コミュニケーション能力を自己PRで伝える人は多いため、他の人と差別化を図ることはむずかしいといえます。一方で、自分のコミュニケーション能力がどの程度あるのかを具体的に説明をできれば説得力が増すため、採用担当者の印象に残りやすいです。
本記事では、自己PRでコミュニケーション能力について伝える方法や、言い換え表現、効果的なアピール方法を解説します。記事の最後には、AI面接による客観的な自己分析ができる就活支援サービス「REALME」についてもご紹介します。面接内容をもとにあなたの強み・弱みを客観的に分析し、能力を点数化するため、効果的な自己PRの作成をサポートしてくれるでしょう。
コミュニケーション能力とは
コミュニケーション能力には、主に4つの要素があります。ここでは、それぞれの能力について詳しくご説明します。
以下を参考にして、自分がどのような分野で優れているかを明確にすれば、自己PRで効果的にアピールできるでしょう。
伝える能力
「伝える能力」とは、話を理解してもらえるように内容を構成し、分かりやすく伝える力を指します。ビジネスでは、業界や立場が異なる人と話す機会が多いでしょう。そのため、専門用語や一般的ではない単語をつかわず、誰でもわかる言葉で話す必要があります。
人間は理解できない単語や言葉が多いほど、ストレスを感じる生き物です。そのため、相手に合わせて言葉や表現を変え、確実に伝えられる能力が求められます。
聞く能力
「聞く能力」とは、相手の話に耳を傾け、内容をきちんと理解できる力です。相手の真意を探り、本当のことを聞き出す能力ともいえます。
相手の話を遮らずに最後まで聞く姿勢が聞く能力には求められます。否定的な意見や自分の要望ばかりを伝えると、相手との信頼関係が悪くなる可能性もあるでしょう。
話しやすい雰囲気をつくったり、積極的に質問をし理解しようとする姿勢が大切です。
連携する能力
「連携する能力」は、周りの人と協力し、良好な信頼関係を築き上げる力です。ビジネスでは、上司や同僚、取引先などの他者と一緒に仕事を進めることが多いでしょう。そのため、周りと連携し仕事をこなす能力が求められます。
連携する能力がある人は、個人的な感情や好みを理由に自己都合な行動はしません。
企業の利益向上を目指すためには、密な報連相で周りの人と協力し、連携先への配慮や謙虚な姿勢が重要です。
非言語能力
「非言語能力」とは、相手の言葉にできない感情を汲み取る力です。声のトーンや表情、目線・身振り手振りなどから相手の感情を察知し、臨機応変に対応できる能力のことをさします。いわゆる「空気を読む力」ともいえるでしょう。
「非言語能力」に優れていると、相手の潜在的な気持ちを汲み取ったうえで本音を聞き出せるため、より共感力を高められます。さらに、高い質問力が期待できるため、相手に好印象を与えられるでしょう。
コミュニケーション能力の言い換え
「コミュニケーション能力がある」と自己PRで伝えても、抽象的な表現のため採用担当者は具体的なイメージが持てず、理解してもらえない恐れがあります。
ここでは、コミュニケーション能力の言い換えとして適切な表現をいくつかご紹介します。自己PRの際は、具体例を盛り込んで伝えると説得力が増すため、例文も合わせて参考にしてください。
伝える能力をアピールする
<言い換え例>
- 分かりやすく伝える力がある
- 相手の立場を理解して伝え方を変えられる
- 会話を通じて相手の興味や関心を引ける
- 交渉や倫理的な説明に優れている
- 提案や意見をまとめることが得意
- 曖昧な表現や言葉を言語化できる
「相手の立場を理解して伝え方を変えられる」をアピールする場合
例文)塾講師のアルバイトでは、一人ひとりのレベルを把握し、個々が理解しやすいように工夫して説明することで生徒の成績向上に貢献しました。
学生時代の実体験に基づいて伝える能力をアピールすると、採用担当者も理解でき、伝える能力の高さをアピールできるでしょう。
聞く能力をアピールする
<言い換え例>
- 傾聴力がある
- 相手の本心を引き出せる
- 相手の感情を汲み取れる
- 共感力がある
- 話しやすい雰囲気づくりが得意
「傾聴力がある」をアピールする場合
例文)地震後のボランティア活動では、被害状況を把握し、被災した人たちの悩みや要望を聞きながら必要なことを引き出すことでボランティア活動に反映させました。この結果、多くの人の心を支え、復興支援に貢献しました。
相手のニーズをうまく聞き出し、心理状況を汲み取る能力を実体験に盛り込んでアピールすれば、採用担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
連携する能力をアピールする
<言い換え例>
- 表情や声のトーンなどを把握して相手の感情を理解できる
- 価値観の異なる人でも分かり合える
