就活の面接でよく聞かれる質問集!回答例を解説します

就活の面接でよく聞かれる質問集!回答例を解説します

この記事のまとめ

  • 面接でよく聞かれる質問には、自己紹介や自己PR、長所を尋ねるものがあり、これらに答える際は具体的な経験を交えて自分の強みを伝えることが大切。
  • アルバイト経験に関する質問では、単なる仕事内容の説明ではなく、そこで得たスキルや学びを企業の求める能力に関連づけて伝えることが重要。
  • 各質問への回答は、自分の強みや経験を企業のニーズにどう役立てるかを意識して、簡潔かつ効果的にアピールすることが成功の鍵となる。

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目次

就活の面接でよく聞かれる質問と回答例15選

就活の面接において、よく聞かれる質問と回答例を紹介します。面接で聞かれた際に、スムーズに回答できるように準備をしましょう。

自己紹介をお願いします  

就活の面接で必ず質問されるものが、自己紹介です。就活生の基本的な情報を確認するために質問されます。

自己紹介をするときのポイントは、自分のことを分かりやすく伝えることです。回答例を以下に示します。

【回答例】△△大学□□学部○○学科4年の(氏名)と申します。○○学科(ゼミなど)での学びと経験を御社で活かしたいと思います。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

自己PRをお願いします 

自己PRでは、あなたの強みやスキルをアピールしましょう。企業が、あなたの強みやスキルを把握して、自社に合っているかどうかを判断するための質問です。

自分を採用すると企業にどのようなメリットがあるのか、入社後に自分の強みをどのように活かせるのか伝える必要があります。例文は以下の通りです。

【回答例】私の強みは責任感の強いところです。大学では○○部に所属し、部長として部活の運営に携わりました。チームとして日々厳しい練習に取り組めるよう、部員ひとりひとりの心身状況を把握しながらサポートしてきました。部長の経験をもとに、いかなる課題にも積極的に責任を持って取り組みたいと思っています。

長所を教えてください 

企業は、長所を聞くことで、就活生が自己分析をできているかどうかを知りたいと考えています。

長所では、企業が求める人物像に合わせて強みやスキルをアピールします。自己PRと長所でアピールしたいことが同じ場合、文章や内容を変えて伝えましょう。例文を以下に示します。

【回答例】私の長所は、初対面の方とも自然にコミュニケーションを取れることです。入学当初は、人とコミュニケーションを取ることが苦手でした。しかし、○○部の部長となり、部員の心身状態を把握したり悩みを聞いたりすることで、自然とコミュニケーション能力が身につきました。コミュニケーション能力を活かし、顧客対応で貢献したいと思います。

アルバイト経験について教えてください

面接でアルバイト経験について尋ねられた際は、単に業務内容を説明するのではなく、そこで得たスキルや学びを伝えることが重要です。例えば、接客業の経験があるなら、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力を培った経験など具体的なエピソードを交えて説明しましょう。

また、それらのスキルを入社後どのように活かせるかを明確に伝えると効果的です。チームワークを学んだ経験があれば、社内協力や顧客対応に活かせることを強調できます。

【回答例】大学2年生の時から飲食店でホールスタッフとして働いていました。お客様対応を通じてコミュニケーション能力を磨き、忙しい時間帯にはチームワークの大切さを実感しました。特に、クレーム対応では冷静さと迅速な対応が求められ、問題解決力が身についたと感じています。これらの経験を活かし、御社でもお客様対応やチームでの業務に貢献したいと考えています。

最近気になる出来事やニュースはありますか

「最近気になる出来事やニュースはありますか」という質問では、応募者の関心や情報収集力が問われます。特に志望する業界に関連するニュースを取り上げ、その内容や理由、自分の意見を述べることで、業界への理解度や熱意をアピールできるでしょう。

そのため、日頃からニュースに目を通し、自分の考えを深めることが重要です。業界の最新動向を把握し、自分の意見を持つことで、面接時に説得力のある回答ができ、好印象を与えられるでしょう。

