自己PRでホスピタリティをアピールする際、どのように伝えればよいのか分からない、と不安に思う人も多いでしょう。
本記事では、ホスピタリティを伝える際のコツや例文をご紹介します。記事の最後には、面接の練習やESのブラッシュアップをサポートする就活支援サービス「REALME」についても解説します。
自己PRで使えるホスピタリティ
ホスピタリティとは、人や仕事に対して配慮や気遣いができる力のことです。「おもてなし」「思いやり」とも言い換えられます。
お客様を思いやり、心を込めてサービスを提供する業種で使われることが多く、観光・レジャー・宿泊・運輸・ブライダル・レストランなどのほか、近年では医療や介護の現場でも用いられるようになりました。
広い意味でとらえれば、ホスピタリティは顧客の立場に立ったサービスにつながるため、営業・企画・コンサルタントなど、さまざまな業界や職種に求められる力であるといえるでしょう。
ホスピタリティを取り入れた自己PRの魅力と注意点
ホスピタリティを自己PRでアピールすると、どのような効果があるのでしょう。ここではそのメリットとデメリットの両面について考えてみます。
メリット
ホスピタリティを自己PRに取り入れると、次のようなメリットがあると考えられます。
- コミュニケーション能力の高さをアピールできる
- 気配りができる点をアピールできる
- サービス業や接客業を志望する動機になる
- 相手の立場に立った客観的な視点を持っているとアピールできる
接客業に限らず、ホスピタリティは人と接する仕事全般で役立つため、自己PRで伝えれば企業に好印象を与えられます。会社に尽くしてくれそうな印象もあり、採用担当者に歓迎される傾向があります。
デメリット
ホスピタリティのアピールにはデメリットもあるため注意してください。
まず、ホスピタリティは「思いやり」であって「おせっかい」とは違うということを心に留めておきましょう。相手のことを考えていないホスピタリティは、自己満足に過ぎません。
さらに、ホスピタリティが自己PRにならない業種がある点にも注意が必要です。志望業種に合っているかよく考えてみてください。
また、やって当たり前の行為をホスピタリティとしてアピールするのはやめましょう。電車で高齢の人に席を譲ったというような、マナーとして当然の行為をアピールするようなことがあれば、常識の分からない人という印象を持たれてしまいます。ホスピタリティとマナーの違いを理解しましょう。
企業に伝わる自己PRの作り方のコツ
ホスピタリティを使った自己PRを作成する際のコツを6つご紹介します。企業に伝わりやすくするために、ぜひ実践してください。
自己分析をする
自己PR作成の基本は、徹底的な自己分析にあります。自分のこれまでの経験を振り返って、それぞれを深く掘り下げ、自分の強みを探します。そして自分のアピールポイントがホスピタリティであると感じたら、それが分かる経験をさらに掘り下げましょう。
これによって志望動機が明確になると同時に、ホスピタリティを活かして働く自分の姿もイメージできるようになります。
明確な言葉で伝える
ホスピタリティを伝えるときは、明確な言葉で伝えましょう。ホスピタリティという言葉はイメージが曖昧なので、具体的な言葉に言い換えると、効果的にアピールできます。
接客業に限らずビジネス全般で必要とされる性質であるため、希望する職種にマッチした表現を心掛けましょう。
ホスピタリティの言い換え表現の例は次のとおりです。
心配り・気遣い・おもてなしの心・傾聴する力・広い視野・優しさ・常に笑顔・人のために尽くす心・臨機応変な対応力・サポート力・サービス精神・相手の気持ちに寄り添う姿勢・相手の立場で考える力・状況に応じたコミュニケーション力 |
体験談を盛り込みながら説明する
ホスピタリティがあることがイメージしやすいように、体験談を盛り込みながら説明しましょう。
身近な体験でも十分です。これまでを振り返ってホスピタリティを発揮した経験を掘り起こし、いつ・どこで・誰と・何をして・どのような結果になったのかをまとめましょう。
ホスピタリティを裏付けるためには、誰かに評価してもらった経験を選ぶのがおすすめです。「喜んでもらった」「感謝された」といったささやかな評価でもかまいません。第三者の言葉を思い返してみましょう。
企業研究を念入りに行う
企業は自己PRを通して、学生が自社にマッチした人材であるかを確認しています。できるだけ企業が求める人物像に合ったエピソードを選び、自己PRを作成してください。
