「ガクチカでゲームを使う際のコツは?」
「ガクチカでゲームに注力したことをアピール際のポイントを知りたい」
ガクチカでゲームを使いたいが、どのように作成すればよいかと悩んでいませんか。ガクチカに趣味は使えないと感じている就活生は少なくありません。ただし、学生時代に最も力を入れてきたことがゲームであれば問題ありません。
本記事では、ガクチカでゲームが使える理由やアピールする際のポイント、ゲームを使ったガクチカ作成の注意点について解説します。記事の最後に、株式会社ABABAが提供する「REALME」も併せて紹介しています。「REALME」はAI面接による客観的な自己分析を提供してくれるサービスです。コツを押さえ、採用担当者へ届くガクチカを作成しましょう。
ガクチカで「ゲーム」が使える理由
ゲームに関するエピソードをガクチカに使えるか不安な人もいるのではないでしょうか。ガクチカでゲームが使える理由は以下3つです。
- エピソードが重要視されない
- 面接で回答しやすい
- ガクチカでは高い成果がなくてもよい
学生時代に最も力を入れたことであれば、ゲームも立派なガクチカです。ガクチカに選定する理由を明確にし、自信を持ってガクチカの作成に活かしましょう。
エピソードは重要視されない
1つ目の理由は、エピソードは重要視されないことです。採用担当者は、エピソード以外のポイントを見ています。
- ゲームを経て得た学び
- 価値観や姿勢
- モチベーションの根源
上記の点より、ガクチカに趣味であるゲームやサークル活動など学生時代に頑張ったことを選び深堀できるとよいでしょう。ただし、単に楽しかったこと以外に、苦労したエピソードやその時のマインドを詳細に伝える必要があります。
面接で回答しやすい
2つ目は、面接で深掘りされた際に回答しやすいことです。一方で、採用担当者に注目してもらうために、嘘や誇張した内容をガクチカに記載してはいけません。面接で質問された場合に回答できなかったり、回答に一貫性がなくなる場合があります。採用担当者は、人材採用のプロです。嘘や誇張したガクチカは見抜かれてしまい、マイナスな印象を与える可能性もあるため、経験にもとづいたエピソードをガクチカに交えましょう。
職種によっては、ゲームに深い興味を示す企業もあります。ゲームは趣味である一方、仕事に精通する点があることを伝えられるとよいでしょう。
ガクチカでは高い成果がなくてもよいため
3つ目は、ガクチカでは高い成果がなくてもよいことです。ガクチカは、成果を自慢する場ではありません。
以下の2点を押さえて、ESに記載しましょう。
- 苦労したこと
- 努力をして得られた結果(成果)
ガクチカは成果ではなく、達成するまでに何に苦労し、どのように対応してきたかなどの過程が重視されます。つまり、高い成果をあげた就活生が必ずしも内定に有利になるわけではありません。
ゲームをガクチカにしてアピールできる項目
ここでは、ゲームの経験をガクチカにする際に、アピールできる項目をご紹介します。ゲームを含む娯楽要素をガクチカに使うときは、体験から学んだ要素を明確にすることが大切です。ゲームに真剣に取り組んでいた過去を振り返り、学びを明文化していきましょう。
さまざまな情報を集める「情報収集能力」
ゲームのガクチカにおけるアピール要素として、情報収集能力が挙げられます。ゲームを円滑に攻略していくためには、さまざまな情報を集めるプロセスが欠かせません。ゲームを本気で楽しむ人ほど、効率的にプレイするための情報を集める能力が自然と向上していきます。
公式サイトや攻略サイトだけではなく、SNS情報や個人ブログなどもリサーチすることで、幅広いメディアから情報を収集する力が育まれます。リサーチの過程では、信ぴょう性の高い・低い情報を取捨選択する能力も鍛えられるでしょう。
周囲を巻き込む「リーダーシップ」
ゲームの内容によっては、周囲を巻き込むリーダーシップも育成されます。リーダーシップは、企業からのニーズが高い非認知能力の一つです。すべての人が持っている能力ではないからこそ、メンバーをまとめられる力を持つ人は重宝されます。
たとえば複数人でチームを組んで敵を討伐するゲームや、みんなで力を合わせて一つの作品を作るゲームで遊んだ経験がある人は、まとめ役としての経験をアピールしましょう。リーダーとしての課題を乗り越えたエピソードがあればなお良しです。
計画を立てて実行に移す「計画力・実行力」
ゲームの攻略のためには計画性が必要です。たとえばボスを倒すためのレベルアップや、オブジェクト作成のための素材集め、攻略ルート開拓のためのサブイベント回収なども、計画性や実行力の賜物といえるでしょう。