【回答例】最近、環境省が発表したプラスチックごみ削減の新しい取り組みに注目しています。私は環境問題に関心があり、日頃からエコ活動に取り組んでいます。このニュースを受けて、企業としても持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められていると感じました。御社の環境への取り組みにも共感しており、自分の意識と行動を活かして貢献したいと考えています。

学生時代に頑張っていたこと(ガクチカ)はありますか 

学生時代に頑張ったことから、問題解決力や説得力などを見極める質問です。自己PRや長所と比べると、幅広い視点からアピールできます。例えば、以下のような活動を回答に使えます。

  • 部活やサークル活動
  • アルバイト
  • ボランティア活動
  • 趣味 

頑張った理由やモチベーションを明らかにすると、物事に対する取り組み方をアピールできるでしょう。回答例は以下の通りです。

【回答例】私は学生時代に部活動に尽力しました。弓道部に所属し、部長を務めました。集中力が必要な競技であり、部員のモチベーションが全体的に低い点に課題がありました。そこで、練習の取り組みを見直し、定期的にグループミーティングの場を設けました。その結果、部員の意識が高まり、個人戦・団体戦ともに成績が上がりました。御社でも、部長の経験を活かして、課題への対策を実施したいです。

失敗(挫折)した経験を教えてください  

失敗した経験は、あなたの挑戦意欲やリカバリーする力を知るために問われます。あなたの失敗経験をネガティブに捉えるものではありません。

ポイントは、失敗を「どのように取り戻したか」「何を学んだのか」を伝えることです。回答例を以下に示します。

【回答例】私の失敗は、飲食店でアルバイトをしていたときに起こりました。その店では、米飯がなくなる時間帯を見計らって炊飯をしています。アルバイトを始めて間もない頃、炊飯には関わったことがなく炊飯のスタッフがすると思い込んだことが原因で、炊飯を忘れてお店の米が足りなくなりました。店長がすぐに気付きことなきを得ましたが、そのときに「新人だけどあなたもスタッフなんだから仕事には責任を持ちなさい、気付いたことがあるなら積極的に声をかけるように」と厳しく注意を受けました。このことから、いわれたことだけでなく、何事にも責任感を持って取り組むことの大切さを学びました。積極的に周囲のスタッフとコミュニケーションを取りながら全体の状況を把握するようになり、最終的にはリーダーを任されるようになりました。御社では、お客様と関わる機会が多いと聞いております。入社後は、積極的に先輩社員の方とコミュニケーションを取りつつさまざまな知識を吸収し、責任持ってお客様の役に立てるように動きたいと考えています。

尊敬している人を教えてください

面接で「尊敬している人」を尋ねられる理由は、応募者の価値観や人間性を知るためです。尊敬する人は、偉人である必要はなく、家族・上司・友人など身近な人でも構いません。

重要なことは、その人のどの点を尊敬しているのか、どのような影響を受けたのかを具体的に伝えることです。自分もその影響で向上心を持つようになったなどと述べることで、自分の価値観を明確に伝えられるでしょう。

【回答例】私が尊敬しているのは、ゼミの教授です。教授は学生一人ひとりに向き合い、的確なアドバイスをくださるだけでなく、新しい研究に挑戦し続ける姿勢を持っていました。また、研究で行き詰まった際には答えを直接教えるのではなく、ヒントを与えて考える機会を提供してくださいました。そのおかげで問題解決力が身についたと感じています。私もその姿勢を見習い、どのような環境でも成長し続けたいと考えています。

あなたを○○に例えると?

