飲食店アルバイトのガクチカで使えるエピソードと例文を紹介します!

ガクチカ アルバイト 飲食店 例文

就職活動でガクチカを求められたとき、アルバイト先でのエピソードを上げる人は多いでしょう。飲食店アルバイトの経験をガクチカにする場合について紹介します。

使いやすいエピソードの例や例文を紹介するため、参考にしてください。

また、記事の後半では、就職活動に役立つAI面接サービス「REALME」についても紹介します。

>>REALMEの詳細を見てみる

目次

企業がガクチカで見ている評価ポイント

まずは、面接官がガクチカでチェックしている評価ポイントをご紹介します。ガクチカは、学生時代の経験をただ発表するだけのエピソードではありません。経験を通し、自分の人柄や経験、企業への貢献のかたちをアピールする手段なのです。

人柄「どんな人なのか?」

企業がガクチカでチェックしているポイントとして、人柄が挙げられます。同じような課題に直面したとしても、人によって着眼点や抱える課題、解決方法などは異なるものです。ガクチカでは、「どのような点を乗り越えるべき課題として認識したのか」から、応募者の人柄を審査しています。

企業は、自社の風土や文化に馴染める人材と一緒に働きたいと考えています。たとえば企業が求める人材が、周りと支え合える人材なのか、論理的な思考が得意な人材なのかによって、ガクチカのアプローチも調整する必要があるでしょう。

意欲「なぜがんばるのか?」

課題解決や仕事に対する意欲も、企業がガクチカでチェックしているポイントの一つです。企業はガクチカを通し、応募者の行動原理や、モチベーションの源泉となる要素について分析します。

ただ「学業やアルバイトなどに前向きに取り組んだ」だけではなく「なぜがんばったのか、がんばれたのか」をアピールすることで、人柄をより深く伝えられるでしょう。ガクチカでは結果そのものではなく、結果に至るまでの心の動きやプロセスが重視されます。

学び「何を学んできたのか?」

ガクチカにおける「何を学んできたのか」も、面接官が知りたい情報です。たとえば「難関資格への挑戦と合格」は、ガクチカとして効果的なエピソードの一つ。しかし学業で得た結果が表面的な「資格取得」だけでは、アピールとして物足りません。

学びのなかで得た「計画力における自分の弱点と克服」、「苦しいときでも継続するための忍耐力の取得」「モチベーション維持のための取り組み」など、過程における学びを面接官は知りたいのです。学びがあるからこそ、入社後に再現性のある強みが発揮されます。

論理力「どう話すのか?」

ガクチカでは、短いと1分程度、長くても3分程度のアピール時間が与えられます。文字の場合でも、最低300文字前後は必要になるでしょう。企業はガクチカにおいて、論理的な説明力や伝達力、表現力もチェックしています。

「物事を正しく、わかりやすく、相手に合わせたトーンで伝えられるか」は、社会において重要な能力の一つです。とくに客観性のある説明や、データや数値に基づいた説得力のある表現などは、審査における重要な要素として取り組まれています。

飲食店アルバイトのガクチカで使えるエピソード

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略ですが、学校でのエピソードでなくても構いません。アルバイト先のエピソードを用いる就活生も多くいます。

ここでは、飲食店アルバイトで得られる経験のうち、ガクチカに使えるものを紹介します。

接客 

接客の経験は、多くの職種で高く評価されるエピソードです。

飲食店のアルバイトでは顧客対応が求められることから、ガクチカにできるエピソードが多いでしょう。接客に関連するエピソードからは、お客様への傾聴力や、問題解決方法の提案力などのアピールがしやすいといえます。コミュニケーション能力や協調性のアピールとしても適しているでしょう。

マネジメント 

飲食店のアルバイトで、シフト管理や在庫管理、新人教育などのマネジメント業務を経験した人もいるでしょう。

通常のアルバイトでは任されることの少ないマネジメント業務を担当した経験は、ガクチカで大きなアピールポイントになります。

マネジメント業務の経験からスケジュール管理能力や柔軟な対応力をアピールできます。また、リーダーシップや責任感を強調でき、将来的な成長の可能性を企業側に感じてもらえるでしょう。

売上向上 

売上向上のために提案を行った経験があれば、ガクチカとして発表できます。売上は成果がはっきりと数値化できるため、効果が分かりやすく努力やスキルの程度が伝わりやすいテーマだといえるでしょう。

売上向上のために貢献したといえるエピソードは、品出しの工夫や、チラシ・ポスターなどの作成、メニューの提案や導線の改善などです。売上を向上させるような経験に関わった人は、その過程や結果をガクチカに盛り込み、積極的にアピールするとよいでしょう。

人間関係 

飲食店では顧客と店員のコミュニケーションだけではなく、スタッフ同士の協力が不可欠です。そのため、チームワークや人間関係にまつわるエピソードも、ガクチカとして活用できます。

