キーエンスの本選考対策まとめ! 選考フローや選考のポイントまで徹底解説

「キーエンスって倍率が高くて自分じゃ本選考突破は難しいかも……」

そうお悩みの就活生の方向けに、実際にキーエンスの本選考を突破し、内定を獲得した26卒の方にインタビューをおこない、選考突破のコツや内定獲得のための対策方法を伝授していただきました!

これからキーエンスを受ける方や、キーエンスを志望している方必見の内容となっておりますので、本記事を見ながらキーエンス本選考突破のための対策を進めてみてくださいね。

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もくじ

キーエンスの本選考体験談を教えてくださった方

キーエンスの本選考体験談を教えてくださった方のプロフィール
  • 26卒
  • 旧帝
  • ロボット工学研究会
  • 機械工学専攻
  • メーカー志望

キーエンスで話していたガクチカ・志望動機

キーエンスのガクチカ

私が学生時代に最も力を入れたのは、大学のロボット工学研究会での活動です。特にセンサー技術を活用した自律型ロボットの開発プロジェクトに注力しました。当初、チームメンバーとの意見の相違から開発が停滞していましたが、私はそれぞれの専門性を活かすためのチーム再編成を提案しました。具体的には、メンバーの強みを分析し、センサー開発、プログラミング、機構設計の3つのグループに分け、週1回の全体ミーティングで進捗を共有する体制を構築しました。この取り組みにより、それまで8ヶ月間進展がなかったプロジェクトを3ヶ月で完成させ、学内コンテストで優勝することができました。この経験から、目標達成のためには個々の能力を最大限に引き出す環境作りが重要だと学びました。

キーエンスの志望動機

私がキーエンスを志望する理由は、「技術力」と「営業力」の両方を高いレベルで兼ね備えている点に強く惹かれたからです。特に、テリトリー制のコンサルティング営業という独自のビジネスモデルに魅力を感じています。私は大学での研究活動を通じて、技術的な知識を深めるとともに、チームをまとめるリーダーシップも培ってきました。キーエンスでは、この両方の強みを活かし、お客様の課題を技術的観点から解決に導く仕事がしたいと考えています。また、入社半年で一定の地域を任せる早期責任付与の環境は、自分自身を大きく成長させられる場だと確信しています。キーエンスで培われる論理的思考力と課題解決力を身につけ、社会に貢献していきたいと考えております。

キーエンスの本選考の選考フロー

説明会参加・初期選考

キーエンスの選考は通常のエントリーシートから始まるわけではなく、面接を兼ねた説明会から始まるという特徴があります。

説明会終了後に性格検査と20秒間の自己PRが課されます。たった20秒という短い時間ですが、自分の強みや、キーエンスでどう貢献できるかを簡潔に示すことが求められます。

一次面接(説得面接)

一次面接は社員1名に対して学生1名の、約15分程度の「説得面接」でした。面接官の意見を変えるよう説得したり、提示された課題に対して解決策を提案したりするというユニークな形式だと思いました。

私の場合は「私はミーティングが嫌いです。ミーティング好きになるよう説得してください」というお題でした。

二次面接(要素面接)

二次選考ではFace sheetの記入と性格診断(キャリパー)、そして面接がありました。Face sheetに記入後、キャリパーと呼ばれる性格診断を行い、その途中で一人ずつ面接に呼ばれました。

面接は学生1名、面接官1名の約30分程度の個人面接で、Face sheetに関する深掘りや「就活の軸を3つ挙げてください」「営業に必要な要素を3つ挙げてください」といった質問がありました。

説明会(選考ではない)

