傾聴力を自己PRする方法とは?アピールする際のポイントや言い換えを紹介

自己pr 傾聴力

「傾聴力」を自己PRにする場合、他の就活生と差別化できる具体的な経験やアピールが大切です。「傾聴力」は、相手の話をよく聞き、共感力が高いため企業からも評価される重要な能力です。

一方で、自己PRに「傾聴力」を選択する就活生は少なくありません。他の学生と差別化するためには自己PRに工夫が必要です。

本記事では「傾聴力」をアピールする方法や他の就活生と差別化するためのポイントをご紹介します。記事の最後には、AI面接による客観的な自己分析ができる就活支援サービス「REALME」についてもご紹介します。AI面接の内容をもとにあなたの強み・弱みを客観的に分析し、能力を点数化してくれるため、効果的に自己PRの作成をサポートしてもらえるでしょう。

>>REALMEの詳細を見てみる

目次

傾聴力とは

「傾聴力」とは相手の話を理解し、寄り添う共感スキルです。相手と信頼関係を築く上で非常に大切な能力です。傾聴力のある人は「相づちが上手」や「相手の本音を引き出すことが得意」などの特徴があります。

傾聴力のある人は、相手の気持ちを開放させられるため、社内の人間関係を円滑にすることや、取引先の方から信頼を得ることが得意です。チーム単位での成果を求める企業にとって、傾聴力がある人は必要不可欠といえるでしょう。

傾聴力が評価される理由

ここからは傾聴力が評価される理由を紹介します。

「傾聴力」は就活においても高く評価される能力の1つです。傾聴力が高い人は良好な人間関係を築き、相手からの信頼を得ることが得意なため、業務を円滑に進める重要な役割を果たします。

社内外の人と良好な関係を築くため

一つ目に傾聴力のある人は相手と信頼関係を築きやすいからという理由が挙げられます。相手の話を聞き、共感できる力は社内メンバーだけでなく取引先からの信頼を得やすく、良好な人間関係を築けます。

信頼関係を築くことが重要な商社やコンサル系で重宝されることはもちろん、営業職や接客・サービス業などでも活躍できる能力です。また、人の意見を尊重し、協力し合える人は将来のリーダー候補としても高く評価されるでしょう。

相手のニーズを引き出せるため

傾聴力のある人はヒアリングによって相手の本音を引き出すことが得意です。相手の潜在的なニーズを引き出せる能力は企業にとって非常に重要です。体裁のよいやり取りではなく、真のニーズを把握することで、新たなビジネスチャンスにつながる可能性があります。

社内に傾聴力がある人がいると、自分の話を聞いてもらえる安心感から本音で話しあうことができ、信頼関係の高いチームを築くことができます。

問題解決に役立つため

傾聴力がある人は問題解決力に長けている傾向があります。相手の意見を聞き、相手の立場に立って考えられるため、さまざまな角度から問題点にアプローチが可能です。

日々の業務では迅速で効果的な問題解決を求められます。傾聴力がある人は、他人の意見や感情を聞き取ることが得意なため、個人の問題解決だけでなく、チーム全体の問題解決力を向上させることができます。

傾聴力の言い換え

「傾聴力がある」だけでは自己PRとして伝わりにくいため、言い換えをおすすめします。

採用担当者へアピールするために、あなたの人柄をイメージできるような具体的な自己PRが大切です。

言い換えが必要な理由

「傾聴力」とは好印象を与えやすいアピールポイントです。一方で、やや抽象的な表現のため伝わりづらい場合があります。また、就活生の多くが「傾聴力」をアピールするため、他の学生のエピソードに埋もれてしまう場合もあるでしょう。

「傾聴力」を具体的な表現に変えることで採用担当者にも伝わりやすく、他の就活生との差別化が可能です。

傾聴力の言い換え例

「傾聴力」などの表現以外に、具体的な言葉に置きかえることで採用担当者に自分の長所を理解してもらいやすくなるでしょう。

傾聴力の言い換え例は以下の通りです。

  • 相手の意見に寄り添う共感力がある
  • 会話を通して信頼関係を構築することが得意
  • 相手の意見を柔軟にとり入れられる
  • 相手から深い話を聞きだせる
  • みんなの意見をとりいれて問題解決ができる

何ができるのかをアピールすることで、採用担当者に入社後のイメージを持ってもらいやすいです。自分の長所と照らし合わせて言い換えパターンをいくつか考えておくとよいでしょう。

 

自己PRで傾聴力をアピールする際のポイント

自己PRで「傾聴力」を伝えるには以下のポイントを意識しましょう。

  • 具体的なエピソードを伝える
  • 他の強みとセットで伝える
  • どのように仕事に活かすのかを伝える

以下でそれぞれ詳しく解説します。

具体的なエピソードを伝える

自己PRで「傾聴力」をアピールする際は、具体的なエピソードを伝えるとよいでしょう

以下は自己PRの具体例です。

  • 部活動でキャプテンをしていたときに、部員の意見をしっかり聞きいれて信頼関係を築いてきた結果、県大会で優勝できた。
  • ショップ店員のアルバイトでお客様のニーズを引き出すことが上手だったため、個人顧客数が店内1位だった。