この質問では、自分の性格や特徴をどのように捉えているかが判断されます。動物や色、食べ物などがよく例として挙げられますが、重要なことは何に例えるかではなく、その理由を明確かつ論理的に説明できることです。

例えたものの特徴と自分の性格が一致するようにし、自分の強みが伝わるように考えをまとめ、説得力のある説明をしましょう。

【回答例】私を動物に例えるなら、カメレオンです。カメレオンは環境に応じて色を変えられる特徴がありますが、私も状況に適応する柔軟性を持っています。大学のグループワークでは、リーダーが必要な場面で積極的にまとめ役を務め、サポートが求められる場面では裏方に回りました。また、新しい環境でもすぐに馴染めるため、どのような職場でも早く戦力になれると考えています。今後も環境に適応しながら、自分らしさを活かして成長したいと考えています。

就活の軸を教えてください 

「就活の軸」は、価値観を知るための質問です。企業とのミスマッチを防ぐ目的もあります。

就活の軸において、企業が知りたい点は以下の通りです。

  • 人柄
  • 意欲があるか
  • 将来のビジョン など

入社後に、どのような仕事をしたいかやどのような役割を果たしたいかを明確に伝えましょう。また、似た質問として「仕事のやりがい」や「あなたにとっての仕事とは何ですか?」と質問されることもあります。

【回答例】私の就活の軸は、沢山の方の暮らしを支え豊かにする企業への入社です。お客様に商品を利用していただくことで、生活の質を向上させられるような企業に対して就職活動をしております。

志望動機を教えてください 

志望動機は、あなたの企業に対する理解度や興味を知るための質問です。難しく考えず「なぜその会社を志望するのか」「入社後に何を成し遂げたいのか」などを伝えるとよいでしょう。回答例は以下の通りです。

【回答例】私の志望動機は、御社のソフトウェア開発を通じて、多くの人の日常生活に深く関わり、価値を提供している点に惹かれたことです。大学時代に情報学部で学びを進める中、ソフトウェア開発は多くの人の日常を便利にするだけでなく豊かにすると感じました。特に御社は、日常生活に踏み込んだソフトウェアを開発していると伺っております。大学で学んだことを活かし、多くの人にとって馴染みやすいソフトウェア開発に貢献したいと考えています。

入社後にやりたいことはありますか  

企業は、就活生の入社後にやりたいことや目標を知って、自社とのミスマッチがないかどうかを見極めます。企業研究の内容をもとに、将来のビジョンを具体化したうえで答えましょう。回答例を以下に示します。

【回答例】私が入社後にやりたいことは、海外進出です。御社は、5年以内に海外進出し世界規模で販路を広げることを目標に掲げられています。大学時代に留学した経験を活かし、海外での営業活動に貢献したいと強く感じました。海外進出する際のメンバーに選ばれるよう、実績を上げたいと思います。

10年後どうなっていたいですか

10年後のキャリアを具体的にイメージし、企業の方向性と一致する目標を伝えることが重要です。自分の成長や会社への貢献内容を意識しながら、具体的なポジションや職務内容を示すことで、より明確なキャリアプランを描いていることをアピールできるでしょう。

また、企業の方針に合った目標設定を行うことで、志望意欲をより効果的に伝えられます。面接時には、自身の成長プランを具体的に述べ、企業にどのように貢献できるかを明確に示すよう心がけましょう。

【回答例】10年後は、御社の中核を担う存在として活躍していたいと考えています。入社後は業務を通じて専門知識を深め、経験を積むことを重視します。その後、プロジェクトをリードする立場を目指し、チームをまとめながら成果を上げられるよう努力も重ねるつもりです。特に、御社が注力している◯◯分野に貢献できるよう、専門スキルを高めたいと考えています。さらに、後輩や新人の育成にも携わり、組織の成長を支えられる存在を目指します。企業の発展に貢献しながら、自身も成長できるよう日々挑戦を続けたいと考えています。