- 他者と良好な信頼関係を築き上げることが得意
- 相手の立場になって物事を考えられる
- 周りと協力して物事を進められる
「相手の立場になって物事を考えられる」をアピールする場合
例文)飲食店のアルバイトでは、常連客が毎回注文する料理を覚え、好みに近い新メニューを提案し、喜んでいただいたことが何度もあります。
相手の気持ちを理解し、その人に合った提案ができることをアピールし、採用担当者に好印象を与えましょう。
コミュニケーション能力をアピールするコツ
自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールして企業に好印象を与えるためには、いくつかのコツがあります。ここでは、自己PRでコミュニケーション能力を伝える際、事前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
自分の強みを具体的にする
自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールする際、「人と話すことが好き」や「説明が得意」などの曖昧な表現をすると抽象的な印象になるため、強みが伝わりにくくなります。そのため、どのような能力なのかを掘り下げて話し、自分の強みを具体的に伝えることが大切です。
強みを具体的にするためには、以下を参考にしてください。あなたが経験したエピソードを細分化し、自分に適した表現を見つけるとよいでしょう。
<細分化の手順>
- 出来事の概要を整理する
- 課題や大変だったことを抽出する
- そのときの心境を振り返る
- 課題に対する行動内容や役割を振り返る
- どのような結果になったのかを具体的にする
能力をどう活かすのかを伝える
「コミュニケーション能力」を具体化したら、それを入社後どのように活かせるかを企業側に伝えましょう。伝える際は、あなたが働く姿を想像してもらうことが重要です。
例えば、「取引先の悩みを適切にヒアリングすることで、貴社の製品でどのように課題を解決できるのかをアピールし、売上に貢献したいと考えています。」のように、入社後どのように活躍したいのかを具体的に伝えることがおすすめです。そのため、企業研究を徹底し、活かせる能力を伝えれば、採用担当者へ効果的にアピールができます。
AI面接「REALME」で自己PRの型を見つけよう
自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールしたい人は「REALME」のAI面接がおすすめです。AI面接を受けることで、あなたの強み・弱みを分析し、能力を点数化してくれます。
自分の長所や短所を明確にし、客観的な自己分析が可能です。自分の能力を具体化し、志望企業へ効果的にアピールできるでしょう。
志望企業の内定判定が分かる
「REALME」のAI面接を受けることで、志望企業から内定をもらえる可能性を算出してもらえます。志望企業の最終面接に進んだ学生のデータと自分のデータを比較した上で内定の可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置を把握することが可能です。自己PRでコミュニケーション能力を伝える方法や、自分のアピール方法が通用するかを面接前に確認できるため、万全の対策を行った上でエントリーできるでしょう
合格ラインを超えた学生のデータを閲覧できる
「REALME」のAI面接では、志望企業の最終面接基準をクリアした学生の面接回答例やエントリーシートの内容が閲覧できます。
自己PRの効果的な伝え方が分からず不安に感じる人は、他の学生の回答例を参考にすることをおすすめします。自分の改善点が明確にできるでしょう。事前に不安な箇所を取り除くことで、自信のある自己PRが作成できます。
35の項目をもとに14の能力を点数化して見られる
「REALME」は、20分前後のAI面接を通して、あなたの強み・弱みを分析し、14項目の項目に分けて能力を点数化してくれます。客観的な視点で自分の強み・弱みを分析することが可能です。
AI面接のフィードバックをもとに、自身の「コミュニケーション能力」について把握できれば、説得力のあるアピールができるでしょう。自分を客観視して自己分析できる「REALME」を活用することで、万全の体制で本番の面接に臨めるでしょう。
自己PRでコミュニケーション能力を効果的にアピールしよう
自己PRで「コミュニケーション能力」をアピールする際は、曖昧な表現ではなく具体的に伝えるようにしましょう。その際、具体的なエピソードを盛り込んでアピールすれば、説得力が増すため、採用担当者に好印象を与えられます。
「コミュニケーション能力」を効果的にアピールするためには自己分析と事前の面接練習が重要です。アピールポイントをきちんと押さえて、志望企業へ効果的にアピールしましょう。