大学ではアルバイトやサークルではなく、研究に力を注いだ学生も多いでしょう。一方で、ガクチカで学業や研究をテーマにしたいものの、どのように作成すればよいかと悩んでいませんか。またガクチカに学業や研究などをアピールすると就職に有利に働くのでしょうか?
本記事では、ガクチカで研究についてアピールする際の注意点の解説や例文について紹介します。記事の最後に、株式会社ABABAが提供する「REALME」も併せて紹介しています。「REALME」はAI面接による客観的な自己分析を提供してくれるサービスです。学業や研究で得た経験や、エピソードなどをガクチカにまとめるコツやアピールポイントを参考にし、採用担当者へ届くガクチカを作成しましょう。
ガクチカで研究をアピールするメリットは?
理系学生に限った場合、ガクチカで学業や研究をアピールすると面接で優位に働くでしょう。学業や研究を使ったガクチカを作成するメリットを5つご紹介します。
学業の成果をアピールできる
1つ目は学業の成果をアピールができることです。理系学生にとって、研究は正真正銘のガクチカです。研究に対する真面目さは、入社後の仕事に取り組む姿勢と重なる部分があります。他のエピソードと同様に自分のアピールできる素材の1つのため、自信をもってガクチカとして話しましょう。
ガクチカにする際は、研究の目標や課題を明確にし、目標達成に向けた取り組みを具体的に話すとより説得力のあるガクチカになるでしょう。
高い専門性をアピールできる
2つ目は専門性の高さをアピールできることです。研究内容と業務内容が直結するため、入社後すぐに活躍できる知識があることをアピールできると他の就活生と差別化できます。
業務内容以外に研究中の困難を乗り越えた経験や、その経験を企業でどのように生かすかを伝えられると、採用担当者は就職後の活躍する姿がよりイメージしやすくなるでしょう。
結果や過程をアピールできる
3つ目は結果や過程を分かりやすくアピールできることです。研究はほかのエピソードと違い、目的や目標を決めてから取り組みます。研究過程はほぼ文章で残っているため、取り組みの言語化も可能です。
研究を進めるうえでの課題や問題意識を具体的に話すことで、ただ研究を続けたいだけではなく、目的や課題意識を持って取り組めていることが伝わるでしょう。
面接官に興味を持ってもらいやすい
4つ目は面接官に興味を持ってもらいやすいことです。研究テーマは一人ひとり、テーマが違います。一方で、サークル活動やアルバイトなどよくあるエピソードは聞き飽きてしまっていて、新鮮さを感じないこともあるでしょう。そのため、研究内容が採用担当者の知らない分野でも、知的好奇心を刺激されて話に関心を持ってもらえることがあります。
ガクチカとして書きやすい
5つ目は何よりガクチカとして書きやすいことです。ガクチカを構成する要素は「結論・動機・目標・課題・行動・結果・学び」の6つです。大学院生なら修士論文や学会発表を目標に設定して、成功させるために何をしたかを書けばこの6つが簡単に埋まります。
ガクチカで研究をアピールする際の注意点は?