他社の選考状況を教えてください 

他社の選考状況は、あなたの自社に入社する可能性や他社の評価を知るための質問です。企業は、内定を出すからには入社してほしいと考えています。

また、他社からの評価がどのようなものか把握する目的もあります。現状を、正しく伝えるようにしましょう。

【回答例】私は、IT・通信業界を中心に就職活動をしています。ソフトウェア開発を通じて日常生活を豊かにする企業を受けています。現在は、10社の選考を受けている状況です。4社が最終面接まで進み、3社が三次面接の結果待ち、3社が二次面接を終えたところです。

最後に何か質問はありますか 

「質問があるか」という逆質問は、企業に対する熱意を確認するための質問です。「質問はありません」と答えると、熱意がないと捉えられるリスクがあります。

質問は、何を聞いてもよいわけではありません。調べれば分かる質問は、マイナス評価につながるため避けましょう。例えば、以下のような質問です。

  • 残業時間
  • 給料
  • 有給休暇
  • 事業内容 など

逆質問では、疑問に思うことを解決できるチャンスです。理念を具体的に質問したり、より詳しい業務内容を質問したりするとよいでしょう。

就活の面接で欠かせない「逆質問」のおすすめ例

面接の最終盤、企業から「何か質問はありますか?」と逆質問を求められるときがあります。

ここでは、就活の面接で欠かせない「逆質問」の例を解説します。対策を事前にとって「逆質問」に万全に応えられるようにしましょう。

業務内容に関する質問

業務内容に関する逆質問は、企業への関心をアピールする際に役立ちます。

業務内容に踏み込んだ質問は、入社後の働き方を具体的に想像すると好印象につながりやすくなります。

【質問例】
「入社後、最初に担当する業務にはどのようなものが多いのでしょうか。」
「○○職の一日のスケジュールを教えてください。」

業務内容を逆質問する際は、企業や仕事内容を事前に調査したうえで質問するとよいでしょう。

具体的な質問をすることで、応募企業への強い関心と入社意欲をアピールできます。

必要なスキルに関する質問

逆質問を通じて、求められるスキルを理解しましょう。

入社後の成長意欲や具体的なキャリアビジョンを示せるため、面接官に好印象を与えられます。

【質問例】
「若手社員に求められるスキルや能力はありますか」
「今後業務を遂行するうえで、特に習得しておくと役立つ知識や技能はございますでしょうか。」

さらに面接官の答えを受けて「そのスキルはどのような場面で特に役立ちますか」のようにもう一段階深掘りした逆質問ができるよう準備すると、他の応募者と差をつけられます。

企業文化や社風に関する質問

企業文化や社風に関する逆質問は、入社後のミスマッチを防ぎ、企業への理解を深められます。

さらに、企業理念や社員の価値観に関心を持っていることを示すアピールにもつながります。

【質問例】
「企業理念が日々の業務のなかでどのように反映されているのかを、具体的なエピソードを交えて教えてください。」
「面接官が日々大切にされている価値観や行動指針について教えてください。」

自分が大切にする価値観や働き方と照らし合わせた質問を準備することで、入社後のギャップを減らし、自身が長く活躍できる環境かどうかを見極められます。

研修制度やキャリア形成に関する質問

研修制度やキャリア形成に関する逆質問は、成長意欲や長期でみた活躍をアピールできるためおすすめです。

入社後のスキル向上やキャリア形成に興味があることを示すことで、長期で考えて貢献したいという想いを伝えられます。

【質問例】
「新入社員研修後に上司や先輩社員からフィードバックを受ける環境はありますか。」
「部署間の異動や他拠点での勤務など、さまざまな業務を経験しながらキャリアアップできる機会はありますか。」

企業の業界特性や求める人材像を事前に調べたうえで、逆質問するとより効果的です。

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金融

金融業界は、信頼や正確性、リスク管理が重要視される業界です。志望理由を聞かれた際は、社会や企業の成長を支える姿勢を示し、自身に課せられた役割や責務をまっとうする責任感をアピールしましょう。リスク対応では、「情報収集・分析・判断」のプロセスを、具体的なエピソードを用いて説明できると効果的です。

