理的思考力があるかどうかを判断すると考えられるでしょう。

話の矛盾から見抜く信頼性

企業が面接でガクチカを聞くとき、話に一貫性があるかどうかを確認します。

そもそも一貫性とは、「最初から最後まで同一の主義や方法をもち、物事を貫き通すこと」を指します。そのため、一貫性のないエピソードではアピールにつながらないほか、信憑性が低くなる可能性があるでしょう。

また、自分を課題評価したり、嘘をついたりしていないかを確認する意図もガクチカには含まれるため、ありのままの自分を素直に伝えることが大切です。

面接でのガクチカのポイント

面接でガクチカを伝えるときは、いくつかのポイントをおさえることで、効果的にアピールできます。

以下の3つを意識すると面接官へ好印象を与えやすくなるため、実践するとよいでしょう。

PREP法で話す

面接でガクチカを話すときは結論ファーストを意識し、「PREP法」で伝えるとよいでしょう。

  1. 結論から述べる:はじめにどのような内容を話すのかを伝えることで、面接官はエピソードをイメージしやすくなる
  1. 動機や理由を伝える:なぜ物事に取り組もうと思ったのかを簡潔に分かりやすく伝え、人柄や価値観をアピールする
  1. 具体例を話す:数字やエピソードを交えて課題に対する具体的な改善策や行動内容を述べ、自分の強みや能力を伝える
  1. もう一度結論を述べる:最も強調したい部分を伝え、企業に対する熱意をアピールする

STAR法で話す

PREP法から派生した手法として「STAR法」も挙げられます。STAR法とは、以下の頭文字から取ったフレームワークです。

  • Situation(状況)
  • Task(課題)
  • Action(行動)
  • Result(結果)

PREP法は「自分の意見や考え」を伝えるのに効果的ですが、STAR法は「経験や事例」を具体的に伝えるのに適しています。STAR法では、PREP法よりも文章構成を論理的にしやすいのが魅力です。両者を使い分けながら、伝わりやすい内容を作成しましょう。

抑揚をつけながら話す

ダラダラと棒読みで伝えたり、感情がこもっていない話し方をしたりすると、面接官の心に刺さりません。そのため印象に残らず、前向きな評価をもらえない可能性があるでしょう。

面接でガクチカを述べるときは、面接官が聞き取りやすい速度で話し、抑揚をつけて伝えることがポイントです。そのためには、普段より1.5倍程度の声の大きさで話したり、話す速度を調節して感情を表現したりする方法が効果的です。

抑揚をつけて話すことに慣れていない人は、普段の会話でも話し方を意識すれば、自然と身につくでしょう。

面接官と視線を合わせる

面接でガクチカを話す際は、面接官としっかりアイコンタクトを取ることが重要です。ガクチカに限らず、目線を逸らして自信なさげな態度を取ると、内容に関わらずマイナスの印象を与えてしまいます。緊張していても構わないので、相手の目を見て堂々と話すよう意識しましょう。

最初から最後までずっと目線を合わせる必要はありませんが、より強調したい部分を話す際や、挨拶のシーン、相手からの話を聞くシーンなど、要所で目を合わせることで好印象につながります。

アピール時間に合わせたガクチカのパターンを用意する

企業や面接の段階によって、応募者たちに与えられるアピール時間は決まっています。明確なアピール時間は本番で突然発表されることもあるため、焦らないように「時間別のガクチカ内容」を準備しておくと良いでしょう。

大筋のテーマやエピソードはそのままに、「1分のガクチカ用」「3分のガクチカ用」などを備えておくとパニックを防げます。多くの場合ガクチカは1分~3分であるため、1分・2分・3分の3バージョンで用意しておくと安心です。2分・3分は、1分のバージョンを深掘りする形で作成しましょう。

成果だけでなく「学び」を語り、再現性を示す

面接官がガクチカで重視しているのは、エピソードや成果以上に「経験で得た学び」です。どれほど立派なガクチカであっても、その経験から何を学べたのかが不明慮であれば、全体としては曖昧な印象になってしまいます。

