就活の自己PRで前向きさを伝える際、どのようにアピールすればよいのか悩む人が多いでしょう。前向きな性格は、企業で評価される資質です。この記事ではそれを伝える自己紹介の例文や、効果的にアピールするポイントについて解説します。
また、自己PRをブラッシュアップするための就活支援サービス「REALME」もご紹介します。
自己PRで前向きさを伝えられる例文
まずは、自己PRで前向きさを伝えられる例文をご紹介します。異なる切り口から3つの例を挙げますので、参考にしてください。
部活動やサークルの経験をもとにした例文
私の強みは、困難な状況でも努力できる前向きな姿勢です。それを学ぶきっかけとなったのは、大学で所属しているダンスサークルでの経験です。私達は15人のメンバーでヒップホップダンスの練習に励んでいましたが、あるとき毎年目標としていたダンスコンテストが中止になり、メンバーのモチベーションが低下してしまいました。ダンスを辞めたいという声も上がったため、危機感を抱いた私はほかの大学のサークルと協力し、新たなコンテストを立ち上げました。スポンサーを獲得し、会場を手配し、地域のダンスコミュニティを盛り上げることに成功したのです。この経験から、逆境をチャンスに変える積極性を学びました。入社後もこの前向きな性格を活かし、困難な状況でも臆せずに挑み、成果を積み重ねていきたいと考えています。 |
学業や受験勉強の経験をもとにした例文
常に成長を目指して努力する前向きさが、私の強みです。私は大学2年の前期試験で中国語の試験に失敗し、追試を受けることになりました。アジア圏の経済について学びたいと考えていたため、中国語の習得は必須であると考え、基礎からしっかり勉強し直して追試に合格しました。それだけでなく、友人の紹介で中国人留学生と知り合い、中国語を教えてもらうようになったのです。今では中国人の友人と日常会話ができるまでになりました。この経験で学んだことは、目標を持って努力を続けることの重要性です。御社に入社した暁にはこの前向きな姿勢を活かし、困難な状況でもあきらめずに努力して結果を残したいと考えています。 |
アルバイトやインターンの経験をもとにした例文
私の強みは、失敗してもあきらめずに努力する前向きな姿勢です。以前、レストランのホールで接客のアルバイトをしていたとき、動きに無駄が多いことをお客様や先輩からたびたび指摘され、自信をなくしてしまうことがありました。辞めたくなることもありましたが、思い直して先輩方から基本を学び、お客様と真摯に向き合う努力をした結果、徐々に接客に慣れることができたのです。この経験から、失敗してもくじけずに努力を続けることの大切さを学びました。入社後はこの前向きな姿勢を活かし、御社に貢献したいと考えています。努力を惜しまず、失敗を乗り越えることで自己成長を遂げ、周囲にもよい影響を与えられると信じています。 |
企業が求める前向きな人の特徴
企業が求めている前向きな人には、次のような特徴があります。
- 困難なことにも立ち向かう
- 失敗しても積極的に取り組める
- 常に明るく周りを鼓舞できる
- コミュニケーション能力が高い
- 打たれ強い
前向きな性格をアピールすると、企業からの評価が高くなる傾向があります。しかし、前向きという言葉は漠然としているため、人によってとらえ方が異なります。企業が前向きな人にどのような印象を持っているのかを理解して、自己PRでの伝え方を工夫しましょう。
前向きさが求められる業界や職種
前向きさをアピールする際は、どのような業界や職種で前向きさが求められているのかを把握しましょう。
前向きさという強みがマッチするのは「人と接することの多い仕事」「お客様へサービスを提供する仕事」「企業の印象にかかわる仕事」です。たとえば、営業職・接客業・人事などがこれに当てはまります。
前向きさという強みが自分の志望する業界・職種と合っているかどうか、改めて考えてみましょう。
自己PRで前向きさを伝えるときのポイント
前向きさは多くの企業で評価される資質ですが、抽象的なイメージがあるため、効果的に伝える工夫が必要です。ここでは自己PRで前向きさをアピールする際のポイントを5つご紹介します。
具体的なエピソードを用意する
前向きという曖昧な資質をはっきりイメージしてもらうために、具体的なエピソードを用意しましょう。
自己分析をして、サークル活動や学業、アルバイトなどの経験を掘り返してみてください。できれば、前向きなことが客観的に評価された出来事を見つけましょう。第三者からほめられたり感謝されたりしたエピソードがあれば、前向きさという強みに説得力が生まれます。