【質問例】

「なぜ安定志向と言われる金融業界を志望したのですか?」

「リスクをともなう場面でどのように意思決定しますか?」

広告、マスコミ

広告業界やマスコミ業界で重視される能力は創造性や論理的思考力です。クリエイティブを発揮しつつ戦略的な働き方が求められる業界です。回答では斬新なアイデアへの着眼だけではなく、「なぜ効果があるのか」を答える思考を持ちましょう。またチーム連携が重要な業界でもあるため、協働を心がけたエピソードがあればより効果的です。

【質問例】

「あなたが魅力的だと思う広告・コンテンツとその理由は?」

「限られた予算や期限のなかで成果を出した経験はありますか?」

メーカー

メーカーの面接では、ものづくりへの関心はもちろん、品質や効率を追求する姿勢が求められます。自社の製品を褒めるだけではなく、粘り強さや協働力などの非認知能力をアピールする回答を心がけましょう。ユーザー視点で製品価値を語れるとさらに印象がアップします。またメーカー業界は試行錯誤が日常であるため、課題解決に関連するエピソードを効果的に活用しましょう。

【質問例】

「製品に対し、どのような価値を提供できると考えますか?」

「開発や改善において困難を乗り越えた経験を教えてください」

IT

IT業界は、情報の移り変わりが激しいことが特徴的です。変化に対応するための柔軟性や論理的思考力が求められる業界です。好奇心や継続的な学習姿勢を伝えるためのエピソードを活用しましょう。「何を学んだ」だけではなく「どのように業務に活かすのか」まで答えられると好印象を与えられます。

【質問例】

「技術の変化が激しいなかで、自身のスキルをどうアップデートしますか?」

「未経験領域の課題に取り組んだ際の学習プロセスを教えてください」

面接で聞かれる可能性がある「変わった質問」

企業によっては、応募者の対応力を精査するために、独自性の高い質問をされる場合もあります。ここでは、面接で聞かれやすい「変わった質問」についてご紹介します。予習していない質問をされても慌てずに、考えを整理しつつ自分らしい回答をしていきましょう。

自分を動物に例えると?

この質問では、発想力や自己理解の深さが求められます。どのような動物でも構いませんが「動物の特徴」「自分の強み」「企業への貢献」に一貫性を持たせることが大切です。動物の性質と「企業が求める人物像」との共通点を伝えましょう。

【回答例】

私はコツコツ努力を積み重ねる姿勢から「アリ」に例えられます。一見派手さはありませんが、目標に向けて継続的に行動でき、チーム全体の成果に貢献することを大切にしています。課題があっても仲間と協力しながら解決し、確実に前へ進む力が私の強みです。

あなたが嫌いになりやすい人の特徴は?

この質問は、人間性や価値観の審査が目的です。嫌いなタイプをただ否定するだけではなく「その相手と協働するために何を努力しているのか」を伝えましょう。対処方法を前向きに伝えられれば、コミュニケーション能力や精神的な成熟などもアピールできます。

【回答例】

一方的に意見を決めつけてしまう人は、少し苦手です。ただ、相手の背景を知らないことが原因だと考えるので、まず話を聞き、理解を深めるよう心がけています。価値観は違って当然と捉え、お互いの良さを活かせる関係を築けるよう努力しています。

今日の面接を自己評価すると何点ですか?

この質問で審査されるのは、自分を客観視する能力です。正直に答えるのが大切とはいえ、高すぎる点数は慢心や過信の印象を与えます。とはいえ低すぎる点数は自信の無さが伝わってしまうため、75〜85点程度に収めるのが無難です。点数の理由と改善点の両方を、端的に述べましょう。

【回答例】

85点です。自分の経験や強みをお伝えできたと感じています。ただ、御社の仕事内容との結びつきについては、まだ改善の余地があると感じました。次回は、より具体的な貢献イメージをお伝えできるよう準備したいと思います。

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面接の逆質問で避けるべき内容の質問とは?

