就活のお礼メールについて、書き方のポイントや送るときの注意点を解説します。就活のお礼メールは、できるだけ当日中に送るのがポイント。どのような内容で書けばいいかわからない方のために例文もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
就活のお礼メールとは
就活におけるお礼メールとは、説明会やOB・OG訪問、面接などの後に、担当者に対して感謝の気持ちを伝えるメールのことです。自分のために機会を提供してくれたことへの謝意を表し、当日の振り返りについて簡潔に述べましょう。
お礼メールによって採用合否の結果が変わることはほぼありません。しかし、企業の担当者からポジティブなイメージを抱いてもらえたり、印象に残りやすくなったりする可能性があります。
就活のお礼メールの書き方
ここからは、就活のお礼メールの具体的な書き方について解説します。お礼メールを書く時の手順は以下の通りです。
1. 件名|内容がわかるように書く
2. 宛名|正式名称で入力する
3. 本文|感謝の気持ちを伝える
4. 締めの挨拶|定型文でもOK
5. 署名|連絡先まで記載する
1. 件名|内容がわかるように書く
就活のメールでは、必ず件名を記入します。ポイントは、相手がメールを開く前に内容がわかるように工夫することです。
お礼メールであれば「〇月〇日の面接のお礼/〇〇大学(名前)」といったように、内容とあわせて自分の名前も記入するとわかりやすいでしょう。
2. 宛名|正式名称で入力する
ビジネスメールでは、相手の宛名や社名を入れるのが基本です。必ず正式名称で入力するにして、誤った情報や誤字脱字がないように注意しましょう。
当日お世話になった担当者が複数名いる場合や、担当者の名前が不明な場合は、「人事部 御中」「ご担当者様」といった宛名で送っても問題ありません。
3. 本文|感謝の気持ちを伝える
本文では、自分のために時間を割いてくれたことに対して感謝の気持ちを伝えましょう。説明会や面接当日の出来事に触れて、具体性のある内容にするのも1つです。印象に残った点の感想や気持ちを添えることで、オリジナリティのあるお礼メールになります。
一方で、お礼メールの目的はあくまで「感謝の気持ちを伝えること」です。無理に自己PRをしようとしたり、不要な話題を盛り込んで冗長な文章にしたりするのは避けましょう。
4. 締めの挨拶|定型文でもOK
本文の最後には、締めの挨拶を盛り込みます。一般的には下記のような定型文が使用される場合が多いです。締めの挨拶に関しては、本文の内容に合わせて定型文をそのまま記載すれば問題ありません。
締めの挨拶の例
・引き続き、何卒よろしくお願いいたします。
・今後ともよろしくお願い申し上げます。
5. 署名|連絡先まで記載する
メールの最後には、必ず署名を記載しましょう。採用担当者は多くの就活生からのメールを受け取っているので、署名が書いていないと誰からのメールかわからなくなってしまいます。以下を参考に、氏名や所属、連絡先などを記載しましょう。
署名の例
―――――――――――――――
山田 花子(やまだ はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇学科〇年
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX@XXX―――――――――――――――
一次面接のお礼メールはいらない?送る前に例文やマナーをチェック
就活のお礼メールを送るときのポイント
続いて、就活のお礼メールを送るときのポイントについて解説します。せっかくメールを送るなら、印象のよいメールを送ることでイメージアップにつなげましょう。
就活のお礼メールで気をつけたいポイントは以下の通りです。
・できるだけ当日に送る
・非常識な時間帯は避ける
・言葉やマナーに気をつける
・「返信の返信」は悩んだら送ってOK
・テンプレを使うのは避ける
できるだけ当日に送る
お礼メールは、できるだけ早く送ることがポイントです。できればイベントのあった当日中が理想ですが、遅くとも翌日以降には送るようにしましょう。あまり期間が空いてしまうと、かえって「連絡が遅い」とマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。
非常識な時間帯は避ける
メールを送る時間帯にも気をつけましょう。できれば当日中が理想ではあるものの、お礼メールは急ぎの連絡ではないため、企業の営業時間内に送るのがマナーです。
企業や業種によって習慣や常識は異なりますが、送るのが遅くなってしまった場合は深夜や早朝に送ることは避け、翌日に送るようにしましょう。その場合は「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」といったように、一言添えるとよいでしょう。
言葉やマナーに気をつける
送る相手はビジネスマンなので、言葉遣いにも注意しましょう。言葉遣いが間違っていたり、誤字脱字があったりすると「ズボラな人なのかもしれない」「配慮にかけている」といったマイナスイメージを与えてしまう可能性があります。
基本的には誠意のある内容を心がければ問題ありませんが、敬語表現や言い回しなどについて不安な場合は、Webで検索するのもおすすめです。
「返信の返信」は悩んだら送ってOK
お礼メールを送った際に、ていねいな返信を返してくれる担当者の方もいます。気になる場合は返信しておけば間違いないでしょう。相手の返信が「ご連絡ありがとうございます。引き続きお願いいたします。」といった簡潔な内容の場合、無理矢理返信する必要はありません。
しかし、相手が長文で返してくれた場合や、返信しないことで不安を覚えてしまう場合は、簡単に挨拶を返す程度で返信するのがおすすめです。
テンプレを丸々使うのは避ける
初めの挨拶や結びの言葉については、一般的に使用されている定型文をそのまま使っても問題ありません。しかし、本文の内容に丸々テンプレを使用するのは避けた方が無難です。正しい言葉遣いももちろん重要ですが、お礼メールの目的は感謝の気持ちを伝えることです。
できるだけ自分の言葉に落とし込んでから、オリジナルな文章でお礼の気持ちを伝えるようにしてみましょう。