二次選考を通過した学生限定で、キーエンスの商品に関する説明会や社員との座談会が開催されました。ここは選考ではなく、キーエンスについての理解を深める場でした。

製品の技術的な特徴や営業スタイルについて詳しく知ることができ、社員の方々の仕事に対する熱意や考え方に直接触れられる貴重な機会となりました。

最終面接

最終面接はFace sheetの記入後、学生1名、面接官1名の約40分程度の個人面接でした。この選考がキーエンスの最終面接になります。

二次選考で行った性格診断(キャリパー)のフィードバックやFace sheetの内容に関する深掘り、志望動機について質問されました。特にFace sheetに記入した志望企業について、なぜその志望順位なのか、それらの志望動機、キーエンスとの共通点や違いについて詳細に質問されました。

キーエンスの本選考ES

設問①

バージョンアップにより価値が高まったと感じた商品やサービス

キーエンスでは一般的なエントリーシートは課されませんでしたが、「身の回りにある商品やサービスの中から、バージョンアップにより価値が高まったと感じたものは何か」という設問がありました。

私はこの設問に対し、「スマートウォッチ」と回答しました。特に健康管理機能が大幅に向上し、単なる時計から健康状態を総合的に把握できるデバイスへと進化したことに着目しました。

最新モデルでは心電図や血中酸素濃度の測定も可能になり、ユーザーの健康意識向上に貢献している点を挙げました。

技術的な進化がいかに人々の生活に価値をもたらすかという視点で回答し、キーエンスの製品開発の考え方と結びつけ、技術革新とユーザー体験の向上という観点から論理的に説明することを心がけました。

設問②

あなたの強みとそれを示すエピソード

この設問では、自分の強みとして「問題解決に向けた論理的思考力」を挙げました。具体的なエピソードとして、大学のロボット工学研究会での自律型ロボット開発プロジェクトでの経験を記載しました。

チーム内の意見対立により開発が停滞していた際、問題の本質が役割分担の不明確さにあることを見抜き、メンバーの強みを活かした再編成を提案した経験を詳しく説明しました。

また、週次の全体ミーティングを導入し、進捗確認と問題点の早期発見ができる体制を構築したことで、プロジェクトが大幅に加速した過程も記載しました。

この経験を通じて培われた論理的思考力と問題解決能力がキーエンスのコンサルティング営業でも活かせると考え、その点を意識して記載しました。

キーエンスの本選考1次面接

聞かれた内容

一次面接では「私はミーティングが嫌いです。ミーティング好きになるよう説得してください」というお題が出されました。この「説得面接」では、論理的思考力やコミュニケーション能力、瞬発力が試されていると感じました。

まず私は、面接官がなぜミーティングを嫌いなのか確認することから始め、「時間の無駄だと感じる」という回答を得ました。

そこから、ミーティングの目的を明確化し、進行役を決めて時間管理を徹底することで効率的な会議ができるという解決策を提案しました。

また、オンラインツールの活用で資料共有を事前に行い、会議時間を短縮できることや、立ったまま行う「スタンディングミーティング」の導入で集中力を維持できることなど、具体的な改善策を複数提案しました。

最後に、良いミーティングは情報共有だけでなく、チームの一体感醸成にも役立つことを説明しました。

逆質問

逆質問では、「キーエンスの営業で最も大切にしていることは何ですか」と質問しました。

面接官からは「お客様の課題を深く理解し、最適なソリューションを提案することです。当社は値引き営業を一切行わず、製品の価値をしっかり伝えるコンサルティング営業を重視しています」という回答をいただきました。

この回答から、キーエンスが単なる製品販売ではなく、顧客の課題解決に焦点を当てた営業スタイルを重視していることがよく理解できました。

また、「新入社員はどのように成長していくのか」についても質問し、入社後の研修や先輩社員のサポート体制について詳しく教えていただきました。

逆質問を通じて、キーエンスの営業スタイルや社内環境についての理解を深めることができ、二次面接に向けてさらに志望度が高まりました。

キーエンスの本選考2次面接

聞かれた内容

二次面接では、Face sheetの内容に関する質問が中心でした。「就活の軸を3つ挙げてください」という質問に対し、「成長環境」「高い技術力」「社会貢献度」と回答しました。