ガクチカで研究についてアピールする際、研究を頑張ったことだけをアピールする内容にならないよう気をつけましょう。ガクチカが専門性の高い内容になるため、使う言葉にも注意が必要です。
専門でない人に分かるようにする
研究に関する内容となると、専門用語が多いでしょう。採用担当者がその分野に長けているとは限らないため、専門外の人にも分かるような言葉遣いを心がけましょう。
可能であれば、客観的な意見をもらいながら仕上げると分かりやすいガクチカになります。ガクチカが作成できたら、研究分野が被らない友人や家族、専門分野でない人に読んでもらい分からない言葉があるかをチェックしてもらうとよいでしょう。
研究成果だけのアピールにしない
ガクチカで見られるポイントは結果ではなく過程です。研究成果だけに焦点を当ててアピールすることは避けましょう。採用担当者はその成果を得るためにどのような努力をしたかを重視し、その努力の方法から学生の人柄を読み取っています。成果ばかりをアピールしていても、自分の人となりまで伝わらないため注意しましょう。
研究をアピールするガクチカの例文
研究をテーマにガクチカを書く際、どのように研究過程を伝えればよいか分からない学生もいるでしょう。ここでは研究を通して伝えやすい「課題解決力」「継続力」の2つを伝えるガクチカの例文をご紹介します。
課題解決能力
私は有機物の中でも自動車の排ガス触媒やフィルターに使われているセラミックスを専攻し、「セラミックスはなぜ衝撃に弱いのか」について研究しています。 セラミックスは長時間高温にさらされる環境や摩擦には強いですが、機械的な衝撃にはとても弱い特性があります。衝撃に弱い理由は分子構造にあると仮定し、研究を進めていましたが、分子構造を変えても納得のいく結果が出ずに研究が進まない時期がありました。 そこで似た研究をしている他大学の教授にアポイントを取り、現在の研究環境についてアドバイスをもらいました。その結果、誰もが納得できる結果が得られました。 今回の研究を通し、仮説通りに物事が進まなくても、試行錯誤を繰り返してゴールにたどり着く大切さを学びました。御社でもぶつかった壁を乗り越えるために試行錯誤を繰り返してゴールにたどり着きたいです。 |
継続力
私は情報学の中でも、プログラミングに関する研究をしています。研究の中でandroidに搭載できるアプリケーションをゼロから作っており、開発途中に何度やってもエラーが消えない現象が発生しました。 エラーが発生したら原因となる箇所を特定して修正し、再度テストをするのですが、何度テストをやってもエラーが消えなかったです。そこで作ったプログラムを、時間をかけてコツコツ再構築することにしました。再度プログラムを組むことになり、時間はかかりましたが、すべて書き換えたおかげでエラーが一気に消えました。 この出来事を通して、どのような形でも課題に向き合う継続力が身に付きました。御社のアプリケーション開発の現場でも課題から逃げず、諦めずに取り組んでいきます。 |
「REALME」を活用すればガクチカを補強できる!
「REALME」は自己分析、ES、面接全てをひとつで対策できる就活対策サービスです。20分のAI面接で客観的な自己分析を可能にし、さまざまな就活対策につなげられます。
研究に関するエピソードをまとめる際、「REALME」のAI面接を活用し客観的な意見を聞けると、よりよいガクチカが作成できるでしょう。
合格ラインの学生のガクチカが見られる
「REALME」では最終面接基準をクリアした学生の面接回答例や、自己PR・ガクチカなどの閲覧が可能です。そのため、面接の回答やガクチカの書き方に悩んでいる人は、回答例を参考にするとよいでしょう。専門性のない人でもわかる表現の仕方や、研究過程のアピール方法など、深堀したガクチカの作成に役立ちます。
志望企業の内定判定が分かる
「REALME」では、志望企業の内定判定が確認できます。AI面接を通して、志望企業の最終面接まで進んだ学生の面接データと自分の面接データを比較し、志望企業から内定がもらえる可能性を算出してくれます。志望企業の最終面接に進んだ学生のデータを参照した上で内定可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置の把握が可能です。
選考に進む企業を選ぶ際に、研究分野を活用できるだけでなく、評価がいい企業も視野に入れてもよいでしょう。エントリー前に「REALME」を活用することで効率よく就職活動を進めることができます。
自分の強みと弱みを知れる
「REALME」ではAIとの20分の面接により自己分析が可能です。AIとの面接内容をもとにあなたの強み・弱みを分析し、35の項目をもとに14の能力に点数化してもらえます。あなたの強み・弱みが明確になるため、客観的な自己分析が可能です。
ガクチカで簡潔に自分をアピールするためにも「REALME」をぜひ活用してください。自分自身と向き合うことで、志望企業にあった強みの把握と自分の改善点を知ることで内定判定の向上につながるでしょう。
ガクチカは研究内容を扱って専門性をアピールしよう!
ガクチカに学業や研究内容を使うことは、あなたの専門性をアピールするだけではありません。ガクチカを通じて、仮説を立てて物事を進める姿勢や、研究成果を得るために努力したこと、その努力の方法からあなたの人柄を読み取っています。
学業や研究内容をガクチカにすることは、結果・過程・専門性などをアピールできるため採用担当者に興味をもってもらいやすいでしょう。一方で、志望企業の事業や職種と研究内容が直接関係ない場合もあるため、専門用語はできるだけかみ砕き、誰にでも伝わりやすい言葉で話すことが大切です。
「REALME」を活用し客観的な分析を取り入れたガクチカをぜひ作成してください。