「傾聴力」があるからこそ出せた成果や実績を具体的に伝えましょう。数字を使うこともおすすめです。傾聴力を発揮した経験にオリジナリティを持たせられます。

他の強みとセットで伝える

「傾聴力」は他の強みと合わせて伝えることで、オリジナリティが増し、印象深くなるでしょう。

傾聴力と一緒にアピールしやすい強みは以下の通りです。

  • リーダーシップ
  • チームワーク
  • コミュニケーション能力
  • 客観的にものごとを捉える
  • 協調性
  • 忍耐力
  • 粘り強さ
  • 行動力
  • 課題解決力

「傾聴力」だけでアピールすると印象が弱く、聞き上手なだけと思われる可能性があります。そのため、他の強みとセットで伝えることをおすすめします。

どのように仕事に活かすのかを伝える

自己PRでは自分の持つ能力をどのように仕事に活かせるのかを伝えることが大切です。「傾聴力」を活かす具体的な業務内容をアピールしましょう。

例えば以下のようなアピール方法があります。

  • お客様に寄り添い最適な方法を一緒に考えられる
  • クライアントの潜在的なニーズを引き出せる
  • 円滑なコミュニケーションをとってチームの信頼関係を築ける

企業側の利益につながるようなアピールをすることで評価も高まるでしょう。

傾聴力を自己PRする具体的な例文

傾聴力は一見すると抽象的に聞こえる強みですが、相手の話にしっかり耳を傾け、状況や気持ちを汲み取る力は、チームでの協働や課題解決において欠かせません。他の強みと組み合わせながら、どのように仕事に活かせるかを具体的に伝えることで、説得力のある自己PRにつながります。

コミュニケーション能力の高さと傾聴力をアピールする例文

「傾聴力」を伝える際には、チームでの円滑なやり取りや調整力とあわせてアピールするのが効果的です。他者の声に耳を傾け、全体を見ながら動ける点を強みにしましょう。

【例文】
私の強みは、相手の意図を汲み取る傾聴力と、情報を整理して伝えるコミュニケーション力です。システム開発のグループワークでは、進捗の遅れや仕様の認識違いが課題となった際、メンバーの話に丁寧に耳を傾け、整理した内容を週報にまとめて共有する仕組みを提案。結果として認識のズレが減り、開発がスムーズに進行しました。相手の立場を理解しながら、チーム全体の動きを調整できる点が私の強みです。

課題を解決できる力と傾聴力をアピールする例文

「傾聴=受け身」にならないよう、課題を見つけ出し解決につなげた具体例を伝えると、行動力と思考力も伝わります。

【例文】

相手の話を丁寧に聞いた上で、課題を見極め解決策を実行できることが私の強みです。傾聴を通じて本質的な課題を見極め、解決策を実行に移せる点です。大学のハッカソン準備では、チームメンバーとの対話を重ねる中で「設計段階で意見が反映されにくい」という不満を受け取り、開発前に仕様レビューの場を設ける提案をしました。その結果、各自の役割や認識のズレが減り、開発もスムーズに進行。相手の声に耳を傾けるだけでなく、チーム全体の成果につなげる行動ができる点は、今後の開発現場でも活かせると考えています。

問題を特定するスキルと傾聴力をアピールする例文

「話を聞ける」ことに加えて、そこから本質的な課題を見抜ける力を示すことで、より高い分析力をアピールできます。

【例文】

私の強みは、傾聴を通じて表面的な悩みの背後にある本質的な課題を見抜き、改善につなげる力です。学内のITサポートプロジェクトでは、利用者からの「予約システムが使いにくい」という声があがりました。スマホ表示時のUI設計に課題があると気づき、自身で問題点を探るだけでなく他者を巻き込みモバイル対応の改善案を提案しました。単なる不満を鵜呑みにせず、相手の言葉の意図や使い方まで深く理解することで、実効性のある解決策を導き出せるのが私の強みです。

リーダーシップと傾聴力をアピールする例文

リーダーシップというと「引っ張る力」ばかりが注目されがちですが、周囲の意見に耳を傾け、全体をまとめる力も重要です。傾聴を通じて信頼関係を築き、チームの方向性を導いた経験を伝えましょう。

【例文】

私の強みは、傾聴を通じて周囲との信頼関係を築き、全体をまとめるリーダーシップです。プログラミングサークルでアプリ開発のリーダーを務めた際、メンバーの意見が割れて進行が止まったことがありました。1人ひとりの考えを丁寧に聞き取った上で、目的と工数を整理しながら合意形成を行い、スケジュールを再調整。結果的に全員が納得する形で開発を完了できました。耳を傾け、意見を活かしながらプロジェクトを前に進める力が私の強みです。