特に「成長環境」については、早期に責任ある仕事を任せてもらえる環境が自分の成長を加速させると考えていることを説明し、キーエンスのテリトリー制に魅力を感じている点をアピールしました。

また、「営業に必要な要素を3つ挙げてください」という質問には、「傾聴力」「課題発見力」「提案力」と答え、それぞれについて自分の経験と結びつけて説明しました。

さらに、「これまでの就活で感じたこと」「一番力を入れた活動とそこから学んだこと」「周囲の人からどのような人物だと言われるか」といった質問もありました。

逆質問

逆質問では、「キーエンスのテリトリー制について、実際に働く中での難しさは何ですか」と質問しました。

面接官からは「自分の担当エリア内の全ての意思決定を任されるため、優先順位の付け方や時間管理が非常に重要になります。また、一人で活動することも多いので、自己管理能力も問われます」という率直な回答をいただきました。

また、「新入社員がキーエンスで活躍するために大切なことは何ですか」という質問に対しては、「失敗を恐れずにチャレンジする姿勢と、常に学び続ける姿勢が重要です。キーエンスでは若手にもどんどん責任ある仕事を任せますが、それは失敗も含めた経験を通じて成長してほしいという思いがあるからです」とのアドバイスをいただきました。

キーエンスの本選考最終面接

聞かれた内容

最終面接では、二次選考で行った性格診断(キャリパー)のフィードバックから始まりました。私の場合、「論理的思考力が高く、新しいことへのチャレンジ精神も強い」という評価でした。

その後、「キーエンスを志望する理由」「他社との比較でキーエンスをどう位置づけているか」について詳しく質問されました。

私は技術力と営業力を両立させたいという自分のキャリア観とキーエンスの事業モデルとの親和性を強調し、テリトリー制による早期の責任付与の仕組みに魅力を感じていることを具体的に説明しました。

また、「他にどのような企業を受けているか」「それらの企業とキーエンスとの共通点や違いは何か」といった質問もありました。これらの質問に対しては、自分の就活の軸に基づいて一貫した回答をすることを心がけました。

逆質問

逆質問では、「キーエンスの社員が長く活躍し続けるために、会社としてどのようなサポートをしていますか」と質問しました。

面接官からは「キーエンスでは定期的なジョブローテーションを行っており、様々な業種や地域での経験を積める機会を提供しています。また、年次に関わらず新しいプロジェクトや事業にチャレンジできる環境があります」という回答をいただきました。

また、「コロナ禍での営業スタイルの変化」についても質問し、「対面でのコミュニケーションを大切にしつつも、オンラインツールを活用した新しい営業スタイルも取り入れている」との説明がありました。

キーエンス内定までの流れ

面接結果の通知方法

最終面接の結果は電話で連絡があり、面接から数日後に採用担当者から連絡をいただきました。

電話では内定の通知と共に、今後のスケジュールや入社手続きについての説明がありました。電話での連絡は、採用担当者と直接話すことができるので、質問があればその場で解決できるという点で良かったです。

また、面接結果をすぐに知ることができたので、他社の選考との兼ね合いも調整しやすかったです。

内定承諾はしたか?その理由は?