スタッフ間での意見交換や新人スタッフのサポートなど、円滑な業務運営に貢献した経験があれば伝えましょう。具体的にスタッフ内でどのような課題があり、その解決にどのように貢献したのかを詳細に説明すると、分かりやすいガクチカになります。

飲食店アルバイトのガクチカ例文

飲食店アルバイトでの経験をガクチカとして伝えるとき、どのように伝えればよいのか分からない人も多いでしょう。ここでは、飲食店アルバイトのガクチカについて例文を紹介します。

ホールスタッフ 

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト先の飲食店で従事していたホールスタッフ業務です。
もともと私がアルバイトを始めた理由は、接客能力やコミュニケーション能力を身につけたいと思ったためです。アルバイトでは常に周りを確認し、顧客の要望にいち早く気づくように意識した結果、多くのお客様に感謝の言葉をいただきました。この経験から、相手の反応を見て行動することや、チームの和を意識して業務を進めるスキルが身に付きました。
貴社への入社後は、アルバイトで培った経験や能力を活かし、チームの一員として業務に貢献したいと考えています。

キッチン 

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト先の飲食店で従事したキッチンスタッフ業務です。
キッチンスタッフのアルバイトを選んだ理由としては、もともと調理が好きだったことに加えて、効率的に業務を処理する能力を身につけられるのではないかと思ったからです。アルバイトでは業務をスムーズに進められるよう、作業手順の無駄を見直し、周囲に提案して効率化を図りました。この経験から、効率的な手順を自ら考えて構築する力と、問題解決のための柔軟な考え方が身に付きました。
貴社への入社後は、アルバイト先で培った課題解決力を生かし、成果を出したいと考えています。

リーダーシップ 

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト先の飲食店でバイトリーダーとして務めたことです。
私がバイトリーダーになった当初は業務の割り振りが不十分だったことで、オペレーションに混乱がありました。そのため、私はシフト管理やポジションを見直し、業務の流れを円滑にしました。その結果、スタッフが効率よく働けるようになり、商品の提供時間を平均15%短縮することに成功しました。
貴社への入社後は、アルバイト先で身につけたリーダーシップやチームをまとめる力を活用し、業務に貢献したいと考えています。

居酒屋 

私が学生時代に力を入れたことは、居酒屋でのアルバイトです。
記憶に残っていることは、近隣に競合店がオープンし、売上が伸び悩んでいた時期についてです。その際、売上向上のために市場調査を行い、SNSによる宣伝効果が売上に大きく関わることを発見し、当店のスタッフで協力して味だけではなく視覚的にも魅力的なメニューを考案しました。この取り組みの結果、新規顧客を多く惹きつけることに成功し、売上を前年比から20%ほど向上させることに成功しました。
貴社への入社後はこの学びを活かし、市場のニーズを把握しながら柔軟な発想で組織に貢献したいと考えています。

カフェ 

私が学生時代に力を入れたことは、カフェでのアルバイトです。
私がアルバイトを始めた当初、インターネット上のレビューは3.5と平均的な数値でしたが、店員の対応がよくないという意見があることが課題でした。そこで私は、お客様に商品についての丁寧な説明やお客様に合わせた商品の提案を始めました。その結果、店舗のレビューの数値は4.0に改善し、接客についてお褒めの言葉をいただくことも増えました。
貴社への入社後はこの経験を活かし、顧客満足度の向上に貢献したいと考えています。

コンビニ 

私が学生時代に力を入れた出来事は、コンビニでのアルバイトです。
アルバイトの開始から半年ほど立った時期に発注作業を任されたものの、最初は調整が上手くいきませんでした。そこで私は発注のロスを減らすため、商品の利用率や購入単価などについて分析し、ニーズに合った商品を仕入れられるように努めました。この結果、年間売上を前年から20%伸ばすことに成功しました。
貴社への入社後はこの経験を活かし、自ら考えて行動しながら業務に貢献したいと考えています。

オープニングスタッフ

私が学生時代に力を入れたことは、飲食店のオープニングスタッフとして働いた経験です。
新規開店のため、接客方法や業務手順が全く整っていない状況であり、スタッフ間の連携不足が課題でした。そこで私は、マニュアルの作成や情報共有の仕組みづくりに積極的に関わり、スタッフ全員が同じ基準で業務を行えるよう工夫しました。その結果、店舗運営が安定し、オープンから3か月で売上が計画比120%を達成しました。
貴社への入社後はこの経験を活かし、課題に対して主体的に改善策を考え実行したいと考えています。