対人戦のゲームであっても、相手の倒し方を発見するためには入念な計画や改善が求められます。ゲームスキルを段階的に上げられる人は、計画・実行の両面で高い能力を持っているといえます。とくに『マインクラフト』のようなサンドボックスゲームは、計画力をアピールしやすいジャンルです。
思い切りが求められる「判断力・決断力」
ゲームでは、ときに思い切りや勇気が求められるシーンがあります。たとえば強いボスに挑むためにダンジョンの奥に進むとき、貴重なアイテムを購入するために大金を支払うときです。リターンを得るためにリスクを負う選択では、判断力や決断力が磨かれます。
判断力と決断力は仕事で活かせるケースが多く、プレッシャーの大きな場面での立ち振る舞いにも影響します。選択次第でシナリオが分岐するタイプのゲームでも、大きな決断が必要になりますよね。決断力・判断力は、アクション・ロールプレイング・ノベル・シミュレーションなど、幅広いジャンルのゲームで鍛えられる能力です。
ガクチカでゲームをアピールするコツ
ガクチカでゲームをアピールするには、コツが必要です。ここでは、以下3つのコツについて解説します。
- さまざまなアピールポイントと結び付ける
- ゲームに力を入れた理由を伝える
- 業界によっては好印象を残せる
コツを押さえ、採用担当者の興味を引くガクチカを作成しましょう。
さまざまなアピールポイントと結び付ける
ガクチカにゲームを記載する際は、さまざまなアピールポイントと結びつける必要があります。採用担当者がゲームに詳しくない限り、内容が伝わりにくい一方で、さまざまなアピールポイントがあることも事実です。以下の点を踏まえて伝えると、ガクチカに説得力が増し採用担当者にも自己アピールができるでしょう。
- チームワーク
→オンラインを通してチームで協力し目標を達成 - 問題解決する能力を鍛えられる
→ゲームをクリアするまでに問題解決した過程 - 目標達成する能力の向上
→ゲームをクリアする目標に向かって計画的に行動した結果
このように、ゲーム経験から身についたことをアピールすることが可能です。
ゲームに力を入れた理由を伝える
ゲームに力を入れた理由について伝えることも大切です。趣味をガクチカとして伝える場合、採用担当者によっては「ガクチカがなかったのか」とネガティブにとらえられる場合があります。そこで、「ゲームに最も力を入れた理由は」など、あえてゲームに力を入れた理由について伝えるようにしましょう。また、どのような目標や目的を持ってゲームに取り組んだかを具体的に記載することもポイントです。
業界によっては好印象を残せる
ガクチカにゲームを使った場合、業界によっては好印象を残せるケースがあります。以下のようなクリエイティブスキルが求められる職種の場合、ガクチカにゲームを使うと好印象を残せるでしょう。
- ゲームソフト業界
→ゲームへの深い理解、開発に対する情熱、分析能力、攻略の企画力など - ゲームハード業界
→ゲームの幅広い知識、最新技術に対する関心、ハードウェア知識など - CG業界
→CGへの関心、CG作成経験など - SE業界
→ゲームプログラミングへの興味
各業界に必要なスキルを把握してアピールするとより採用担当者の興味を引きます。
ゲームにする際の注意点
ガクチカで、ゲームが使える理由やコツについて解説してきました。ここからは、ガクチカにゲームを使う際の注意点を3つ解説します。
- ガクチカがないからゲームを選んだと思われないようにする
- チームワークが伝わりにくい
- 専門用語は避ける
趣味をガクチカに使う際は注意が必要です。注意点を理解し、内定獲得につながるガクチカを作成しましょう。
ガクチカがないからゲームを選んだと思われないようにする
ガクチカがないため、ゲームを選んだと思われないようにしましょう。最も力を入れたことが、ゲームだったためガクチカに選定しましたが、内容次第では「ガクチカがない」と伝わってしまう可能性があります。
そのため、ゲームを経験して得たスキルを具体的に伝え、どのように仕事へつなげられるかを説明することが必要です。採用担当者に「単なる趣味」と捉えられないように工夫しましょう。
チームワークが伝えにくい
チームワークが伝わりにくい点にも注意が必要です。なぜならば、ゲームは個人プレーだと思っている採用担当者も多いためです。そのため、コミュニケーション能力や協調性がないと捉えられることもあるでしょう。ゲームは個人プレイだけではない点や、複数人でのプレイ経験やオンラインゲームで外国人と交流し外国語が話せるようになったなど、ゲームで得た経験を具体的に伝えます。ゲームに注力して得たスキルを前向きにアピールしましょう。
専門用語は避ける
