企業や業界によってはプレゼン形式の自己PRを求められることもあります。日常的にパワポを使う機会が少ない人やプレゼン経験が少ない人にとっては、悩ましい課題ではないでしょうか。
パワポで自己PRをするには、一貫性をもった資料作りをする必要があります。さらに、効果的にアピールするためには、自己PR用の対策をしなければなりません。今回はパワポを使った自己PRの構成や魅力的なパワポを作成するポイントをご紹介します。
パワポ形式の自己PRでどのようなアピールをすればよいのかが分からない人は、「REALME」のAI面接で自分の強みを明確にしましょう。
パワポでの自己PRの構成
パワポで自己PRを作成する場合は以下の順番で準備しましょう。
- PRの事前準備
- パワポ作成
- プレゼン練習
構成を考える段階からどのようにプレゼンするかイメージを固めておくことで、スムーズに作成できます。
PRの事前準備
魅力的な自己PRをするためには、自己PRの核となるメッセージを明確にしなければなりません。パワポに限らず、どのような形式の自己PRでも重要な作業です。
まずは自己分析を徹底的にしましょう。自分の得意なことは何か、強み弱みはどこかを客観的に分析することで、自己理解が深まります。自己分析をすることで、業界や企業の選択にも役立ちます。
次に面接を受ける企業や業界の分析をしましょう。会社が求める人物像を把握できれば、自分のアピールポイントに盛り込めます。
パワポ作成
事前準備が整い、自己PRの流れが決まったら大まかな構成を考えましょう。最初から1枚ずつ丁寧に作成するとゴールがズレたり時間が足らなくなったりして、最初と最後でクオリティの差がでる恐れがあります。
一旦最後までスライドを作成し、全体の流れを確認しながら、少しずつ調整を加える方法がおすすめです。調整の際は、構成に沿っているか、自己PRの目的からズレていないかを確認しながら進めましょう。
プレゼン練習
自己PRを成功させるには、プレゼンの練習も重要です。魅力的なパワポが作成できても、上手にプレゼンできなければ効果的なアピールにはなりません。
声に出して練習したり、本番に似た環境で練習したりするとよいでしょう。
ただし、台本の丸暗記は禁物です。一語一句丸暗記すると、緊張して文章が飛んだり、予定通り進まなくて焦ったりする恐れがあります。
また、家族や教授など第三者に協力してもらい、感想を聞くこともおすすめです。
パワポ作成する際のポイント
パワポを作成する際は以下のポイントを押さえましょう。
- 情報を盛り込みすぎない
- 使用する色は3色程度にする
- イラストやアニメーションは多用しない
- 読みやすいフォントにする
各ポイントについて詳しく説明します。
情報を盛り込みすぎない
パワーポイントでは、情報を詰め込みすぎないように注意しましょう。自己PRをしっかりとしたい気持ちから、さまざまな内容を盛り込みたくなることもあるでしょう。しかし、情報量が多すぎると、本当に伝えたいポイントが相手に伝わらない可能性があります。
スライドには必要最低限の情報のみを記載することが理想です。スライド1枚につき1つのキーワードに絞ることを意識しましょう。
スライドで不足する情報は、プレゼンで補完すると効果的です。
使用する色は3色程度にする
パワポで使用する色は3色程度にしましょう。基本的には黒の文字で統一し、強調したい部分は黒の太字、さらに強調したい部分に赤や黄色を使う程度がおすすめです。
他の学生と差別化したいからといって、カラフルに仕上げることは逆効果です。色が多すぎると、余計な情報が多く入り、内容が理解しにくくなる恐れもあります。
イラストやアニメーションは多用しない
パワーポイントでは、イラストやアニメーションを多用しすぎないように注意します。一部の人は、これらを用いることで技術をアピールしようとしますが、色の多用と同様に、要旨が伝わりにくくなる可能性があります。
実務で使用されるパワーポイントでは、ポップなデザインやアニメーションが多用されることはほとんどありません。視覚的な演出に頼りすぎず、内容そのものの質を高めることが重要です。
パワーポイントはビジネスシーンの一環として作成されることを意識しましょう。過剰な装飾ではなく、情報が明確に伝わるデザインを心がけることが大切です。
読みやすいフォントにする
基本的に全スライドのフォントサイズや種類は統一しましょう。スライド1枚毎にフォントサイズが変わったり、1枚のスライドにさまざまな種類のフォントが使われたりすると、資料に統一感がなく、見栄えが悪い印象を与えます。
また、フォントが小さすぎるとプレゼンするスクリーンの大きさによっては見えづらい可能性もあります。26~32ポイントを目安にして、強調したい場合は大きめにする程度がおすすめです。
オンラインで自己PRする際のコツ
ここ数年、オンラインによる面接だけで採用活動を終える企業も増えています。オンライン面接は対面式の面接とは環境が違うため、注意しましょう。オンライン面接で意識するコツを2点ご紹介します。
カメラを見る
オンライン面接では、画面ではなくカメラを見て話してください。
面接官が画面に映っている場合、視線が画面に向かうことがあります。しかし、面接官からは別の方向を見ているように見えるため、不自然な印象を与えます。
ワントーン高い声を意識する
オンライン面接では、ワントーン高い声を意識しましょう。対面面接に比べて、印象を判断する材料が少ないため、声や表情が重要な役割を果たします。抑揚をつけた話し方を心がけ、スピードやトーンに変化を加えてください。
声の高さや抑揚に不安がある場合は、一度録画して確認しましょう。自分の声を客観的に見直すことで、必要な改善点が明確になります。
AI面接「REALME」で自分の強みを知ろう
自己PRやプレゼンに自信がない人は「REALME」のAI面接がおすすめです。20分~30分のAI面接によって、自分の強みや弱みを客観的に把握できます。
志望企業の内定判定が分かる
「REALME」のAI面接では、志望企業の合格ラインに達した学生のデータをもとに、内定判定率を算出します。自分の自己PRやパワポを使ったプレゼンが通用するか不安なときに、REALMEを利用することで面接前に自分の立ち位置を確認できます。
自分の今の力量を把握できれば、本面接前に調整したり、自己PRをブラッシュアップしたりできるでしょう。
合格ラインを超えた学生のデータを閲覧できる
「REALME」では合格ラインを超えた学生のESやガクチカ、自己PRなどの閲覧が可能です。同じような企業を受ける人の自己PRやパワポを使用したプレゼンのデータを閲覧することで、自分の自己PRの向上に役立ちます。
どのようにアピールすればよいか悩んでいる場合は、同じような経験をしている人や長所や短所が似ている人のデータを参考にすることもおすすめです。
AI面接の後FBが受けられる
「REALME」のAI面接後に自分の能力を14つの項目に分けて点数化してくれます。それに加えてAIが足りない部分や改善ポイントを細かくフィードバックを受けられます。それらを確認することで、自己分析では分からなかった自分の強みや弱みに気づけるでしょう。そのため、自己PRやパワポ資料を作る際にも役立ちます。
パワポで好印象を残せる自己PRを作成しよう
自己PRをパワポを使ったプレゼン形式でする場合は、頭の中も資料も整理して分かりやすく的確に伝えることが大切です。パワポを使った自己PRは難しく感じることも多いですが、要点を押さえて作成し、プレゼン練習を積むことで魅力的な自己PRを作成できるようになります。
今回紹介したポイントやコツを意識して、好印象を残せる自己PRを作成しましょう。
「REALME」では、能力を定量化したうえでの自己分析が可能です。自己PRに自信がない人は、「REALME」のAI面接で自分の強みを把握するところからはじめましょう。