「面接の自己PRで主体性のアピール方法が分からない」
などの悩みをもつ人も多いのではないでしょうか。
就活の自己PRで、「主体性」をアピールすることは就活において有効です。ただし、アピールする前に企業が何を求めているのかを理解が重要です。本記事では、「主体性」に対して企業が求めることや、アピールのコツについて紹介します。
記事の最後には、AI面接による客観的な自己分析が可能なサービス「REALME」について紹介します。効果的な自己PRをするには、客観的な自己分析が大切です。「REALME」を活用し、自分のアピールポイントを把握することで「主体性」を的確に伝えられるでしょう。
自己PRで伝えられる主体性とは?
「主体性」とは、自らの考えで判断し行動できることです。社会人として働くうえで、進んで目標を設定し、目標達成のために行動を起こせる人は重要です。
誰かから頼まれ、指示された仕事をこなすのではなく、自ら判断し行動できる人を「主体性がある人」と言います。この強みは自己PRでアピールできる魅力的なポイントです。
また、もともと決まっていることや、指示された事に率先して取り組むことなどを「自主性」と言います。「主体性」は自分で課題解決の対応策を導き出し、自ら行動に移すことのため、意味が違います。内容を混同しないように注意し、意味を正しく理解して活用しましょう。
企業が求める主体性の特徴
的確に自分をアピールし採用担当者に好印象を持ってもらうためには、企業側がどのような「主体性」を求めているのかを正しく理解する必要があるでしょう。
多くの企業が、求める人物像として「主体性がある人」を挙げています。「主体性」があることは目的意識を持って業務に取り組めることを意味するため、魅力的な強みとして重宝されます。そのため、指示を待つだけではなく自発的に行動できる人材を求める企業は多いです。
自己PRで主体性をアピールするときのポイント
自分のアピールポイントとして「主体性」を伝える際は、採用担当者がイメージしやすいような具体的なエピソードを交えて説明しましょう。伝える際は、結論から伝えましょう。アピールしたい内容を相手に分かりやすくするためです。強みの「主体性」をどのように仕事に活かせるのかを結びつけてアピールしましょう。
自己PRで主体性を伝えるときに気をつけること
「主体性」を強みとしてアピールする際、表現方法を間違うと短所に捉えられかねないため、伝え方には気を付けましょう。例えば、人の意見を聞かないことや、自分勝手な行動をするなどです。採用担当者にマイナスなイメージを持たせないためにも、協調性を合わせて伝えることがおすすめです。
また、「主体性がある」とは抽象的な表現で、強みの部分が明確に伝わりづらい可能性があります。「目的意識を持って行動できる」「責任感がある」など、ほかの表現への言い換えも検討しましょう。
経験をもとに主体性を伝えるときの例文
経験をもとに主体性を発揮したエピソードを紹介します。自分のこれまでの人生を振り返ってみて、アピールポイントになりそうなエピソードがないかどうか参考にしてみてください。
部活やサークルの経験をもとにした例文
私の強みは、目的意識を持って自ら行動できる主体性です。
私は学生時代所属していた吹奏楽部で、担当する楽器のパートリーダーを任されたことがあります。初めて任された役割だったためにプレッシャーも感じましたが、しっかりと役目をこなせるよう自分の課題を洗い出すところから始めました。すると自分の苦手な部分がはっきりと分かり、克服するための練習メニューが明確に。それからほかの部員たちにも苦手を克服するための練習メニューの作成を呼びかけて、それぞれの実力を伸ばすことに成功しました。
この経験から私は、明確な目的を持って努力することの大切さを学びました。貴社に入社後も、目的意識を持って行動し、目標達成に向けて努力を続けたいと考えています。
アルバイトやインターンシップの経験をもとにした例文
私の強みは、問題解決に向けて積極的に行動できる主体性です。
私は焼き肉店で3年間アルバイトを続けた結果、バイトリーダーを任されました。あるとき団体客の予約が入っている日に、体調不良が重なり欠勤者が多く、人手が足りなくなったことがあります。忙しくて手が回らないことも多く、お客様をお待たせしてしまっていたのでホールスタッフの回し方を変えてみることを店長に提案しました。
いつもと違う人員配置でスタッフを回してみたところ、スムーズに業務が進んだのです。
この経験で、私は問題が起きたとき解決策を積極的に提案して、自ら行動に移せると気付きました。入社後もこの力を活かしてチームに貢献したいと考えています。
学業や研究室での経験をもとにした例文
私の強みは、設定した目標に向かって努力を続けられることです。
私は大学でロボット開発について研究していました。ロボットコンテストで入賞することを目標にし、これまでに培った知識や設計の経験を活かして改善を重ねながら研究を続けました。