傾聴力を自己PRで伝えるときの注意点

「傾聴力」は好印象を与える強みですが、伝え方によっては「受け身な印象」を持たれてしまう可能性もあります。ただ話を聞くだけでなく、行動や成果につなげられる姿勢を示すことで、より説得力のある自己PRになります。伝える際の注意点を押さえ、魅力的なアピールにつなげましょう。

受け身なだけと思われない伝え方をする

傾聴力は一見すると柔らかく好印象な強みに思われがちですが、伝え方を間違えると「受け身なだけで主体性に欠ける人物」と評価されてしまう恐れもあります。そのため、相手の話をただ聞くだけで終わらず、「聞いた内容をどう受け取り、どんな行動につなげたのか」というエピソードまで一貫して伝えることが重要です。たとえば「悩みを聞いたうえで、全体の課題を抽出し改善策を提案した」など、自ら動いた経験を加えることで、行動力と思考力のある傾聴力として、より説得力をもってアピールできます。

話しを聞けるだけではアピールにならない

「相手の話を聞けること」は傾聴力の入り口にすぎず、それだけでは自己PRとしては不十分です。企業が求めているのは、単に話を聞ける人ではなく、相手の気持ちや背景に共感し、課題を理解した上で、行動や提案につなげられる人材です。たとえば、チームメンバーの悩みに寄り添い、環境改善を提案したことで作業効率が向上した、といった経験があれば、傾聴から成果につなげた具体例として高く評価されます。聞く力に加えて「理解・行動・成果」まで一貫して伝えることが、印象に残るアピールにつながります。

企業や職種に関連しないアピールは逆効果になる

どれほど印象的で魅力的なエピソードでも、企業や職種の求める人物像とズレていれば、かえって逆効果になることもあります。傾聴力を強みとして伝える場合も、企業がどのような価値観や能力を重視しているかを事前に把握し、その職種でどう活かせるかを具体的に示す必要があります。たとえば営業職であれば「顧客の悩みに耳を傾け、ニーズを的確に把握して最適な提案を行った」経験などは、傾聴力と実務能力の両方を伝えられる好例です。企業研究をもとに、自分の経験と企業の方向性が一致していることを示すことで、説得力のある自己PRになります。

抽象的な内容では伝わらない

「傾聴力があります」と伝えるだけでは、具体的なイメージが湧かず、自己PRとしての効果は弱くなってしまいます。大切なのは、どんな状況で誰の話をどう聞き、それによってどのような変化や成果が生まれたのかを明確に伝えることです。たとえば、部活動で後輩の悩みに耳を傾けた結果、練習方法を見直すきっかけとなり、チーム全体の雰囲気や成果が向上した、などの具体的なストーリーがあると、傾聴力が実際に役立ったことを伝えられます。抽象的な表現を避け、エピソードに具体性と説得力を持たせることが重要です。

AI面接「REALME」で自分の強みをPRしよう

自己PRに自信がない人や、自分の面接レベルを知りたい人は「REALME」のAI面接がおすすめです。模擬面接を事前に行うことで自分の強みを把握できるため、印象に残る自己PRが作成できます。

志望企業の内定判定が分かる

REALME」のAI面接を受けると志望企業の内定判定がわかります。志望企業の最終面接まで進んだ学生のデータと比較した上で内定の可能性を割り出してくれるため、自分の正確な立ち位置を把握することが可能です。自分の現在地を知ることで、ベストなタイミングで面接に挑むことができます。

自己PRに自信がない人は、事前にAI面接を行って、自分の立ち位置を把握しましょう。AI面接は何度も実施可能です。

合格ラインを超えた就活生のES・自己PRを見られる

REALME」では内定判定が分かるだけでなく、志望企業の合格ラインを超えた就活生の面接回答例やES・自己PRの閲覧が可能です。合格ラインに達した就活生のESや自己PRを見ることで、企業の求めるレベルの確認が可能です。

また、同じように傾聴力をアピールする就活生のESや自己PRを参考にすることで、自己PRのブラッシュアップにつながるでしょう。

AI面接後のFBで面接力をアップ

REALME」ではAI面接にもとづいてあなたの強みや弱みを分析し、14の項目に分けて能力を点数化してくれます。自分の長所・短所が明確になるため、客観的な視点で自己分析を行うことが可能です。

また、面接後のFBをもとに自分に足りない部分を改善することで、面接力の向上が期待できるでしょう。自己PRで「傾聴力」をアピールするなら、分析で得た長所と自分自身の特性を絡めてアピールするのもおすすめです。

自己PRで効果的に傾聴力をアピールしよう

自己PRで「傾聴力」をアピールするなら、言い換えや具体的なエピソードを交えて伝えましょう。「傾聴力」は企業が求める長所ではありますが、抽象的で伝わりづらい点に注意が必要です。また多くの就活生が「傾聴力」を自己PRに採用しているため、埋もれてしまう可能性もあります。

「傾聴力」を活かした具体的なエピソードと共に、「傾聴力があるから○○ができる」と企業に利益があることを伝えることが大切です。

REALME」のAI面接を活用し、客観的な分析で得た長所と強みをぜひ面接でアピールしてください。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次