「この経験によって、私は〇〇を学びました」のように、学んだ内容をハッキリと明示することが大切です。ガクチカの構成を考える際は「自分の強み」と「学び」を基軸に置き、エピソードで背景情報を足していくような作り方を心がけましょう。

口調の癖に注意する

口調や話し方は、面接時のガクチカで重視されます。

「あのー」「んー」「えーと」などの話しはじめの癖や、「でーす」「っす」などを語尾につける人は、面接官へよい印象を与えられません。

また、面接では「マジで」「超」「的な」などの言葉遣いもNGです。

面接でガクチカを話すときは、早口にならないように注意し、ハキハキと話すことを意識するとよいでしょう。

自分の口調の癖は意外と気付きにくいため、話し方を録音したり、家族や友人に聞いてもらったりするなど、客観的に確認することがおすすめです。

面接で話すガクチカの例文

ここでは、面接で話すガクチカの例文を4つご紹介します。今回は部活(サークル)・アルバイト・ボランティア・留学の4項目をピックアップしていきますので、自身の経験に応じて調整してくださいね。またすべての例文は200文字程度となっています。

部活やサークルに関する例文

私がもっとも力を注いだのは、大学のサークル活動における新歓イベントの企画運営です。毎年新入生が集まらないことが課題であり、私は広報活動の改善に取り組みました。SNSの発信方法を工夫し、写真や動画を活用して活動の魅力を伝えた結果、前年の1.5倍の新入生が入会しました。サークル全体が活気づき、継続的な活動基盤を整えられました。この経験から、課題解決に向けた計画力と、周囲を巻き込む実行力を培いました。この学びを活かし、御社でも課題解決や新たな企画の推進に貢献できると考えています。

アルバイトに関する例文

私がアルバイトで力を入れたのは、飲食店での接客品質向上です。ピーク時には注文の混乱や提供遅れが頻発し、顧客満足度の低下が課題でした。そこで私はオペレーションの改善を提案し、スタッフ間で役割分担を明確にしました。さらに新人教育のための簡易マニュアルを作成したことで、早期に戦力化できる体制が整いました。その結果、提供スピードが向上し、常連客の来店数も増加しました。この経験で得た課題発見力と改善を実行する力を、御社の業務効率化やサービス向上に役立てたいと考えています。

ボランティアに関する例文

私が印象に残っているのは、地域清掃活動のボランティアです。最初は参加者が少なく、活動が継続できないことが課題でした。そこで私は地域住民や大学生に声をかけ、SNSを活用して参加を呼びかけました。加えて清掃後に交流会を企画することで、参加者同士のつながりが深まりました。その結果、活動人数は倍増し、地域の方々から「町が明るくなった」と感謝の言葉をいただきました。この経験を通じて、人を巻き込み継続的に取り組む力を養いました。私が得た巻き込み力と継続力を活かし、御社でもチームや顧客を動かす原動力となれるよう努めます。

留学に関する例文

私が挑戦したのは、大学2年次のアメリカ留学です。最初は語学力不足や文化の違いに苦労し、授業や日常会話に戸惑いました。しかし、失敗を恐れずに積極的に質問や発言を重ね、地元学生との交流にも力を入れました。その結果、英語力だけでなく多様な価値観を理解し受け入れる柔軟性を得られました。また、現地でのグループワークでは、異なる考えを調整し一つの結論を導く難しさと面白さを実感しました。この経験は、異文化環境でも主体的に行動し成果を出す自信につながりました。留学で培った主体性と柔軟性を活かし、御社の多様な環境や新しい挑戦の場でも成果を出していきます。

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面接でのガクチカの話し方をおさえて好印象を残そう

面接でガクチカを話す際は、エントリーシートを丸暗記するのではなく、要点を絞って自分の言葉で伝えることが大切です。口調や話し方の癖に気をつけ、アピールしたいことがしっかりと伝えられるよう意識しましょう。

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