自分のエピソードに合わせた言い換え表現を用意する
自己PRで前向きさをアピールする就活生は少なくありません。ほかの人との差別化を図るために、言い換え表現を用意しましょう。自分のエピソードに合った具体的な表現を使うことによって、より面接官に伝わりやすくなります。
前向きさの主な言い換え表現は次の通りです。
- 粘り強い
- チャレンジ精神がある
- 行動力がある
- 失敗を恐れない
- 失敗してもあきらめない
- 打たれ強い
- モチベーションが高い
- 周囲を明るいムードにする
- 常に笑顔である
このような言い換え表現のなかから、自分にマッチした表現を探してみてください。また、考えの浅い楽観的な性格だと思われないよう、責任感や慎重さも併せてアピールしましょう。
失敗したエピソードでは得られたものを述べる
成功したエピソードだけでなく、失敗したエピソードでも前向きさを伝えられます。
前向きな人は失敗して落ち込んだとしてもしっかりと立ち直り、失敗から学んだことを次に活かすでしょう。
自己PRでは立ち直った話だけでなく「失敗をどのように乗り越えたか」「失敗から何を学んだか」についてアピールしてください。伝え方次第では、成功したエピソードよりも強い印象を与えられるでしょう。
仕事への活かし方を明確にする
前向きな姿勢を自己PRで伝える際は、前向きさを仕事でどのように活かすのかを明確にしてください。
企業は自己PRを通して、学生が自社にマッチした人材であるかを見極めています。マッチしていると思ってもらうには、業務に絡めたアピールが必要です。まずは深く企業研究をして業務内容を理解しましょう。そして、前向きさを活かせる場面を見つけ出し、自己PRに反映させてください。
面接での振る舞いも意識する
前向きさを自己PRでアピールするなら、面接での振る舞いでも前向きな姿勢を意識してください。気をつけるポイントは次のとおりです。
- 明るくハキハキと話す
- 面接官の目を見て受け答えする
- 笑顔を意識する
- 知識不足や間違いがあれば素直に認める
自己PRで前向きさを伝えているのに、面接での態度が前向きでなかった場合、その矛盾に面接官が戸惑ってしまいます。自己分析ができていないと判断されるおそれもありますので注意しましょう。
自己PRを作成する前に「REALME」で自己分析をしよう
自己PRを作成するには、しっかりとした自己分析が必要です。そのために就活支援サービス「REALME」を活用してはいかがでしょうか。AI面接を受けることで、効率的な自己分析が可能となります。
ここからは「REALME」の特徴を解説しましょう。
客観的な自己分析ができる
「REALME」で20~30分程度のAI面接を受ければ、客観的な自己分析ができます。細かなフィードバックがもらえるため、自分では気づかなかった強み・弱みが分かります。
「前に踏み出す力」「成長意欲」「やり抜く力」といった面接で重視される14の能力がグラフとして可視化され、面接やESで自分の何をアピールすればよいかが把握できるでしょう。前向きさが自分の強みであるかも確認できます。
他の就活生の回答を閲覧できる
「REALME」を活用すれば、志望する企業の合格ラインにいる就活生のAI面接データが閲覧できます。優秀な就活生の過去の回答を知ることによって、自分に不足している部分が分かり、面接の改善に活かせます。
自分では見えなかった新たな課題が把握でき、効果的なアピール方法が分かるのは大きなメリットです。
内定判定を確認できる
「REALME」では、過去に志望企業の最終面接に進んだ就活生のAI面接のデータと、自分のデータを比較することで、内定獲得の可能性が確認できます。内定判定は、A+・A・B+・B・C+・C、といった10段階で表されます。入社試験本番前に自分の現在地を把握できるのは大きなメリットです。
面接の受け答えを磨いて内定判定を向上させ、最適な時期を選んで志望する企業にエントリーできるでしょう。
自分の前向きさを深掘りしたいときは「REALME」がおすすめ!
前向きさを自己PRで伝える際は「具体的なエピソードをまじえる」「自分に合った言い換え表現を使う」といった工夫が必要です。深く自己分析をして前向きさを効果的にアピールしましょう。
客観的に自己分析をするなら、就活支援サービス「REALME」を利用してはいかがでしょうか。ぜひAI面接をお試しください。