新人教育

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト先での新人教育です。
繁忙期に新人が増えた際、仕事の習得が遅く業務に支障が出ることが課題でした。そこで私は、仕事を段階ごとに分けて教える方法や、チェックリストを活用した指導を行いました。また、質問しやすい雰囲気づくりを心がけ、相談役としてもサポートしました。その結果、新人の定着率が高まり、シフトの安定につながりました。
貴社への入社後はこの経験を活かし、周囲と協力しながらチームの成長に貢献したいと考えています。

飲食店ガクチカを書く際のNGポイントと改善点

ここでは、ガクチカで飲食店経験を書く際のNGポイントや、内容の質を向上させるためのポイントをご紹介します。飲食店経験は周りと被りやすいジャンルだからこそ、ライバルとの差別化が大切です。自分ならではの経験や着眼を踏まえ、強みをアピールしていきましょう。

高校時代のエピソードを選んでいる

飲食店のガクチカを書く際は、高校時代ではなく、必ず大学時代のエピソードを選びます。高校時代のエピソードを使うと、面接官に「大学在学中は何も取り組んでいなかったのか?」と疑念を抱かれてしまうでしょう。

もし「高校時代のアルバイトのほうがやりがいがあったし、活躍できた」と思っていても、絶対に使わないように心がけてください。大学時代のエピソードを使うことを前提に、経験や出来事を多角的な視点で経験で捉え、表現の幅を広げていきましょう。

嘘や誇張が混じっている

ガクチカではつい自分を大きく見せたくもなりますが、嘘や誇張が入らないように機をつけて作成してください。採用担当者は、日々多くの就活生と相対しています。嘘や誇張を入れたエピソードは、対話や深掘り質問のなかでバレやすく、大きなマイナス評価になります。

事実の範囲内で多少脚色するのは大きな問題にはなりませんが、明らかな虚偽の内容は絶対にNG。もし事実とは異なる内容で受かった場合でも、二次面接、三次面接で整合性が取りにくくなります。

専門用語や内部事情を使っている

飲食店のガクチカ作成では、専門用語を使ったり、内部事情を話したりしないように心がけましょう。たとえば「カスター」や「デシャップ」などは、飲食店特有の言葉。飲食業界に触れたことがない面接官にとっては、何を言っているのか伝わらず情景が想像できません。

その結果、「相手のことを考えられない人だ」という印象を抱かれてしまいます。またガクチカのエピソードに内部事情を取り入れると、セキュリティやコンプライアンスへの意識が低い人物だと評価されてしまうでしょう。

採用担当者に伝わる文章構成になっていない

飲食店経験に限った話ではありませんが、ガクチカ作成では論理的にまとまった文章を意識する必要があります。どれほど魅力的な経験であっても、採用担当者に伝わる文章構成になっていなければ本末転倒です。

PREP法(最初に結果を伝え、結果を肉付けするような形でエピソードや背景を話していく手法)を心がけつつ、「何を伝えたいのか」が明確な内容を作成しましょう。論理的な文章は、思考力やコミュニケーション能力、想像力などをアピールするための武器にもなります。

「REALME」で他の就活生のガクチカが見られる!

面接や書類提出の前に、用意したガクチカの内容が適切かを確認したい方には、AI面接サービス「REALME」の利用がおすすめです。

「REALME」では、AIとの模擬面接を通じて回答内容を分析し、適性や改善点をフィードバックしてもらえます。選考に向けてガクチカや自己PRをさらにブラッシュアップするためのツールとして活用してみましょう。

>>REALMEの詳細を見てみる

志望企業の内定判定を確認 

考えたガクチカが企業からどのような印象を持たれるかは、選考開始前に判断しにくいでしょう。そのようなときは「REALME」がおすすめです。 AIとの面接結果から現状での内定確率を判定できます。

AI面接によって内定率が低いと判断されたときは、フィードバックを活用して文章を改善するとよいでしょう。

合格ラインの学生のガクチカを閲覧 

ガクチカについてどのように答えればよいのか分からない人もいるでしょう。

REALME」では、志望企業の合格ラインに達した人の回答を閲覧できます。ガクチカを作成するときは、過去の合格者の回答を参考にするとよいでしょう。

自分の強みと弱みを定量化 

REALME」は、AI面接の結果から回答者の強みと弱みをグラフで可視化してくれます。これによって、自身の適性を客観的に判断できるようになるため、ガクチカが書きやすくなります。

ガクチカによって伝えられる自分の強みが何なのかを把握できれば、エピソード選びや構成などの方針が見えるでしょう。

飲食店アルバイトのガクチカで自分をアピールしよう!

飲食店アルバイトの経験は、コミュニケーション能力や課題解決能力をアピールするうえで有効です。ガクチカでどのようなエピソードを話せばよいのか迷っている人は、候補に入れてみましょう。

自身の強みと弱みを客観的に把握し、ガクチカの文章を改善したいときは、「REALME」の活用がおすすめです。AIとの面接結果から、ガクチカに活かせる自分の強みが分かります。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次