はい、キーエンスの内定を承諾しました。理由としては、以下の3点です。

早期から責任ある仕事を任せてもらえる成長環境

入社半年後から一定の地域を担当し、マーケット分析から戦略立案、実行まで全てを任されるという責任の重さに魅力を感じました。

このような環境で働くことで、自分自身の成長スピードを最大化できると考えました。

企業の安定性と成長性

キーエンスは無借金経営で営業利益率が50%という驚異的な収益性を誇ります。

この安定した経営基盤があることで、長期的なキャリアを安心して描けると感じました。

選考を通じて感じた企業文化との相性

面接で出会った社員の方々のエネルギッシュさや論理的思考力の高さに共感し、自分もこの環境で働きたいと強く感じました。

選考を通じて自分自身も成長できたという実感があり、今後もこの環境で自己成長していきたいと考え、内定を承諾しました。

選考全体を通しての感想

キーエンスの選考は一般的な企業とは異なる独特の形式でしたが、非常に学びの多い経験となりました。

特に一次面接の「説得面接」は予想外の形式で最初は戸惑いましたが、論理的に考え瞬発的に対応する力が問われていると理解し、自分の思考力を試す良い機会となりました。

また、Face sheetの記入や性格診断を通じて自己分析を深める機会にもなり、自分の強みや課題を改めて認識することができました。

面接官の方々は皆さん論理的な思考力を持ち、鋭い質問をされる方ばかりでした。そのような方々と対話することで、自分自身の考えをより明確にし、論理的に説明する力が磨かれたと感じています。

特に「なぜ」という問いに対して、根拠を持って答えることの大切さを実感しました。

また、選考過程で知ることができたキーエンスの企業文化や事業モデルについての理解が深まり、入社後のイメージがより具体的になったことも大きな収穫でした。

テリトリー制やコンサルティング営業という独自の営業スタイルは、自分が求めていた「技術と営業の両立」「早期の責任付与」という条件に合致しており、選考を通じて志望度が高まっていきました。

キーエンスの本選考突破のコツ

キーエンスの本選考を突破するためのコツ

キーエンスの選考を突破するためには、まず論理的思考力を高めることが重要です。

キーエンスの面接は他社と比較すると非常に独特で、特に説得面接では瞬発的な対応力と論理的な説明力が問われます。日頃から「なぜ」「どのようにして」と深掘りしながら考える習慣をつけることで、面接での対応力が格段に上がります。

また、キーエンスについての企業研究も重要です。「ファブレス経営」「テリトリー制」「コンサルティング営業」といった独自のビジネスモデルを理解し、それらがなぜ成功しているのかを考察しておくことで、志望動機をより説得力のあるものにできます。

社員紹介サイトやインターネットで情報を集め、キーエンスらしさと自分の適性を照らし合わせてアピールすることが大切です。

説得面接の対策としては、友人や同級生と練習するのが効果的です。

様々なお題を出し合い、まずは詰まらずに話し続けることを目標に練習しましょう。最初は難しくても回数をこなすうちに徐々に対応力が上がってきます。実際の面接では、相手の意見や状況をまず理解し、論理的に自分の考えを伝え、具体例を出して説得力を高めることを意識してください。

キーエンスを受ける人へのアドバイス

自分の強みを明確にし、それをキーエンスでどう活かせるかを具体的に考えておくことがおすすめ!

キーエンスは優秀な人材が集まる企業ですが、「自分にしかない強み」を持っていることをアピールできれば、必ず評価されます。

また、面接では論理的な思考と対応力が問われますが、完璧な回答を目指すよりも、考えるプロセスを大切にしてください。

特に説得面接では「説得できたかどうか」よりも「いかに論理的に考え、伝えられたか」が重要です。答えに詰まっても焦らず、一度立ち止まって考える姿勢を見せることも大切です。

さらに、面接での逆質問も重要な評価ポイントです。単なる社風や福利厚生ではなく、キーエンスの事業モデルや働き方に関する具体的な質問を準備しておくと良いと思います。

まとめ

キーエンスの選考は一般的な企業とは異なる独特の形式ですが、論理的思考力、徹底した自己分析、企業研究、そして説得面接への対策など、重要なポイントは他の企業と変わりません。

特に「なぜ」という問いに対して根拠を持って答えられるよう準備しておくことが大切です。また、一貫した就活の軸や志望動機を持ち、それをキーエンスの企業文化や事業モデルと結びつけて説明できるようにしておくことも重要です。

自分の強みや考えを論理的に伝え、キーエンスの内定を勝ち取れるように準備を進めていきましょう!

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  • 大学3年に就活を頑張った過程が評価される
  • スカウトの94%はESや選考がカットされる
  • 通知がLINEに届く

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もくじ