大学で研究をしている人は、「研究は自己PRにできる?」と考えることもあるでしょう。この記事では、「研究」を通してアピールできる能力や自己PRする際のコツ・注意点を紹介します。
就活対策ができる「REALME」なら、志望企業の合格基準を超えた学生の自己PRを閲覧可能です。研究をテーマとした自己PRの内容について、参考にしてください。
研究は自己PRになる?
結論として、「研究」は自己PRの題材にできます。
「研究を題材にすると、コミュニケーション能力が低いと思われて不利になるのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。しかし、学生時代に一生懸命取り組んだ経験であれば、それが研究であっても不利になることはありません。
特に、専門性を活かせる仕事を志望する場合には、研究で得た知識や経験をアピールすると効果的です。
企業が自己PRを通じて注目していることは、研究内容そのものではなく、研究に取り組む中で見せた姿勢や人柄です。そのため、文系・理系を問わず、自己PRのテーマとして「研究」を選んでも問題ないといえます。
研究の経験を通じて得た学びや成長を、分かりやすく伝えることがポイントです。
研究の自己PRでアピールできる能力
研究を自己PRに取り上げる際には、どのような能力をアピールできるかを明確にすることが重要です。自分の強みを裏付ける具体的なエピソードを盛り込み、説得力のある自己PRを作成しましょう。以下では、研究でアピールしやすい能力について解説します。
継続力
研究では、地道な作業の繰り返しや、結果が出ないときにも粘り強く取り組む姿勢が求められます。このような経験を通じて培った継続力は、大きなアピールポイントになります。
たとえば、仮説を立てて検証を繰り返し、失敗した場合には原因を追究して再挑戦するといった過程には、長期間にわたる努力が必要です。この粘り強さや地道に取り組む姿勢は、仕事でも活かせる重要な性質です。
自己PRでは、困難や課題を乗り越えた具体的な経験を交えて継続力をアピールしましょう。
論理的思考能力
研究においては、情報を整理し、問題を分解しながら順序立てて考える論理的思考能力が欠かせません。この能力は、問題が発生した際に原因から結果までを論理的に導き出し、解決策を見つけるときに役立ちます。
また、論理的な説明ができる人は、相手に分かりやすく情報を伝えられるため、チームでの仕事や顧客とのやりとりにも強みを発揮できます。
研究のプロセスで培った論理的思考能力をエピソードを通して示すと、よりよいアピールにつながるでしょう。
仮説検証能力
研究では、課題を発見し、それに対して仮説を立てて検証する工程を繰り返します。この仮説検証能力は、課題解決能力の一環として、ビジネスの場でも非常に重要視されるスキルです。
自己PRでは、研究でどのように仮説を立て、それを検証したかを詳しく伝えるとよいでしょう。たとえば、課題を発見した経緯や仮説を立てる際の考え方、その検証プロセスでの工夫や成果などを説明することで、あなたの論理的思考力や問題解決能力をアピールできます。
また、仮説が正しかった場合だけでなく、間違っていた場合の対応についても触れると説得力が増します。失敗から何を学び、どのように改善を図ったのかを示すことで、柔軟性や成長意欲も同時にアピールできるでしょう。
研究を自己PRするコツ
研究を自己PRに活用する際には、単に研究内容を説明するだけでなく、効果的に伝えるためのポイントを押さえることが重要です。以下では、魅力がある自己PRを作るためのコツを紹介します。
その研究を選んだ具体的な理由を伝える
その研究を選んだ背景やきっかけを説明しましょう。特に志望企業の業種や職種に関連する内容であれば、よりよいアピールになります。
面接官が専門的な知識を持っていない場合もあるため、研究内容の説明は簡潔にまとめることがポイントです。長々と詳細を語るのではなく、「なぜその研究を選んだのか」「どのような目的で取り組んだのか」といった背景に焦点を当てて伝えましょう。
さらに、アピールしたい自分の強みを裏付けるエピソードを1つに絞り、行動や取り組みを示すと、説得力が増します。研究内容そのものではなく、経験を通じて得た成長やスキルに重点を置いて語ることが重要です。
研究の目標と結果を伝える
研究に取り組む際に掲げた目標やその結果についても触れるようにしましょう。研究の目的や自分で設定した目標を説明することで、目標達成に向けた行動力や目的意識をアピールできます。
その際、目標達成に向けて行った取り組みや工夫、努力した点についても説明するとよいでしょう。目に見える大きな成果が出ていなくても、研究で得た学びや成長を強調することが大切です。
「どのような課題に直面し、どのように乗り越えたのか」「結果から何を学び、どのように次に活かしたのか」といったポイントを明確にすることで、自己PRに深みが生まれます。
研究を自己PRに活かす際は、内容そのものではなく、研究を通じて得たスキルや成長に焦点を当てて伝えることが重要です。具体性と簡潔さを意識して作成しましょう。
自己PRで研究をアピールする際の注意点
研究を自己PRで取り上げる場合、高評価につながる内容にするためにいくつかの注意点を押さえる必要があります。面接官の印象に残りやすい自己PRを作りたいときは、以下のポイントに気を付けましょう。
専門用語は使い過ぎない
大学での研究は専門性が高いものが多く、専門外の人にとっては内容が理解しにくい場合があります。
そのため、専門用語を多用しないことが大切です。誰にでも分かる言葉を意識して説明することで、面接官に研究内容を正確に伝えやすくなります。
もし専門用語を使わなければならない場合、簡単な説明を添えることで、相手への配慮や説明能力を示せるでしょう。
研究内容を自己PRで伝える際は、専門知識がない人でも理解できる表現を心がけることがポイントです。
研究内容の説明になっている
研究を題材とした自己PRをする場合、研究内容そのものの説明に偏り過ぎないよう注意しましょう。
研究内容に話の重点を置きすぎると、アピールしたいことが伝わりにくくなる可能性があります。
企業は研究内容自体を重視していないことがほとんどです。面接官は自己PRを通して取り組みの内容から人柄や価値観、仕事への姿勢などを見ています。自分の考え方や強みについて理解してもらえるような内容を意識しましょう。
ただし、研究と同じ専門分野を志望する場合は研究内容そのものがアピールになるため、内容や結果について詳しく説明するとよいでしょう。
研究実績だけになっている
自己PRで重要なことは、結果よりも成果を出すまでの過程です。研究実績ばかりを強調するのではなく、実績を得るためにどのような工夫をし、どのように行動したのかを伝えるようにしましょう。
たとえ研究の結果が目に見える大きな成果でなくても、学んだことや努力した点をアピールすれば、説得力のある自己PRが作れます。また、その経験をどのように仕事に活かせるのかを具体的に述べることが、企業に好印象を与えるポイントとなります。
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研究をテーマとした自己PRを探して、内容やアピールポイントを確認することをおすすめします。
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アピールポイントとなる強みや、対策した方がよい弱みが可視化されるため、面接力を向上させられるでしょう。自己PRの質を上げることにもつながります。
研究を魅力的にアピールできる自己PRを作成しよう
研究内容と同じ専門分野の企業を受ける場合以外でも、自己PRで研究のアピールを行うことは可能です。ただし、より魅力を感じてもらえる内容になるよう、ポイントを押さえて作成する必要があります。本記事を参考に、研究を自分のアピールにつなげましょう。
また、自己分析や面接練習には「REALME」の活用がお勧めです。AIによる分析結果を活用して、研究をテーマとして自分の強みを魅力的にアピールしましょう。