そのためには、念入りな企業研究が必要です。公式サイトを見て企業理念や社風をリサーチし、可能であればOB訪問で現役社員の話も聞きましょう。
応募する企業や職種に合ったエピソードを選ぶことで、採用担当者からの評価が高まるでしょう。
自己PRの書き方や話し方の構成を意識する
伝わりやすい自己PRの書き方や話の進め方を意識することも重要です。以下のような構成がおすすめです。
①冒頭に結論
まず「ホスピタリティが強みである」という結論を述べます。こうすることで、この後の話が理解しやすくなります。
②ホスピタリティが分かるエピソード
ホスピタリティを発揮したことがよい結果につながった経験を伝えます。評価された、あるいは感謝されたエピソードがあるとよいでしょう。
③ホスピタリティを仕事にどう活かすか
しめくくりとして、企業でどのように仕事に活かすのかを伝えます。入社後の姿を採用担当者にイメージしてもらうことによって、内定獲得に近づけるでしょう。
志望動機と関連を持たせる
自己PRでホスピタリティをアピールするなら、志望動機と関連を持たせるよう意識してください。一般的にホスピタリティが求められる職種であれば、そのことに言及しましょう。
もしもホスピタリティとの関係が薄い職種であっても、どこかにホスピタリティを発揮できる余地があるはずです。志望動機とホスピタリティとの間に矛盾が生じないよう注意して自己PRを作成しましょう。
面接官に刺さる例文を紹介
自己PRでホスピタリティを伝える例文をご紹介します。自己PRを作成する際、参考にしてください。
私の強みは、相手の気持ちを汲み取って行動できるホスピタリティがあることです。私は大学入学直後から長らく、書店でアルバイトをしています。本を探しているお客様のお手伝いをすることも多く、在庫がない場合はほかの店舗にも問い合わせて本を探すようにしてきました。お客様が求めている本の関連書籍を紹介することもあり「お陰で新しい本に出会えた」と感謝の言葉をいただくこともあります。このような経験を通じて、相手の立場に立って思考し、行動することの重要性を学びました。入社後はこのホスピタリティを活かし、お客様と真摯に向き合います。経験や知識を駆使して最適な提案を行い、心から満足していただけるサービスを提供したいと考えています。 |
ホスピタリティを武器にする自己PRなら「REALME」
ホスピタリティを武器に自己PRをするには、深く自己分析をすることが重要です。そのために、就活支援サービス「REALME」を活用してはいかがでしょう。
ここからは「REALME」の特徴を3つご紹介します。
AI面接が受けられる
「REALME」を活用すれば、20~30分程度のAI面接が受けられ、くり返し面接の練習ができます。AIはこちらの話に対して適度に相槌を打ったり、深掘りの質問をしたりするため、試験本番前にしっかりと練習を積んで、落ち着いた受け答えができるようになるでしょう。
AI面接のあとには詳細なフィードバックが受け取れます。「問題解決力」「関係構築力」「伝達力」など、就活で重視される14の能力がグラフ化されるため、自分の強みや弱みを客観的に把握することも可能です。ホスピタリティが自分に備わっているかどうかも確認できるでしょう。
合格ライン突破の就活生のESが参照できる
「REALME」を活用すると、志望企業の合格水準に達した就活生のAI面接データを、テキストで閲覧できます。過去の優秀な学生がどのように自己PRをしているかが分かるため、自分の自己PRをまとめる際の参考になるでしょう。
また、自分の面接データと比較することによって、改善点が把握できます。面接内容を磨き上げ、自信を持って面接本番に挑めるでしょう。
特別な選考通知の可能性あり
「REALME」のAI面接を受けると、自分の強みが可視化されます。その面接結果をもとに、強みを活かせる企業から特別選考の通知が届く可能性があります。
そのような大切な通知はLINEと連携して受け取れるため、通知の見逃しを防ぐことができるでしょう。
面接官にホスピタリティをアピールしよう
ホスピタリティは接客業・サービス業だけでなく、さまざまな職種で必要とされています。ホスピタリティを自己PRで効果的にアピールするには、具体的なエピソードをまじえ、ホスピタリティをどのように仕事に活かすかを伝えることが重要です。自己PR作成のポイントをふまえ、面接官にホスピタリティをアピールしましょう。
自己PRの内容をさらに改善させたい方には、就活支援サービス「REALME」をおすすめします。ぜひ一度、AI面接をお試しください。