改善を重ねるほどに新たな問題が浮き彫りになって、より緻密な回路設計が必要になるなどの困難もありましたが、コンテスト入賞の目標に向かって、前向きに努力しました。その結果、無事準優勝に。この経験から、高い目標を設定し、達成に向けて努力を続ければ結果が伴うことを学びました。貴社に入社後も具体的な目標を設定し、達成に向けて努力を続けたいと考えています。
職種別!主体性をアピールするときの例文
志望する職種によってもアピール内容は異なります。志望企業の職種や求める人物像に合った自己PRができるようにしましょう。以下で職種別に例文を紹介します。
営業職の場合
私の強みは、「主体性」を持って自ら目標を設定し、達成するために行動を起こせることです。
学生時代アルバイトで販売員をしていました。お店では毎月、前月の売上と当月の目標が発表されます。スタッフひとりひとりが意識して頑張った月は目標を達成できますが、「ほかの人が達成するだろう」と考えている人がいると、全体の売上が伸び悩むことに気が付きました。
個人のノルマは課せられていませんでしたが、私は毎月自分で目標を立てて、それを達成するためにお客さんの傾向について研究しました。客単価を上げるためにはどうすればよいのか研究して接客に臨んだところ、店舗で一番の売上を達成し、その結果お店全体の売上アップのきっかけになったと店長から褒めていただきました。
この経験を活かして、貴社に入社後も「主体性」を持って自分自身の目標を設定し、売上に貢献できる人材でありたいと考えています。
事務職の場合
私の強みは、状況に応じて臨機応変に問題の解決策を考えられることです。
私は学生時代コンビニでアルバイトをしていました。1日に200人以上のお客様が来店する店で、お昼時は特に混み合うため待ち時間が発生、クレームにつながることもありました。
もっとも混雑するのは平日のお昼時で、そのときはお弁当よりもおにぎりやパン、サンドイッチなどの軽食がとてもよく売れていました。しかし商品の陳列はお弁当が目立つ並びで、分かりにくいとの声をしばしばいただいていました。
そこで商品の陳列方法をお客様のニーズに合った並びに変更してみたところ、スムーズに商品を探せるようになったことでクレームのケースが激減したのです。
この経験から、課題があるときは臨機応変に対応することが大切なのだと学びました。入社後も事務職として臨機応変に解決策を提案できるような主体性を持って働きたいと考えています。
エンジニア職の場合
私の強みは、困難に直面しても「主体性」を持って取り組めることです。
大学時代所属していたゼミで、異文化交流を行うことになりました。日英の交流を深めるためのプロジェクトでしたが、英語に自信がなくはじめは不安を感じていました。
しかし、苦手でも気持ちは伝わると思い臆せずコミュニケーションを図ったことで、交流を深めることができました。お互いの理解が深まったと感じています。
貴社に入社後も、苦手なことや困難に直面しても積極的に取り組み、主体的な行動をとって働きたいです。
「REALME」で自分の主体性を分析しよう
AI面接による客観的な自己分析が可能なサービス「REALME」では、自己PRで伝える自分の強みについて分析が可能です。アピールポイントを明確にし、採用担当者の印象に残る自己PRを作成しましょう。
AIとの面接で客観的な自己分析
「REALME」ではAIと20〜30分の面接を実施します。面接内容からあなたの強みや弱みを分析し、14項目の項目に分け点数化しフィードバックしてくれます。そのため、自分の強みを正しく理解して自己PRができるでしょう。あなたの「主体性」がどのようなタイプなのかを分析するために、自己PRする際の表現を言い換えることにも役立ちます。
効果的なアピール方法を確認
「REALME」では志望企業の合格ラインをクリアした学生の面接回答例や、ESを閲覧できます。自己PRの書き方に悩んでいる人は回答例を参考にするとよいでしょう。合格ラインをクリアした学生の自己PRの書き方を参考にすることで、自分のアピール方法がわかるヒントを得られるかもしれません。志望企業が求める人物像と「REALME」のフィードバックを参考に、どのような主体性をアピールすればよいのかチェックしましょう。
志望企業への内定可能性を把握
「REALME」最大の特徴は、AI面接によって志望企業の内定可能性が分かることです。あなたが志望する企業の最終面接まで進んだ学生のデータと私のデータと比較することで内定の判定の可能性を割り出してくれます。志望企業における自分の現在地から逆算した対策が可能なため、効率良く就職活動ができるでしょう。
自己PRで主体性を効果的にアピール
社会人として働くにあたって、「主体性」は重要な強みです。面接で「主体性」についてアピールすることは有効であるといえるでしょう。ただし、具体的なエピソードを交えてアピール内容を抽象化しないように注意してください。
今回紹介したポイントや例文を参考にして、「主体性」を効果的にアピールしてみてください。自己PRのアピール内容で悩んでいる場合は、「REALME」のAI面接を活用して客観的に自分の「主体性」について分析してみるのがおすすめです。他の就活生と差別化が図れるアピール部分を「REALME」で把握してみてはいかがでしょうか