面接の逆質問は自己PRの好機である一方、内容によってはかえって印象を悪くする恐れがあります。

ここでは、面接の逆質問で避けたい内容を紹介します。考えている質問が以下に該当しないか、あらためて確認しましょう。

避けたほうがよい内容になっているときは、別の逆質問を用意することをおすすめします。

条件面に関する内容

面接では、給与や福利厚生など条件面の逆質問は避けることが望ましいでしょう。

条件面に関する質問は、企業の理念や業務内容に対する関心が薄いと受け取られる可能性があるためです。

「給与はどのくらいの期間で上がるのか」や「福利厚生で特に充実しているものは何か」などの質問は避けたほうが無難です。

「何をするかよりも何をもらえるか」を重視している印象を与えかねません。

給与や福利厚生などの待遇面が気になる場合は、OBやOG訪問など、よりカジュアルな場で行うことをおすすめします。

「はい」または「いいえ」で答えられる内容

面接の逆質問で避けたほうがよい内容は、「はい」または「いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンです。

面接官が一言で答えると会話が終了し、応募者の関心や考えが伝わりにくくなるためです。

例えば「御社には研修制度はありますか」という質問は、面接官が「はい」「いいえ」と答えた時点で会話が終了します。

研修制度について聞きたいときは「御社の研修制度ではどのような内容や特徴がありますか」と具体的な情報を引き出せる聞き方を意識するとよいでしょう。

質問を工夫することで、企業理解の深さや志望度をより効果的にアピールできます。

「何もありません」「大丈夫です」といった内容

面接の最後に逆質問がないか問われた際、「何もありません」「大丈夫です」などの回答は避けた方がよいでしょう。

面接官は逆質問を通して求職者の志望度や業界理解、事前準備の程度を確認しています。

逆質問をしないと、「企業への関心が薄い」「入社後のイメージがない」などの印象を持たれる恐れがあります。

最低でも3つ程度、異なる角度からの質問を準備することが望ましいでしょう。

自分の関心や志望動機に基づいた質問を事前に用意し、前向きな姿勢を示すことが大切です。

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面接での回答ポイント

面接では、質問に的確で簡潔な回答が重要です。結論を先に述べ、その後に理由やエピソードを補足することで、分かりやすさが増します。

また、企業の理念や求める人物像に合致した内容を意識し、自信を持って話すと好印象につながるでしょう。

ここでは、面接での回答ポイントについて解説します。

自己分析を徹底して行う

面接で説得力のある回答をするためには、徹底した自己分析が欠かせません。  

自己分析が不足すると、自分の強みや価値観を一貫して伝えられず、面接官に印象を残せません。

徹底した自己分析によって、経験や志向を明確に言語化でき、説得力のあるPRが可能です。

自己分析の方法として、マインドマップを活用し、「自分」をテーマに「長所」「短所」「頑張ったこと」「将来の目標」などを整理すると効果的です。

各項目に具体的なエピソードや学んだことを結びつけると、自己分析が深まります。

自分の経験や価値観を深く理解し、具体的なエピソードを持って語れるように準備しましょう。

丸暗記しない

面接では、事前に準備した回答を丸暗記しないことが大切です。暗記した内容をそのまま話すと、緊張や予期せぬ質問で言葉に詰まる可能性があります。

また、不自然な話し方は、面接官に対して自分の考えが伝わりにくくなる可能性があります。そのため、回答の要点や流れを把握し、自分の言葉で話せるように準備することが大切です。

柔軟に対応できるよう、質問の意図を理解しながら考えを整理し、自然な会話を意識しましょう。

結論から述べる

面接では、質問に対する回答を短時間で分かりやすく伝えることが重要です。そのため、最初に結論を述べ、その後に理由や具体例を補足すると伝わりやすいでしょう。

特にPREP法(Point:結論・Reason:理由・Example:具体例・Point:再度結論)を活用すると、論理的かつ簡潔な説明が可能です。結論を明確に示すことで、面接官の理解を深められ、印象に残ります。面接官の興味を引くためにも、結論をしっかりと伝え、具体的な例を交えながら話すことを心がけましょう。