専門用語は避けましょう。理由は、採用担当者が必ずしもゲームに精通するとは限らないためです。専門用語を使うとゲームに精通していることをアピールできると感じている方も少なくありませんが、知識の少ない採用担当者には正しく意図が伝わりません。場合によっては、理解されず興味を持ってもらえないこともあるでしょう。専門用語を使う際は、補足の説明を入れるなど注意が必要です。ガクチカにゲームを使う際は、予めゲームをしたことがない人に説明することを想定し、記載するようにするとよいでしょう。
定性的な内容で終わらせない
ガクチカでゲーム経験をアピールする際は、定性的な内容で終わらせないことが大切です。学びの背景としてゲーム内容を話すことは問題ありませんが、うまく成果につなげられなければ「ただのゲーム内容紹介」になってしまいます。
ゲームのガクチカでは、定量的な要素を用いて成果をアピールすることが大切です。ゲーム内のステータスやランキングの順位など、数字で表せるデータは積極的に活用していきましょう。大会出場の経歴や、プレイ動画の再生数などの数値があればより効果的です。
暴力的なイメージのあるゲームを選ばない
ゲームの経験をガクチカに採用する際は、暴力的なイメージのあるゲームを選ばないように心がけましょう。ゲームと一言で言ってもさまざまな種類があるものです。ギャングや暴走族がメインキャラクターとして活躍するゲームや、セクシーな描写が多いゲームは、面接官の心象を下げてしまうでしょう。
作品のレーティングが全年齢対象の「CERO-A」であれば問題ありません。内容によっては、12歳以上対象の「CERO-B」でも良いでしょう。15歳以上対象の「CERO-C」以降の作品は、ガクチカは避けるべきです。
ゲームをガクチカにする際の参考例文
ここでは、ゲームをガクチカにする際の参考例文を3つご紹介します。ガクチカの作成では「結論ファースト」から始めつつ、学びを「企業への貢献」に結びつけて締めるのが基本。エピソードを通して情報を肉付けしつつ、説得力のあるガクチカを作成しましょう。
コミュニケーション能力を発揮した内容の例文
私は『Apex Legends』というチーム制バトルロイヤルゲームで、仲間との連携を重視し勝利を目指しました。課題は、メンバー間で情報共有や役割分担が不十分で勝率が安定しないことでした。そこで私は、試合前に役割を決め、ボイスチャットで位置や敵情報を簡潔に伝えるルールを作成しました。また、試合後には改善点を共有し、チームの課題を整理しました。結果、戦術が洗練され、シーズン終盤にはランク上位5%に到達しました。この経験で得た「円滑な意思疎通と課題共有」の重要性は、企業でのプロジェクト進行やチームワークにおいて大きな武器になると考えています。
計画力や実行力を発揮した内容の例文
私はサンドボックスゲーム『Minecraft』で、大規模な街づくりプロジェクトを友人と進めた経験があります。当時の課題は、漠然としたアイデアだけでは完成度の高い建築物を作れず、途中で作業が停滞することでした。そこで私は、建設計画を段階的にまとめ、必要な資材や作業担当を一覧化しました。さらに、進捗を確認するためのチェックリストを作成しました。この計画に基づき、定期的に進捗共有を行いながら作業を進めた結果、予定より早く街全体を完成させることができました。計画を立て、それを粘り強く実行する力は、企業でのプロジェクト管理や課題遂行に生かせると確信しています。
目標を達成した内容の例文
私は『ファイナルファンタジーXIV』というオンラインRPGで、最高難易度のボス討伐を目指しました。課題は、複雑なギミックやタイム制限、メンバー全員の動きの正確さが求められる点でした。私は攻略動画や資料を調べ、自分の役割を徹底的に練習し、さらに、ギルドメンバーへの戦術共有やリハーサルを繰り返し、全員の動きを統一しました。結果、数週間の挑戦を経て討伐に成功できました。この経験で得た「明確な目標設定と努力の積み重ね」は、困難な課題にも粘り強く取り組み成果を出す力として、企業活動に生かせると考えています。
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ゲームをガクチカにする際には仕事に結びつけて伝えよう
ゲームをガクチカに使う際は、仕事に結び付けて伝えることが大切です。ゲームをガクチカにすることでほかの就活生と差別化できるでしょう。一方で、伝え方によってはネガティブにとらえられることもあります。ガクチカではゲームから得たスキルや経験を伝えるようにしましょう。また、過激なゲームのエピソードは避けることをおすすめします。
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