就活のお礼メールの例文まとめ
ここからは、シーン別に就活メールの返信例文を紹介します。どのように返信してよいかわからない方や、就活で初めてメールを送る方は参考にしてみてください。
・面接のお礼メール
・説明会のお礼メール
・OB·OG訪問のお礼メール
・インターンシップのお礼メール
・内定通知のお礼メール
面接のお礼メール
株式会社〇〇
人事部採用担当〇〇様いつも大変お世話になっております。
本日〇時より面接をしていただいた、〇〇大学〇〇学部の山田花子です。本日はお忙しい中、面接の機会をいただきましてありがとうございました。
〇〇様のお話をお伺いし、貴社の業務内容や仕事への理解を深めることができました。貴社の一員として働きたい気持ちが、ますます強まっていると感じております。
メールでのご連絡となり恐縮ですが、まずは御礼申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。―――――――――――――――
山田 花子(やまだ はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇学科〇年
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX@XXX―――――――――――――――
説明会のお礼メール
株式会社〇〇
人事部採用担当〇〇様いつも大変お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の山田花子です。本日は貴重な会社説明会の機会をいただき、誠にありがとうございました。
前半の〇〇様のお話では、仕事内容への理解を深めることができました。また、やりがいについての質問にも快くご回答いただき、実際の働き方をイメージしやすくなりました。
本日の説明会を通して、貴社に入社したい気持ちがより一層強くなりました。
メールでのご連絡となり恐縮ですが、ていねいなご対応をいただきましたことを心より御礼申し上げます。
引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。
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山田 花子(やまだ はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇学科〇年
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX@XXX―――――――――――――――
OB·OG訪問のお礼メール
〇〇株式会社 〇〇課
〇〇様いつも大変お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の山田花子です。本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。
〇〇様がご自身の仕事内容や働き方について率直に話してくださったことで、
〇〇業界への志望度が深まっただけでなく、今後のキャリアについての勉強にもなりました。親身になって就活のアドバイスまでしていただき、本当にありがとうございます。
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山田 花子(やまだ はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇学科〇年
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX@XXX―――――――――――――――
インターンシップのお礼メール
株式会社〇〇
人事部採用担当〇〇様いつも大変お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の山田花子です。この度は貴社のインターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。インターンシップを通じて、これまでは知らなかった業界の課題や、実際の働き方について多彩な内容を学ぶことができました。
お忙しい中、ていねいなご指導いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今回の学びを活かして、貴社に入社できるよう就職活動に励んでまいります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
―――――――――――――――
山田 花子(やまだ はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇学科〇年
電話番号:XXX-XXXX-XXXX
メールアドレス:XXXXXX@XXX―――――――――――――――
内定通知のお礼メール
株式会社〇〇
人事部採用担当〇〇様いつも大変お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の山田花子です。先ほどお電話させていただきましたが、繋がらなかったためまずはメールにて失礼いたします。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ、貴社からの内定をお受けさせていただきたいと思いご連絡差し上げました。入社後は貴社の一員として、少しでも早く貢献できるよう精進いたします。
皆様と働ける日を楽しみにしております。
今後もご指導のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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就活のお礼メールを送って好印象につなげよう!
就活メールへの返信方法について、送り方の注意点やメール作成のポイントを解説しました。就活メールのやり取りそのものが採用の合否に直結する可能性は低いですが、印象のよいメールを心がけて返信すれば、ポジティブなイメージを持ってもらえる可能性があります。企業からのメールを受け取ったら、できるだけ早く、わかりやすい内容で返信するようにしましょう。