適切な言葉遣いを心がける

面接では相手に失礼のない、丁寧で正確な言葉遣いを徹底しましょう。

面接官は学生の言葉遣いを通して、社内外の関係者と円滑なコミュニケーションを取れる人物かどうかを判断しています。

例えば、「〜っす」や「マジで」などのカジュアルな表現は、面接官に「状況に応じた言葉遣いができない」印象を与えかねません。

また、「ご苦労さまです」「拝見させていただきます」など誤った敬語を使うと、ビジネスマナーを理解していないとみなされる恐れがあります。

常に「~です」「~ます」などの丁寧な言葉遣いを意識します。

面接前に敬語の基本ルールを復習し、間違いやすい表現を確認することが大切です。

面接官の目を見て話す

面接の回答では、面接官の目を見て話すように努めましょう。つねに泳いでいる目線は落ち着きのなさを、俯いてばかりの目線は自信のなさを感じさせます。相手をまっすぐ見て話すだけで、同じ回答であっても与える印象が大きく変わります。

また目線だけではなく、声のトーンやボリュームも大切です。どれほど良い内容でも、面接官に正しく伝わらなければ本末転倒です。大きすぎる声はノイズとなってしまうため、日頃から周囲のサポートも借りつつ「丁度いい音量」を調整していきましょう。

なるべく数字を用いる

面接中に、ガクチカや自己PRで努力の結果や成果を伝える際は、なるべく数字を用いて定量的に伝えるように心がけましょう。具体的な数字が用いられたエピソードは説得力が上がり、面接官も情景をイメージしやすくなります。

「売上が〇%上がった」「TOEICの点数が〇カ月で〇点上がった」など、数字で明確に変化をアピールしていきましょう。また、資格名や大会名の固有名詞を使いつつ、専門的な単語は避けるように心がけてください。

面接練習をする

面接で自信を持って話すためには、事前の練習が不可欠です。本番の面接を想定し、質問リストをもとに模擬面接を行うことで、回答の精度を高められます。

特に入室のマナーや話し方、目線の使い方などを意識しながら、本番を意識した練習を繰り返すと効果的です。また、異なる相手と何度も練習を行うことによって、さまざまな質問に対応する力が身につきます。

面接に慣れることが基本であり、実際の場面に近い環境での練習を重ねることで、自然体で自分の考えを伝えられるようになるでしょう。

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AI面接を通して志望企業の内定判定を確認 

REALME」では、AIとの面接を通して志望企業の内定判定を確認できます。「REALME」が持つ多くのデータから、あなたと最終面接まで進んだ就活生の能力を比較して、内定判定を可視化します。この判定をもとにすれば、面接の質問回答の質を向上させられるでしょう。

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合格ラインの学生の回答が見られる 

REALME」では、合格ラインに至った学生の回答を閲覧できます。志望企業の合格ラインを突破した就活生のエントリーシートだけでなく、AIとの対話もテキスト形式で確認可能です。

これらのデータと自分の回答を比較すれば、本番に向けてより具体的な対策ができるでしょう。

自分の強みと弱みが分かる 

REALME」は、客観的な自己分析にも役立ちます。AIとの面接結果や判定をもとに、自分の強みと弱みを分析できるでしょう。また、AIからのフィードバックも受けられることも特徴のひとつです。

自己分析した結果は、志望企業が自分とマッチするかどうかの判断材料としても活用できます。

よく聞かれる質問の対策をして面接に臨もう!

就活の面接には、定番の質問内容が存在します。各質問における企業側の意図を踏まえて、適切な回答を心がけましょう。また、全ての回答に一貫性を持たせることも重要です。

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